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ブロガーにインタビュー!「リンカーネイション気になるカードについて」

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    by しみずき

    しみタイトル.jpg
    ブロガーにインタビュー!「リンカーネイション気になるカードについて」
    こんにちは、遊々亭WIXOSS担当です。
    今回は、ブロガーさんにインタビューしてみよう!というコーナーでお届けしたいと思います!
    内容はこちら「リンカーネイションで気になるカードについて!
    回答者は"しみずき"さんです。
    それでは早速いってみましょう!

    Q.現段階で公開されているカードで気になっているカードを教えてください!
    LC 闘争の記憶 リルVSカーニバル
    カード種類:キー
    色:赤
    コスト:コイン1
    【常】:グロウフェイズの間、無色ではないルリグにグロウするためのエナコストは《赤×0》になる。
    (すべてのプレイヤーに影響する)
    【起】《ターン1回》《アタックフェイズアイコン》《コインアイコン》:あなたの手札からシグニ1枚を場に出す。そのシグニの【出】能力は発動しない。ターン終了時まで、そのシグニを《サーバント ZERO》にする。
    【起】《ターン1回》《アタックフェイズアイコン》《コインアイコン》:対戦相手のシグニ1体をバニッシュする。あなたにダメージを与える。
    ◎強い点
    1.単純に最大4面分の防御になる(キーセレ)
    サバZERO出しの効果に全てのコインを回すと、4面分の防御になります。
    アタック時除去持ちのシグニに無力だったり、手札消費が激しいなどのデメリットはありますが、キーセレにおいては中々の防御面数です。
    前者は今弾に登場する美英の鑑賞 ルーブルといった防御シグニをデコイにして、面を空けてもらう。
    後者はグロウコスト軽減によって浮いたエナで<コードライド トリガー>互換を用いたり、エナの手置きをしないことで、それぞれのデメリットを補うことが出来るので、割りと強い気がしています。

    2.グロウコストがZEROに(キーセレ+オール)
    キーセレの序盤において、「エナチャしたくない」と「ガードしたい」が重なると、3レべのグロウが怪しい時って無いですか?僕はあります。特に3が1エナでコイン拾うルリグだと尚更です。
    そのジレンマをこのキーは払拭してくれます。序盤サバZERO出し効果で、しっかりライフキープできる事とも噛み合ってますね。

    話は変わってオールスター。今となってはレベル4のグロウコストは0ないし1が基本ですが、昔は3でした。
    当時は気になりませんでしたが、今使うとなると重すぎて厳しいです。
    しかし、このキーの登場で歴戦のルリグ達が再び日の目を見る機会も増えてくるのではないでしょうか。

    基本、現代ルリグの方がグロウコストも軽いうえに効果も強いです。
    なので、昔の特権〈リメンバ/ピルルク〉〈花代/遊月〉の2ルリグタイプ持ちを活かせる、<星占の巫女 リメンバ・ナイト><火鳥風月 遊月・肆>。
    単純に現代でも通用しそうな効果を持っている、<雪月風火 花代・肆><四型貫女 緑姫>などは候補に挙がってきそうです。
    昔の<カーニバル -Q->も「ジョーカー」の種をこのキーの効果で作れるので面白そうです。コイン消費がヤバいですけどw

    3.任意でLBを発動させられる
    LBがテーマのエルドラと、自傷が出来る遊月以外のルリグは、能動的にLBを発動させるのに、盤面もしくはそれ専用のアーツが必要になります。
    例としては、<幻水 ヒナニギス>や<龍導波>です。

    しかし、闘争の記憶 リルVSカーニバルがあれば、上記のうまみを享受しながら、強力な盤面と共にキラーバーストであるところの<コードラビリンス ノイヴァン>を発動させることができます。

    他にも基本的に、盾埋めという行為にはアーツ枠を要します。しかしこのキーであればアタックフェイズ中に自分のライフを砕けるので、トップ操作+<ヒナニギス>1体から流れるようにLB発動までいけます。

    こんな感じで結構ショット寄りの運用ができる僕好みの1枚でした。


    C 修築
    カード種類:スペル
    色:緑
    コスト:緑0
    あなたのエナゾーンからすべてのカードをトラッシュに置く。この方法でカードを5枚以上トラッシュに置いた場合、あなたのトラッシュからすべてのカードをデッキに加えてシャッフルする。10枚以上トラッシュに置いた場合、追加であなたのデッキの一番上のカードをライフクロスに加える。
    このスペルをゲームから除外する。
    ライフバースト:あなたのライフクロスが2枚以下の場合、あなたのデッキの一番上のカードをライフクロスに加える。
    R 羅星説 テンドウ
    カード種類:シグニ
    カードタイプ:精羅:宇宙
    色:赤
    レベル:4
    パワー:12000
    【自】《ターン1回》:あなたのライフクロス1枚がクラッシュされたとき、対戦相手のシグニ1体をバニッシュする。
    【起】《ターン1回》《アタックフェイズアイコン》《無》:あなたのデッキから無色ではないレベル4のシグニ1枚を探して公開し手札に加え、デッキをシャッフルする。あなたのライフクロス1枚をクラッシュする。
    ライフバースト:カードを1枚引く。あなたのライフクロスが0枚の場合、あなたのデッキの一番上のカードをライフクロスに加える。
    ◎強い点
    キーセレ初のライフクロス回復LB
    遂に出ました。
    積み込み+盾回復で防御面数が爆増する環境がやってきます。

