今回、WGP2019名古屋地区のネオスタンダードで2位という結果でしたので執筆いたしました。
残りのWGPは4地区(金沢、東京、広島、博多)ですが、何か参考になれば幸いです。
WGP名古屋 ネオス
— ききP (@haamee_P) November 16, 2019
SMP ◯
KMN ◯
KS ◯
SAO ◯
GBS ◯
LSS ◯
SHS ◯
FS ◯
RSL ×
2年ぶりの名古屋決勝で2年ぶりの2位でした。
残念、お疲れ様でした。 pic.twitter.com/ufv4qO03a9
使用タイトルは「少女歌劇 レヴュースタァライト(RSL)」です。
デッキレシピ
レベル0
計18枚
戦績と大会レポート
戦績
予選
1回戦目 風宝「Summer Pockets」 ◯2回戦目 +2&ストブ「けものフレンズ」 ◯
3回戦目 扉ストブ「この素晴らしい世界に祝福を!」 ◯
4回戦目 本門「ソードアートオンライン(アリシゼーション)」 ◯
5回戦目 扉電源「ゴブリンスレイヤー」 ◯
決勝トーナメント
1回戦目 8電源「ラブライブ!サンシャイン!!」 ◯準々決勝 宝扉「冴えない彼女の育てかた」 ◯
準決勝 8宝「Fate/stay night」 ◯
決勝 門風「少女歌劇 レヴュースタァライト」 ×
以上、8-1で2位でした。
大会簡易レポ
全ての回戦のレポートを書くと長すぎてしまいますし、既に忘れてしまった部分もあるのでかいつまんで記します。唯一負けたところが決勝でCX配分までは完全にミラーの相手でした。
相手が先攻ドローゴーでしたので後攻4000中央移動(<やちよ>+<つかさ美空>)スタートというまずまずのスタートは切ったものの、相手のレベルを上げたくないところでソウルが伸びてしまい、先上がりされて盤面を取られ続ける展開に。
<風連動>を決めている面自体も少なく、相手の返しの行動をケアするためにパンチ数を減らさないといけないターンが2ターンほどあり総ダメージ自体が足りず完敗という結果でした。
構築もさることながら、プレイング面でも未熟な部分が露呈したゲームでしたので今後へ活かしていきたいと思います。
大会全体の雑感としては「前期末以降発売の新規タイトルをよく見かけた」、「電源系クライマックスを採用しているデッキが減った」という印象はありました。もちろん、僕自身が当たったタイトルや周りにいたタイトルを基準に見ているので偏りはあると思うのであくまでも印象ですが。
あとは「けものフレンズ」の<かまどの火>や「Summer Pockets」の<自分の罪>などのリバース要求系効果をメタったカードの採用を多く見かけました。特にイベントカウンターは<晶>だけでなく<恵>にも使用できるので今後重要になってきそうですね。
残念ながら2位で全国大会への権利を獲得することは叶いませんでしたが、これ以降の地区大会も参加できそうなところは参加しに行くつもりですので当たりましたら対戦よろしくお願いします。
以下からデッキ解説です。
各カード解説
序盤からキープしたい後列カードを2種類採用しているので<"ファントム" 大場なな>とも相性が良いです。
起動効果反応を持っていないアタッカーをメインに採用していたとしてもこのカード単体で効果が全て完結してるので、どのタイプのレヴューのデッキにも入りうる性能をしていると考えています。
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"シンデレラ" 野々宮 ララフィン
Lv1の<風>対応でアタック時に3ルックしてハンドを増やすことが出来ます。起動効果を使ったときに反応するパンプが付いているので往復でパワーラインを高く保てる点で優秀ですし、手札が6枚以下の時にしか反応しないデメリット効果も手札上限が7枚までですのでさほど気になりません。 ですが、手札を増やす効果ではなく山札を削る効果として使いたい場合は事前に圧殺などを絡めて、手札の枚数を調整しておく必要がありますのでそこだけはご注意を。デメリットは実質なし!と考えすぎた結果、カムバックアイコンやゲートアイコンが絡むことでバトルフェイズ中に手札の枚数が変化したときなどは特に注意が必要です。 |
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"海賊女王の用心棒" 野々宮 ララフィン
