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シラクラ杯カバレージ〜最終章〜

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    by からばこ

    決勝.jpg
    シラクラ杯カバレージ〜最終章〜
    どうもからばこです。2回目です。
    ねへほもんさんが掲載し続けている「シラクラ杯カバレージ」ですが、決勝戦のオールスターは私が担当させていただきました。
    というわけで今回は、個人主催の大会「シラクラ杯」のカバレージをお届けします。遅くなって申し訳ないです......。

    シラクラ杯については、こちらをご確認ください。16年世界3位のシラクラさんが主催する大会で、第2回から開催のお手伝いをさせていただいております。
    私の個人ブログに、大会の様子などを書いた記事がございますので、お時間ある方はこちらからどうぞ。リンクばかりですね。

    前置きが長いのもアレなので、早速本編に行きましょう。
    お付き合いください。

    決勝戦 きなこ選手(カーニバル) VS アトリ選手(グズ子)
    VS
    「ここまで来れるとは思ってなかったっす、はい」
    決勝戦まで勝ち上がったきなこ選手だが、試合前の言葉からはどこか自信のなさが滲む。2017年の世界大会で優勝するなど、多くの大会で栄冠を掴んだ身ではあるが、彼の言葉からはいつも「自信」がない。今回も例に漏れず、だ。
    使用デッキはカーニバル。世界の頂点に立った際に使っていたルリグだ。型は現在主流の「ダブルLv5」。<黒Lv5>の<サーバントZERO>化や2枚のキー、<赤Lv5>のアーツ再利用など、幾重にも張り巡らされた防御が強みのデッキ。使い慣れたデッキで、ここまで戦い抜いてきた。

    「最低限の仕事はしたいですね。自信はないけど......」
    言葉の語尾が霞む中、対戦相手を待っていた。


    「え?ばこさんに見られんの?俺見られるとダメなんだってえ......」
    きなこ選手に対するのはアトリ選手だ。彼の言葉もまた、弱気だった。
    そんな弱気とは裏腹に、アトリ選手も輝かしい実績を持つプレイヤーだ。17年の世界大会では3位に入賞し、数々の大型大会を制している。遊々亭ブロガーとしても筆を取っており、紛れもない「強豪」だ。
    カードゲームにおいて、彼の弱気な姿を見たことはほとんどない。「多分俺負けたわ......」と弱音を並べてはいるが、対戦が始まればきっと、いつものように自信十分にプレーする姿が見られるだろう。使用デッキはグズ子。<応援グズ子>と<燐廻転生>のワンターンキルや、<ブラジャック>など黒の遊具を絡めたロングショットなど、トップクラスの攻撃力を誇るデッキだ。

    「(自信は)ない!」 きっぱり言い切って、決勝戦の舞台へと進んだ。
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    (左がアトリ選手、右がきなこ選手)
    Turn1
    先攻はきなこ選手。<タネガスペ>を3枚揃える理想のスタートだ。
    うち1枚をチャージし、グロウ。手札の<ニホニンギョ>を切ってコインを得て、2枚の<タネガスペ>を場に出した。デッキトップから見えた<ノベアン>、サーバントを手札に加え、ターンエンド。上々の立ち上がりだ。
    一方のアトリ選手。ドローフェイズの2ドローを見て、「うーん...」とうなっていた。
    試合前のマリガンは4枚。その後「頼んだぞ!」と別卓の仲間に叫んだことなどから、手札の調子が悪いことは誰が見ても明らか。手札のレベル1は<キノ>のみだ。
    やや考えたのち、<ブラジャック>をエナチャージして<秘密の駄姫>にグロウ。手札を入れ替えると、「お!」と表情が晴れた。下級シグニが揃った。
    1枚の<キノ>に<ペイン・バイ・ペイン>を発動。デッキトップの5枚を公開し、遊具シグニを1体手札に加えるか場に出すのだが、めくれた5枚は、ここでは役割がないカードばかり。
    「えっ、震えた......」。思わず声が漏れるアトリ選手。やや悩み、<ウルシルマ>を手札へ加えた。そのままルリグデッキに手をかけ、1枚のアーツを発動する。
    「<ビカム・ユー>でグロウします」
    先手では黒シグニの回収に、後手では「先後の」入れ替えに。燐廻グズ子が強力とされるゆえの1枚だ。
    グズ子はレベル2へとグロウ。<ハッカドール1号>から<ウルシルマ>を場に出し、残りは埋めずにアタックフェイズへと移行した。シグニで<テンドウ>が、ルリグで<カプスワン>がライフから捲られ、大きな動きなくターンエンド。

    (ライフ)きなこ選手5点/アトリ選手7点

    Turn2
    ビカム・ユー>で後攻を強いられたきなこ選手。
    最速の燐廻ダイレクトを防ぐには、採用しているルリグ止めアーツ<アイスフレイム・シュート>に必要なエナを溜めながら、立て直していかなければならない。
    幸い、手札は上々。場の<タネガスペ>をチャージし、レベル2へグロウ。<カプスワン>を場に出し、そのまま起動効果で<コニプラ>をサーチ。その<コニプラ>の効果で、デッキトップの<トオン>をエナへ置いた。
    アタックフェイズに入り、きなこ選手は何もせず、「終了です」と告げ、ターンを渡した。
    燐廻>などのワンショット系デッキへの戦術のひとつ、ノーパン。アタックを控えてエナを与えず、カーニバル側が盤石な盤面を築き上げてから攻め始めるプランだ。
    きなこ選手の手札には<リンゼ>も見える。<燐廻>に対する立ち回りとしては問題ないように見えたが。