    修築:条件が緩い代わりに、スペルなので回収しづらい。
    テンドウ:条件が厳しい+おまけの1ドローが積込みを崩しちゃう代わりに、シグニなので回収が簡単。

    といった違いがありますが、いずれにせよ強力です。

    ◎就職先
    リメンバ
    景英の高騰 バブリー>のお陰でメインだけで盾を仕込めるので、かなり強いのではないでしょうか?
    参考程度に動きを紹介します。

    例1.
    1. ボトムに"テンドウ"設置、<バブリー>で盾交換
    2. 超罠 ミミック>で上から、何か・修築テンドウの順に積み込み
    ⇒+3面防御+2ドロー(+3エナ)!!

    テンドウのドローのお陰でリソースが返ってくるので、多少の継続性がありそうです。
    回収し難い"修築"が1枚で良いのも優秀です。

    例2.
    1. ボトムに"修築"設置、<バブリー>で盾交換
    2. ミミック>で上から、修築修築・<アルキメス>の順に詰み込み
    ⇒+5面防御(+4エナ)!!

    修築3枚要求なので現実味は薄いですが、メインだけで2ターン生み出すのは脅威。
    また、ライフクロス3枚以下で始動できるのも強みです。


    リメンバだけでなく、<ママ MODE LOVE>や<龍滅連鎖>などを用いる事で他のルリグでも似た動きが出来ます。
    幻水姫 オワンクラゲ>でシグニ回収に優れており、自然に採用できる<焔型闘娘 花代&緑子>が修築テンドウの両方を拾える遊月での運用は結構アリな気がしています。

    ただ、積込み+盾回復に頼りすぎると、華代の「バーニング」、ウムルのデッキバウンス、堕落の砲女 メツマやアルフォウの山落としにメチャクチャにされるので注意しましょう。


    SR 羅祝石 ダイヤブライド
    カード種類:シグニ
    カードタイプ:精羅:宝石
    色:白
    レベル:4
    パワー:12000
    【常】:このシグニは中央のシグニゾーンにあるかぎり、「【自】《ターン1回》:このシグニがアタックしたとき、《無》《無》を支払ってもよい。そうした場合、このシグニをアップする。」を得る。
    【自】《ターン1回》:あなたのシグニ1体が対戦相手のアーツの効果を受けたとき、そのシグニをアップし、ターン終了時まで、それは効果によって得ている能力を失う。
    ライフバースト:対戦相手のレベル3以下のシグニ1体を手札に戻す。あなたのライフクロスが2枚以下の場合、代わりに対戦相手のシグニ1体をトラッシュに置く。
    ◎強い点
    1.セレクト・ハッピー5の否定
    キーセレ・オールで高い採用率を誇る、<セレハピ>に更なる釘が刺されました。
    コードVL 鈴鹿詩子>も強めの抑止札でしたが、それでも"お前ら<セレハピ>擦り過ぎ"という公式のメッセージでしょう。そろそろルリグデッキを見直す必要がありそうです。

    置くだけで、件の<セレハピ>だけでなく、ダウンアーツも咎めてくれます。
    1つの防御面数がゲームを左右するキーセレにおいて、非常に強力です。

    また<コードVL 鈴鹿詩子>と合わせることで、アンコールできず+1回無効なので、文字通り<セレハピ>が腐ります。ヤバいですね!!
    その裏でひっそりと<ドント・コール>も同様の影響を受けています。

    2.置くだけ要求
    上記のとんでも効果に加えて、真ん中に置くだけで1点要求、正面が空いていれば2点要求になります。
    メインで面空け+<詩子>のようなメタカードを置く攻め方は、意外と出来るルリグが少ないです。
    ですので、中盤とかにポン置きで仕事してくれるのは非常に優秀です。
    ※この場合は連パンが消える為、<セレハピ>が1面防御になるので注意

    ◎就職先
    エマ
    何に積んでも一定の仕事はしそうですが、<ネクスト・フューチャー>で攻めるタイプのエマに搭載するとかなり強力です。

    ネクスト・フューチャー>を使う際、目の上のタンコブだった<セレハピ>を無効化できるので、破壊力が上がりました。

    遊月(オール)
    今までどれだけエナ破壊しようが、あざ笑うかのように撃たれていた、<セレハピ>を無効にできるようになりました。これはメチャクチャ大きいです。

    特に、遊月は<ママ MODE LOVE>で盾埋め、<遊月・四篝>のコイン技でLB発動、<幻竜姫 レッドドラゴン>などでエナ破壊と、スペル・アーツに頼らずにエナ破壊+<ノイヴァン>発動ができます。

    此処に、<詩子>+ダイヤブライドのパッケージと<幻竜姫 ギガノド>(チア)+<幻竜 ゲツァル>+手札に<幻竜 アルゼンチノ>(Sランサー付与)のような盤面を加えることで、強力なショットの布陣になります。

