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【ルリグ紹介リレー】エナ管理が勝利の鍵!コード・ピルルク

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    by からばこ

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    エナ管理が勝利の鍵!コード・ピルルク
    はいこんにちは、からばこです。
    キーセレクション全ルリグ紹介、私の第4弾は緑ピルルク(コード・ピルルク)です。

    緑ピルルクにつきましては、8月に「【キーセレクション】配信のお供に!四炎楚歌採用緑ピルルク」という記事で解説しています。それをそのまま書いてもいいのですが、今回はちょっと手入れしたものをご紹介します。
    楚歌ピルルクよりもよりカラフルで、よりクセの強いデッキに仕上げてみました。緑ピルルクらしさを詰め込んだデッキですので、ぜひ使ってみてください。

    どんなデッキ?
    緑ピルルクはエナゾーンの操作が得意なルリグです。エナゾーンにある電機シグニの枚数や種類に応じて発動する能力を持つカードが揃います。例えば、エナゾーンにレベル1〜4の電機シグニがそれぞれ1枚以上あれば【ランサー】を持つ<CIL>などですね。対戦中はエナゾーンのカードを、しっかり管理しなければなりません。
    加えて、クラフトアーツ<改造素材>に関する能力も多く持ちます。パワーアップ、除去、連続攻撃のどれかを電機シグニに付与できるアーツで、<素材>を使うことで能力を発揮するシグニと組み合わせながら戦います。
    もちろん、トラッシュやデッキから電機シグニをエナゾーンに置く能力も多く、思うがままにエナを設置できます。電機シグニに関する能力を多く持つことから、緑以外の電機シグニ、つまりにじさんじライバーたちとも強いシナジーを持っています。緑以外のアーツも使いやすいのが、緑ピルルクの強みの一つですね。




    戦術について
    序盤は<戌亥とこ>で<CRC>をサーチし、他のシグニにランサーを付与して削っていきます。レベル3では<童話キー>の破棄や<CIL>のランサーなども絡めつつ、絶え間なく要求を継続していきたいですね。
    レベル4以降の主力は<WSB>になります。エナゾーンにレベル1〜4の電機をそれぞれ2枚ずつ置く必要がありますが、<素材>を使うと、バニッシュ耐性とコスト1以下のアーツ耐性を持ちます。手札も補充できるので、<WSB>を軸にバトルを組み立てていきましょう。
    エナ管理の主役は<ACS>です。自身だけで2エナを確保できるうえ、デッキから好きな色を狙ってエナに置けるので、<マイオーラ>や<永遠タマキー>の発動に必要な他色エナをしっかり設置できます。<NTC>も<マイオーラ>などの大型アーツを使った後に、エナにカードをスムーズに復帰させられます。

    デッキのカードの能力をフルに発揮するには、エナゾーンの管理が特に重要になってきます。ライフクロスに関しても、序盤はガッチガチにガードするのではなく、気持ち「エナに変換する」という意識でアタックを受けることもあります。グロウコストの支払い一つについても、考えなしに払うのではなく、払うシグニのレベルにも気を配らなければいけません。
    特にレベル3では<童話キー>を破棄することになりますが、除去や<CIL>のランサー達成して要求を保ちつつ、<ACS>につなげてエナを確保したり、<永遠タマキー>を発動したり、<バインド>に必要な白エナを用意したり・・・、と頭がショートします。レベル4以降は、レベル1〜4の電機シグニをそれぞれ2枚ずつ用意しつつ、<マイオーラ>などに必要なエナも確保する必要があったりもします。
    要はとても難しいデッキです。その難しさはもちろん、カードを自在に動かす楽しみが、緑ピルルクの最大の魅力でもあります。ぜひぜひ触ってみてください。

    代表的なカード
    WSB
    ワサビちゃん。アタッカーであり、後続供給役であり、フィニッシャーでもあるデッキのエース。
    自身に<素材>が使われた際、エナゾーンにレベル1〜4のシグニが各2枚以上あれば、バニッシュ耐性とコスト1以下のアーツ耐性を持つようになります。バニッシュ耐性はパワーマイナスにも適用されるため、赤・黒デッキに対する大きな戦力となり、コスト1以下のアーツ耐性は、<セレクト・ハッピー5>を始めとした汎用カードに強く対抗できます。
    加えて、自身が場にいる時に<素材>が発動されると、エナゾーンから電機シグニを1枚回収します。次の<WSB>を拾ったり、<SPS>や<ACS>といったコンボパーツを回収したりと、幅広く用途があります。
    このシグニをいかに使いこなせるかが、緑ピルルクを使う上で非常に重要です。使わない場面はほぼ無いため、最大の4枚採用となっています。
    元ネタは「ホイートストンブリッジ」。高校物理に登場する何かのようです。ごめんなさい、本当に物理・化学が苦手でした。解説は割愛させてください・・・!

