
D4DJの魅力
今回は最近注目しているタイトル、D4DJについて考えたことを書いていきたいと思います。本当はリコリコの魅力とかホロライブの魅力とか、書きたい記事沢山あるんですけどねー。
なぜD4DJか
ここ1年半くらいは、半年間同じデッキを使い続けるということをやってきていて、特にここ1年はちょっと使っているデッキが強すぎて他のデッキを一切考えられなかったのが残念な所でした。新環境になり今かなり色々なプールを触れており、とても楽しい時期に突入しています。さて、今回なぜD4DJを取り上げるのかと言うと、はっきり言えば大きなポテンシャルを感じるからです。プールから感じるパワーに対して、結果があまり伴っていない印象で、突き詰めた先に更なる可能性を感じるからといったところです。
きっかけは今年の東京地区。勝率85%のデッキで負けた数少ない1戦が、この東京地区のD4DJだったのですが、まずこの事実がこのタイトルへの興味のきっかけとなります。負けたタイトルがほとんど規制される中、D4DJは当然のようにノータッチなので、必然的に今季の候補のひとつになります。
またトリコロールの黒枠で入賞していたのも魅力のひとつですね。これは主にハピアラ軸のリンク連パンのデッキですが、黒枠に置けるほどのポテンシャルで、実際に勝っている姿を現地で何度も見ましたので、俄然興味が湧いてくるわけです。
プールの特徴
プール全体に興味があるので、プール全体の話をしようと思います。7つのグループからなる作品で、特徴としても7つのグループのいずれかを持つキャラで構成された、トライアル3つ+ブースター1つ+PRカードという構成。Call of Artemisというグループを除いた6つのグループが主な収録カードになっており、トライアル3つはそれぞれ2グループずつ収録された内容になっています。
グループ縛りは緩いデザインでありながら、グループ単で組むほど強いシナジーを形成できるプールで、意図せずともグループ単位のデッキになることが多い珍しい良いプール。直接的なグループ縛りのカードは6グループ2枚ずつ。特定のデッキを組むだけならばトライアルはどれかひとつを2つ購入すれば充分ですが、どのデッキも面白いので3つとも2つずつ購入がオススメです。書き忘れましたが体感、他のプールよりもトライアルデッキ収録カードが強いです。
Merm4id
4をAと読ませてマーメイド。黄色単色のグループでグループの特徴は加速です。グループ縛りのカードは以下。
デッキとしてはかなり強めなデッキになっていると思います。従来の8炎のデッキとしては最強クラスかなと。
強みとなるギミックに関するカードを紹介します。
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うっかりさんの届け物 日高さおり
隠れまくってるつよつよカード。4ルックの対象が縛られていないので相手に見せることなくイベントやクライマックスを持ってこれます。これは物凄い。 基本的にショット連動だと思って使います。クロックコストは必要ですが手札を減らさず次のクライマックスを探しに行けますし、加速の1クロックを炎でかき消すデザインなので、それに則って忠実にプレイします。 |
Peaky P-key
ハイフンかダッシュか分からないけど、グループ名にアルファベット以外を入れるデザインみたいです。赤色単色のグループでグループの特徴はおそらくピーキーなカードデザイン。
【参考】
ピーキーとは、特定の状況下や限定的な範囲においては非常に高い性能を発揮するが、それ以外の状況では神経質な挙動や低いテンションを示す特性をもつ、という意味。
D4DJのグループの中ではグループに寄せるメリットが多くは無いため、他のグループに派遣される事の多いプールです。特に0レベ帯は、強いシステムやアタッカーが多く、色々なデッキで見る機会が多いかなと思います。
ここでは派遣される時もピーキーなカードを紹介します。
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繋がる想いの二重奏 山手響子
ユニークテキスト+ユニークテキストという評価のし辛い1枚。要は3パン目にレベル置き場全部裏になる代わりに145になって、リバース出来ればさらに重めなコストを払うことで強力な詰めができるよって言うテキスト。リバースさえ出来れば多分<観鈴>より強い() それしか書いてないのでリバース避けされると厳しいけど、数字は出るし他2面で詰めてねってメッセージかなと。実用レベルはあると思います。ちなみにレベル置き場全裏でターン帰ってくる時を考えるとクロックの色だけで戦わないといけないので赤単が良く、結果的にグループ単を推奨してきているデザインだったりします。 |
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Peaky P-key 山手響子
