目次
- カードプール / デッキレシピ / デッキコンセプト
- 採用カードについて 前編
- 採用カードについて「取引成立 真」
- 採用カードについて 「マーカー主人公」
- 採用カードについて 後編
- 基本となる動き/各デッキに対して
- 各不採用カードについて
- EXTRA-STAGE
「取引成立 真」
全体パンプは現段階のこのゲームにおけるパンプ系後列の最高形。これについてる追加効果次第では環境最高の後列にもなり得ます。現環境だとうさぎの<リゼ>やキルの<鮮血>、少し戻ると<いのり>や<初風>、<楽>などが浮かびます。前列でも隣をパンプ出来る点が強すぎますね。
で、肝心の追加効果ですが、自身をレストすることでキャラ1体に追加効果を与えるというテキストです。この追加効果がなかなか玄人好みなテキストで、様々な使い方が考えられる汎用性の高いテキストになっています。
まずは一般的な使い方から。大前提は空打ちです。え?
後列は集中+全体パンプと置きたいこのデッキですが、集中の起動パンプを行きで使うための、集中以外の起動効果の使い方として1番強いのがこのレストテキストです。ほぼノーコストで500パンプを触れるので、集中したくない場合や集中が前列でアタックするような展開でもパンプを振ることが出来ます。軽視されがちな点ですが、起動パンプ常駐型のデッキを使った経験があるプレイヤーは、気軽に使える起動効果の重要さがわかるかと思います。
とはいえ流石に空打ちする機会はあまり多くありません。機会が少ないというよりも、メリットが多すぎて純粋な空打ちになる瞬間が少なすぎると言った方がより正確でしょう。考えられるメリットを挙げていきます。
1番ベーシックなのは、リバース時テキストを無効化出来る場合でしょう。主に<響>や<オルソラ>、<ランサー>などその互換、変わった所では<一身>や<アインハルト>に対して、効果を無効化する目的で使います。毎ターン最大1面無効化出来るわけですが、これらを多面するタイミングは非常に少ないので、これらを使うデッキに対してはゲームを通して優位に立ちやすいのがペルソナの特徴です。
また、控え室を経由せずに盤面から除去することになるのがメリットになる事も多いです。主にアンコールを初めとした、舞台から控え室に置かれた時に誘発するテキスト全般を無効化出来るのが大きいですね。たかだか1面ですが1番残したくない1面を封じられるので、見た目以上に価値があります。そもそも3面のうち、アンコールしたい面が多面あるタイミングはかなり少ないです。一面ずつの処理にはなりますが、手札アンコールで盤面維持をはかるデッキに対して強く出れます。次のターン再利用されにくいクロックに貼り付けられるのも地味なメリットです。
次に、舞台から控え室に置かれた時の(アンコール以外の)テキスト、つまりPIGテキスト持ちについてですが、こちらもかなり効果的だと言えます。PIGテキスト持ちキャラは数はまだまだ多くないものの、そこそこ面倒な点とタイムラグが考慮されているせいか、CIPテキストに比べて強いテキストが刷られやすい傾向にあります。特に序盤はストック0の状態でアタックフェイズに入る事も多く、CIPテキストよりも強力な効果をCIPテキストよりも使いやすいタイミングで使うことを想定してデッキが組まれる事が多いので、テキストの増えてきた現在は活躍する場も少なくありません。代表的なのは<高松>や<ドジッ子>、<キリト>や<TD凛>などでしょうか。PIGテキストを使うところまで込みで前のターンのプレイを決めていることが多く、それを封じることで計算を狂わせる効果も期待出来、優位に立ちやすくなります。
バトル中に面から消すという役割も大きいです。<初風>や<加蓮>、<楓>などの永続効果、<ガウル>や<美遊拳>などの体数参照、特殊なところだと<相殺カイロ>の回収効果の無効化などが狙えます。
最後に、クロックを落とす使い方についても書いておきます。副次的な効果なので意識されにくい効果ですが、活きる場面は少なくありません。序盤は主に色発生の妨害が狙えます。所詮はクロックトップとリバースしたキャラの二択ですが、降り方しだいでは効果的なタイミングもあります。むしろ大きいのはリフ前でしょうか。リバースさせた時に相手の控え室を増やせるので、バトルフェイズ中にリフレッシュを迎えるタイミングで効果的に使えます。また、昨今流行りのクロック参照早出しに対しては、メタとしての利用が期待出来ます。追加の<エリス>や<千歌>を牽制出来るのは環境的に強いと言えるでしょう。
このように、たった一つのテキストですが、実に多くの使い方があり、容易には腐らない点が優秀です。ゲームシステム的な話をすると、テキストのインフレに非常に強い1枚で、カードプールの追加により更に評価が上がる可能性がかなり高いです。<2レスト集中>との相性の悪さや色からか、あまり積極的に採用されている印象はありませんが、<マーカー主人公>はレストコストを踏み倒し安いため、相性が良いと言えます。前列でも活躍が期待出来るため非常に腐りにくいため、多めの3枚。積極的に採用、配置したい1枚です。
『採用カードについて 「マーカー主人公」』に続きます。
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