    ACS
    エナ加速要因。上で書いたように、自身をダウンさせてトラッシュから、<素材>発動時にはデッキから、好きな電機シグニを1枚エナに置きます。
    デッキからのエナ設置では、主に<えま><チャイカ>といった他色シグニを置くことが多いです。<マイオーラ>などの他色アーツを発動する際に必要なコストを速やかに用意できます。デッキの中に対象となる色があるかは、最序盤の<戌亥とこ>でのサーチで確認しておきましょう。
    トラッシュからのエナ設置では、グロウやアーツの支払いに使ったエナを再回収することが多いです。払ったものをそのまま置くのではなく、エナゾーンの電機シグニのレベルを整えたり、<CIL>のパワーアップ効果を絡めたりと、見た目以上に幅広い用途があります。<WSB>と並べて<素材>を使い、<ACS>で設置した電機シグニをそのまま回収、という芸当もできます。
    緑ピルルクが他色のアーツを自在に使えるのは、このカードがあるからこそ。できることが非常に多く、レベル3の段階から使っていきたいので、こちらも4枚採用です。<童話キー>でアクセスできるようになりましたが、試合前のマリガンでも最低1枚は残しています。

    フォーカラー・マイオーラ
    今回の他色アーツ枠。<魔使><チャイカ><えま>をエナに集約し、発動を狙います。<永遠タマキー>で2回目の発動を狙うこともありますが、その際は<ACS><NTC>で払ったエナをトラッシュからエナに置きましょう。
    12000以下除去+<アステカレンダー>蘇生で一応3面防御を狙っています。<アステカレンダー>は<ルイス>でサーチでき、<ルイス>は<戌亥>でサーチできるので、触るのは難しくありません。まあライフに埋まりますけどね・・・。
    マイオーラ>の枠は自由です。<楚歌>でもいいですし、<龍滅熱鎖>などの大型アーツでもいいです。採用するカードに応じてメインデッキを調整しましょう。

    デッキ改造のポイント
    マイオーラ>の項目にもあるように、エナを自由に扱えるため、大型アーツを好きに使えるのが緑ピルルクの強みです。<楚歌>2連打はもちろん、更に<ゆきめキー>も絡めて確実なフィニッシュを狙ったり、ということもできます。防御がスッカスカになりますが、そこはご愛嬌。
    防御力を上げるなら<オリジナル・サプライズ>を使ってみるのもいいですね。
    バインド>と異なり、後半も使おうと思えば使えるのがメリットですが、デッキ構築の難易度が更に上がります。<オリサプ>採用型のデッキについては、楚歌ピルルクの記事で解説しています。重複して書いても何ですので、ぜひ合わせてご覧ください。

    また、アロス・ピルルクの記事でもご紹介しましたが、レベル5<TELOS>にグロウする選択肢もあります。
    序盤は電機シグニで安定して戦い、レベル5以降は「ピーピングアナライズ」で詰める、なんてこともできます。アロスと異なり、無理にハンドレスにする必要性がありませんが、<改造素材>を使った戦術は取りづらくなります。序盤で<素材>を使わずに溜め込み、レベル4〜5で使い続ける、などでしょうか。
    何なら手札を使い切り、<アナスタシア>を蘇生させてみてもいいかもしれません。エナの自由度がアロスよりは高いので、防御寄りの構築にして、ライフをある程度残して<TELOS>に乗って・・・。できますかね・・・?

    まとめ
    というわけで、コード・ピルルクの紹介でした。難しくて、癖が強くて、でも楽しい。ピルルクらしさを全面的に押し出した構築になっています。色々なアーツを試しては、しっくり来る構築をぜひ見つけ出してくださいね。
    ディーヴァセレクションで新たに登場する12ルリグもお披露目されました。新しいウィクロスの幕開けが近づいています。何にせよ、センタールリグ、アシストルリグの差はあれど全12ルリグの解説記事を書く未来が待っています。さんばかとアンサプを加えて18ルリグですかね。わーいがんばります!