    エナを絞った分のアーツは勿論のこと、<セレハピ>、<炎のタマ>、<クリティカル・ショット>やルリグ効果など、現代ウィクロスの強力な防御をほぼ網羅しているのは結構強力ですよね。

    野良のLBが少し課題ですが、そこさえカバー出来れば十分に強そうです。

    Q.今のうちに集めておきたいカードはありますか?
    コードLv 御伽原 江良(キー)
    最後の一言コメントの所でも語っているのですが、盤面にいると防御になるシグニが一気に増えました。
    蘇生系アーツ+防御シグニで防御面数を伸ばそうとするデッキが増えそうなので、このカードの価値が相対的に上がると考えています。

    コードVL 鈴鹿詩子(キー・オール)
    羅祝石 ダイヤブライドとのパッケージ、詩子ブライドが非常に強力です。
    どのルリグにタッチで詰んでも、ゲームをひっくり返せる可能性を秘めています。
    持っておいて損はないと思うので、今の内に買っておきましょう。

    超罠 ミミック+ママ MODE LOVE(キー)
    10010.jpg
    LBの"修築"や"テンドウ"を重ねれば重ねただけ、防御面数が伸ばせるようになりました。
    その為、このセットの需要が上がりそうです。

    Q.最後に一言お願いします!
    アタック時除去は向かい風
    リストを見た印象として、攻め方がアタック時除去に寄っていたデッキは、方向転換を強いられるなと感じました。
    というのも今回、アタックフェイズまで盤面に残っていると防御に繋がるシグニがかなりの種類登場しています。

    現在公開されているものだけでも、以下の通りです。

    1例ですが、今まではこの立場にいたシグニは汎用札の<弩書 ザ・ロウ>と青ピルルクの<魔界の千夜 シャハラザ>でした。

    それでもアタック時除去に攻めを依存していた遊月デッキは、<シャハラザ>×2に<幻水姫 オワンクラゲ>×2が溶かされる事態に陥りがちでした。

    その為、下敷きを大量に構えた<弩書 ザ・ロウ>が準備出来るナナシや、青ピルルクが一定数存在した環境では<幻水 コノハケロ>を増量し対抗する、両者共パワーマイナスなので、パンプを掛けるといった対応をとる必要が出てきました。

    今後はパワーが低いorパワーマイナス以外の防御シグニも出てくる為、<コノハケロ>のバニッシュ範囲ではカバーしきれません。
    等、盤面を空けずに攻められ、相手の蘇生系アーツを腐らせ易いという、遊月の強みの一つを捨てる必要が生じています。

    これは遊月に限った話ではありません。
    他のルリグでも現状のままでは通用しなくなるケースが出ると思います。

    裏を返せば、蘇生系の防御手段が通りやすい環境になりそう???とか、そこに対して面空け+<コードVL 御伽原江良>の布陣が更に強力になる???等、環境の在り方が少し変わる気がしています。

    リンカーネイション発売後は1度自身の愛用しているデッキの攻め方を見直してみてください。

    以上です。
    最後まで読んでいただきありがとうございました。

【WIXOSS キーセレ】頂点に狂い咲く構築の遊月

    posted

    by しみずき

    タイトルトップ.jpg
    【WIXOSS キーセレ】頂点に狂い咲く構築の遊月
    俺が遊月をあきらめた日
    時は遡ること2019年1月。
    世は"WIXOSS CUP"開催期間の真っ只中。
    僕はWILESにてキーセレに登場し、RHETORICで超強化された遊月で大会に臨んでいた。
    東京会場では、予選から確変したかの如くマッチングし続けたユキになんやかんや勝ち続けていたものの、4戦目にして最高のムーブを決められ、上位入賞にて終幕。
    名古屋会場では、日頃の行いの差が如実に現れるミラーマッチにて敢え無く敗北し、これまた上位入賞にて終幕。

    ......勝ちきれない。

    次に控えるは大阪会場。
    苦手な白タマが多い。
    ミラーにも負けたくない。
    頂点に、狂い咲きたい......

    スパークした感情から生み出されたのは、頂点に狂い咲く※1為のアーツ構成。
    (※1:多少の安定感を犠牲にしてでも、最大値を叩き出すことを目的とした姿を意味する)

    結果は予選落ち。
    Screenshot_20200318-204047_Twitter~2.jpg
    (悔しさのあまりプレミ等と色々言ってはいますが、自分のプレイの浅さとキーセレの深さを知った実りある1日でした。)

    大会には負けたが、最大の仮想的だった白タマに勝てるなら、このデッキはまだ戦える。
    そう思い挑んだ白タマとのフリーは見事に敗北。
    失意のドン底に沈んだ僕は、ピッカピカに光らせていた相棒の遊月をその場で友人にゆずった。
    ゆづきだけに......?????????



    ......?

