新弾レビュー 8門富士見ファンタジア文庫
ひっきーです。
WSでの最初の新弾レビュー記事を掲載させていただきます。
今回は『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』のヒロインから<譲れない夢 システィーナ>を採用した8門構成のデッキレシピの紹介で、同作品が好きな方には特にオススメの構成なので参考にしてみてください。
注目カード
- 譲れない夢 システィーナ
- CXコンボとなるアタック時に、イベントが控え室に用意されていることが条件になりますが「自分の山札の上から1枚を、控え室に置き、自分の控え室のレベルX以下のキャラを1枚まで選び、手札に戻す。この効果で控え室に置かれたカードがレベル0以下のキャラなら、あなたは1枚まで引く。」の通り、最大2アドとれるCXコンボになります。
※<異形の翼の少女>と組み合わせて使用したいカードと考えます。
- 《魔術師》のイヴ
- CXコンボとなるアタック時に「思い出置場の、《ファンタジア文庫》か《魔法》のキャラが4枚以上」と記憶条件の制約が厳しいですが、相手の山札の上から4枚を公開し、その後相手は山札をシャッフルし、相手は自分の山札の上から4枚を公開時に公開されたCXの枚数分クロック置場に置くテキスト(※類似:<ソングフォーオール!!>)を使用してみたいと思いました。
- 腹黒な人気ラノベ作家 詩羽
- パワーラインは物足りないですが、4面早出し+登場時に手札を1枚控え室に置くことでヒール+控え室から指定された特徴のキャラクターを回収できるため優秀なキャラクターカードと思います。
デッキレシピの紹介
レベル0
計19枚
先述した通り8門軸となります。
こちらの軸では、レベル3のCXコンボ持ちとして<《魔術師》のイヴ>を採用しております。
「《魔術師》のイヴ」の制約として、思い出置場に《ファンタジア文庫》か《魔法》のキャラが4枚以上ある必要があります。(※イベントでは条件は達成されません。)
思い出置場へ置けるテキストを有しているキャラクターとして「<優しさと強さ ルミア>・<屈しない決意 テレサ>・<汚染された大地で ニーナ&レイフォン>・<立ち向かう選択 システィーナ>・<《女帝》のセラ>・<差し出した手 恵>」が挙げられます。
(※イベントも参照してもらえるなら<我は、『残響死滅』>・<踏み込めない間合い>も選択肢にいれられたので残念です。)
また、レベル1では<譲れない夢 システィーナ>のCXコンボ条件として控え室にイベントがあることが求められることからイベントをデッキに採用する必要があります。そのうえで、追加テキストとして「この効果で控え室に置かれたカードがレベル0以下のキャラなら、あなたは1枚まで引く。」があることからデッキにレベル0の採用枚数を多く入れることで恩恵を受けられる可能性を上げられます。
それらをふまえた上で当デッキの解説をさせていただきます。
レベル0
レベル0における主な役割は<繰り返す覚悟 狂三>をアタッカーの軸にしたうえで<立ち向かう選択 システィーナ>もアタッカー候補にしていこうと考えます。「立ち向かう選択 システィーナ」は永続テキストでレベルを+1しているためレベル0におけるサイドアタック時は0ダメージからスタートすることになります。
自身がリバースした場合に発揮するテキストにはサイドアタックも有効になりますが、「立ち向かう選択 システィーナ」は永続テキストでレベルを+1されていることからサイドアタックが有効になりにくいケースも存在しフロントアタックによる自身リバース時のテキストを誘発させやすいと思っております。
またデッキ全体とした山札の速度が鈍化してしまうので、思い出置場にいくこともできる<《女帝》のセラ>を採用させていただきました。
レベル1
レベル1では<譲れない夢 システィーナ>のCXコンボを使用したいのでイベントを控え室に用意する必要があるため、同色であり使い勝手のよい<異形の翼の少女>を採用しております。「異形の翼の少女」だけでは控え室にイベントがない場合も想定されるため同色かつ当タイトルの強みとなる<魔王の愛>を採用させていただきました。
※2つめのデッキレシピで課題を修正しておりますが、次ターンにおけるCXコンボの再現性は高くないため「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」の作品軸を触ってみたい人向けのレシピとなります。
レベル2
レベル2では早出し条件を達成させ<優しさと強さ ルミア>を登場し思い出を貯めることに意識を向けます。「優しさと強さ ルミア」単体ではパワーラインが低いため、パワーラインのフォローをしたいところですが、後列に<真っ直ぐな気持ち 十香>を用意しても比例・上位応援ではなくCX置場にCXを置いて誘発させるテキストのためレベル3でCXを用意できない可能性も考慮した上での面処理を考えなくてはいけません。
そのため、<成長の兆し リィエル>を採用し、控え室のイベントの枚数に依存してしまいますが他のキャラクターにイベントの枚数×1500と補助ができればと考えます。
レベル3
レベル3は、<《魔術師》のイヴ>のCXコンボを使用するのですがこちらのCXコンボも不安定さがでてきます。メインで打てる<ソングフォーオール!!>と違い、アタック時のテキストのため相手の山札の上4枚にCXがない場合は往々に考えられます。
また、相手の山札の上4枚にCXがあっても相手をリーサルできずゲームに勝てない可能性もあるので使用する際はご注意ください!