まさかこのカードが使われるとは...連動プラ2なんで軽視していましたが、しっかり入賞実績のある連動です。その内容はキャンセル時に1点と6点というピーキーなものになっており、キャンセルされるためか連動はプラ2という、なんともワイルドなデザインになっています。4点止められる山に6点入るのか...という不安はありつつ、3面連動がとても容易なので、<光景>絡めたらリーサル長いみたいです。恐ろしい。 プラ2という扱いづらさはありますが、3面連動のうちひとつでも6点が入ればそのまま勝つので、実は実践レベルの1枚です。参りました。 |
燐舞曲
輪舞曲を文字った燐舞曲。青色単色のグループでグループの特徴は起動効果です。 【参考】
異なる旋律を挟みながら、同じ旋律(ロンド主題)を何度も繰り返す形式。
グループ縛りのカードは以下。
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キミの心を頂きに 三宅葵依
なんか色々書いてある。とりあえずグループ単なら7000。そこから起動で最大2500パンプ。自身で起動型の手札入れ替え効果あり。 このカードだけで面を制圧できる相手には強そうなカード。行きも返しも9500スタートは生半可なパワーラインだと対抗が困難。<アリス>が居なくなったのも追い風。手札入れ替えの起動テキストもとても強力。起動反応のパンプデッキは後列で起動を誘発させる必要があることが多く、自身で完結している点が良い。しかもリバース要求とはいえストック消費なしの手札交換は、面を固定したいこのカードと相性抜群。 一応本気で行き返し面取ってしまうと、リバースするとこらがなくなる点は注意。ただその時は起動効果を使う必要自体は無いので手札管理だけ気をつければ良い。 |
他のデッキでも活躍できるカードたちを紹介します。
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おもてなしサプライズ 矢野緋彩
<シンデレラ>や<ニモ>系統の20枚落下連動。殺傷力はニモがピカイチなのですが、このカードも<光景>と組み合わせれば安定して詰めに行けるポテンシャルがあります。落下テキストは通常クライマックスを落とせば落としただけ強いのですが、これまでそれを補償する方向のカードってあまり刷られていなくて、アクアくらいなんですよね。他は落としただけ強い、落とさなければ弱いといったデザインです。このカードは4枚以上落とさなかった時には破格の軽さでバーンを飛ばすことが出来ます。沢山落として本体入れても良いですし、少ししか落とせなくてもバーンが飛ぶのは安定していて魅力に思います。 ニモにも言える事なのですが、シンデレラと違って落下が強制じゃないところも良いところですね。多面連動時にチャンスを生かしやすいので是非このカードを軸にも考えてみたいです。 |
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至高の一杯をあなたに 矢野緋彩
これは上のカードとセットで採用したい1枚。最近増えてるレベル3の登場コストとして使える0のキャラですが、残り2つの効果が強すぎてビビります。<収録中>として使いつつ<2000拳>を拾いながら退場出来るので、1コストで面を使わずクライマックスをキャラに変換できることになります。面を使わずという点が非常に重要で、面取りデッキならば採用を検討したいセットです。 |
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歌の部屋の誕生日 青柳 椿
これも採用率めっちゃ低いんですけど書いてあることものすごい1枚。条件満たせば1/0の7500アンコールです。しかも毎ターン増やせます。 舞台にいて役割が少ないからあまり流行っていないのかなと思いますが、青を採用するデッキならば普通にサブアタッカーとして最強クラスなので、是非採用したいと思います。 |
Photon Maiden
光子乙女。意味はよくわかりません。緑色と青色のグループでグループの特徴は共鳴。
グループ縛りのカードは以下。
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ふたりで進む道の先-Player- 新島衣舞紀
チユリが使えるのは大きなメリット。最近はプールのほとんどを拾えるチユリをあまり刷ってくれないのですが、グループで使えるカードを作ってくれるだけでもありがたいです。 |
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凛と澄ました神楽鈴 新島衣舞紀
<Morfonica>タイプの逆圧縮。<光景>と逆圧縮はバンドリで刷られて規制されて以降、共存してはいけないものとして扱われているみたいです。ちょっと前にKeyに収録されていた気もしますが、後追いで共存出来なくなったのでやっぱりダメみたいです。 とはいえMorfonica同様、ある程度特徴を縛れば良いみたいです。ということでPhoton Maidenの強みは逆圧縮が使えることです。<光景>は特徴こそ違いますが縛りはなく、共存が可能になっています。 |