    と、言うことで時は経ち、ふと画像フォルダを漁っていたら、当時の自分の中での遊月の結論構築だったのに闇に葬ってしまっていたレシピが出てきました。

    あの頃から時は流れ、汎用札も粒ぞろいになり、最新弾コリジョンにて遊月も強化されました。
    今回は、最新版にアップデートした+頂点に狂い咲く為の遊月+を紹介します。

    遊月ってどんなデッキ?
    取り敢えず、キーセレクションにおける遊月がどのようなデッキなのかおさらいしていきましょう。

    ◎長所
    1.アーツのパワーアップで防御面数が多めに出来る。
    遊月の専用アーツ<真空斬撃>は効果によってカードを公開出来る為、<マレガビ>や<ダンクルテウス>と組み合わせることで、 <真空斬撃>で<マレガビ>公開で10000以下のシグニをバニッシュ。 <マレガビ>効果⇒<ティロス>蘇生⇒<ティロス>出現時で<ダンクルテウス>+@公開。
    ダンクルテウス>効果で残りの1面をバニッシュ。

    の流れで動くことでアーツ1枚で3面防御することが出来ます。
    アーツ1面のバリューがゲームの勝敗を分けるキーセレにおいては長所と言えるでしょう。

    2.膨大なハンドリソース
    等、遊月は試合中に手札が増える機会が非常に多く、余剰分のハンドを<幻水 オオサンショウ>でエナに変換していく。といった動きをとる場面が多々あります。
    リソース回復の機会が多い点はハンデス系のデッキに対して非常に心強いです。
    青タマが流行している現在の環境では、この点も見逃せません。

    3.アタック時除去で攻め続けることが出来る
    ダンクルテウス>や<コノハケロ>の存在から、「アタックした時、水獣を公開する」と書いてあるカードは全て、並べるだけで点要求シグニになれます。
    また、<オワンクラゲ>のエナ回収の存在から毎ターン盤面を空けることなく3面要求の動きが安定します。

    この動きを徹底することで、<5th Anniv.Heroines>を始めとした蘇生系の防御手段を腐らせながら戦うことが出来ます。

    ◎短所
    序盤のダメージレースがイマイチ
    昔は<ケロモドキ>で1点取って、3t目に<ティロス>x2で2点。

    位の感覚でもゲームになっていましたが、現環境では気品優雅さetc.はさて置きそれでは速さが足りません。
    とは言え、<真・遊月・鍵>は序盤に張れないので、どうしてもダメージレースに遅れがちになってしまいます。
    これは明確な弱点と言えるでしょう。

    総括すると現環境での遊月は、そこそこの防御面数を持ち、ハンドリソースの多さ、攻め方の特殊性から特定のルリグには強く出られるものの、ダメージレースが遅い為に競り負ける場面が多いルリグ。 といった感じです。

    コリジョンでどう強化されたか
    幻水 ライムラス
    待望の序盤のダメージレース加速要因。
    採用するにあたっての最大のライバルはTDからの御供、<ケロモドキ>でしょう。
    手札のかみ合いが求められるものの、安定した運用が出来る代わりに、なんやかんや序盤の1エナが重たい<ケロモドキ>とは違い、ノーコストで運用できるのは優秀です。

    実際に使ってみて感じたのは、<ライムラス>x2+水獣2種で1体の<ライムラス>にバフを集中することで、序盤からランサーの条件を達成できる場面が結構多い点です。
    また、<ティロス>のパンプ値が足りない場合にもコイツでサポートできるなど、意外と小回りが利きます。
    他にも遊月というデッキは構築にもよりますが、先攻の場合だと4t目が意外と攻め辛い場合がある。
    という性質があります。(僕がへたくそなだけかもしれませんが......)
    というのは、3t目は可能な限り<ティロス>を使った盤面を作りたい点は、今も昔も変わりません。
    続く4t目に要求を取れるシグニは、前のターンに消費した<ティロス>と<オワンクラゲ>の2種程度です。
    その他の<クロコワニ>等の公開系のカードを用いる場合、相手の盤面のパワーラインが低い為に省エネの<コノハケロ>が使えず、<ダンクルテウス>を用いることになってしまいます。
    オワンクラゲ>で<オワンクラゲ>は回収できません+戒め+ので、温存しておきたいのもあり、<プレシオ>や<プロテロ>等を採用していないor引けていないと攻めあぐねてしまう場合が割とあります。
    そこでこの<ライムラス>です。<爪牙 遊月・肆戒>の出で手札の水獣が増えていることもあり、単体パワー7000超えのランサーとして使える為、この問題を一気に解決してくれます。
    これは単体ではパワー2000にしかなれない<ケロモドキ>との大きな差別点です。
    総じて非常に優秀な1枚と言えるでしょう。
    7枚位積ませてほしい。
    • 序盤の打点札の増量
    • 攻めの"つっかえ"防止
    羅水植 マリモ
    此方も序盤のダメージレース加速要因です。
    ランサーの条件は、<鎮護国禍>や<オオサンショウ><マダラモリ>等で達成できます。
    前者2種類は遊月デッキに採用しやすい札なので好相性です。
    • 序盤の打点札の増量
    幻水 セベク
    くっそ強いです。

    公開された時の効果が盾に強LBを仕込むことによって防御面数をかさ増しするデッキに対してぶっ刺さります。※具体的には白タマの<ママキー>やリメンバの<プロテクション・マッピング>or<生生流転>等。
    この手の防御手段を貫通する為には、耐性シグニを"複数面"+"立て続ける"ことが必要になります。
    単体では<セレハピ>でそこだけ止められたり、1tだけだと別のアーツやエクシードで守られたり。

