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環境構築編(ヴァイスシュヴァルツ基礎第六) | ヴァイスシュヴァルツ

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環境構築編(ヴァイスシュヴァルツ基礎第六)

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by K

環境構築編(ヴァイスシュヴァルツ基礎第六)
前回に引き続きヴァイスシュヴァルツの基礎の話です。今回は環境構築の話をしようと思います。


環境構築とは
カードゲームで環境というと、一般的には流行のデッキやそれらの勢力図のようなものを指す場合が多いですが、今回の環境構築における「環境」とはそのような意味ではありません。

ここで言う環境とは、文字通りあなたがカードゲームを楽しむ環境の意味です。週に何回カードゲームをするのか。どこで誰とどのように行うのか。そういったヴァイスを遊ぶ環境、その構築方法のお話をします。


環境構築の重要性
環境なんて個人の勝手じゃない?記事で書くこと?という意見も聞こえてきそうなので、この重要性について先に述べておきます。
個人の勝手はもちろん正しいですし、強要するものではありません。ただ先人として考えていることをここでお伝えするので、良いと思った部分だけで良いので参考にしてみてください。

上達するために頑張ることが当然だと思っている人もいると思いますが、これは部分的には少し異なると思っています。そもそも頑張って勝つのは難しいです。モチベーションに左右される要素が多いですし、頑張ってもどうにもならないことも沢山あります。

勝てるようになるには、いかに勝てるようになる環境に身を置くか、その環境を自分の周りに作るか、これが重要です。頑張って勝つのではなく、勝つべくして勝つ方が簡単で再現性があります。頑張って勝つ状態に持っていくよりも、こうしたら勝たない方がおかしいよねって環境を作る方が重要だということです。

本人のモチベーションは環境構築の後、最後の最後に重要になってきますが、それまでの環境構築でも大きな差が出てくるという訳です。断言します。この環境構築もヴァイスシュヴァルツです。

これは私が25の時に気がついたことなのですが、周りの人は皆、それぞれの身を置いてる環境の影響を色濃く受けているように見えました。学生の時は同じ環境に身を置いている人ばかりが周囲に多かったので認識できませんでしたが、社会人になってみると皆バックグラウンドが異なり、その影響をとても強く受けていました。何かに秀でてる人は、聞いてみるとそりゃ得意になるわという経歴をしていました。大体自分よりも秀でてるものが周りの人にはあるので、その話をしてみるとそういった環境を知れるわけです。
スポーツジムとか部活とかも同じです。よくあれだけ運動できたな、続くなと思っているのですが、これはひとつこういった環境構築をしているという点が大きかったりします。あの環境に身を置いたら身体を動かさざるを得ないでしょう。本質的か否かは別として、本人のモチベーションが低くとも続く環境が構築されているわけです。


こう考えた時、自分が
「ヴァイスシュヴァルツが上手くなる環境に身を置いていない」
ことの不自然さが、とてもわかるのでは無いでしょうか。本気でヴァイスシュヴァルツに向き合うならば、「ヴァイスシュヴァルツが上手くなるに決まっているよね、ならざるを得ない」という環境に身を置くこと、そういった環境を構築することが最も重要だと言えるでしょう。もちろんそのような環境なしに上手くなる人もいますが、それはどちらかというと特別な例でしょう。