    アトリ選手が小さく頷いた。
    そのままターンが移る。 手札から<ブラジャック>をチャージし、グロウ。<キノ>で<ハッカドール1号>をトラッシュに送り、1ドロー。場は<ウルシルマ><キノ>のみでアタックフェイズへ移った。 <ウルシルマ>のアタックで<キノ>をトラッシュに送りながら1点、ルリグアタックも通って1点。ライフからは特に大きなカードは見えず、きなこ選手のライフは3枚へと減った。 これで燐廻ダイレクトが更に大きな脅威となる。早くも決着の気配が漂い始めた。
    (ライフ)きなこ選手3点/アトリ選手7点

    Turn3
    きなこ選手はサーバントをチャージし、<TN>へグロウ。デッキトップの<ダイホウイカ>を加え、2枚のコインで<カーニバル -K->をアンロック。レベル4のサーバントと<Zr>をサーチし、温存しておいた<リンゼ>を場に出した。
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    加えて<カプスワン>で<コニプラ>をサーチ。リムーブ権で空いた盤面に<コニプラ>を置きで、デッキトップの<コニプラ>をチャージ。<リンゼ>の正面に<ウルシルマ>、<コニプラ>と<タネガスペ>の正面は空きという状況で、アタックフェイズへ移った。
    ここでも<リンゼ>のみでアタック。アトリ選手の<燐廻転生>を封じ、ターンを渡した。

    返しのアトリ選手。「んー、ちょっと考えます」と伝え、公開領域を念入りにチェックし始めた。
    燐廻転生>が封じられたとはいえ、3枚のライフを奪い去るのはグズ子にとって容易いことだ。既存のシグニと「ダイレクト」で勝負を決めにいく算段をしているのだろう。手札には<ハッカドール1号>+<シャテキ>のセットに加え、赤エナの<ハッカドール2号>も見える。十分の火力が期待できる状況だ。加えて、きなこ選手のエナゾーンには青が2枚未満。採用率が高い<アイスフレイム・シュート>を、今は使えない状況だ。
    見るに、絶好のチャンス。長考の末、手札の<超体感>をエナチャージし、<応援の駄姫>へグロウ。出現時の効果は当たらない。
    不運ながらも手は止まらない。
    ハッカドール1号>から<シャテキ>を出して1ドロー、2エナチャージ。手札の<ニホニンギョ>を場に出し、3体まとめてリムーブ。トラッシュに<ニホニンギョ>が落ち、準備はバッチリ。アトリ選手は手札から<オキクドール><ニホニンギョ><ウズラグ>を場に呼び、アタックフェイズへの移行を告げた。
    パワー2000の<タネガスペ>の正面に<ニホニンギョ>がお目見えし、<オキクドール>は<リンゼ>のパワーを4000に下げながらその正面へ。
    デッキに眠るであろう<ニホニンギョ>のお膳立てはバッチリだ。<ウズラグ>は<コニプラ>を狙っている。各所のハッカドールたちを絡めれば、綺麗に勝利、といったところだ。「アーツ使ってよ」と言わんばかりの盤面と視線で、きなこ選手に訴える。
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    「どうぞ」
    きなこ選手は、その訴えをあっさり突っぱねた。

    確かにきなこ選手は<カプスワン>などでデッキを把握している。残る3枚のライフクロスの中に有効なライフバーストがあるのを知っているのか、それとも単に諦めただけなのか。 やや困惑気味のアトリ選手。息を整え、遊具のシグニへの攻撃を命じる。
    まずは<オキクドール>だ。アタック時にエナの<超体感>を支払いながら、自身をトラッシュに送って<ニホニンギョ>を......。
    「おーん......、困ったね......。対象不在で」
    7枚のライフクロスの中に3枚目以降の<ニホニンギョ>が眠っているようだ。このターンでの決着が思わぬ形で消えたアトリ選手は、場の<ニホニンギョ>のアタックで、パワーが4000になった<リンゼ>を溶かしながら<ニホニンギョ>をバニッシュ。トラッシュの遊具シグニを広げ、「ダメか......?」と苦い声で呟いた。
    トラッシュの<ニホニンギョ>を呼び、<シャテキ>を回収。その<ニホニンギョ>が<タネガスペ>を溶かし、トラッシュから<ハッカドール1号>を釣り上げた。先ほどの<シャテキ>が手札から場に飛び出し、1ドロー2エナチャージ。きなこ選手の場をこじ開けながら、更にリソースを伸ばした。
    そのまま<シャテキ>で1点。アトリ選手はきなこ選手のデッキの残り枚数を確認し、<ウズラグ>で<シャテキ>をトラッシュに送りながら、更に1点。きなこ選手のライフを1枚にまで追い込み、ターンを渡した。

    勝敗を決するライフバーストは見当たらない。
    眠る1枚がそうなのか、単なるハッタリだったのか。勝負は続く。

    (ライフ)きなこ選手1点/アトリ選手7点

    Turn4
    カーニバルが<黒Lv4>へグロウ。場の<ハッカドール1号>をバニッシュしながらトラッシュを肥やす。タイミングよく<メイジ>が落ち、カーニバルの防御力が増した。
    きなこ選手がここから攻勢に移る。残る<レイラ=クレジット>をアンロックし、<ノベアン>で<ウズラグ>をバニッシュ。<ダイホウイカ>とパワーが20000になった<スノロップ>でアタックフェイズへ。反撃の狼煙を上げた。