    その点、<セベク>は1枚ハンドに構えておくだけで、アタック時公開系のシグニ全てが、シグニ耐性を持っているのと同義ですので"複数面"も簡単にクリアできます。

    また、通った時に投げればいいので、"立て続ける"も容易にクリアできます。
    他にも、単純に不意のLBもケアできるので、"ラス盾有効バーストで負け"みたいな状況も無くなります。
    一見地味なテキストですが、遊月デッキの強みの1つになり得る強力な効果です。

    後、このテキストにアタック時公開がくっついてて、アタッカーとして運用できるのがマジGODナノネ。

    もう一つ小話なのですが、アタック時バニッシュを主体とするデッキの天敵となる<糾う者>の<アークエナジェ>に対し、メイン中に公開して<オワンクラゲ>等に耐性を付与し、その後の<マレガビ>公開を匂わせることでプレッシャーをかけることができます。
    青ピルルクの<シャハラザ>に苦しめられた過去を思い出します。
    • LBケアという新たな性質の獲得
    幻水電 エレクトイール
    メイン除去の増量と<オワンクラゲ>との組み合わせによる好きなカードのサーチが主な運用になります。
    LBが強めということもあり、<ミミック>などの山操作+<ママキー>でライフを作っていくタイプの遊月では1枚でパーツの回収と自身が強LBとして運用できることもあり、非常に優秀な働きをしてくれるでしょう。
    • ピンポイントサーチ+それを生かしたコンボ的な立ち回りが可能に
    • メイン除去手段の増加

    総括としては、課題であった序盤のダメージレースの弱さを解消しうる札を2種類もらえつつ、シグニ耐性という新たな武器を手に入れているので、良い強化をもらえていると思います。
    後は<エレクトイール>による、新しい遊月の形は、膨大なリソースというメリットを活かせる為、研究のし甲斐があると思います。

    今回はアタック時バニッシュによる蘇生系の防御を封じられる長所を最大限活かす形+短所だった序盤のダメージレースを改善出来るようにデッキを組んでみました。

    デッキレシピ
    遊月
    アーツ
    5


    特徴的なところの解説
    爪牙 遊月・壱戒
    コインを拾わない方を採用。
    このデッキでのコインの用途は、 の計5枚なので1枚足りない計算になってしまいますが、<ライムラス>や<ティロス>が序盤の手札の水獣の枚数を要求してくる為、1コイン消費ムーブのいずれかを捨ててでも、此方を優先しました。
    序盤の手札1枚の差は非常に大きいですし、1枚マリガンが出来る為、必要パーツを探しに行けるのも◎

    ドーナ CHEER
    10007.jpg
    再録でよりお手頃になりました。
    昔は高かったですね。僕は高値で買いました。
    現在は<焔型闘娘 花代&緑子>派閥が優勢ですが、僕は此方の方が好みです。
    札の枚数自体は、後述する<ラティナ>や<プテリゴ>がカバーしてくれますし、3tアンロックの為にエナを節約する必要が無いので、<ケロモドキ>等もガンガン使っていけます。
    そして何より、後半の要求全てをアタックトリガーに出来るのが遊月の強みなので、盤面を空けることなく防御できる此方に軍配が上がると考えています。

    イレイス・ルフラン
    頂点に狂い咲く()為のアーツ。
    苦手とするタマに対して、<ドーナ・CHEER>が使えなくなる「イノセンス」のターンをどうやって凌ぐか考えた際に、たどり着いた1枚。
    獣群邁進>+<イレイズ・ルフラン>で確実に1ターン生むことが出来ます。

    暴風警報
    WIXOSS CUP時は<セレハピ>でしたが、余りにも速攻に弱くなってしまったので此方に変更。
    アンコールコストの<ドーナキー>は破棄時テキストを持っているので、余すことなく使えるようになりました。

    コードアンチ ラティナ
    俺は何にでも<ラティナ>を入れるマン。
    「イノセンス」下でも払える<イレイズ・ルフラン>のコスト用の白エナ。
    遊月、特に<焔型闘娘 花代&緑子>を採用しないデッキの<ラティナ>は非常に優秀です。
    • 単純に手札+1のカードなので序盤に盤面を並べつつ、手札に水獣をキープしやすくなる
    • ティロス>を<プテリゴ>で増やして3t目に備えたいデッキなので、足りない方にアクセス出来、安定性が向上する
    • 非水獣でありながらサーチによって水獣になれるので、各種公開系の邪魔にならない
    • ダンクルテウス>や<マレガビ>等、1枚は公開領域に居て欲しいカードにアクセスしやすくなる。
    • 手札が潤沢な場合は序盤の火力になってくれる。
    等々、1枚で非常に小回りが効きます。

    幻水 プテリゴ
    僕の3t<ティロス>x2に懸ける情熱は、
    【WIXOSS デッキ】キーセレ環境ユヅキのあれこれ WILES~RHETORIC
    の記事を読んでください。
    無理に3t目に<花緑キー>を展開する必要が無いので、ガンガン出現時効果を使っていけます。