環境構築がもたらすもの
これは統計的にもアドバンテージがあります。個人の差はあれど、皆あまり能力やセンスが変わらないとした時、
「ヴァイスシュヴァルツが上手くなる環境」
に身を置いている人とそうでない人、どちらが成長するでしょうか。火を見るより明らかですよね。
逆にこうした環境に身を置いている場合、自信と改善に繋げることができるようになります。まず、「自分はこんなに上手くなるような環境を置いているのだから、周りの人と差をつけられるわけが無い」という考え方が出来ます。これ以上改善できないほどの環境を構築出来ているのであれば、そうでない場合に比べて周りに差をつけられる機会が物理的に減りますし、諦めもつきます。ここで自分が環境構築に力を入れていないと、よく分からないけどどんどん差がつくなぁ、もしくはやる環境のせいにすることが出来しまい、あなた自身の成長の機会やモチベーションが失われてしまうのです。
またそれでも他のプレイヤーの方が著しく成長していることを実感することは少なくありません。自分では用意出来る最高の環境を用意しているのになぜ差がついてしまうのかと考えることになりますが、ここには必ず効率の差があります。同じ時間、似たような環境で練習している訳ですから、差ができるのはセンスや効率の面になります。そこら辺を補うのは難しい話ですが、とにかく同じ土俵に立っているからこそセンスや効率の差異まで差が詰まっているわけです。これは自分の練習方法の改善に繋げることができるので有益です。


環境構築の考え方
ここからは具体的にどのように環境を構築するかの話をしていきます。
主に考える要素は以下4つです。
  • 時間
  • 対戦機会
  • 対戦以外
  • 人間関係
時間
人によって生活リズムが違うと思いますが、一般的に議論しやすい1週間のサイクルを考えてみましょう。
月曜日から日曜日までの1週間、学校や仕事の時間、それ以外のカードゲームに充てられない時間を整理し、現実的に自分がカードゲームに充てられる時間を考えてみましょう。それほど多くない人も多いと思います。
ちなみにここで就活中や転職活動中の方、受験生の方などに言っておくことがあります。ヴァイスシュヴァルツを優先することは決してしないでください。自分は受験生の時も就活中もヴァイスシュヴァルツをやっていましたが、決して優先はしませんでした。これはなぜかと言うと、ここを疎かにするとその後の人生でもヴァイスシュヴァルツを十分に楽しむことが難しくなるからです。それは金銭的なものかもしれませんし、精神的なものかもしれません。安定した生活環境を築かないと近いうちに破綻することになります。ヴァイスシュヴァルツは今上手くなる必要性はそれほど高くありません。ですが受験や就職は一生で何度もあることではありません。ヴァイスシュヴァルツを存分に楽しむために、受験や就活を優先しましょう。私は受験や就活もヴァイスシュヴァルツだと思って臨んでいました。就活もヴァイスシュヴァルツを続けられることだけが必須条件でした。今年が大事なら思い切ってヴァイスから離れてみるのも手です。ヴァイスシュヴァルツは逃げていきません。

ちょっと脱線しましたが、安定した生活を送る前提で1週間のうちでヴァイスシュヴァルツに割ける時間が明らかになったでしょうか。それが使える時間の最大値です。これをどう使うかという視点で考えていきます。

対戦機会
住んでいるところによりますが、出来れば人の集まる大会に通えるように予定を立てましょう。人の集まる基準は、最低でも3回戦、異なる人と対戦できる機会が出来るというところかなと思います。これを下回ると通う効率がかなり悪くなってしまう印象です。東京や大阪など首都圏に住んでいる場合は、毎週人の多く集まる大会が開催されているので、それを調べて通いましょう。ブシロードは過去の参加人数を確認できる状態にしてくれているので、人の集まりそうな大会かどうかは事前にある程度予測することが出来ます。
多く通える人は週5回出てもらっても良いと思いますが、基本的には週1回出るようにすれば最低限OKです。用意できたら、まずはその大会で優勝することを目標にしましょう。1回勝ったら連覇を目標にしましょう。このゲームはかなり難しいので、この程度でもかなり良い目標になるはずです。
もしも週1回も対人戦が難しいという方は、リモート対戦環境を作って対人戦が行える環境を作りましょう。大会よりも調整感が強くなりますが、やらないよりもマシです。週1回もヴァイスシュヴァルツをしないで勝てるようになるほど、このゲームは甘くありません。

