向き合い方編(ヴァイスシュヴァルツ基礎第二) | ヴァイスシュヴァルツ | トレカ通販・買取ならカードショップ -遊々亭-

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向き合い方編(ヴァイスシュヴァルツ基礎第二)

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by K

向き合い方編(ヴァイスシュヴァルツ基礎第二)
前回に引き続きヴァイスシュヴァルツの基礎の話です。今回はその中でも向き合い方についての話をしていきます。1番大事かもしれません。


最重要なのは楽しむこと

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薄っぺらい言葉に聞こえるかもしれませんが、これが1番重要です。なんのためにヴァイスシュヴァルツをプレイするのか、その根底は楽しむためであること、それが重要です。仕事じゃないんですから楽しむことを常に念頭におくべきです。
楽しむことではなく、勝つことや入賞すること、特定の賞品を手に入れることを目標としてしまうと、それは短期的なモチベーションにはなりますがやがて弱まっていきます。また目標が達成出来ていない時、つまり勝てない時期にとても精神的に辛くなります。これが本当に勿体なくかつ本質的でないので、まず楽しむことを最重要事項として認識することが大切です。

敗北を楽しむ
カードゲームをやらない人からすると違和感があるかもしれませんが、敗北は楽しくないというのは悪しき先入観です。もちろん中には楽しめない敗北もあるかもしれませんが、それは勝利も同じです。そして基本的にこのゲームは勝利も敗北も楽しめます。
片方しか楽しめないという人は、もしかしたらゲームに感情移入が過ぎるのかもしれません。内容は関係なく自分が勝ったという事実、負けたという事実を重く受け止めすぎかもしれません。
もちろんそのゲームのどちらかは自分がコントロールしているので、その選択が間違っていたのかもと思うことは重要です。ですがそれ以上に、対戦相手と作り上げたその1ゲームの内容を俯瞰して見るようにしましょう。プロのスポーツを観戦する感じですね。どちらが勝ったかは関係なく両者祝福されるようなグッドゲームが少なくないでしょう。あのイメージです。

個人的には勝利よりも敗北の方が著しくゲームを楽しめています。勝ったゲームの内容は記憶に残りませんが、負けたゲームは鮮明に残りますからね。沢山反省出来るのでより楽しさが大きいです。
勝利の楽しさのひとつに、自分の思い通りにゲームを運べたというのがあると思います。つまり敗北の楽しくなさに、思い通りにならなかったという感情があるという意味ですが、ここを思い通りにならなかったからと次に行くのはあまりおすすめではありません。あらゆるゲームはルールに縛られた不自由さを楽しむものです。思い通りにならなかった経験があるからこそ、思い通りになった時がより楽しいのです。思い通りにならなかった場合はそれを反省し、より良い選択肢がとれるように成長しましょう。

勝利の価値
敗北を楽しめるようになると、ゲームごとに楽しさに違いが出てきます。つまり勝利の価値も変わってきます。
ヴァイスシュヴァルツを始めて初の勝利は価値が高くなりがちです。それまで出来なかったことが出来るようになった瞬間ですからね。その後は次第に勝てるようになっていきますが、積み重なるにつれて勝利の価値はどうしても減少していきます。
数を重ねていくうちに、嬉しい勝利を経験することになります。それはとても辛い展開を大逆転した勝利かもしれませんし、強い人に勝てた時かもしれません。敗北を楽しむ話を書きましたが、もちろんこういった印象的な勝利を楽しむのも大事です。
大会に出るようになると、大会で入賞することを楽しめるようになり、その際の勝利も特別なものを感じるかもしれません。自分はそれに、積み重ねた努力が実った楽しさを感じています。
いずれにしても、一つ一つのゲームが違うゲームであり、色々な楽しさを感じて欲しいと思います。