ということでPhoton Maidenの特徴は、グループを揃えることでネオスタンダードで見ると高水準のカード達が解放されること。揃えるのも難しくないので、これは正当な、縛りカードを使いたいからグループを揃えるグループです。
ここではPhoton Maidenのデッキで採用されるカードを紹介します。
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Starry Sky 出雲咲姫
共鳴先に指定されており文句の付けようがない詰めなので、採用率は非常に高いです。しかしながら思い出拳にとても弱いので、面をしっかり並べられて思い出拳を構えられると一気に価値が下落します。そうならないよう、パワーを上げていきたいところですが共鳴先にこのカードが指定されているので上手く上げるのがなかなか難しく、思い出拳に弱い印象は拭えません。 が、それ以外は普通に強くて<光景>からゲームエンドまで狙えるので、充分強力な詰めカードです。 |
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Dokidoki Heartbeat 新島衣舞紀
これは主に昨期に活躍したカード。レベ1から高いパワーで領域移動させられるのでレベ1のラインが高い環境では採用される事があります。今期の<ミュウラン>は拳込だとかなり高いパワーなので触るの大変ですが、それでもCXや何らかのパワーパンプを用意できればレベ1で対抗できるのはかなり魅力です。 |
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カワイイに捧ぐ三宝 福島ノア
レベ1に連動を採用しないデッキで採用の可能性があるのがこのカード。レベ0からスピードゲームを仕掛けたりレベ1の準備ができるのが魅力です。パワーも昨今の1連動を踏み返せるくらいは出るので、ネオスタンダードでも見かける1枚です。 |
Happy Around!
幸せの周辺...?確かに雰囲気ある。黄色と緑色のグループでグループの特徴はリンク。
グループ縛りのカードは以下。
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特別な貝殻 愛本りんく
これまたものすごい<フィレス>です。行き35としても隣3000だとしても。フィレスの仕事量を超えててビビります。グループのキャラ以外はサーチもパンプも出来ないですが、サーチもパンプもしないなら混ぜられるとも考えられます。デッキの大半をハピアラでまとめることが出来れば充分採用できます。 |
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変わらぬ眼差し 渡月 麗
グループ統一でバニラサイズと、リンク付きのクライマックス全般に反応するテキスト。グループ統一する価値が1000パンプしか無いので、意外と混ぜられます。ただリンク付きのクライマックスにしか反応しないので、自ずとキャラもハピアラに寄っていく感じです。普通にストブは使いやすいですしトップチェックも有用な場面が多く、複数枚採用して活躍させましょう。 |
デザイナーズがリンクアイコンなので、リンクアイコンを使おうとするとハピアラだらけになります。ハピアラ軸のデッキを構成する主要カードを紹介します。
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想定外の大冒険 明石真秀
単レスト集中に、横入れ替えが付いています。ハピアラ限定ですしハンドを消費するので横入れ替えを圧殺するのと同じリソースを要求されますが、その分下の動きを安定させることが出来ます。特に宝は手に入りやすく、上のチョイス連動が打てないことなどまず無いというのがハピアラの長所です。 |
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ずっと傍にいてね 大鳴門むに
デッキエンジンとも言える連動。後列連動なので効果は控えめですが連打しやすく、また召喚先もアドバンテージを重ねるカードで構成されるので安定してゲームを進めていけます。とはいえダイレクト枠は軽くないので、なるべく2面ずつ面に残せるように動きたいところです。 |
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太陽のような明るさ 愛本りんく