    ではまた〜。

【ルリグ紹介リレー】ゲートとハンデスで徹底妨害・ウムル【キーセレクション】

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    by からばこ

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    ゲートとハンデスで徹底妨害・ウムル
    はいこんにちは、からばこです。
    キーセレクション全ルリグ紹介、私の第3弾は「ウムル」です。
    世間の事情で店舗大会や大型大会がなく、寂しい日々が続きますが、新アニメやディーヴァセレクション(ディーセレ)発表、そしてセレモニーの再開と、嬉しいニュースが舞い込んできました。
    というわけで今回は、ディーセレにも引き続き参戦するウムルをご紹介します。相手の妨害に関しては、キーセレクショントップ級。じわじわと追い詰めるバトルが好きな方には、ぜひ触れてほしいルリグです。

    どんなデッキ?
    青ルリグの特徴として「相手を妨害するコントロールデッキ」が挙げられますが、ウムルはそれを体現したかのようなルリグです。特技は「デッキバウンス」で、相手のトラッシュや手札のカードを、どんどんデッキに戻しながら戦っていきます。手札のカードを戻せば疑似的なハンデス(手札破壊)になり、トラッシュのカードを戻せば蘇生や回収の妨害になります。もちろん、バウンスに合わせて発動する能力も多く持っています。
    また、レベル4ルリグ<奏世の鍵主>が設置する「ゲート」も重要な役割を担います。レベル4グロウと同時にシグニゾーンに設置され、ゲートがあるシグニゾーンにいるシグニは、特定条件を満たすとアタックができなくなります。毎ターンの1面防御につながるうえ、相手プレイヤーへ与えるストレスは非常に大きいです。強力アーツ<アンシエント・グルーヴ>を青1で発動できるのもウムルの特権ですね。
    構築の幅もなかなか広く、これまで<APEXキー><ヒロインキー><ピルルクキー>などを採用したデッキが生まれてきました。今回はその中から、最もシンプルな<ピルルクキー>を採用したデッキを紹介します。

    デッキレシピ
    戦術について
    序盤は<マリタイ><ケッショウ>などで相手の手札をいじっていきます。
    ピルルクキー>や<アンシエント・グルーヴ>のハンデスも合わせて、相手の出鼻をくじいていきたいですね。
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    レベル3以降はこれらのシグニに<B・スカイジュ>を添えることで、面空けにも繋がるので、積極的に狙っていきましょう。点数を取りに行くこともそうですが、妨害を意識するといい感じです。
    レベル4以降は条件を満たした<ヨグ=ソトース>を軸に盤面を作っていきます。
    タピピ>や<ザロウ>で必要なシグニを拾いつつ、両者のパワーマイナス能力を絡めて、妨害と除去を両立していきたいところです。<ネフィリム>でハンデスを仕掛けたり、相手のデッキが少ない時に<B・スカイジュ>でサーバントや下級シグニを相手のデッキに戻して、戦線供給を断ったりと、色々な手段で攻めていきます。
    ルリグデッキでの防御手段は見た目通りシンプル。ハンデスや妨害などの搦め手を尽くし、じわりじわりと相手を追い詰めていきましょう。当然「ゲート」での妨害も忘れずに。

    代表的なカード
    ヨグ=ソトース
    ウムルのメインアタッカー。3枚戻しは一見難しそうですが、<B・スカイジュ>の2枚と、<ケッショウ>や<マリタイ>の1枚で簡単に達成できます。相手のシグニの正面に立て、「アタック時バニッシュとハンデス」「アタック時バニッシュとドロー」でも強力ですが、それ以上に空いたシグニゾーンの正面に立て、「アタック時にドローとハンデス」を狙いたいところ。相手とのリソース差をつけていきたいですね。
    相手のデッキを<B・スカイジュ>などで弱らせ、相手の盤面が弱くなったところで、全面除去+<ヨグ=ソトース>を押し付けられれば強力です。<ヨグ>の条件を満たしつつ、相手のデッキを濁らせる<B・スカイジュ>や<ケッショウ>は、<タピピ>で簡単に回収できるのがいいですね。

    シグニのモデルはクトゥルフ神話の神様「ヨグ=ソトース」。多くの創作物に、ヨグに由来するキャラクターが登場していますね。私は某DCGに登場する、ランダムにスペルをぶっ放し続けるヨグ様が印象深いですね。希望の終焉とかパズルボックスとか・・・。

