今回はBCF2016のトリオサバイバルの環境考察について記事を書いていこうと思います。
●トリオとネオスタンの差
トリオサバイバルではネオスタンと違い1vs1ではなく3vs3のチーム戦で、チームで同じカードを4枚以上は使用できないという制限がついています。そのため、同じタイトルをチームで使うと枚数制限でデッキがうまくまとまらないため、必然的にタイトルは全員違うタイトルを使うことになります。今回の大会の場合、チームで一人はレベル1では高パワーを出せ、レベル3では耐久も詰めもできる化物を使うことが多いと思うのですが、残りの2人のデッキは違うタイトルになっていきます。
そうなると、化物の次に強いタイトルを使おうと思うのが普通の考え方だと思うのですが、今の環境だと結構バランスが良くデッキの強さが同じくらいのデッキが多いです。
そのため、残りの2人のデッキに何が使われるかの予想が難しく、残りの2タイトルに使用されると思われるタイトルの種類がネオスタンより多く考えられます。
そこで私の考えるうえで、トリオで出てきそうなタイトルは、ネオスタンの考察記事でも出てきそうだと予想した
- 化物語 (レベル0,1,2,3どこでも安定したプレイができる)
- アイドルマスターシンデレラガールズ (追加で青軸も赤軸も大幅に強化)
- ToLoveる (レベル1では島風、レベル3ではヤミの詰めを持つ)
- ガールフレンド(仮)(南瓜の詰めとしっかり確保はやはり相手にすると厄介)
- ニセコイ(乙女心 万里花は1枚とはいえ使用されると負け筋ができやすい)
- 艦隊これくしょん(深海デッキが多いと推測される。後列除去での相手妨害や優秀なシステムカードが多く、安定した動きが可能)
- ログ・ホライズン(リバース時1点バーンとソウルマイナスとの組み合わせは両方揃えられるとかなり厄介)
- Charlotte(レベル3での耐久力に関してはトップクラス)
に追加して
- ぷよぷよ (レベル3アルル3面の詰め能力は非常に高いため)
- ソード・アート・オンライン (スリーピングナイツとレベル3シノンのバーンは今でも十分に通用する強さだと思うため)
- ミルキィホームズ(追加で手札の維持が格段にしやすくなり、安定した戦いができるようになったため)
- ラブライブ!(様々なデッキタイプがあり、相手にデッキのスタイルを読ませづらいため)
私がトリオに出る際のチームは
- 化物
- アイドルマスターシンデレラガールズ
- ToLoveる
化物は前述のとおり,どのタイトルにも対応ができそうなので確定だとして、デレマスを選んだのは<Power of Smile 凛>は再スタンドのため、バーンメタに引っかからないのと、Triad軸でデッキを組んだ際にデッキのパワーが全体的に高いので、どのタイトルにも盤面を取りやすいからです。
ToLoveるは島風互換の<"衣服の整理"美柑>と<"明日につながる記憶"ヤミ>の組み合わせは特に優秀だと思うのと、<金色の闇>の詰め能力は現環境の中でもトップクラスだと思うので、選択しました。
ちなみに私が使用するデッキは『アイドルマスターシンデレラガールズ』です。
ここからはネオスタンの考察記事で紹介できなかったタイトルの対戦考察について、自分の使用するタイトルとの相性などを書いていきたいと思います。
●vs ガールフレンド(仮)
ガールフレンド(仮)は赤青軸が主流で、タッチで黄色を採用している型も見かけます。レベル0でまず<ミラーガール 見吉奈央>と<風が強い日 村上文緒>で手札を調整しつつ、<彼女の童心 椎名心実>で前列を固めてきます。
レベル1では<楽しむ姿 鴫野睦>と手札を増やせる<シッカリ確保 椎名心実>で、盤面を取っていきます。
<シッカリ確保 椎名心実>はCXシナジーで相手ターンの終わりまでパワーが6500に上がるので、後列と合わせると<楽しむ姿 鴫野睦>と<シッカリ確保 椎名心実>で7000~7500ラインができます。島風互換の中でも対応CXを使った時限定ですが最高レベルに高パワーなので注意が必要です。