週1回の大会を週次の目標にすえたら、次はそれ以外の時間の使い方を考えます。他に大会に出ても良いですが、基本的に目標にすえる大会は週1回が適切かと思います。その1回は勝ち負けに少し強くこだわり、練習の成果を出すところと決め、他の日にはそのための練習として色々なデッキやプレイを試した方が、メリハリがついて良いと思います。試行回数を増やせば運だけで優勝出来てしまうゲームなので、ちゃんと本番だと思って臨んだ大会の成績を目標にするのがより良いかなと思います。
それ以外の時間は、基本的にはその目標を達成するための練習に充てます。対人出来る環境は貴重なので、特に休みの日にフリーが出来るような環境があれば、積極的に毎週コンスタントに行うべきです。休みでなくとも平日夜にコンスタントに出来るのであれば、それも続けた方が良いです。とにかく何らかヴァイスシュヴァルツ出来る方法や環境を考えて、そこに通うことを習慣にすることが大事です。習慣にすることで嫌でもヴァイスシュヴァルツに触れ合う機会が増えますし、意識しなくても情報が入ってきやすくなります。特に、意識しなくて良い部分が重要です。とにかくその習慣をつけることによって、自分が成長する機会を増やしやすくするわけです。

対戦以外
ヴァイスシュヴァルツに割ける時間を見つけて予定を立てる、サイクルを作る話をしましたが、これは環境構築の一部に過ぎません。対戦以外の時間もヴァイスシュヴァルツです。
ヴァイスシュヴァルツはアナログカードゲームで対戦時間も長めなため、時間があっても対戦に使える時間は意外と少なくなります。しかしそのような細かい時間でもヴァイスシュヴァルツを上達させる時間に充てることは可能です。
まずは情報収集です。昨今はとにかく情報が溢れているので、調べれば大会結果やレシピ、動画や記事などが溢れています。ここから学べることも多いので、この辺りのインプットが大事です。以前に比べて情報過多なので、ここで大事なのは情報収集の効率の良さです。質の良い情報や記事、レシピなどを、いかに短時間で効率よく吸収するかが大事です。最初は手当り次第読み漁るしか無いですが、そのうち有用なものを多く紹介してくれる人やコミュニティを見つけることができると、ここら辺はかなり効率よくなると思います。
また大会に出れなくとも、もしくは大会の対戦の合間に他の試合を見ることも重要です。一部しか見ることが出来ないですが、代わりに好きな試合を見れますし、知らないデッキ同士を見ることもできます。また自分以外のプレイヤーの考えを知るきっかけにもなります。こういった要素はネット上の情報では現状なかなか手に入れられないので、大会に参加する際や見学しに行く際は是非意識してみてください。個人的には、大会に参加するよりも有意義な事が多いです。まぁこの辺りは慣れが必要なので、ちょっと観戦できるようになってきたら色々考えて見てくだい。
ちょっと毛色が違いますが、1人回しの話もここでしておきます。対戦相手がいつもいるとは限らないので、1人で練習出来ることは1人の時間でやることが重要です。それが1人回しです。1人で2人分操作する方法もありますが、自分は片方のみで良いと考えています。この話は基礎ではなく別でどこかで公開したいと考えていますが、1人回しで重要なのは理想の動きが構築的に、プレイ的に実現できるのかの確認です。例えば1周目の山長くてヤバすぎとか、引いたクライマックスを構築上処理できないとか、ゲームスピード落とす必要があるとか。相手がいなくても気が付けることは沢山あります。また自分の山は通常相手に干渉されないので、自分の山作りの練習も1人回しで十分です。この辺りの素振りのような練習は、特に組み始めたばかりのタイミングでは優先して行うのをオススメします。