運ゲーを受け入れる
カードゲームである以上、運の要素は小さくありません。それは受け入れなければいけない事実です。
これはこのゲームに限りませんが、必ずそのゲームを勝つというのは不可能です。やれるのはなるべく勝率を上げることだけ。
1番簡単に勝つ方法は、有利に進めつつ相手に運ゲをさせない事です。有利に進めているままリスクなく勝つことが出来ます。なので負けてる側はどこかで勝負をする、出来るようなプレイが重要です。どこかで運ゲーに持ち込み、ノーチャンスにならないように動きます。
なのである程度近い実力同士のゲームでは必ず、どこかで運ゲーになります。負けている側が必ず、これを通せば勝てるというルートをとるわけです。最後にそこにあるのは運だけなので、最終的には運ゲーになりますし、それはカードゲームである以上不可避です。

なので、どこまで積み重ねたとしても最後は運で決まるゲームであることを受け入れてください。ちゃんと受け入れられていれば、道中の不運や少ない確率を引かれることに対する不満は次第に減っていくはずです。だってそれこそがこのゲームの醍醐味ですからね。結局そこに不満がある限り、それはどこかでこのヴァイスシュヴァルツに対して誤解や違った理解をしているということだと思います。一喜一憂するのは楽しいですが、心の奥底でここら辺が理解出来ているかどうかはかなり違ってきます。

勝ち確負け確になりにくいゲーム
これはこのゲームならではの要素で、ちゃんと然るべきプレイをしていれば、かなり勝ち確負け確になりにくいゲーム性がひとつの魅力です。ここら辺が運ゲーと言われるひとつの理由かもしれませんが、とにかく他のTCGに比べて著しくこの特徴が強いのがヴァイスシュヴァルツです。簡単な話が最後のターンで、クライマックスを3枚トリガーして3キャンした場合を考えてください。それまでどんなに差があっても、かなり状況が傾きます。負けている側は少ないこの確率を祈ることになりますが、勝っている側はもっと難しく、この低い確率を引いてもどれだけ負けないかを考えなければいけません。最後の最後までお互いに気の抜けないゲームだということです。

人事を尽くして天命を待つ
勝ち確負け確になりにくいヴァイスシュヴァルツ。プレイヤーに出来るのは人事を尽すことだけです。運を天に任せる前に、人事を尽すゲームだということを理解しましょう。
なので常に運要素が強く絡むことを承知の上で、やれることをやり切ってください。よくある例として、3キャンするしか勝ち筋が無いのに、3キャンしても勝てないプレイをしてしまう例です。3キャンするかは運です。そこは天明を待つしかありません。でも3キャンという天明だった時にしっかり勝ち切るのはプレイヤーがやることです。3キャンするかわからないからと中途半端なプレイをして、結果的に運が良くても悪くてもどの道負けというパターンにならないようにしましょう。
これは向上のテクニックですが、上手いプレイヤーは皆共通して人事を尽すところが上手い印象です。一方ビギナーの方は天明に従ってゲームをプレイしている印象があります。

対戦相手は敵では無い
対戦相手を過度に敵対視するのは間違っているというお話です。そもそもお互いにこのゲームを楽しむためにプレイしている前提では、対戦相手は同じ趣味を持つ同志です。敵どころか1番近い存在であり、一緒にゲームや大会を作り上げていく存在です。ショップ大会に参加しに行ったけど参加者が自分1人だった経験はあるでしょうか?大会やゲームというのは対戦相手が居ないと成立しません。同志で集まったときに、必ず必要な対戦相手という役割を担ってくれているのが対面のプレイヤーなわけです。
なのでどんなにあなたが強かろうと、デッキが強かろうと、対戦相手への感謝の気持ちは絶対に忘れずに伝えるようにしましょう。形骸的な挨拶ではなく、何がありがたかったのかを考えながら伝えましょう。
「時間をかけて工夫を凝らし、1人では作れない1つのゲームを一緒に作り上げてくれてありがとうございました。」


不正行為について
いわゆるイカサマ行為についてです。積み込みやシャッフルの非無作為化も含みます。タブー視されているのかあまり扱っている記述を読んだことがないのですが、良い機会なので書いてみようと思います。