レベル2では<怜悧な輝き 神楽坂砂夜>を早出ししてきます。<怜悧な輝き 神楽坂砂夜>は相手ターンのドローフェイズの始めに自身のキャラ1体に4000パンプできるため、ほぼ1面割れなくなってしまうことが多いです。
レベル3では後列に<ミラーガール 椎名心実>、前列に<オバケ南瓜 笹原野々花>と<モデル探し 時谷小瑠璃>を並べて詰めてきます。
<オバケ南瓜 笹原野々花>は相手リバース時、5点バーンを打つことができ、<ミラーガール 椎名心実>のレベル応援とレスト2500パンプで4000パンプ、CXで1000/1が打たれていたりするとさらにパワーが上がるため、自分の盤面にキャラがいると、<美夏助太刀>などを使わない限りほぼ5点バーンを受けます。
また、<オバケ南瓜 笹原野々花>の効果は相手ターンにも使えるため、自ターンにもそのことに注意をしておかなければなりません。
また、南瓜対策で盤面を開けておくと今度は<モデル探し 時谷小瑠璃>の<武蔵互換>が飛んでくるのでガルフレのレベル3での詰め能力はとても高いといえるでしょう。
もし、私がデレマスを使用した際は、<怜悧な輝き 神楽坂砂夜>がレベル2で出てきたときに、<アイドルとして 奈緒>のCXシナジーで触りに行きたいです。
また、レベル3の<オバケ南瓜 笹原野々花>にアタックする際も、<アイドルとして 奈緒>のCXシナジーは有効で、リバース時の5点バーンを自ターンで受けなくすることが可能です。仮に<オバケ南瓜 笹原野々花>に<ミラーガール 椎名心実>+<全体1000パンプ>+<早出しメタカウンター>=15000のパワーラインを想定しても、こちらの後列が揃っているのであれば、中央なら16500、左右に配置でも15500のパワーが出せるので倒すことができます。
●vs ログ・ホライズン
パワーアップセットの追加でだいぶ強力され使用率も上がると予想されるログホラです。レベル0では前列に<"2刀流"にゃん太>と後列に<渚の天使 マリエール>、<シロエの弟子 ミノリ>を並べてきます。<"2刀流"にゃん太>は後列が揃っていると行き最大5000までパワーが出るのでなかなかに厄介です。
レベル1では<ウィリアム=マサチューセッツ>で手札を増やしつつ、<"フルレイド"シロエ>で盤面を固めてきます。パワーラインは後列込みで6500~7000だと思います。
レベル2では<<影遁>アカツキ>が早出しされ、相手のレベル3の早出しには<美少女アイドル?てとら>がぶつけられます。
レベル3では<君の忍 アカツキ>で1点バーンをし、ダメージを刻みつつ、<記録の地平線代表 シロエ>でソウル減を前列に付与してきます。このシロエのソウル減がなかなかに強力でこのソウル減少によってダメージが足りないことが多いうえに、自動効果のダメージが無効化されてしまうので多くの詰めカードが機能しなくなってしまいます。
デレマスを使用していて、相手がログホラだった場合にはレベル3で相手の自動効果のダメージを無効化するシロエに引っかからない<Power of Smile 凛>で相手を追い詰めていきたいです。ただ、<記録の地平線代表 シロエ>と<主君の忍 アカツキ>のCXシナジー使用時の組み合わせのパワーはほぼ返せないので、難しいですがゲーム後半はレベル3の準備される前にダメージレースで優位に立てるようCXをいつもより多めに打つなどして短期決戦に持ち込みたいです。
●vs ニセコイ
ニセコイは制限を受けたことと、新しいタイトルが登場していき、多くのタイトルのカードの効果が強くなっていき、ニセコイのカードの効果がさほど珍しいものがなくなっていくごとに下火になってきたタイトルだと個人的に感じています。
しかし、レベル3の早出し条件が比較的簡単な<乙女心 小咲>とアタック時1点バーンと再スタンドの効果を持った<乙女心 万里花>はやはり今でも十分驚異的なため、ある程度使用率は高いのではないかと思います。もし相手がニセコイを使用してきたときには、相手がレベル3に上がる前に前列のキャラを相打ちになるパワーでアタックし、前列にキャラをなくして<乙女心 万里花>のスタンドをさせないようにしたり、<美夏助太刀>のような助太刀を握って置いたりしておくように心がけるといいと思います。