    涼しい顔のアトリ選手。ライフには余裕があるが、<フーリッシュ・マイアズマ>で迎え撃った。
    グズ子故に選べる3モード。「手札以下バニッシュ」で<スノロップ>を除去し、「場に出るたびー7000」と「レベル3以下蘇生」で<オキクドール>を呼び出した。パワーが4000になった<ダイホウイカ>が、更に−7000されてバニッシュされる。<ノベアン>の前に<オキクドール>が立ちはだかり、あっさりと3面を止めてしまった。
    黒Lv4>のアタックを受け、アトリ選手のライフは6に。まだまだグズ子側が余裕だ。
    返しのターン。場を開けたアトリ選手は、<悲願の駄姫>へグロウ。トラッシュから<ウルシルマ>と<ブラジャック>が飛び出し、<ブラジャック>が更に<ニホニンギョ>を呼び、<マージャン>が手札に舞い込んだ。仕事を終えた<ニホニンギョ>は<悲願の駄姫>のコストで、<ノベアン>のパワーをー12000しながらトラッシュへ。リムーブ権を使わずに自分の場を自在に空ける、<悲願の駄姫>の十八番だ。
    更に遊具たちが牙を剥く。手札の<ペイン・バイ・ペイン>で<ウルシルマ>をバニッシュしながら、5枚のデッキトップから<ワラニン>を回収。空いたシグニゾーンに手札から2枚目の<ブラジャック>が現れた。トラッシュから<オキクドール>を釣り上げて。

    「アタック入って、コインベットで!」
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    ブラジャック>たちが今か今かとアタックを待ちわびる。
    盤面が空のきなこ選手はまさに絶体絶命。1体でも遊具シグニを残してしまえば、ぐるんぐるんと入り乱れ、再び<ブラジャック>が絡む盤面が作られかねない。更にコインがベットされており、この3体を「場を離さずに」除去しなければならない。
    手段は限られている。手段はあるが、ここで使いたくはない。でも使わなければ負けてしまう。

    「<カニキー>をトラッシュに送って、全員<サーバントZERO>にします」

    カニキー>を破棄。場の遊具たちを<サーバントZERO>にし、取り急ぎ<悲願の駄姫>の脅威からは逃れた。しかし盤面は空、ライフは1。<サーバントZERO>たちに殴られて試合が終わってしまう。アーツを使わざるを得ない状況には変わりなかった。
    続けて<アイスフレイム・シュート>を使用。溜まりに溜まったエナで7コストを支払い、<サーバントZERO>になった<ブラジャック>2体を除去しつつ、ルリグをダウン凍結。<燐廻転生>の脅威から逃れることに成功した。残る<サーバントZERO>(<オキクドール>)のアタックは、正面にトラッシュから<メイジ>を蘇生することでキッチリガード。使った手数は多いものの、グズ子の猛攻をしのぎ切った。
    裏を返せば、カーニバルの防御のほとんどを吐かせたといえる。防御の要である<カニキー>は消え、<アイフレ>も使わせた。堅牢なカーニバルの防御をこうも簡単に突き崩していくとは。グズ子の破壊力は、やはり恐ろしい。アトリ選手はそのままターンエンド。
    (ライフ)きなこ選手1点/アトリ選手6点

    Turn5
    きなこ選手は<黒Lv5>へグロウ。<サーバントZERO>とするシグニは、問答無用で<ブラジャック>だ。制圧、リソース回復、連続攻撃。グズ子デッキの全てを担う<ブラジャック>が消えたことで、アトリ選手の攻撃力は大きく落ちた。
    「ジョーカー」で<落華流粋>をルリグデッキに加え、再びの反撃。盤面を<テンドウ><ニホニンギョ><サーバントQ>にしてアタックフェイズ。アトリ選手はすんなりこれを通した。
    gp gp
    テンドウ>のアタックで割れたライフは<ニホニンギョ>。「お前を待っていたんだよ!」と、デッキにいなかったことへの恨み節を吐きながら、アトリ選手が効果処理。<ブラジャック>はおらずとも、<超体感><ニホニンギョ>などがいれば、グズ子の連続攻撃は十分だ。「んー、ちょっとすみません考えます。」と呟きながら、アトリ選手が選んだのは<ウズラグ>だ。
    残るサーバントとルリグの攻撃も通り、アトリ選手のライフは3まで減少。ダメージレースだけを見れば、きなこ選手が追いつき始めたといったところか。

    ただ、アトリ選手の優勢は変わらない。
    返しのターン。盤面の<オキクドール>を<悲願の駄姫>のコストに充て、<テンドウ>を除去。<マージャン>を<ニホニンギョ>の前に、<ウズラグ>を空きシグニゾーンの場に立て、アタックフェイズに。アーツ使用ステップで<超体感>を蘇生した。
    悲願の駄姫>のコインベットはなし。シグニを揃えるだけで、あっさりと王手だ。
    アトリ選手が狙っているのは、<マージャン><ウズラグ>の素材に<超体感>を使っての連続攻撃だ。アタックフェイズの間、<超体感>がトラッシュに送られるかバニッシュされると、シグニ1体がアップするかダウンする。<ウズラグ>の正面は空きで、<マージャン>はアタック時に、正面の<ニホニンギョ>をトラッシュに送れる。どちらかが通れば、アップして2点。ゲームセットだ。