起動効果を使うとバトル相手のキャラをリバースしたときに山札の上から3枚までを見て、好きなカードを手札に加えて切ることが出来る能力を持つようになります。 連動を張らなくてもルックが出来る点、助太刀を絡めることで返しでも山札の枚数を調節できる点、継続的に盤面に維持できるアンコール持ちであるという点でこのデッキの動きに幅を持たせてくれています。 |
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"銃士アトス" 神楽 ひかり
いわゆる<"麗しき水の女神" アクア>互換です。序盤のダメージレースで有利を取ったタイミングでも、逆に押し込まれてヒールしたいタイミングでも活躍できるので常に手札に持っておきたいカードです。 門によって過剰に供給されたクライマックスを切ることも出来ますし、このデッキで数少ない相手のLv2キャラを倒す手段でもあります。 もともとは4枚投入していたのですが、フリーの時に経験の発生が出来ない試合が起きてしまったため3枚目の<"火の神" リュウ・メイファン>に枠を譲りました。 |
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"ベル" 夢大路 栞
経験というタイミングを選ばない早出し条件で2000応援、さらに出たときにXルックと破格の性能をした上位後列ですね。 このカードと<4000拳>の組み合わせが強いので経験周りのギミックを採用しているみたいなところもあります。 いつでも出せるので出し得かと思えば実は使い方に注意が必要な場面もあり、Xルックで門を引き込まないと勝ち筋が薄いためLv3まで温存しておいたり、集中+つかさ&美空の後列セットで運用した方が強いため出さなかったりといった場面もあります。 |
回し方
マリガン
<Lv1の助太刀>とLv0以外は切ります。<風>と<連動>も基本は切ってしまって問題ありません。重なりすぎてしまったときだけ連動を残すか考慮します。
レベル0
先上がりか後上がりかは相手が嫌がる方を目指します。電源系タイトル相手なら先上がりを、リバース連動のある1000/1タイトルなら移動を置いて後上がりなど、細かくは相手のタイトルのLv1の動きを思い出しながら考えます。また、相手の山札が弱めなら先にダメージを通すプレイングも必要になってくるタイミングもあるかと思います。最終的に晶の連動を通せればどんな不利な状況からでも勝てる可能性自体はあるので強気にプレイしたほうが上手く行く場合が多いと感じています。
レベル1
<風連動>を決められれば言うことはありませんが、連動を決められなくても<助太刀>を構えた上でLv1のキャラを並べて1のラインを高く保ち相手にプレッシャーをかけたいです。連動を決めて0コストで山を削れるなら良いですが、<立ち集中>を連打するなどでしか山を削ることが出来ないなら我慢してLv1リフをあきらめた方がいい場合が多いです。
助太刀を使えば相手のパワーラインを超えられるなら助太刀を優先的に握りますが、そうでない場合は手札キープとライン形成に役立つ<2000応援>やLv2で踏みに行くための<ひかり>を回収するようにします。
レベル2
レベル2で解禁される行動は
の3点のみで、それ以外はレベル1の延長で戦います。<晶>がリバース要求のテキスト持ちなので上記のカードを出して相手を無理に割るより、チャンプアタックで盤面を空けた方が有利に働くパターンもあることを覚えておきましょう。
レベル3
相手の盤面に残っているカードや相手のタイトルの防御札の有無、ダメージレースの状況、山札の固さなどによって目指すべき盤面は変わってくるので簡単には言えませんが、基本的には<晶>で相手のキャラを多面踏むことを目標にプレイすれば良いと思います。晶の長所は本打点を計算したあとの山に能力を使うかどうかを選べることですので、実際に打つ数より多くキャラを用意するくらいでちょうどいいと思います。
また、逆に相手の詰め札を逆算してカウンターを持ったり、盤面を固めたり、逆に盤面を空けたりすることが必要な場面もありますので攻め以外の選択肢も常に考えるようにしましょう。
最後に
レヴューというタイトルは追加でもらった選択肢がかなり多いため、まだどのデッキが最適解なのかは正直分かりません。今回もレベル3の主軸を何にするかは最後まで悩んでいました。その分、選択肢が豊富で環境が多少変わった程度であれば順応できるポテンシャルを持っているタイトルですのでこれからも考えていきたいですね。
以上です。
WGP2019は残り4地区(金沢、東京、広島、博多)ありますが、どんなタイトルが入賞するか今から楽しみですね。
それでは。