今回はWPSに参加する機会があったので、WPSのレポート+使用デッキの解説となります。
12弾発売後、環境分からなすぎると嘆きまくってた筆者でしたが、WPSでは変にメタを考えるよりも好きなデッキを使ってるときの方が勝ててるような気がしたので、好きなデッキで出ようと考えていました。
幸い構築の方はなかなか納得のいくものが出来たので良かったのですが、問題は作ったデッキを試す機会がないまま当日を迎えてしまったのは辛かったですね(実際に今回はプレミがひどかった)
プレミさえ無ければ割と入賞も夢ではなかったと感じたので、本当に悔やまれます...
またチャンスがあればWPS入賞を狙いたいのですが、次にWPSに参加できる機会がいつになるのか分からないので、記事にレシピを残して誰かに代わりに結果を残して欲しいと思ったので、誰か私の意志を引き継いでくれる方募集中です!
さて前置きが長くなりましたが、まずはデッキの紹介から...
ルリグデッキ | |
ルリグ | アーツ |
<P-ST 新月の巫女 タマヨリヒメ>
<ST 三日月の巫女 タマヨリヒメ> <ST 半月の巫女 タマヨリヒメ> <LC 火銃舞 タマヨリヒメ之参> <LR 金木犀の巫女 タマヨリヒメ> <LR 黒点の巫女 タマヨリヒメ> 計6枚 |
<LC リバース・モード>
<LC ウトゥルス・チェイン> <LR クトゥル・コール> <全身全霊> 計4枚 |
メインデッキ | |
非LB | LB |
3 <C 破戒の韋駄 スカンダ>
2 <ST 小悪の象徴 コオニ> 4 <C サーバント O2> 3 <Re 好色の罪人 ベルフェーゴ> 2 <R 忘得ぬ幻想 ヴァルキリー> 1 <R 堕落の砲娘 メツミ> 1 <C 破戒の水辺 パルヴァ> 1 <C サーバント T2> 1 <R 祝福の女神 アテナ> 1 <SR 弩砲 ゴルドガン> 1 <C バイオレンス・ジェラシー> 計20枚 |
4 <C アイン=ダガ>
2 <C サーバント O> 4 <R 運命の左糸 クロト> 2 <SR 先駆の大天使 アークゲイン> 2 <SR 聖火の祭壇 ヘスチア> 1 <SR 原槍 エナジェ> 2 <SR 音階の右律 トオン> 2 <SR 真天使の未来 ガブリエルト> 1 <SR コードアンシエンツ ヘルボロス> 計20枚 |
というわけで私が好きなデッキといえば黒点タマなので黒点タマを握りました。
レシピを見てもらえば分かる通り、今回の構築はかなり特殊になっています。
正直、この構築とほぼ同じ構築を考えたことがあるという人はほぼいないのではないかと自分では思っています。
特にアーツ選択で同じアーツ構成考えたって人がいたら是非とも話をしてみたいものですね。
いつものことですが、今回の構築も試合後に調整した方がいい部分が見つかって調整をしてますので、現在の構築とは若干異なっていますが、WPS参加時のものということでお願いします。
では、解説を始めていきます(今回は長くなります)
一気に4枚合わせての解説になりますが、これはこの4枚が揃って仕事をするものですので、ご了承ください。
動きを説明する前に、まず今回のデッキに至った経緯から話させていただきますときっかけになったのは何処かの大会で優勝していたスノロップ黒点でした。
そのデッキは<スノロップ>が採用されているのも特徴的でしたが、私の目を引いたのは<アークオーラ>4枚、<トオン>4枚を入れていたということでした。
恐らく黒点に乗るかどうかが大切であるため、乗る前にショットされてしまうのを避けるための構築であったと私は理解したのですが、盾に埋まらなかった時にほぼ使えない8枚を採用しているという点と仮に埋まったとしてもライフの1枚目などに<トオン>が埋まったりしてしまった場合、自分のグロウエナを確保する邪魔になるだけではないかという点から高い勝率を狙える構築ではないかなと感じていました。
そもそも私の中では最大限の動きをしてから運要素に頼ってしまうのは仕方ないと思っているのですが、構築の段階で運要素が絡む構築というものはどうしても握る気にはなれんかったので、この構築は試す気にはなりませんでした。
しかし、相手のショットを防ぐというギミックが黒点タマと相性がいいのは確かだったので、何とかそのギミックを取り込めないかと考えていました。
どうすれば確実に生き残れるか、そのことを突き詰めていった結果、頭に浮かんだのがVGのツクヨミでした。
VGを知っている人なら知っていると思いますが、ツクヨミというカードはデッキの上を捲って、それをデッキボトムに積み重ねていくカードなので、シャッフルを挟まない限りは後半に引くカードを全て把握できるデッキです(私がVGプレイヤーだった頃の知識なので、変わってたらすみません)
私は捲り要素が強いVGで運に頼らず、確実に強いカードを捲れるこのデッキを愛用して、これからの流れをある程度予測することで捲りによる理不尽な死を避けていました(ヒールというシステムの都合上、基本的には完璧にデッキを操作すれば突然の死が起きない)
そんなツクヨミですが、テキストから考えれば<クロト>でも同じことができるのでは?と私は思い至ったわけです。
これが今回の構築に至った経緯です。
では長くなりましたが、動きの説明に入ります。
動きの基本としては<クロト>でデッキを把握、デッキトップを<トオン>にして<全身全霊>を打つというものです。
<クロト>を4回以上使用するというのが基本となるため、<クロト>2枚以上を4にグロウしたタイミングで手札に用意するということが必要になります。