    「えー、ここで吐かなきゃダメかー」と、きなこ選手が苦悶の声を漏らす。
    ウズラグ>の正面に<ジルコニウム>を蘇生し、クラフトした<落華流粋>で<マージャン>をバニッシュ。脅威は去った。ただ、防御に使えるアーツも消えた。アトリ選手はターンエンドだ。

    (ライフ)きなこ選手1点/アトリ選手3点

    Turn6
    きなこ選手のターン。残り1枚のルリグデッキに手をかけ、満を持して<赤Lv5>へグロウ。コインが5枚に回復し、再び<アイフレ>を撃てるようになった。
    ノベアン>で場を空け、<ニホニンギョ><ラアー><タネガスペ>でアタックフェイズへ。<超体感>を<サーバントZERO>にして除去しながら、3面を空けての要求だ。
    アトリ選手はきなこ選手のトラッシュを厳密にチェックした後、「どうぞ」と再び通した。
    序盤にライフを割られなかったからこそ、後半にライフで受けるターンが生まれている。<燐廻>を警戒したきなこ選手の立ち回りが、アトリ選手に猶予を与えている展開だ。
    タネガスペ>のアタックで割れたのは<シャテキ>だ。「よしよしよしえらいぞお前!!」と満面の笑みで、アトリ選手が選んだのは別の<シャテキ>。<ラアー>、<ニホニンギョ>のアタックでも、それぞれ1ドローのライフバーストが発動。ルリグアタックを前に、残るデッキの枚数は2枚となった。

    「完璧じゃないかあれ......!」
    賞賛と諦めが混ざった声で、きなこ選手はルリグアタック。当然のようにサーバントでガードされ、ターンが返った。

    「よっし、ドロー。リフレッシュ入りま......、ってここでめっちゃ来たなおい」
    残る2枚のデッキを引いてリフレッシュ。最序盤の<ペイン・バイ・ペイン>で溜まっていたサーバントたちが、ここで舞い込んで来た。
    「......結構ヤバくね?」と焦るアトリ選手。鮮やかなリフレッシュを決めた先ほどとは裏腹に、表情が硬くなっている。残されたターンは少ない。できればここで勝負をつけたい思いがあるが、デッキがどうも応えてくれないようだ。ルリグデッキ、お互いのトラッシュ、自分の手札。じっくりと眺めて。

    「<スピリット・サルベージ>。<フーリッシュ・マイアズマ>を回収します」
    「サーバント2体を立てて、<フーリッシュ>を使います。出るたびマイナス7000、2ドロー、手札以下バニッシュのモードで」

    唯一の防御、<フーリッシュ・マイアズマ>をここで使った。
    04.jpg
    「えー、そんな使い方できるのか......」
    きなこ選手の声をかき消しながら、<ラアー>をバニッシュ。手札を2枚増やすが......。

    「あれ、引けんなあ......。困った。困ったねえ」
    空いた盤面に<ハッカドール1号><キノ>を流し込み、更に手札を増やすも「引けんなあ......、何でだ?」とぼやくばかり。ここに来てもお目当てのカードが手札に来ない。場の<キノ>に<ペイン・バイ・ペイン>を当てて、さらにデッキを掘り進める。

    「んー、どこ行ってたんだお前は?なあ?」
    散々アトリ選手を振り回し、困らせたカードが、勝利を招きにようやく登場。呆れながら、しかし安心したように、アトリ選手は<ニホニンギョ>を選んだ。
    ニホニンギョ><ニホニンギョ><超体感>を並べ、最後のアーツに手をかける。

    「<燐廻転生>。アタックフェイズ。コインベットで!」
    ブラジャック>が消えてもこの攻撃力。通れば勝ち、通らなければ負けだ。
    「ごめん負けた!」と、ここでアトリ選手のチームメイト、master選手の悲鳴が飛んだ。残るチームメイト、らいだぁ選手は既に勝利を収めている。1勝1敗。この1戦の結果が全てを左右することになった。
    最後のアタックフェイズ。たった1枚のライフクロスを割るために、全力の攻撃を仕掛けにかかった。

    きなこ選手が最後の防御に動いた。<ニホニンギョ>1枚を<サーバントZERO>にし、<赤Lv5>のコイン効果で<アイフレ>を再利用。ルリグをダウンさせ、<サーバントZERO>と<ニホニンギョ>をバニッシュ。できることはここまでだった。
    当然、グズ子はこれでは止まらない。<悲願の駄姫>のコイン効果で、<ニホニンギョ>のバニッシュと同時に<オキクドール>が手札から登場。きなこ選手の<ニホニンギョ>のパワーを4000にし、<オキクドール>がアタック。自らの効果で場を離れ、 「今度こそデッキに、<ニホニンギョ>いるよな!」
    言葉通り、デッキから3枚目の<ニホニンギョ>が登場。<オキクドール>が場を離れたことで、<悲願の駄姫>の効果で<ワラニン>も続いた。連続攻撃は止まらない。
    残る負け筋はたった一つ。3ターン目の場面で、3枚のライフのきなこ選手が攻撃を通した場面が脳裏に浮かぶのか、アトリ選手が一瞬手を止めた。それでも、<ワラニン>が最後のライフを割りに行く。表になったカードは......。

