みなさまこんにちは、こへいです。
以前新弾レビューでも触れさせていただきましたが、今回は「キズナイーバー」の記事になります。
発売からしばらく経ちましたが、その間、構築を少しずつ変えながら回していました。ようやく、個人的にある程度納得いく形にできたので、紹介させていただきます。
キズナイーバーが今の環境でやっていけるかどうかですが、トリオでなら3択の中に入れて遜色ないプールです。ネオスでも、構築と立ち回り次第で高い勝率を残せると思っています。
まずはデッキレシピから。
デッキレシピ

レベル0 (18枚)
4 <RR“狡猾リア”由多>
4 <R溢れる思い出 しおり&あすか>
4 <R一方向の好意 千鳥>
4 <U幼馴染みのお隣さん 千鳥>
2 <U七変化 園崎>
レベル1(12枚)
1 <C翻弄される由多>
3 <R無気力で無頓着 勝平>
4 <R明かされる過去 勝平>
1 <Uスクールカウンセラー“うるしー”>
3 <C現場監督 園崎>
レベル2(1枚)
1 <R勉強中 由多>
レベル3(11枚)
3 <RR“上から選民”穂乃香>
3 <RR“一人にはしない”勝平>
3 <RR自信喪失 千鳥>
2 <Uキズのキズナ>
クライマックス(8枚)
4 <CR取り戻した痛み>
4 <CC蘇る記憶>
面を取り、相手の場にキャラを残させない、ダイレクトを多くもらう、場に出すキャラ枚数を多く要求する、狙うのはそんな基本的なヴァイスシュヴァルツです。後半はしっかり4面以上を取ることで、相手のパフォーマンスの低下を狙います。
このデッキで狙うのは1帯からの盤面制圧です。
はっきり言って0が弱いので、あっという間に過ぎた方が好ましいレベル帯です。ストック量が重要であるため、早いターンに少しでも数多く殴ることを意識します。
後列に「<幼馴染のお隣さん 千鳥>」を配置し、「<明かされる過去 勝平>」を2レベル7500の状態で立てて、できれば加えて、「<現場監督 園崎>」を配置します。
助太刀込みで11500~12000の数値を見込むことができます。
「<"一人にはしない"勝平>」を登場させ、相手のハンドに圧をかけていきます。助太刀は打たせて良いので、パンチ数が減ってしまわなければ、早出しメタ助太刀等は打たせて問題ありません。
ほぼ回復して殴るだけですが、ここでも必要に応じて、後ろに「<現場監督 園崎>」を添えておきたいところです。
1~2帯でコストが多く要求されるため、0レベルのパンチ数、ストブCXの有り無しがとても重要になってきます。ハンド枚数、質はなんとかなるので強気にいきましょう。
以下から、仮想敵である、対TPと対宝物語に対する動きを書いていきます。



1帯では、上に書いたような状態でキャラを置くことで、TP1帯メインアタッカーのひとつである<6500奈緒>がまず沈黙します。また、<6500凛>の数値もストブCXを貼って7000までのため、そもそも届いておらず、またサイドアタックも、<勝平>がレベル2のためしづらくなっています。
<TP加蓮>のシナジー回避を意識して、<勝平>を3面立てること、盤面に「<現場監督 園崎>」を2枚配置すること、1面はダイレクト面を作ることなども視野になると思います。
ここまで先上がり前提で話していますが、行きのラインでは助太刀で1面返されてしまいがちです。「<狡猾リア 由多>」の効果での1500パンプ、2500パンプ、「<あふれる思い出 しおり&あすか>」の1500パンプなどで助太刀圏外までいけたら言うことなしです。1500だけですと9000なので相打ちを取られると思いますが...基本帰ってくるキャラなので、多少無理してパンプしてもなんとかなると思います。
問題は2レベルです。
先上がりである場合、中央に「<上から選民 穂乃香>」、後列に「<勉強中 由多>」、そして「<現場監督 園崎>」を配置することで、15000の数値になり、特別な補正なしの「<TP凛>」の数値を500抜けることができます。覚えておきましょう。
後上がりである場合、「<TP凛>」には助太刀を打たせにいきます。<早出しの勝平>は使い捨てるイメージで、場に居続けることを意識する必要はありません。後列を焼きつつ、助太刀を打たせにいきましょう。うまく立ち回れていればダイレクトが空いているはずなので、複数面展開も気兼ねなく行えるはずです。
<勝平>を2枚持っている場合、1枚目で<加蓮>、2枚目で<奈緒>を狙います。当たり前ですが2枚目で高レベルを焼ける保証がないからです。
前列の<凛>を狙う択もありますが、少なくとも助太刀1枚は要求できるので、通常では触れられない後列を焼くのがセオリーかと思います。そもそも<TP凛>を割られても相手はそんなに気にしません。
弱みとしては、はっきり言って、適当に集中でハンドを稼がれて適当に「<PowerofSmile凛>」のシナジーを多面撃たれたら負けです。
言葉を選ばず言うと、この適当な一連の動きがあまりに簡単なわりに強いので、私はTPが嫌いです。
それをさせないべく、<加蓮>のシナジー付与先にリバースさせない、キャラを新しく出させ続ける、後列を焼く、等相手のハンド枚数を削っていくことが主な狙いです。
3レベルはヒールして1点バーンを打つだけなので割愛します。
3-3-3-1を作れるのがこのデッキの強みですね。


