とらぶるカップは、ネオスタンダードでも上位を占めるやみかんを中心に、宇宙人や動物デッキで構成される環境です。どのデッキにも強みがあり、トップシェアこそやみかんでしょうが、トップメタと言えるデッキは存在しないと考えています。各デッキが全く違った動きをするため、自分の使うデッキで各種デッキタイプに対して何らかの回答を用意しておく事がタイトルカップ制覇のキーポイントになるかと思います。逆に言えば、単にデッキパワーの高いデッキを使うのではなく、各デッキタイプに回答を用意しやすい使いやすいデッキを使うべきだと思います。
やみかん
デッキパワーナンバーワンで、タイトルカップでも一番多いであろうデッキタイプ。ネオスタンダード仕様そのまま持ってくるプレイヤーも少なくないのではないでしょうか。
デッキとしての強みはネオスタンダードと同じく、道中の<宝連動>連打と<風連動>による詰め。特に<明石改>の2000上昇の汎用性はネオスタンダードで猛威を奮っていますね。
しかしながらタイトルカップだと強みを奪われやすいのが気がかりなところ。具体的には
・扉採用率の低さから、<初風みかん>が機能しにくい
・<大ピンチルン>、<正面移動闇>などの影響で<島風美柑>連打と<風連動>のサーチが封じられやすい
・<C“大ピンチ”恭子>の思い出送りによって手札アンコールが封じられやすい
・ネオスタンダードでは頼もしい<ダークネス計画>も肝心のミラーでは機能しない
・早いゲームが苦手なデッキなのに周りにはスピードゲームを仕掛けてくるデッキばかり
・バウンストリガーがほぼ死にトリガー。後列を戻すくらいだが、そういうタイトルカップではないし、そういうデッキでもない。
・勝ちパターンである押し込み勝ちがとても狙いにくくなる<ララヒール>と<春菜ヒール>。特に春菜ヒールの後に待ってる<古手川シュート>は完封負けまで見える
などと、環境的にはとても向かい風。主に追加のプールにより、タイトルカップではその強さがメタられやすい環境になったと言えるでしょう。それでも強いデッキであることに変わりはないですが、自分が出るなら他のデッキを使いたいですね。
宇宙人
追加により更にスピード面での強みが増したデッキで、タイトルカップでは2番目に多いであろうデッキタイプ。とにかく手札が枯れないため、安定してスピードゲームを仕掛けることが出来る。意外とプールが広いので、自分好みにしやすいため個人的に好きなデッキタイプ。今回のタイトルカップでのイチオシは大ピンチコンビ。<ルン>、<恭子>共に環境に刺さる強力なテキストを持っているので、これを軸にしたい。
動物
追加によってデッキとしてまとまるようになった動物軸。<暁>で山をコントロールしつつ、<春菜ヒール>で面を取り、<古手川シュート>で詰めるのが王道パターン。単にこれしか出来ないとも。しかしクロックシュートが避けづらいタイトルカップなので、単純ながら非常に強力です。苦手なデッキが少ないので、非常に無難なデッキ選択と言えるでしょう。
今回は動物デッキを載せておきます。

レベル0(18枚)
1 <R“お友達召喚システム”唯>
4 <R“ワームホール・ハプニング”唯>
4 <PR“真夏のビーチサイド”唯>
1 <RRナナ・アスタ・デビルーク>
3 <U“ホントの友達”ナナ>
4 <RR“ハーレムの誘い”春菜>
1 <C“読書中”春菜>
レベル1(12枚)
2 <C“二人でお話”唯>
4 <PR“気まずい雰囲気”唯>
2 <U沢田 未央>
4 <C“ウェディングドレス”春菜>
レベル2(3枚)
1 <U“双子の姉妹”ナナ>
2 <C“大ピンチ”春菜>
レベル3(9枚)
3 <RR“朝のお目覚め”唯>
1 <RR古手川 唯>
1 <R“お座り”ナナ>
4 <R“お座り”春菜>
クライマックス(8枚)
3 <CR気になるあの人>
4 <CRビリビリハプニング>
1 <CC今だけは1人占め>
1 <R“お友達召喚システム”唯>
4 <R“ワームホール・ハプニング”唯>
4 <PR“真夏のビーチサイド”唯>
1 <RRナナ・アスタ・デビルーク>
3 <U“ホントの友達”ナナ>
4 <RR“ハーレムの誘い”春菜>
1 <C“読書中”春菜>
レベル1(12枚)
2 <C“二人でお話”唯>
4 <PR“気まずい雰囲気”唯>
2 <U沢田 未央>
4 <C“ウェディングドレス”春菜>
レベル2(3枚)
1 <U“双子の姉妹”ナナ>
2 <C“大ピンチ”春菜>
レベル3(9枚)
3 <RR“朝のお目覚め”唯>
1 <RR古手川 唯>
1 <R“お座り”ナナ>
4 <R“お座り”春菜>
クライマックス(8枚)
3 <CR気になるあの人>
4 <CRビリビリハプニング>
1 <CC今だけは1人占め>
各カード紹介
動物は赤緑青の3色から成るプールで、赤を採用すると扉を採る事が出来ますが、今回はタイトルカップなので初風の影響も考えて赤はタッチするに留めました。また島風意識は必至なので、リバースしなくとも手札を増やせる本連動を軸に。
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暁 4枚
軸です。2周目の山を強くするために酷使します。 |
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緑4000 4枚、 赤4000 3枚
やみかん宇宙人を意識した4000を7枚体制。<U“ホントの友達”ナナ>はデメリットが目立ちますが、ダメージレースは2以降で巻き返せるのでストックに変換されるだけで充分。 |
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<リインフォース> 4枚
エンジンとなる後列。 (2)レストサーチの安定感は未だ健在で、今回はこれありきの構築にしました。 何が何でも1枚は触りたいところ。 |
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立集中 1枚
サーチ集中にレストパンプが付いている優秀な一枚。勝手に<アルクェイド>を思い出しました。応援をサーチ出来、ハンドも切れるので、1枚採用しています。 |
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本連動 4枚
5000の手札アンコールは高い数字とは言えないが、タイトルカップではちょうど<島風>と同じくらいの数字を作れるので、相殺を取ることを狙って連動する。<宝連動>を複数回打たれるよりも、早く2に上がって上から蓋をするイメージ。1周目では積極的に連動を狙いたい。 |
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<邂逅> 3枚
これも行き7500というよりも同値を取りやすいテキストとして。宇宙人相手だと7500が活きる。 |
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1500拳 2枚
<島風>を弾く役割よりも、早だしを守る役割として。あまりパワーラインの高いタイトルカップではないので、1500で弾けることも多い。 |
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春菜 4枚
<ララ>程ではないにしても、こちらも優秀な早だしヒール。動物デッキのデッキコンセプトのひとつ。 |
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ナナ 1枚
<春菜>が控え参照の早だしなので、出来なかった際のサブプランとして。赤発生を要求するのはこれ一枚なので、レベル2までのレベル置き場に赤を置く必要はない。<ホントの友達>をクロックに置いて色と早だし条件を同時に満たすイメージ。一応<お出迎え?唯>とのシナジーがあるので、併用するのもあり。 |
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イベメタ古手川 1枚
<ダークネス計画>メタとして。これ一枚からヒールやクロックシュート、バーンに繋げるので、握っておくと動きの幅が広がる。 |
以上がとらぶるカップの考察になります。