    羅植姫 スノロップ
    トオン>ではなかった。
    超体感>のアタックが通り、ゲームセット。

    「よおおおっし!!!」と駆けつけたmaster選手が喜びを爆発させ、「勝った?勝ったんだな!!」とらいだぁ選手が肩を叩く。
    「優勝した?優勝したぞ!!」。アトリ選手は2人と熱い抱擁を交わし、シラクラ杯の幕が閉じた。


    観戦記
    きなこ選手が取ったノーパンプランは、ワンショットを決めるデッキには有効な戦法だ。<リンゼ>や<アンチ・アビリティ>など、妨害札やコストの軽いアーツで相手のショットをいなしてから、こちらがレベル4や5にグロウし、どっしり戦う。バカラオーラタマや3止めユヅキなど、特に速いデッキに対して一定の効果があるとされており、トーナメントシーンでは必須の立ち回りだ。
    「燐廻グズ子」に対してはどうだろうか。試合後、アトリ選手もきなこ選手も、口を揃えて「(ノーパンは)違った」と答えている。その理由は2つある。
    1つは、ライフクロスを割られないことで、グズ子側に余裕が生まれることだ。カバレージを見ても分かる通りだが、アトリ選手はきなこ選手のアタックを2ターン、ライフクロスで受けている。グズ子側のアーツのうち、<ビカム・ユー><燐廻転生>の2枚は、防御の役割を持っていない。その2枚分の防御をライフクロスで行ったと、単純に考えれば言える。ある程度ライフを割ってプレッシャーをかけつつ、<リンゼ>を絡めて、<燐廻>などを阻止したかったところだ。
    もう1つは、グズ子側のコストパフォーマンスの低さだ。ノーパンでエナを絞ったとしても、<応援の駄姫>へのグロウコストが0ということや、<ペイン・バイ・ペイン>や<シャテキ>の存在から、グズ子側がエナを伸ばすことは容易だ。潤沢にエナを溜められずとも、<燐廻>+「ダイレクト」につながってしまうし、<悲願の駄姫>へのグロウも許してしまう。ここが「燐廻グズ子」のデッキパワーの高さで、対策はなかなか難しい。
    アトリ選手がきなこ選手のライフクロスを1枚に保ち続けていたことに注目したい。ライフが0枚になれば、<テンドウ>で<トオン>を埋めることができるようになり、カーニバル側に1ターンの猶予が生まれる。アトリ選手はそれを知った上で、あえて1枚残し続けていたのだろう。
    「相手のデッキタイプに対する立ち回りを覚えておく」のは、ウィクロスでより高いレベルを目指すために、まずクリアしたいポイントだ。相手のデッキに対して、自分のデッキをどう動かすのが最善か。知れば知るほど、ウィクロスがどんどん強くなれる。
    もちろん、いきなり全てのデッキタイプを覚えるのは不可能だ。自分の周囲で流行っているデッキや、大型大会で入賞しているデッキを調べて、知識を増やしていこう。今回のようなカバレージを読むのでも良い。できることから少しずつで十分だ。自分にあったやり方を見つけ出して、ウィクロスの腕を少しでも磨いていこう。

    デッキ紹介
    燐廻グズ子(アトリ選手)
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    カーニバル(きなこ選手)
    ・deckkinako.jpg
    あとがき
    いかがでしたでしょうか。ねへほもんさんとは違った書き方を目指してみました。拙い部分もあるかと思いますが、決勝戦の雰囲気を少しでもお伝えできていれば幸いです。
    「観戦記」はスポーツ雑誌や新聞などに掲載するイメージで書いてみました。お堅い文体になりましたが、これはこれであり......、でしょうか?

    ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。
    カバレージ執筆をご承諾いただいた両選手にも、改めて御礼申し上げます。ハイレベルなプレイングを間近で見ることができ、大変勉強になりました。

    シラクラ杯は今後も開催される予定です。
    私も引き続き運営としてお手伝いするつもりですので、読者の皆様もぜひ、次回は参加してみてはいかがでしょうか。お待ちしております。

    それでは、また次回の更新でお会いしましょう。ではまた〜!

ざっくり分かるデッキの組み方講座

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    by からばこ

    アネモネタイトル.jpg
    ざっくり分かるデッキの組み方講座
    みなさんこんにちは、からばこです。
    今回は「デッキの組み方講座」です。講座といっても堅苦しいものではありません。普段私がどんな風にデッキを組んで、改良しているかという流れをご紹介する、という記事です。
    新パックや新カードが発表されるとワクワクもしますが、「新しいデッキをどう組めばいいんだろう」「使いやすいデッキがなかなか組めなくて......」と悩む時期でもあります。せっかく新しいカードに触れるなら、強いデッキや楽しいデッキを組みたいですよね。

    というわけで今回は、私が最新弾「ワイルズ」でユキデッキを組み、改良改変を繰り返した様子をご紹介します。どんなことを考えて、どんな風に調整しているか。結構赤裸々に公開します。
    ユキデッキを組んだ人も、そうでない人も、他人の「デッキを組む考え方」を知ることは、自分のデッキを作るうえで役に立つことが多いです。お役立てください。それでは、レッツゴー!