ネオスタンダードで最も使われているタイプ。トリコロールの黒サイドもこれが多かったです。基本的に3面連動を狙いつつ<バーンキャラ>と入れ替わるので、ダメージチャンスは9回。本体が入ればロングシュートが狙えるセットです。特に相手のキャラがレベル2だとサイドアタックという選択肢があるのも良いですね。新環境では強い部類に入ると思います。 反面、手札に集めるのがヒールではなく、ヒールと入れ替わることも少ないので、デッキとしてのヒール量は疑問が残ります。また山を大きく動かす連動なので返しの山はぐちゃぐちゃになることも多いです。その辺りを許容するのか、別の選択肢に行くのかという所でもプレイヤーによって差が出てきそうです。 |
Lyrical Lily
叙情的なユリ。1番グループ名っぽい。緑色と赤色のグループで、グループの特徴は一応電源?。
グループ単体で戦うデザインというよりは、他のグループに派遣しやすいデザインに思います。
グループ縛りのカードは以下。
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入り江に響くホイッスル 春日春奈
思い出に置いておける集中。主に電源との相性が良いデザインですが、代償として拾えるのはリリリリだけになります。使ってみて感触が良かったらリリリリ縛りも考えますが、他の集中で代用できるので重要度は低そうです。 |
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木漏れ日にサンゴをかざして 桜田美夢
赤いツインドライブですが、こちらも正直グループ単にするメリットとしては少し弱めの印象。ただ下の効果が強くて自身にも適用されるので、条件を満たした時は自身も大きく隣も大きくできるので、なかなかのパフォーマンスは出せます。 |
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大きなケーキの誕生パーティー 桜田美夢
なぜ3種あるのか...しかもこのカードを採用するメリットというよりは、このカードがパンプする範囲が限定的という見方の方が正しい気がするので、普通にリリリリ単でない限り使わないと思います... |
シナジーを考えると4パンすることによるメリットは4面連動出来ること。ネーム的には<5枚みちる>が1番スムーズで、普通は3面しか言えない連動を4面使うことが出来ます。しかしながら連動がノーコストであるこのカードでも、メイン開始時から合計12コスト必要で、電源を組み合わせない限り4面連動はなかなか難しいです。3面連動ならばイベントを使う必要性が薄れてしまうのも痛いですね。
また4面連動する時や他のグループのキャラを並べたい時はネームを満たして効果付与した後に舞台から消えてもらう必要がありますが、スムーズに行えるのは現状2ネーム1種です。爆発4ルックがネームを持っており、PRになると他の指定ネームになるので、これで退場するのが1番キレイかなと。但し1コストかかるので更に重くなる...
総じて現状のプールだと上手く使いこなせていない1枚です。しかし可能性は感じるので、追加の度に考えていきたいと思います。
数枚単位で派遣出来る優秀なパーツたちの紹介をします。
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やめられないんだよねー♪ 白鳥胡桃
このカードのおかげで僕はこのタイトルを考え続けていられます...本当に感謝。 最後に<光景>無いデッキ使ってたの、おそらくサンシャインですね。それから7年くらいずっと<光景>のあるタイトルを使い続けています。それくらい大切なのでD4DJは良いタイトルです。 カードの話をすると普通にもうひとつのデバフ効果も強いですね。エリアと違って退場しても良いのが大きく、色々なデッキの色々なシチュエーションで活躍が期待できます。 |
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悪戯な微笑みを添えて 白鳥胡桃&幸せ満ちる小瓶の中で 竹下みいこ
リゼロにあった黄色セットが緑で登場。これらはアタッカーを切らしにくく、手札やストックを浄化しながら戦えるので他のデッキに派遣する価値があります。ただD4DJだとトップ依存になっているので、共鳴である副団長セットよりも少し安定感は落ちる印象です。成功すればどちらも破格のパワースパイクとなるので、緑を採用出来れば使ってみたいです。 |
Call of Artemis
アルテミスという神を呼ぶコール?Call of Artemisというグループはメインではないようで、収録カードはそれぞれの色にキャラ1枚ずつ、計4枚のみの構成です。テキストの特徴は、どのグループのデッキに入れても違和感なく活躍できる汎用テキストである所。これどのグループだろうと思ったら大体このグループでした。
意外と悪くないカード達なので、4人ともしっかり頭に入れておきましょう。
プールとにらめっこして考えたことをまとめてみたので、これからD4DJ考える人の理解の助けになれば幸いです。プールがかなり考えられていて使えないカードが少なく、非常に好みのプールでした。
ではまた