    タピピ
    流行の最先端。出現時にレベル3以下の青シグニを回収する能力と、手札に関する2つの自動能力を持ちます。ウムルではどの能力も噛み合っていますね。
    出現時能力は<ヨグ>の項目で説明したように、<B・スカイジュ>や<ケッショウ><ネフィリム>を拾います。相手の手札を乱しつつ<ヨグ>の条件を満たしたり、<タピピ>のドロー時能力を誘発させていきましょう。青1で盤面を埋められることから、<ザロウ>の素材を単体で確保できるのも嬉しいところ。手札の枚数次第ですが、マイナスを振りまいた後にそのまま攻撃に参加させても、もちろん強力です。
    「トラッシュに触りにくい」という青ルリグの悩みを一発で解決した画期的なシグニ。当然の4枚採用になります。

    B・スカイジュ
    レベル3での安定役。試合中盤にかけて、相手のデッキを濁らせることができます。
    「濁らせる」と書いていますが、これは「サーバントや下級シグニを相手のデッキに戻すことで、次ターン以降の相手のドローを弱くする」といったニュアンスになります。盤面はバトルや除去で処理し続けていけば、その後相手はサーバントや下級シグニしかドローできず、戦線維持ができなくなりますよね。それを狙っていきましょう。
    戻すカードは相手にもよりますが、ライフバーストを持たないサーバントや下級シグニなどになるのでしょうか。もちろん、トラッシュから蘇生・回収されたくないカードがあれば、狙ってデッキに戻してしまうのもOKです。
    ちなみに「スカイジュ」のモデルは東京スカイツリーで、「ツリー=樹=ジュ」となっています。Bは「ブルー」ですが、スカイツリー内にあるすみだ水族館を指しているのでしょうか。私もよく行きます。

    血晶魔杖
    コインは<ピルルクキー>にしか使わないため、余った4コインすべてをここに投入。赤はサーバントや<アークエナジェ>に対する<セキエイ>を採用して工面しました。コイン技の「プライマル」は使いません。あわせて、ルリグデッキには<焼風水月>も採用しています。こちらも赤エナを自然に吐けるのがいいですね。
    エナとして<ザロウ>の黒が吐けないという点がありますが、これは同じく<ザロウ>で使えば大丈夫です。重いコストを要求するカードはあまりないので、エナ不足に悩むことは少ない・・・、かな・・・?

    デッキ改造のポイント
    採用するキーカードで表情を変えるウムル。冒頭に書いた通り、かつては<APEXキー><ヒロインキー>を採用したデッキが台頭しました。
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    APEXキー>では<狂想の滅炎>や<BRIGHTNESS>などを採用します。
    滅炎>をエクシード2で使えば、赤2エナで2面防御となかなかの性能。赤シグニはバニラを採用し、<ユキキー>で最序盤に確保して戦うという戦術が取られていました。<ユキキー><APEXキー>が再録され、構築難易度が大幅に下がったので、ぜひ組んでみてください。
    ヒロインキー>では<ワイルドライガー>を採用。
    エクシードでデッキから呼び出し、出現時能力で場所を移動しつつマイナスを振りまきます。現在は<御伽原江良>がいるので、場出しによる防御の評価はあまり高くありませんが、機会があればこちらの構築も楽しめます。
    また<ブリリアントエコー>を使い、すべてのシグニゾーンに「ゲート」を設置することも可能です。膨大なエナコストがかかることがネックですが、3面ゲートが並んだ姿は壮観。間に合わなければ<エコー>を<プリンセス・ディフェンス>の除外コストにしてもいいかもしれません。

    まとめ
    というわけでウムルの紹介でした。
    10月はウィクロス総選挙、11月はセレモニーの再開と、かつての日々の足音が聞こえてきました。
    色々と様子を見ながら、大会の方にも出られればと思っています。WIXOSSBOXのPVも復活しますように・・・!