    1:ルリグ選択(9月下旬)
    実は私は「ワイルズ」で新しいデッキを組む予定はありませんでした。
    前情報を聞いた限りでは、好みの動きができるルリグがいなかったことや、ユートピア期に組んだカーニバルデッキがしっくり来ていて、「ワイルズ環境もカーニバルがいいなあ」と思っていたためです。
    ただ、公式ホームページに公開された、構築済みデッキのユキ情報を見ていた時、心に来るシグニがいました。<羅植 アネモネ>です。この子のビジュアルに心を撃たれた私は、「ワイルズはユキで行こう!」と決めました。まさに運命の出会い。デッキ選択なんてこんなもんです。
    とはいえ、組むと決めたらしっかり考えるのが礼儀。カードリストとにらめっこしつつ、公開されている「シード」のギミックを見ながら、どういうデッキになるかイメージしていました。LRルリグやSRシグニは未発表だったので、できることはこれくらいです。
    2:デッキの軸、開花ユキ、スイレンの発表(10月中旬)
    10月12日、公式コラムでユキの特集が公開されました。
    それと同時にLRルリグの<満開ユキ>と、SRシグニ<スイレン>が発表。デッキの軸となるLRルリグ、SRの限定持ちシグニが出たことで、デッキ構築が大きく進みます。キーセレでは構築済みデッキのレベル4に加え、LRとSRシグニがデッキの軸を大きく左右するので、ここは毎回ドキドキですね。
    ユキの場合は、「シードが軸になる」「スイレンのアタックトリガーをどう発動させるか」が、デッキの肝になるようです。「LRルリグとSRシグニの効果をフルで発揮できるにはどうするか?」が、キーセレクションでは大切になってきます。
    まずは<満開ユキ>。見ての通り「シード」に関わる効果が揃っていますので、いかに「シード」を埋めて、使っていくかがポイントです。この時点でシードを持つシグニで、「強そうだな」と思ったシグニは、<アネモネ><スイレン><アキザクラ><ガウラ>の4種類なので、全員4枚入れてみます。
    次は<スイレン>です。他のシグニの攻撃性能が低い印象だったので、アタック時効果をスムーズに発動させなければ、なかなか攻め切れないデッキになるなと感じました。「せっかくスイレンを出したのに、エナに植物が5種類いない」という事態は致命的です。植物は8~9種類くらいは欲しいなと、ざっくり決めました。
    また<ユリ>の効果が、エナフェイズに植物をエナゾーンに置いた場合でも発動するということがわかり、「序盤の攻めに必須じゃん!」と4枚投入を即決。 この辺りまで決定ですね。
    これにサーバントを8枚くらい入れて、下級の植物シグニを増やせばいいかな、というところまで来ました。下級のシグニは、パックの発売後にわかる新規シグニも見てから考える、という心づもりでいます。結構アバウトです。
    この頃になると、発表されたカードだけでデッキを組んで動きを確かめる人もいます。時間がある人はぜひどうぞ。ちなみに優羽莉を試作した友人がいて対戦したんですが、私のカーニバルが完敗しました。ルリグ耐性がすごいんだ......。

    3:新弾発売(10月25日)
    心待ちにしていた新弾発売。前日頃に公式サイトで全カードが発表されるので、それを見てデッキの方向性を固めます。カードが手元に揃ったら、いざ構築開始!
    先ほどの20枚に加え、優秀な下級の<アジサイ>を4枚投入。それでも下級の植物がまだ少ないので、バニッシュ耐性があって赤ルリグに強そうな<サンザカ>や、バニッシュへの抑制やエナ伸ばしとして、<キヌガサ>を2枚ずつ入れました。
    同時に、発売日や翌日に各地で開かれるウィクロスパーティーの結果を調べておきます。新ルリグの傾向や自分が組むデッキの構築の参考になるので、ここは結構大切です。
    ユキの場合<ユキソリ>を採用したデッキが目立っていました。<ママキー>や<生生流転>の補助にもなりますし、うまくいけばシード埋めのサポートにもなります。ねへほもんさんが紹介していましたね。強そうなので4枚入れましょう。これで32枚が決定し、残り8枚はサーバント。メインデッキはこれで完成です。
    ルリグデッキは色々と考えたところ、ストラクの3枚と<華代キー>、<エルドラキー>に落ち着きました。
    ストラクの3枚のアーツがかなり強力。これまでの白アーツは<ゴルディ><モダンバウンダリー>くらいしか採用候補がなく、それに比べてかなり優秀な効果だったので、ほぼ即決でした。キーはバウンス以外の防御手段が欲しくなったので<華代キー>を選び、コイン枚数の都合上、<エルドラキー>を入れることに。
    ママキー>や<流転>が入っていませんが、「<ユキソリ>はシードの調整に役立つでしょ」とそのままになっています。こういうところが甘いんですが......、実際はどうだったんでしょうか。
    10046.jpg
    4:リリースパーティー(10月27~28日)
    出場できるルリグが限られるため、対面の想定がしやすいリリースパーティー。新弾で組んだデッキの試運転にうってつけです。早速実戦投入し、デッキの実際の動きや改良点、プレイングの感覚などを確かめます。
    使用デッキはこちらです。
    記事内画像(ルリグデッキ).jpg
    記事内画像(メインデッキ).jpg
    土日の戦績は6勝4敗。「うーん」といった具合です。明確な改良点が2つありました。