自分がニセコイと当たったさいには、ニセコイのレベル1のパワーラインは<週末のデート 千棘>+応援500で7000が想定されますので、サイドどちらかに<松永 涼>、中央に1/0 6500の奈緒か凛を置いて、後列に<Trancing Pulse 奈緒>と<Trancing Pulse 加蓮>を置き、8000ラインを2面作って圧力をかけていきたいです。
また,レベル2で<乙女心 小咲>に対し<アイドルとして 奈緒>のCXシナジーでアタックする際は,山札の下に送るともう一枚<乙女心 小咲>を出された際にサーチされてしまうので、控え室に送る方がいいと思います。
●vs 艦隊これくしょん
艦これは深海のデッキを使用してくることが多いと思います。深海は4ルックや中央500応援のアド集中などの優秀なシステムカードが揃っており、レベル1も<北方棲姫>や<最終形態 軽巡棲鬼>で盤面を抑えてくるので、とても安定したプレイングをしてきます。レベル3では『<戦艦水鬼>で回復をしながら、<最終形態 北方棲姫>でクロック送りを狙ってくるので詰め能力もなかなかです。
対戦する際は<北方棲姫>のCXシナジーでレベル0の後列は焼かれてしまうので、後列にレベル0を置くのを<北方棲姫>が出てきてからにするなどタイミングを考えながら、後列を置きたいです。
あと、レベル3では<最終形態 北方棲姫>にパワーで勝てないキャラなどはあらかじめわざとバトルに負けてクロック送り対策をしたりしていきたいです。
デレマスを使用していて深海と当たった場合、<Trancing Pulse 奈緒>が後列にいると<北方棲姫>で焼かれてしまうのでなかなか苦戦しそうです。
また、レベル2では<Trancing Pulse 凛>に対してクロック相打ちを使用してくると考えられます。この場合、<Trancing Pulse 奈緒>が焼かれてしまい<Trancing Pulse 凛>のパワーがいつもより低くなってしまっていることも考えられるので、ストックに余裕を持たせるためにレベル2での早出しはせず、深海との対決の際はレベル2では確実にレベル3での体制を整えられるように手札を整えていきたいです。
●vs Charlotte
Charlotteは<いまに挑む"乙坂 有宇>のバーンメタと集中が<"天体観測"友利 奈緒>の相手をリバースさせなければいけない代わりに2枚サーチ1ディスという特殊な集中を使用してきます。
レベル3では、<"大切な何か"友利 奈緒>で正面のキャラのダメージを無効にしたり、<"大切な何か"西森 柚咲>を並べて自分の山札のトップを操作し、キャンセル率を上昇させてきます。
こちらがバーンによる詰めをメインとしたデッキの場合、耐久力の差で苦しくなるゲーム展開が多いと感じます。なので、レベル3の準備をする際にはバーンメタに引っかからない詰めを持ったレベル3や回復持ちのレベル3を手札に多めに用意するようにしたいです。
デレマスを使用していて相手がCharlotteだった場合、レベル3で<"大切な何か"友利 奈緒>の前に<Power of Smile 凛>を置いてしまうと再スタンドをしても相手にダメージを与えられなくなってしまうため、置く場所に気を付けたいです。
●最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます!上記で述べさせていただいたタイトルの多くはレベル3での詰め性能が非常に強力なデッキとなっています。
特にリバース時のバーンやクロック送りなどが強力で、今の環境は所謂、<美夏助太刀>の採用や相手がレベル3に上がるタイミングでのチャンプアタックをうまく利用しリバース時の効果発動を回避することが重要なのではないかと感じます。
いろいろと気になる部分もあったかもしれませんが、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
ちなみに私はしろくろフェスのトリオに参加する予定です。
久しぶりの大会参加なので、すごい楽しみです!
それではまた次の記事で会いましょう。