    ではまた次回の更新で。

【キーセレクション】【ルリグ紹介リレー】ライズと下敷きで戦おう!【ナナシ】

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    by からばこ

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    【ルリグ紹介リレー】ライズと下敷きで戦おう!【ナナシ】
    はじめに
    からばこです。気づけばもう9月ですね。時が経つのは一瞬です。
    遊々亭ブロガーによるキーセレクション全ルリグ紹介リレー。私の第2弾は「ナナシ」になります。
    リル同様「ライズ」を駆使して戦うルリグですが、彼女とは違った戦術を楽しめます。リルについてはねへほもんさんが事前に書いていますので、そちらも合わせてお楽しみください。

    どんなデッキ?
    リルと比べて、ナナシはライズシグニの下に置かれる、いわゆる「下敷き」に関する能力を多く持ったシグニです。下敷きを増やしたり、下敷きのカードを回収したり、自身が下敷きにあることで一番上のライズシグニを強化する能力などを持ちます。下敷きの枚数も重要になるので、リル以上に管理に気を配る必要があります。
    アタッカーは専用ライズの<ゼロイゴナ>と、汎用カードとして名高い<ザロウ>の2枚看板。特に<ザロウ>については、<4ナナシ>や<ゼロイゴナ>の効果を使うことで下敷きを何枚でも増やせるため、他のルリグで使う以上のパワーを発揮できます。ライズシグニをフルに扱うという意味では、リルと同じですね。

    その分、レベル4にグロウするまでをどう戦うかが課題になります。ライズシグニの下敷きとなることで能力を発揮するシグニが多いため、戦闘能力はやや低め。<アルハイキー>でレベル4までゆっくり戦ったり、<真遊月キー>で加速したりと、キーによる補助が必要になるかと思います。
    というわけで今回は<アルハイキー>を採用しつつ、強力アーツ<グリモワール・ブラスト>を<永遠タマキー>で2度使う構築にしました。ナナシの中でもスタンダードな方だと勝手に思っていますので、取っ掛かりとして使っていただければ幸いです。

    デッキレシピ
    戦術について
    序盤は<アルハイキー>で耐えながら、<アルベル><アルマデ>などを並べていきます。
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    こちらの攻め手段は<ラティナ>や<デマギア>くらいですが、<アルハイキー>で点差を抑えているので大丈夫です。多分。

    レベル4になってからが本番。<ゼロイゴナ><ザ・ロウ>を使って戦っていきます。
    特に<ゼロイゴナ>は重要です。場に出るだけで、自分の場の全てのウェポンシグニの下に、トラッシュからシグニを1枚ずつ敷くことができます。自身をアタッカーにするのはもちろん、下敷きが増えた下級シグニ同士で<ザロウ>を作ってパワーマイナスの弾にしたり、<オウイ>を絡めてアタッカーを回収したりと、デッキ全体のエンジンにもなります。<ザロウ>も含めて相手の除去をしつつ、次のターンの攻め札も、きっちり用意しておきましょう。
    相手の防御手段などにもよりますが、攻め方のイメージとしては、「<ザロウ>でできるだけ除去し、足りない分は<ゼロイゴナ>のアタック時除去に委ねる」という感じで大丈夫です。<ザロウ>の下敷きを残しておけば、相手ターンの防御に使ったりもできるので、緩急をつけた攻めが大切です。結構クセのあるカードが多いので、自分なりの動かし方を見つけてみてください。私も模索中です・・・。

    代表的なカード
    ゼロイゴナ
    アタッカー兼潤滑油。アタック時除去の条件となる「下敷き2枚」は、自身の能力だけで達成できるというお手軽っぷり。下敷きを増やす能力も、<ザロウ><オウイ><ゲンダ>などの能力をサポートするのに役立ちます。
    例えば<ザロウ>について。場に3体のウェポンシグニを並べ、うち1体を<ゼロイゴナ>にして下敷きを付与、残り2体で<ザロウ>を作れば、<ザロウ>の効果でマイナス4000を4回飛ばせるようになります。<アルマデ>などで既に下敷きを1枚以上持っていれば、その回数は5回・6回と増えていくので、可能な限り最大値を狙っていきたいところです。
    ライフバーストも強力です。八面六臂に活躍してもらうので、当然の4枚採用になっています。