    1つは<ユキソリ>の役割がなかったことです。次のターンで埋めるためのシードをデッキトップに仕込んだとしても、全てドローしてしまうんですよね。というのも、<ユキソリ>を出して3枚見ても、<エルドラキー>での1ドローと、次のドローフェイズでの2ドローで、合計3枚引いちゃいます。次のシード埋めの機会までに、<ユキソリ>で見たカードが全て手札にあるんですね。何で気づかなかったんでしょうか......。
    この「カード単体に注目しすぎてしまい、デッキでの仕事を与えられない」という現象はよくあります。1枚だけでなく、デッキ全体に注目しなければいけません。
    もう1つはサーバントが少なく、ルリグアタックが止まりませんでした。ユキはドロー力が低く、サーバントを持てないターンが多くありました。シグニの防御力が高い分、「シグニは止まるのにサーバントがなくて負けた!」という事態が多発。ただの勝ち負け以上に心が折れるので、サーバントの増加を決定。

    ユキソリ>×4→<サーバントO4>×4

    わかりやすいですね。
    スイレン>のために植物を5種類用意するのは、思ったほど苦労しませんでした。<ユリ>での面空けもスムーズですし、<アキザクラ>がシードになった時の火力には目を見張るものがありました。
    デッキのギミックが見えて一安心です。この辺りを続投させ、もう少々細かい部分をいじっていきます。次の目標は11月3日の「サブマリンフェスタ」での勝ち越し。小さな目標を多く設定し、それに向けてデッキを考えるのがモチベーションになります。

    5:サブマリンフェスタ(11月3日)
    サブマリンフェスタまでもできるだけウィクロスパーティーに出て、デッキの感触を確かめます。いくつか気になる点が見つかりました。
    まずは<ガウラ>です。シード効果は強力とはいえ4枚はさすがに余剰気味でした。また、やはりシード以外での除去手段の少なさが気になっていました。<ユリ>が引けなかったり、<アキザクラ>がシードにならなかった時などが特に顕著でした。
    なので<ガウラ>を2枚減らし、<クジャクソウ>を追加。いい感じになってきました。
    というわけでサブマリンフェスタ。参加人数は100人を超え、予選スイスドローはなんと6回戦。「3勝3敗が目標で、頑張って4勝2敗できればいいかなあ」という意気込みで出場しました。
    • ???勝ち(対面を忘れてしまいました)
    • リル負け
    • ユキ負け
    • リル勝ち
    • エルドラ勝ち
    • ユキ負け
    といった戦績でした。
    とりあえず目標達成といった具合ですが、もう1勝したかったなあ。

    負け試合を振り返ってみます。
    ユキの2戦はシードがほとんど埋まらなかったことが、リル戦は攻め手不足が目立ったことが、今ひとつな試合結果につながったのかなと思います。
    特にリル戦の終盤は、場も手札もサーバントだらけになってしまい、「12枚は増やしすぎたかな......」と反省しながら、<ハイメイル>を前に泣いていました。
    このように、キーセレクションは構築の良し悪しが勝敗に直結します。プレイングはシンプルで、ライフバーストや序盤の事故の有無にも左右されやすいので、やはり「適切な構築ができているか」がスタートになります。実戦を通して、構築のミスや改善点を見つけて、少しずつチューニングしていきたいですね。
    シード不足は<ガウラ>の増量で補えますし、攻め手不足は<クジャクソウ>を使えるようにすれば何とかなります。まずはサーバントを10枚に減らし、<クジャクソウ><サンザカ>を1枚ずつ追加。<サンザカ>は役に立つ時とそうでない時の差が大きいので、さらに1枚減らし、サーバントに戻しました。<ガウラ>は様子見で、2枚のままにしています。
    他にも<華代キー>と<タウィルキー>の比較や、<ミズバショウ>を採用したデッキを組むなど、やってみたいことはたくさんあります。
    10006.jpg
    そうこうしているうちに、新しいデッキが環境に生まれたり、新しい構築が幅を聞かせたりなど、メタゲームは移り変わっていくわけです。対応が必要になればまた調整、です。

    6:まとめ
    いかがでしたでしょうか?デッキづくりで心がけることは
    1. デッキの雰囲気を掴む
    2. ざっくり組む
    3. 実戦で課題を見つける
    4. 調整する
    5. また実戦
    になります。それぞれ補足します。

    雰囲気を掴んで、ざっくり組む
    「ざっくり組む」のコツは「とりあえず4枚」です。これまでも他のライターさんが「強いカードは4!」と書いてきたかと思いますが、この考え方には私も賛成です。4枚×10種類でも雰囲気を掴むためのデッキにはなりますし、<ガウラ>のように「これ4枚必要?」というカードがあれば、そこから数枚削れば調整になるためです。
    仮でもいいのでざっくりデッキを組んで、「このデッキはこうやって戦うんだな」という部分を知りましょう。自分で組めなかったら、人に聞いたり、ツイッターや公式サイトの情報を集める、などで補えます。情報は大切です。

    課題を見つけて、調整し、また実戦
    「課題」は主に、「構築」「プレイング」の2種類です。
    「構築の課題」は<ユキソリ>の部分です。「このカードはいらない」「あのカードが欲しい」は、プレイングで補えません。構築のミスですので、カードを入れ替えましょう。
    「プレイングの課題」は、対リル戦の「攻め手が少ない」です。<クジャクソウ>を増やすなど、構築でも補えますが、例えば「積極的に面を開けるように立ち回る」などで補える部分もあります。ユキであれば「シードとして何をどこに埋めるか」も大切ですね。これらは実戦を繰り返して見つかり、突き詰められていくものです。たくさんバトルしましょう!