    幻水 ケロモドキ
    コリジョン以前の遊月の<コケケロ>の枠を貰って採用。 序盤のアタッカー7枚体制にすることで、少しでもダメージレースに食らいつけるようにしました。
    最後に
    如何でしたか?
    速攻よりの赤環境では苦しい戦いを強いられますが、青タマやウムル等のリソース奪取を得意とするデッキが持ち返してくれば刺さるデッキです。
    かなり扱い易い構築かつ、汎用札を除けばそこそこリーズナブルに組めるので是非使ってみてください。

    以上です。

【キーセレクション】これが時代のニュースタンダード!!白翠子爆誕

    posted

    by しみずき

    翠タイトル.jpg
    【キーセレクション】これが時代のニュースタンダード!!白翠子爆誕
    しみずきです。
    タイトル、言いすぎじゃない?
    そう思ったそこの貴方、正解です。

    どんなタイトルにすれば、興味が引けるのかなと思いイキリポント高めにしてみました。

    ごめんなさい。スタンダードは盛りました。

    セレモニーが開催されず、デッキのブラッシュアップが全然できてません。

    コリジョンのカードをあしらった、変わり種の構築の叩き台として見て下さい。

    でも、折角ページを開いたのなら最後まで読んでいっていただければ幸いです。
    (こうやって再生回数を盛るのだろうか?)

    と、いう訳で本題に入っていきましょう。

    翠子ってどんなデッキ?
    最新弾のコリジョンは、久々の全ルリグ強化弾です。

    いい機会ですので、今一度、キーセレクションにおける翠子デッキをおさらいしてみましょう。

    ◎長所
    防御面数が多い
    翠子最大の長所は<四型金娘 翠子>の持つ、キーセレ最高峰の圧倒的な防御力です。
    出現時の緑のアーツ回収、コイン技の"テンタクル"。
    この2つの能力によって、回収するアーツによりますが、防御面数がだいたい+3位されます。
    防御面数+3面 それすなわち1ターン手に入るということです。
    素の状態でエクストラターンを持っている。と言い換えるとめっちゃ強いことが解ると思います。

    キーセレクションにおいて、ルリグが防御テキスト持っているという点は非常に強力で、アーツ枠を序盤のサポートや攻め札に回しつつも、他のルリグと同等の防御面数を確保したり、純粋な防御面数で圧倒したりと、「大は小を兼ねる」と言う通り、選択肢が広がります。

    また、他の防御テキストを持っているルリグと比較しても
    • ウリス>《ディスペア》:ライフクロスが0じゃないと使えない
    • タウィル>《プライマル》:コスト用の赤いアーツが必要
    • ウムル>《ゲート》:ランダム要素
    アーツ回収、"テンタクル"共に非常に使い勝手が良く、増える防御面数も抜きんでています。

    序盤から攻めれる方
    後攻1ターン目から使える得点源<幻怪 モモイヌ>を有しており、中盤も<幻怪 モモザル>+<幻怪 ケイローン>等で追加打点を狙える為、"噛み合い"が求められるもののレベル4グロウ前のダメージレースは早い方です。

    翠子はこのハイスペックな防御性能+そこそこの火力で以て、横綱相撲を取っていくルリグです。
    正攻法でぶつかってくるルリグに対しては部類の強さを誇ります。

    ◎短所
    アーツが弱い
    四型金娘 翠子>のアーツ回収効果の存在のせいか、緑色のアーツは軒並みパワーが抑え気味かつ、隙が存在するものが多いです。

    採用率の高いアーツを並べても、<暴風警報>は3面要求に対してしか真価を発揮できず、アタック時の効果を許してしまう。
    自縄自縛>は全面空けられてしまうと、パワーが落ち、<先制結界>はアタック時除去持ちシグニを並べられてしまうと無力化される。
    その他のアーツも防御面数が少なかったり、コストが重かったりとイマイチです。

    レイラの<千差爆別>のようなパワーも、ウムルの<アンシエント・グルーヴ>のような圧倒的なコスパも無いです。
    (まぁ、緑色の<千差爆別>なんてもんが存在してたら、このフォーマット廃れている気がします。。。)

    フィニッシュが弱い
    翠子の主な攻め手段がランサーの為、ライフを0まで削るのは得意ですが、その後のフィニッシュ手段が非常に限られています。

    基本的には<幻怪姫 イバラヒメ>と<焔型闘娘 花代>のエクシードキー、位しか、最後の1点を押し込む手段がありません。

    カーニバル †MAIS†>の禁止令で<イバラヒメ>を宣言されてしまうと"詰む"と言われた程です。

    その為(だけではないですが)、補佐として<羅菌姫 カルシ>や<幻怪 ケサキリ>をサブで採用している構築が多かった印象です。

    白タマという圧倒的不利対面が存在する
    上記2つは弱点と言えば弱点ですが、目を瞑れるレベルです。
    しかし、翠子を使用する上で、最大のネックとなるのが<"白タマ">というデッキタイプです。
    偉智の遊 サンポケ>をはじめとする変身サイクルが<暴風警報>を貫通するばかりか、"テンタクル"が"イノセンス"によって無力化。
    それに合わせて、隙のあるアーツ群をカバーできるキーが機能停止してしまいます。

    そして、その隙にキーセレ界の異端児<師の遊姫 プリキャス>を差し込まれ、無事ゲームセットです。


    総括すると、序盤から攻めれて防御面数は非常に多く出来るものの、フィニッシュ手段が弱め。
    防御構造に隙が生じやすく、その隙を綺麗に突かれるタマには滅法弱い。