勝った時の気持ちよさも大きいものですので一長一短です!
デッキレシピ
レベル0
計20枚
こちらのレシピは先ほどのレシピから感じた弱みを少しでも改善できればと思い構築したデッキレシピとなります。
構成は8門ですが、レベル3のCXコンボ持ちが<始原の〈デウス〉 澪>となっております。
改善点として山札の速度および、次ターンのCXコンボの再現性向上をさせていただきました。
まず山札を削る役割として候補に挙がったカードが、<受け継がれし魔術の才能 システィーナ>・<束の間の休息 イヴ>・<甘ブリの三羽カラス モッフル&マカロン&ティラミー>・<「勇者の遺物」を探す旅 ライナ&フェリス>・<1+1はラブ 亜玖璃>・<それぞれの祭 ユー>・<天下統一の野望 信奈&良晴>・<純粋無垢な寝言 イリーナ>・<《夢語》のティア>になります。
(※ストックを使用せず山札を削るカードとしてピックさせていただきました。) その中で今回のコンセプトにマッチしたカードとして、<天下統一の野望 信奈&良晴>・<1+1はラブ 亜玖璃>を選択しました。
少し不採用理由を記載しますと青中心のデッキとなるため、<受け継がれし魔術の才能 システィーナ>や<束の間の休息 イヴ>は採用に悩みましたが、ルック時にイベント+CXが捲れた場合、手札に加えられないだけでなく1枚以上公開した場合、手札を1枚控え室に置かなくてはいけないためリスクが伴うことから採用を断念しております。
<1+1はラブ 亜玖璃>はイベントを加えることは任意であり、加えた場合のみ手札を1枚控え室に置くため上記カードと違い使い勝手がよいカードとなります。
同理由で、<純粋無垢な寝言 イリーナ>も採用したいところですが黄色に多くの枠を避けないことからまずは見送りました。
また今回は集中として、<ずっと平和な日常を かなめ&テレサ>を採用しております。こちらの理由は
- 緑であること。
- <譲れない夢 システィーナ>の最大2アド連動による手札上限を上げておきたい。
- <非常に複雑で有機的な事情>の参照元であるからになります。
とはいえ、「異形の翼の少女」も自分の山札の上から1枚を公開するテキストを有しており山札の上がレベル1以上なら控え室から「譲れない夢 システィーナ」へ干渉できレベル0以下であれば「譲れない夢 システィーナ」の2アド連動へのフォローにもなるので採用しております。
レベル2では、<腹黒な人気ラノベ作家 詩羽>を登場させます。
登場時にコストを支払うことで、ヒールだけでなく控え室からキャラクターカードを加えることができるため<始原の〈デウス〉 澪>を手札に集めることができるのが大きなポイントです。
また、「始原の〈デウス〉 澪」は登場時に自身の山札から3枚まで見てカードを1枚手札に加えるテキストを有しておりますので、レベル3でも対応の門を探しにいくことが可能です。
そのため、レベル2でCXを使用することが可能であり「腹黒な人気ラノベ作家 詩羽」のパワーラインを<真っ直ぐな気持ち 十香>でフォローすることができることにもつながります。
レベル3は「始原の〈デウス〉 澪」を使用するのですが、CXコンボのコスト条件として舞台の特徴:「精霊」を控え室に送る必要があります。
その特徴は自身の登場時の自身の山札から3枚まで見てカードを1枚手札に加えるテキストの追加効果として自身のキャラクターに付与できることから、盤面に常駐しているであろう<平和な日常を かなめ&テレサ>へ付与させることが可能なため条件達成は容易かと思います。
まとめ
お読みくださり誠にありがとうございます。最初のデッキでは、作品中心のコンセプトデッキをご紹介させていただきました。
後続は作品中心のデッキで感じた短所を少しでも補完できるようにしております。
私自身、好きな作品も多く試したいカードは多々ありますのでプレイヤーの皆様もお好みの作品で作ったデッキや型の違うデッキなど試してWSを楽しんでいただけますと幸いです。