    何より「<アネモネ>を活躍させたい!」という思いで組んだユキデッキと、楽しく真剣にバトルできたことが1番の喜びです。好きなカードを活躍させるデッキを組むことが、カードゲームの醍醐味のひとつですからね。
    皆様もぜひ、色々なデッキを組んで、ウィクロスを楽しんでください!
    何かございましたらツイッター(@colorbakobako81)まで。リプかDMなどいただけましたら、諸々ご検討します。(お応えできない場合もあります。ご了承ください)
    それでは、また次回の更新で!

自己紹介

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    by からばこ

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    自己紹介
    初めまして、「からばこ」と申します。
    ご縁あって、このたび遊々亭で執筆させていただくこととなりました。
    これからどうぞ、よろしくお願いします。

    個人ブログや「WIXOSSBOX」でご存知の皆さま、どうもからばこです。
    ここでも書くことになりました。最近色々書いていますね。
    引き続きどうぞ、よろしくお願いします。

    入賞実績
    大型大会優勝1回
    大型大会準優勝0回

    以上!

    2017年のロストレージルリグ限定戦「WBC」で1度だけ優勝しました。ウィクロスセレモニーや、旧WPSでの優勝、準優勝の実績はございません。
    過去最高順位は3位です。大型大会ではちょこちょこトーナメントに残ったり残らなかったり......、くらいですね。
    言うまでもなく、これまで遊々亭で記事を書かれている先輩たちの方が、実績・実力ともに遥かに上です。

    コンテンツ作成実績
    18年4月以降、全国で開催されたウィクロスセレモニーなどの大型大会の優勝・入賞レシピをまとめています。 デッキ解説や最新カード紹介、大会レポートや日々の雑記など、いろいろ書いています。
    ウィクロスに関連する言葉でグーグル検索すると、結構上位に出てきます。

    ウィクロスに関するサイトやブログを運営しています。どんなことを書いているか、作っているかについては、リンク先をぜひご覧ください。更新頻度も、1本のボリュームもなかなかのものです。
    そういうこともあり、文章のわかりやすさや読みやすさには自信アリ。書き続けた成果を、遊々亭でも存分に発揮できればと思っております。
    ウィクロスパーティーなどで対戦を楽しんていますが、これらのコンテンツを書いたり作ったりしていることの方が多いかも、というプレイヤーです。もはや「ライター」「記者」なんですよねえ。

    また、ブロガーのねへほもんさんと「飲みクロス」を主催しています。
    お酒片手にウィクロスを楽しむ参加者を見ながら、マイクで「私もウィクロスしたい!!!」と叫ぶのが私の役目です。

    書いていきたいこと
    「ウィクロス、強くなりたい!」と思うプレイヤーに寄り添った記事をお届けしたいです。
    といっても、「セレモニーで優勝したい!」といった、かなり高度な話は、少ないかもしれません。書かないわけではないですけど。
    • 「どうやってデッキを組めばいいんだろう?」「どんなデッキがあるの?」という基礎を知りたい方
    • 「もっと強くなって、ウィクロスパーティーで勝ちたい!」と燃える方
    • 「優勝してコングラッチュレーションカードを取りたい!」と向上心あふれる方
    そんな風に思う皆様の役に立ち、皆様がステップアップできるような記事を書いていけたらと思います。
    他にも、ウィクロスイベントの参加レポートや、トーナメントシーンで活躍するデッキやルリグの紹介、大会カバレージなども考えています。ジャンル問わず、どんどん書いて参ります。
    これまでになかったテイストの記事も、もしかしたらお届けできるかもしれません。色々な内容に挑戦していきますので、更新をお楽しみにお待ちください。私も楽しみです。

    「セレモニーで優勝したので、使ったデッキを紹介します!」といった内容の記事は、先輩方にお任せします。そもそも私が優勝できないんだ......。
    文章の説得力を高めるためにも、頭でっかちな記事にならないためにも、大会には積極的に参加し、腕を磨いていきたいところです。

    好きなルリグとプレイスタイル
    好きなルリグはピルルクです。
    ウィクロスで初めて使ったデッキが<ピルルクAPEX>で、初めての優勝も大規模大会入賞もAPEX、WBC優勝はアロスピルルクでした。色々な思い出があるルリグで、どれだけ書いても紙幅が足りません。とても大切なルリグです。
    「遊々亭のピルルク」といえば、りくさんポテイトさんのお名前が大きいかと思います。私もウィクロスを始めたばかりの頃は、彼らの記事でたくさん勉強させていただきました。
    プレイスタイルは「レベル5までグロウして、どっしり戦う」です。
    真幸の従者 ハナレ><紡ぐ者><カーニバルMAIS>など、コントロール色の強いデッキをよく使っています。
    大会にもよく出ています。ウィクロスパーティーやセレモニーには、都合が合えば足を運んでいます。
    セレモニーは東京・横浜での参加が多いですが、名古屋にも時々遠征しています。ピルルクさんの実家なので......。

    あとは文章を書いているか、サイトをいじっているか、ですね。
    「なんかネタないかなあ」と考えながら、日々ウィクロスを楽しんでいます。

    おわりに
    遊々亭ではもちろんのこと、個人ブログもWIXOSSBOXも他の場所でも、これからも変わらず書いて参ります。
    読者の皆様のお役に立てるよう、ゆるっとバチっと頑張って参りますので、どうぞよろしくお願いします。

    記事リクエストやご質問・ご意見などは、Twitter(@colorbakobako81)までどうぞ。
    文章に関するご相談なども、随時お待ちしております。

    それではまた、次回の更新でお会いしましょう。

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