    4ナナシ・グリモワールブラスト
    4ルリグは1ターンに一度、ライズシグニが出た時に下敷きを1枚増やせる自動効果を持ちます。自ターンでは<ザロウ>の弾を増やすなどができますが、コイン技「ブラインド」を含め、アーツ<グリモワール・ブラスト>との組み合わせが強力です。
    グリモワール・ブラスト>でレベル3シグニを除去しつつ、トラッシュから<ザロウ>を蘇生。ルリグ効果で下敷きを1枚追加した後、コイン技「ブラインド」で<ザロウ>に下敷きを2枚足し、2ドロー。その後、下敷きを使ってマイナスを飛ばせば、3面防御に繋がります。飛ばせる下敷きは計3枚で、マイナスの合計値は12000と、標準的なレベル4シグニを除去することができ、非常に強力です。しかもエナコストも2と非常に軽いのがぐっど。
    今回の構築では、<永遠タマキー>で<グリモワール・ブラスト>を2度使うことを目標としています。「ブラインド」はゲーム中に1度しか使えないので、2度目の<ザロウ>でのマイナス値は4000になりますが、それでも十分に強力です。どのタイミングで「ブラインド」を発動するかを、しっかり見極めましょう。
    なお最近は<四炎楚歌>をはじめ、メインフェイズでアーツを使うデッキが増えています。そういった相手には蘇生モードを使わず、「除去2面+<永遠タマキー>のエクシード」などで面を空け、次のターンの省エネにもつなげられます。いかに<グリモワール・ブラスト>を使いこなせるかが、ナナシデッキの鍵になります。

    クトゥル・ヘイル
    ラティナ>や<デュランダ>など、白シグニを多めに採用していることから、白エナを使った防御手段として採用しました。といっても白1・黒3で2面防御、くらいでも大丈夫です。黒アーツは蘇生効果が多く、アタックトリガーや<御伽原江良>に弱いため、「アタックできない」など蘇生以外の防御手段を持つカードを選びました。<メンダコギロチン>も、蘇生以外の防御に該当します。
    エナに余裕があれば<カオス・アウトブレイク>><リーサル・ブラック>といった大型アーツも採用したいですが、<ザロウ><オウイ>での消費量が多いため、今回は断念しました。<紫幹翠葉>はギリギリいけるかな・・・?

    オウイ
    下敷きになることで効果を発揮するシグニから1枚を紹介。1エナでシグニの下にあるウェポンシグニを回収する起動能力と、自身が下敷きになっているシグニに、上記の能力を与える常時能力を持ちます。その場合、かかるコストは黒2エナになります。
    下敷きを回収する能力は<ゼロイゴナ>と非常に相性が良いです。<オウイ>が場にいる時に<ゼロイゴナ>を出し、欲しいシグニを下敷きにして<オウイ>で回収する、という動きが便利です。直接<オウイ>を場に出せなくても、下敷きにしてしまえば同様の動きができます。ナナシデッキで重要な動きなので、覚えておきたいですね。
    サーバントは拾えないので、それは<ザロウ>に頼りましょう。エナの消費が非常に激しくなることと、下敷きを使いすぎて<ザロウ>の弾が足りない、なんてことにならないよう注意しましょう。

    デュランダ
    デッキ構築の楽しみ。それは自分が使いたいカードを使うこと。「効果を受けない」が大好きな私にとって、「完全耐性」ほど甘美な魅力、キュートな響きはありません。
    作る盤面としては<デュランダ><ザロウ>サーバントになります。<デュランダ>の正面を<ザロウ>で空けておき、詰めを狙っていきたいですね。最後に1度使えればよく、<ザロウ>などでの回収もしやすいことから、1枚だけの採用になっています。環境によっては<鈴鹿詩子><ダイヤブライド>といったメタシグニも採用できるので、枠や好みと相談してください。
    再録版も良いですが、私はPR-110の<金ホイル版>が大好きです。十字の輝きがかっこいいですよね。

    デッキ改造のポイント
    前述の通り、採用するアーツやキーによって、かなりカラーが変わるルリグです。私が以前使ったことがあったり、出会ったことがあるデッキだけでも、 などなど多種多様です。

    今回は<アルハイキー>を使いましたが、デッキを作るにあたっては などのアイディアも出ました。
    ナナシは色々なデッキタイプがあるルリグなので、ぜひ自分に合った構築を見つけてみてください。うまくいかなかったら、それもまた経験、っていうことにしておきましょう。

    まとめ
    学園編では新聞部のナナシ。私も学生時代は新聞部に所属していたので、そういう意味で好きなルリグです。
    特ダネを追い、記事を書いたり添削したり、徹夜で紙面を組んだりと、青春時代の思い出が蘇ります。下敷きを多く持つライズシグニを見ると、書いた原稿を先輩に「書き直し!」と命じられ、分厚くなっていったモニター(原稿用紙)の刷りを思い出します。そんな日々はもうほにゃ年前・・・。
    原稿は一発合格をもらいたいものですが、ウィクロスでは下敷きをたくさん抱えて戦ってください。おあとがよろしいようで。

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