    これまでの翠子はそんな感じのデッキでした。

    新弾でどう強化されたか
    それでは、コリジョンによってどのような変化がもたらされたのかを見ていきましょう。
    弾丸雨注
    遂に登場した翠子の準限定アーツ(ルリグが○○の場合、コストが軽くなったり、選べる効果が増える奴)。
    2〜3ターン目に使用することで、殴られたり、ライフから捲れたアタッカーを出しつつ、更に1面空けることが出来る為、序盤のダメージレースを加速させることが出来ます。

    また、これ一枚で盤面の補充が出来るようになる為、序盤をサポートする為のキーを張らなくても、多少は安定するようになりました。
    ハンデステーマのデッキに対して、<四型金娘 翠子>の回収から繰り返し使用してやることで、攻め手を切らさずに立ち回れるようになりました。
    防御面数が少ないor攻め手が遅い部分をハンデスでカバーしているデッキに対して非常に刺さります。

    これの登場で、
    • 序盤のダメージレースの向上
    • 序盤用キー / エクシードキー / <セレハピ> / @2といったアーツ構造から脱却する選択肢
    • ハンデスデッキへの回答
    の3つの変化がもたらされました。

    余談ですが、<弾丸雨注>が採用されてそうなデッキに対して先攻を取った場合は、中央のシグニゾーンにシグニは置かず、両端に並べるようにしましょう。
    中央にシグニを置いた場合、後攻1ターン目に<弾丸雨注>を使用されると、片端に配置しているシグニをエナ送りにされ、相手のシグニが両端に並んでしまいます。

    そうなってしまうと、先攻の特権である"1面無償で点が取れる"というメリットが帳消しにされてしまいます。

    そんなに再現性の高くないシーンですが、こういった些細な所が後々響いてくるゲームです。

    真ん中に置かなきゃならない理由も(ほぼ)無いので、嘘でも両端に並べるようにしましょう。

    紫幹翠葉
    今弾のアーツ群の特徴である、2色の特性を持ちつつ、両方の色でコストが払えるサイクル。(長っ)

    "コンバートアーツ"って僕のTLで誰かが呼んでました。

    パワー上昇を反転させるというユニークなテキストをしており、クラフトアーツ<棘々迷路>をガメておくことによって、アーツパワーをアップさせることが出来るのは翠子の特権です。

    リミットの関係上122の盤面しか作れない華代に対し、<棘々迷路>と合わせると、確実に3面防御になるじゃーんとはしゃいでいたら、<炎真爛漫>という現実を突きつけられ、悲しくなりました。

    それでも、序盤の低いパワーラインを狙いに来た<羅原姫 Mdia>、<羅原 C3H8>がいれば、パワー反転により返り討ちに出来るのは嬉しい点です。

    また、鬼門であった白タマに対して有効に使えるアーツでもあります。
    棘々迷路>を死ぬ気でかき集めて置くことで、変身サイクルのパワーが低い所に叩きつければ、1枚で"イノセンス"のターンをやり過ごせる可能性があります。

    これの登場で、
    • アーツによる除去が出来るようになる
    • 白タマに少しだけ光明が見えた
    の2つの変化がもたらされました。

    幻怪 トレント
    1体で打点、入れ替え、パンプと翠子の噛み合い要素の全てを内包しています。
    3ターン目に<幻怪 トレント><幻怪 モモイヌ><幻怪 ケイローン>の盤面で最大値である3点取れるようになり、ダメージレースを更に加速させてくれます。

    また、左のゾーンに置くだけで7000のランサーになってくれます。
    翠子には、これまで単体で機能する打点がいなかったので、この点も非常に優秀です。

    これの登場で、
    • ダメージレースの加速&安定
    がもたらされました。

    幻怪菌 ヅチグモ
    《怪異/微菌》という、翠子プロテイン界隈に衝撃をもたらした、優秀過ぎるクラスを有しています。
    怪異である為、<四型金娘 翠子>の真ん中パンプを始めとする、各種パンプを受けられ、<羅菌姫 プロテイン>の耐性を簡単に獲得できるようになりました。
    ※今までは<モモザル>が必須。

    また、アタック時に"Sランサー"を獲得出来るので、翠子に不足していたフィニッシュ手段を補ってくれます。
    また、盤面を空けないままでトドメをさせるようになった為、相手の蘇生系のアーツをケアできるようになりました。
    メインでのフィニッシュ手段が増えたことで、今までほぼ必須枠だった<焔型闘娘 花代>から卒業するという選択肢も産まれました。
    他にも、打点要因が増えたことで、<紫幹翠葉>のパワーアップの為の<棘々迷路>を温存しやすくなっています。

    これの登場で、
    • プロテイン>によるお手軽耐性獲得
    • フィニッシャーの増量
    • 攻め方のバリエーション増
    の3つの変化がもたらされました。