人間関係
最後にこれまた別軸の人間関係の話をします。大会にコンスタントに出れる機会もかなり重要な環境構築なのですが、住んでいる場所的にこれがなかなか難しいプレイヤーでも強いプレイヤーは少なからず存在します。それらのプレイヤーに共通しているのが、この人間関係の強さです。
デジタルゲームでは解析が容易なためネット上で見つかるデータである程度補うことが出来るのですが、アナログカードゲームのヴァイスシュヴァルツではネット上で最新の情報を手に入れるのは至難の業です。そういう意味ではこの辺りをしっかりと発信している人はまだまだ少ないので。そういった現状なので、最新の情報はプレイヤーの中にしか存在しません。
情報以外の観点でも、自分と似た目線のプレイヤーと密に交流することは非常に重要です。周りが勝ち負けにどこまでこだわるか、反省が出来たりアプローチから見直すことが出来るかは、自分自身のモチベーションに大きく影響します。極度に勝ち負けにこだわったり逆にあまり拘らなかったり、反省の度合いが自分大きく異なるような環境に身を置くことは、自分自身の成長に良くない影響を与えることも少なくありません。この辺りが似たプレイヤーと一緒に成長することが出来れば、自分自身に自信が無くなった際に支えになります。隣のプレイヤーを俯瞰から見ることで自分を見直すきっかけにもなります。大会への心構えも共通認識として挑めるので、反省も生産的なものになり、成長速度がより上がるわけです。
ということで環境構築で最後に必要なのは、自分と似た同志のプレイヤーを見つけて交流することです。これは住んでいる場所が近い必要は、あまりありません。文面だけで定期的にやり取りするだけでもかなり違います。近況を共有し合うだけでも自分の現状を見直すことが出来ますし、良い刺激を貰うことが出来ます。悩みを共有することでお互いに良い効果望めるでしょう。これがないと常に孤独になってしまいますし、自分の今やっている事が正しいかどうかの評価すら難しくなってしまいます。

ことわっておくと、別に強い人や有名な人じゃないといけないということは全然ありません。上手さよりもモチベーションや向き合い方が大事ですし、むしろ自分と実力が違いすぎると上手くいかないことも少なくありません。早い話が、片方が片方に一方的に情報を与える関係は長く続きにくいということです。こちらが与えるばかりで得るものが無いような人間関係を続けるメリットがどこまでありますかというお話です。好きとか嫌いとかの話ではなく、その人間関係を断つべきと言う話では決してありませんが、単純にヴァイスシュヴァルツで成長したいならばいくらかでもフィードバックのあるプレイヤーと付き合う時間を増やすのが正しいでしょうというお話です。これはあまり明文化されることは少ないですが、与えるものが少ない関係は次第に薄れていくのが自然です。
なのでなるべくお互いに得るものののある人間関係を築きましょう。反対のことを言うようですが、実力の差は実はあまり関係なかったりします。強いプレイヤーは世の中に蔓延る情報のキャッチアップも上手いですし、あなたから新しい情報が得られるとは思ってい無いかもしれません。ただそれはあなた以外も同じことであり、早い話が本当に有用な情報などどこにも無いことが少なくないわけです。逆に言えばあなたが自分の考えや近況を伝えることで、その人にとって相対的に有益な可能性があるということです。このゲームはかなり難しいので自分と異なる考えのプレイヤーがどう考えるのかは、少なからず参考になります。もちろん的外れなこともあるかもしれませんが、この人の考え方面白いなと少しでも思ってもらえれば、関係性は築かれるわけです。これは全く逆の立場のプレイヤーにも言えることであり、自分よりも弱いプレイヤーの言うことだからと軽視していると、近い未来足をすくわれることになるかもしれませよ。このゲームにはかなりの可能性があり、色んなプールで色んなことを考え、色んな状況で色んなプレイを考えることが出来ます。自分の引き出しを増やすことが強いゲームだと知っているはずですから、考えれば考えるほど無視できないはずです。



まとめると、いずれにしても自分の考えをアウトプット出来るプレイヤーがとても有利ということです。周りに与えられるプレイヤーの周りにはプレイヤーが集まりますし、逆もまた然りです。アウトプットの重要性は基礎では無いのでここではお話しませんが、こういった立ち位置的なアドバンテージもそのひとつです。

もしビギナーならば、自信がなくてもとにかく大会やフリーの戦績やデッキリストをアウトプットし続けましょう。必ずそこに考えたことを添えることを忘れずに。そういったアウトプットが、自身の環境構築に必ず良い結果をもたらします。

ということで今回は、環境構築について書いてきました。

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