<メツミ>などを絡めることで必要枚数を減らすことは可能ですし、回り方によっては4枚必要ないですが目安として4回です。
まずはデッキを15枚以下になるようにしてください。
とはいえ、15枚以下にならなくても回せますし、普通に回してれば4にグロウするまでに<ベルフェーゴ>や<スカンダ>、<ヴァルキリー>でデッキは減っているはずなので、意識してなくても15枚以下、あるいはその付近にはなっていると思います。
もう一つ大切なのは黒を10枚落とすということです。
ショットを防げても黒点に乗れなければ意味がありません。
これに関してもデッキを操作する段階で<ダガ>を引き抜いたりすれば容易に達成は出来ますので、そこまで意識する必要はありませんが、全く意識してないとデッキに黒が残りすぎることがあるので注意してください。
では、ここからは具体的なシチュエーションを想定して説明します。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇×〇〇〇
これはデッキトップから10枚目に<トオン>が埋まっていた時の場合です。
ここから<クロト>を使用してデッキを把握していきます(主に<トオン>の位置)
ここで<クロト>の宣言がヒットしていれば一番後ろの〇が一つ減っていると考えてください。
動き自体には影響がないので、今回は全て外す前提で話します。
実際にもう少しデッキ枚数が少ない場合からスタートした場合、何も考えずに<クロト>を当て続けた場合、デッキが9枚以下になって<マイアズマ>で終わってしまいます(故にわざと外すことすらあります)
デッキに余裕があるのであれば、後続の<クロト>をサーチしたり、黒が足りなければ<クロト>で引き抜いて捨ててください。
理想の位置というものはこれから<クロト>を投げていくことでデッキトップになる位置、つまりは5の倍数+1の場所のことです
そんなこと言われてもどうやって操作していけばいいかよく分からないよ!という方は簡単な方法があります。
それは最初のデッキ枚数から逆算する方法です。
今回の場合は13枚を想定していますので、そのパターンで説明します。
まずはデッキ枚数よりも大きく一番近い5の倍数を考えます。
今回の場合は13なので、15ですね。
そして、その数字からデッキの枚数を引いてください。
今回は15-13なので2になります。
そして、その出てきた数字に1を足した数字が重要です。
今回の場合は2+1なので3ですね。
この数字が何かと言いますと、これはトップに仕掛けたいカードが捲れた時にそのカードを上から何番目に置けばいいかという数字になります。
実際にさっきの理想の位置を見ていただければ分かると思いますが、<クロト>で<トオン>を見たときの5枚の3枚目に<トオン>が配置されており、その上に10枚のカードが乗っている状態であると思います。
ここから<クロト>を使うと...
このようになります。
つまり、2枚<クロト>を使えば<トオン>がデッキトップになることが分かると思います。
あとは<全身全霊>を使えばライフトップを<トオン>にしつつ、デッキ残り12枚で黒10枚以上達成することが可能というわけです
デッキの逆算方法を読んでもピンと来ないよという人は適当に11から14くらいのカードを用意して1枚を裏返しながら、5枚捲って5枚をデッキボトムへという動きを練習してみてください。
やっていればどこに裏返っているカードを置けばデッキトップにそれがくるか分かってくると思います。
基本的な動きの説明としては以上です。
<リバースモード>に関しては<クロト>の再利用や<ベルフェーゴ>での黒落としなどに使うことで、今の動きを確実なものにするパーツです。
白1コストのため、序盤の防御に<ウトゥルス・チェイン>使わなくて余ったよという場合は<ウトゥルス・チェイン>で<クロト>を回収して、<リバースモード>をただ打ちするという動きが美しいですね。
また、<トオン>を序盤に引き切ってしまったという時は、<ヘスチア>をトラッシュに構えて、デッキトップを<ゲイン>にしてつつ、<リバースモード>で盤面を空けて天使+2面空きでターンを返せば、ライフが割れて<ヘスチア>登場からゲイン天使盤面というのも<マイアズマ>の無いデッキには狙えるので覚えておくといいと思います(遊月戦で使うのがほとんどですが)
あとは慣れてきたらデッキトップの操作だけではなく、途中で捲ったカードを記憶するようにしましょう。
そして、特に<ガブリエルト>を捲ったのならば、他の天使を重ねておいてください。
そうしておけば2ドローで<ガブリエルト>+天使を引けるタイミングを調整できるので、黒点グロウ後の詰めが確実になると思います。
先ほどのケースで言えば、3枚目と4枚目の<クロト>に関してはデッキを掘るのがメインの役割であるため、慣れてくればデッキを操作する位置を調整して<ゴルドガン>で掘ったり、<スカンダ>で枚数調整したりなども出来るので工夫してください。
とはいえ、デッキを掘り進めながら次のターンに使う<ガブリエルト>や<ゲイン>を手札に加えておくという役割も担えるので、理想としては<クロト>を連打してもらった方がいいですので、あくまでも保険程度に考えてください。
今回は解説が長くなってしまったので、ここで一度切らせてもらいます。
WPSでの結果やルリグ別の動き、デッキの改善策等に関しては、次の記事にしたいと思います。
今回は不明な点も多いデッキかと思いますので、何か分からないことがあればtwitterで聞いてください、可能な限り答えます。
→twitterアカウント
出来るだけ早く次の記事も上げたいと思います。
それでは、さようなら~