    ということで、わりと欲しかった所が手に入ったのではないかと言うのが、コリジョンのリストを見た時の所感でした。

    レシピの紹介
    ということで手に入れた強化を踏まえて完成したのがこちらのレシピ

    白翠子
    ルリグ
    5
    アーツ
    5


    特徴的なところの解説
    一型金娘 翠子 / 三型雌々娘 翠子
    お前、"雌々娘"だったのか......、"雄々娘"だと思ってたのに......。

    従来通りのグロウルートです。

    序盤キーを採用していないので、レベル1を手札入れ替え、レベル3をコイン獲得にする択もあります。

    手札を入れ替えることで、下級を探しに行けますし、特にレベル3時のリミットが7なので<トレント>と<ケイローン>を両立出来る点は大きいです。

    しかし今回は、後述する<ビカム・ユー>を採用しており、後攻2t目にワープグロウした返しに、ルリグパンチだけみたいな殴られ方をすると、レベル3グロウ時にコインが拾えない可能性があったので、此方のグロウルートを採用。

    また、コイン獲得にエナを使わなくて良い分、後手3tの<弾丸雨注>時に踏まれた<モモイヌ>等を盤面に出すエナ的余裕が生まれやすいのも<三型雌々娘 翠子>の利点です。

    永遠の鍵 タマヨリヒメ
    10007.jpg
    タイトル回収。白翠子の"白"部分。
    1. 従来の翠子は<セレクト・ハッピー5>の脆弱性を突かれる負け筋が多いと感じていた。
      ※<詩子>が7割、白タマに使ってもないキー破棄を要求されるのが3割。
    2. ヅチグモ><弾丸雨注>の登場により、<焔型闘娘 花代>を抜けるようになった。
    ということで、構築段階で一定の白シンボルを要求されますが、翠子の長所である防御面数を伸ばせる
    このキーを採用。
    防御面数がバウンスであることも、白タマの積み込みを崩せたり、緑ピルルクの<W・S・B>に一手間要求させたりとバニッシュにはない、メリットがあります。
    また、繰り返しになりますが、ハンデステーマに対して<弾丸雨注>を最大3回使用できるのは非常に大きく、今まで苦手だった青タマに対しても強く出られるようになりました。

    ビカム・ユー
    今までの翠子のテンプレともいえる構築の翠子は<聖援の使者 サシェ>を序盤キーに据えた構築です。

    因むと、過去に僕が開催させて頂いた"WIXOSS TAG team GX"という大会で準優勝されたランカー部というチームの"ランカーA"(Bだったかも)というプレイヤーの方が使用していたものが初出ですね。
    • 序盤の点要求に噛み合いを要する
    という翠子の構築上のネックを、必要最低限の下級の枚数で解決でき、多くのレベル4シグニを搭載することでデッキパワーを底上げしています。
    すごくカードとカードの繋がりを感じるデッキでした。。。
    ランカーA......(B?)一体何者なんだ?

    余談はさておき、あんまり下級に割く枠は無いものの、序盤の点要求には噛み合いが求められる。
    具体的な話をすると、2t以降は<モモザル>、3tからは<トレント>で代用の利く<幻怪 シルフ>に枠を割きたくない。

    というのが、従来の<サシェキー>型から変更する際のネックです。
    これを解決すべく目を付けたのが<ビカム・ユー>です。

    ルリグのレベルが上がる毎に要求に使える札の総数が増え、"噛み合い"の当たり牌も増えます。
    また、盾から捲れた要求札も<弾丸雨注>によって使えるようになります。
    であれば、<ビカム・ユー>を使うことで、<幻怪 シルフ>が必須だった後攻1ターン目をスッ飛ばせるようになり、"枠"と"噛み合い"の問題を一気に解決できるのでは?と考えました。

    先攻時に若干のパワー不足を感じますが、元のスペックでカバーできそうなので許容しましょう。

    コードアンチ ラティナ
    永遠タマキー>を採用する上で必要となる白エナ要因。
    シルフ>の枠を無くしたかった要因でもあります。

    サーチによる噛み合い札のサーチ。

    手札に要求札が揃っている場合にはバウンスで追加打点と、かなり重宝します。

    ラティナ>が非常に優秀な札であるのは周知の事実です。
    華代やグズ子、青タマ等のルリグパンチの価値が高いデッキ以外で、白エナが吐ければ何にでも入ると思っています。
    しかし、便利な半面、少数採用で試合中に1回しか<ラティナ>を出さないような構築だと、長所を帳消しにしてしまっていると考えています。
    ※大量にサーバント詰んでいるorデッキの回転率が良いデッキ以外は、ゲームを通して1〜2回はルリグパンチが通る。その為、<ラティナ>を出してバウンスor要求札サーチで1点多く取れたとしても、1回<ラティナ>を出しただけなら、本来通っていたルリグパンチ分で帳消しになってしまう為。

    なので最大枚数の4枚採用です。
    加えて、<弾丸雨注>でも再利用できるので、継続的に効果を使いやすくなっています。

    幻怪 モクダルマ
    序盤の打点が無く、後手1<ビカム・ユー>をするとノーパンしてきそうな対面の時に、気合で引くか<ラティナ>からサーチして使いましょう。

    最後に
    従来の翠子からスペックを落とさず、ダメージレースの加速から、苦手対面への対抗策の獲得が出来たのではないでしょうか。
    ちょっと怪しい部分(主に<ビカム・ユー>)もあるので、一つの形だと思って試してみてください。

    以上です。

    最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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