「<明かされる過去 勝平>」を「<幼馴染のお隣さん 千鳥>」と出せば相手は割れる手段が2までほぼありません。1帯ではこちら側に自然と余裕が生まれます。
ハンドによっては、0レベルは後攻3パンチスタートで全く問題ありません。
物語はハンドに余裕のあるタイトルではないので、そこを意識して、キャラを3面割らないターンを作らないように心がけます。
問題は「<白くて白々しい 羽川翼>」ですが、一応、「<明かされる過去 勝平>」に「<現場監督 園崎>」の自動効果+助太刀=11500~12000で返すことができます。私はこのためになくなく2000拳「<翻弄される 由多>」をデッキに入れています。3枚使って1枚もキャラが帰ってこないのはさすがに気になったので...
多面展開されたときは、返した<勝平>で残った<羽川>を割るのが理想です。
行きで<羽川>を割る手段ですが、「<狡猾リア 由多>」の上下のテキストを両方使います。「<明かされる過去 勝平>」の7000に2500+1500=11000で、とりあえず助太刀を要求できます。行きで確実に割るために、「<"忘却ぶりっ子"勝平>」の採用もありだと思います。
「<"一人にはしない"勝平>」の早出しも積極的に狙っていきます。一番狙いたいのはもちろん「<お昼寝 八九寺真宵>」です。ただ捲るレベルは残念ながら選べないので、なにかしらの後列に触れられれば最低限よしとします。
道中でストブCXを使う場面があると思いますが、このときのために、なるべく0のキャラをストックに置くようにします。
以上のようなことを意識して上手く立ち回れれば、物語側を息切れさせることも可能ではないかと思います。
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○「現場監督 園崎」 キズナイーバーのプールの中で、一番使いたいと思ったカードです。 「<いつでもポジティブあかね>」の互換ですが、アンコールが付いていることで、疑似的に手札が全て2500カウンターとして機能することになります。 <明かされる過去勝平>と併用することで、相殺の利かない、サイドの通らない10000の壁を作ることができます。置いておけば取りあえず相手は計算して殴らざるを得ない、強いカードです。 弱点は、他の青い1帯のカードが軒並み、残念だったところでしょうか... 色発生も相当厳しいです。青い強いカードが他に、助太刀くらいしかありません。 |
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○「明かされる過去 勝平」 よく見るキズナイーバーのデッキでは、「<沈痛な怒り 千鳥>」を採用している形をよく見ます。ストックを多く使うキズナイーバーのデッキにおいて、それも理にかなっていると思いますが、私はレベル2で立つことのできるこちらのカードに魅力を感じました。 サイドアタックが通りづらいこと、環境に1相殺がいること、7500という数値がそもそも現環境で触れられづらいことなどが採用理由に挙がります。 |
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○七変化 園崎 青い、ということで入れたカードです。弱いレベル0帯を少しカバーしてくれます。 疑似アンコールは有用で、前列で殴った「<幼馴染みのお隣さん 千鳥>」を場に戻したり、単純に高レベルキャラのアンコールに使ったり、焼かれたくない後列のカード(<狡猾リア 由多>)を守ることも可能です。 |
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○翻弄される由多 2000拳ということで入れています。 プールにあることが大事で、3-6リフ直前で殴ってくる相手を牽制することはできます。 それでも基本的にはそこまで使いやすい効果ではないです。 自分の山を削る助太刀が欲しかったです... |
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○スクールカウンセラー"うるしー" PRに特徴≪キズナ≫持ちの<助太刀>がいますが、青を入れるのであれば、はっきり言ってこちらの助太刀の方が有用なことが多いです。理由は【絆】持ちである、という点です。 特徴に≪キズナ≫がなく困るとすれば、<狡猾リア>などの効果で拾えないこと、<上から選民>のパンプ効果を阻害するなどが考えられますが、<狡猾リア>の上下の効果に反応することができることのメリットがそれ以上に大きいです。青を入れない構築が僕には考えられなかったので、入れない選択肢がありませんでした。 |
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○"上から選民"穂乃香 早出しが可能でパワーが10500あり、回復、<絆元>が2000応援と、単純に強いカードです。上では、このデッキではキャラを多く割ることを狙う、とばかり書きましたが、こちらのカードを早出ししながら数多く回復する動きももちろん強いです。 後列を焼いても仕方ないな、と思う場面もあるかもしれません。そのときは回復を数多く狙う動きにシフトするのもありだと思います。無理なく選べる選択肢がある、というのもこのデッキの強みです。 |
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○キズのキズナ デッキコンセプト通りに事が運べば、相手はハンドが枯れていくはずなので、このイベントが刺さる瞬間が訪れるはず...です。 強い山を作りやすいタイトルではないので、せめて、という感じです。 キャンセルしないことが確定した山に打てば、実質2コストで3点回復したようなもの...です? |
以下から採用を悩んだカードを挙げていきます。
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○"分かち合うこれから"園崎 個人的にとても好きな効果を持つカードです。相手ターンにダメージを入れられるタイトルはそう多くありません。 使い方ひとつで化けると思うのですが、<3の勝平>、<扉>、<ストブ>を入れたくなって採用をやめました。 |
雑多になってしまいましたが、私が1か月キズナイーバーを使ってみて感じたのが、以上のような内容です。苦手もそこまでなく、バランスの良いタイトルなのではないでしょうか。
相手にしてみれば対面したくないタイトルであると思うので、ぜひ一度組んでみて、回してみることをお勧めします。
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