良いかダメかで言うと、全然ダメです。そりゃそう。
そりゃそうなんですけど、そこで終わってる記述がめちゃくちゃ多いんですよね。ダメだからダメでは議論にならないですし、いつまでも無くならないと思うので、ここをもっと深堀ります。

何がダメか。それはその瞬間にそのゲームはヴァイスシュヴァルツではなくなることです。ここが1番ダメなところだと思います。
ルール通り不正無く行っている限り、そのゲームはヴァイスシュヴァルツです。しかし1度ルール通りでは無い不正を行ってしまうと、それはもうヴァイスシュヴァルツではない別のなにかになります。対戦相手含め他のプレイヤーはヴァイスシュヴァルツを行おうとしているのに、それを壊す行為だからいけないわけです。
欺く行為だからいけないという意見も聞きますが、これは適切では無いと思います。というかゲーム中相手に悟られないよう、欺くことはよくあると思います。相手の山上を確認するテキストでわざとクライマックスを残してキャラカードだと思わせたり、沢山クライマックスを持っているのに持っていないかのように振舞ったり。パワーが負けていてもフロントアタックして問題無いですし、勝っているのにサイドアタックしてももちろん問題ありません。拾ったカウンターを打たなくても良いですし、3面並べても3パンしない選択肢ももちろんあります。そういう読みも含めてヴァイスシュヴァルツですし、そこで騙されたからといっても相手が非難されることは無いはずです。不正行為の根本的問題は、お互いに今行っているはずのヴァイスシュヴァルツから逸脱する行為だからです。ルール上確認できないはずの領域を確認したり、ルール上無作為でないといけないシャッフルを意図的に操作したり。クロックが7枚で無いレベルアップや、ランダムでない先攻後攻決定ももちろん逸脱しています。相手はヴァイスシュヴァルツをやっているのに片方が相手に伝えることなくヴァイスシュヴァルツから逸脱してしまっては、今作っているゲームそのものが壊れてしまいます。そういう意味で、欺く行為というよりも、ヴァイスシュヴァルツでなくなってしまう点が1番ダメな点だと思います。


つまりヴァイスシュヴァルツをやる上でダメなことが、ヴァイスシュヴァルツで無いものにしてしまうことなのですが、他の多くのゲームの不正行為が、これにあたると思います。つまり良いか悪いか以前に、そのゲームではなくなってしまうからダメだよってことですね。


それでも不正行為は無くならないと思うので、ふたつのアプローチを用意しました。
ひとつは、そもそもヴァイスシュヴァルツから逸脱した何かで勝った所で、そこにどんな価値があるんですかって話です。このゲームを楽しみたくて、このゲームが勝ちたくて努力しているのであれば、全く価値の無いものであることは自分が1番よく分かるでしょう。そういう意味では周りの賞賛や比較も度が過ぎると逆効果です。1度勝って賞賛を浴びると、それを再度経験したくて不正行為を行ってしまう可能性が増えます。本来はルール通りに行った結果として勝つという事にこそ価値があるのに、それが勝った時の賞賛や名誉のためになってしまったら危ないということです。手段が目的に見合ってるのかを考え直して欲しいです。
またもうひとつのアプローチとしては、そもそも不正行為を伴う勝利が、そんなに魅力的に思ってしまう認識自体を改善するべきだと思います。相手が盲目だったら不正し放題です。そうでなくとも目を盗んで不正をはたらくことは、はっきりいってかなり簡単です。ただその先に何があるのでしょうか。あなたの求めていたものがありますか?

世の中にはそれでも不正行為を伴う勝利に価値を見出しているプレイヤーがいるようです。これはもう、ちょっと理解を超えているのでこれ以上かける言葉はありませんが、そういったプレイヤーが少しでも減ったり、ヴァイスシュヴァルツでやることじゃないなと気付いて貰えれば嬉しいです。ヴァイスシュヴァルツを楽しみたければ楽しみたい程、不正行為は行いたく無くなるのが正常だと思います。あらゆるゲームはルールを守るからこそ面白いんだと思います。

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