
まず2020前期の定義について。これは2020年1月下旬(制限発表後)~2020年8月末までくらいのつもりです。毎年8月までを、前期と呼んでいます。
2020年前期は、まぁ世間的にもそうですが、WS史においても印象的な時期になるでしょう。まだ真っ只中ですけどね。
この記事も書くか迷ったのですが、来年以降に記録として読み返せるように、今回書いてみました。
プレイヤー全員に関わることとしては、とにかく大会が無いことが1番例年と違うところでしょう。BCFや公認大会はもちろん、非公認大会も開催されないというのは、かなり特殊な状況です。今後もあまり訪れないであろう事態だと思います。
ひとつずつ書いていこうと思います。
【1】大会が開かれないことについて
これは今更書くことではありませんが、至極当然な事だと言えます。カードゲームは人生を豊かにしますが、間違いなくそこには優先順位があります。健康でなければカードゲームは楽しめません。体調が悪い時にカードゲームを十分楽しむことは難しいと思います。健康の上に成り立っているということを再認識し、長い人生の中で今自分がどう振る舞うべきかを考えましょう。今は大会を開くべき状況ではないと思います。【2】カードゲーム自体を自粛すべきか
カードゲームの楽しみ方は様々ありますが、やはり大会の楽しさは格別と言えるでしょう。大会に参加することが1番楽しさを感じるというプレイヤーは意外と多いのでは無いでしょうか。ところが大会はもちろん、そもそもデュエルスペースも使えない状況が続いています。これではカードゲームを楽しむこと自体が難しくなっています。でも集まる訳にも行かない......カードゲーム自体自粛すべき?
これははっきりノーだと思います。カードゲーム自体を自粛すべきとは全く思いません。本質を考えることが大切です。
本質的に今行うべきではないのは、実際に複数人で集まること。アナログゲームは実際に集まる事を想定して作られていますが、今の技術ならば、実際に集まる事無く、アナログゲームを楽しむことができます。これがリモートファイトです。
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【3】全カードゲームプレイヤーが用意するべきリモートファイト環境
このリモートファイト。要はテレビ電話を使ってアナログゲームを楽しむということを指しますが、最初に環境を用意した時には感動しました。実際に集まることなく、世界中の人とアナログゲームが楽しめますからね。単にアナログゲームを動画で共有するだけですが、カードゲーム以上にこのテレビ電話の技術とシナジーしているコンテンツはないかなと思うくらい、ベストなソリューションだと思います。結論として、リモートファイト環境は、全プレイヤーが用意するべきかなと思っています。カードゲームの楽しみ方の選択肢が広がりますし、使い方次第で効率化も図れます。何しろ移動時間がかかりませんからね。予定を合わせるハードルもぐっと下がりますしね。
ここでは割愛しますが、リモートファイトを初めて、リモートファイトではない通常の対戦との差異に気付き、プレイに活かせた事が割と多くあります。例えばいつもは口に出さずに確認してることを、言葉にして相手に伝える必要が出てきます。どんな所をチェックしていて、どんな所を軽視しているのかが再認できます。そういう意味ではわざと違う環境でやることは、やりづらさやデメリットばかりでは無いかなと思います。
環境の整え方についてはヴァイスシュヴァルツ公式の方のツイート以外にも検索してみるといくつか記事も見つかりますので参考にしてみて下さい。
公式HPの遊び方
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【4】モチベーションについて
大会そのものにモチベーションがあるプレイヤーは、リモートファイトでは満たされないかもしれません。目標とする大会が無いことによるモチベーションの低下は容易に想像できます。ここでは、そんな人向けに私の考えを書いてみたいと思います。大会参加というのは、あくまで魅力の1部です。他の所にモチベーションが持てないかなと模索するのです。
例えばヴァイスシュヴァルツには、タイトル区分という概念があります。普段はいちばん強いデッキを使うことにモチベーションがあるプレイヤーは、わざとタイトルを限定して、その中での1番を目指してみてはどうでしょう。テンプレートと呼ばれる構築が存在するタイトルもありますが、存在しないタイトルもなかなか多いです。特にカードプールの広いバンドリや、収録カードのレベルが高いミリオンライブ、マンネリ化しているこのすばなど、意外と結論の出ていないタイトルは少なくありません。好きなタイトルをひとつ決めて、このタイトルはこれが1番強いと言えるようになることを目指すわけです。
どんなプールも、しっかりと最強を目指して向き合うと、意外な発見があるものです。それはなかなか人伝で身につくものではなく、経験がプレイヤーとしての強さに繋がる部分です。古参プレイヤーの強みのひとつはこれですね。
このひとつのタイトルを極めるというのは、実はいつもできることでは無いんですよね。なぜなら大会があるから。大会があるならば、出来れば自分が使うデッキに関して時間をさきたいですし、その方が勝率も上がります。毎年特に後期は自分のデッキを使う時間に充てることが非常に多いです。
なので今の状況は好機なのです。大会がないから、自分のプレイヤースキルを磨くために時間を使えるわけです。自分のデッキに割く時間はその年の勝率を上げますが、プレイヤースキルを磨くと自分自身の勝率が上がります。何かひとつのタイトルを極めてみるのはどうでしょうか。
他にも、色々なところにモチベーションを持つことが出来ます。これまで使ってたデッキの記事を書いてみるのも良いでしょう。外に出なくても書けますし、その記事に対するレスポンスがあると、カードゲームの楽しさを実感できます。環境考察を書いてみるのも良いですね。記事を書いたことがない人は、1度書いてみるのも頭の整理ができて良いかと思います。
あとは昔のデッキで遊んでみるのも面白いです。カードプールも制限も昔のものを適用、メモリアルカップのような感じですね。ただし昔と違うものがひとつだけ。それはプレイヤースキルです。プレイヤーだけは今のプレイヤーなので、当時よりも価値観が変わっている可能性が高く、こちらも面白さを感じる要素のひとつです。
いっそのことスタンダードやタイトルカップなど、主戦場を変えてみるのも面白いかもしれませんね。やる相手さえ居れば、色々なところにモチベーションは転がっています。
(各フォーマットのデッキ構築ルールなどはこちら)
そんな貴方は次の大会を目指しましょう。今だとWGP2020を目指すことになります。まだ先の話だと気を緩めている場合ではありません。毎年全国で活躍するデッキの半分は、既にこのタイミングでかなりの完成度になっています。そしてそれを使えるのはこの時点で練習していて練度を高めていたプレイヤーばかりです。
新弾インフレゲームだとなかなか今の段階で調整というのは難しいのですが、ヴァイスはそういったことはあまりありません。後期出たタイトルが強くて既存のデッキが......となったのは、ニセコイくらいしか思いつかないです。 結局、毎年WGPは既に前期にはじまっているんです。なのでなんのことは無い、例年通り調整するべきなんです。
例年と違う点がひとつ。それは大会が無いことにより、レシピや情報が非常に出回りにくいと言う点が挙げられます。これが今年のWGPの面白いところです。
例年はBCFの実績があったり、非公認大会のレシピがあったりと、環境考察や使うデッキの選定を助けるものが多く存在するわけです。しかし今年は恐らく全くありません。自分で見つけなければ、何も無い状態でWGPを迎えることになります。
例年はそういう意味だと結構公平なんですよね。レシピも基本的に公開されるので、皆スタートラインは同じようなところからスタート出来ます。しかし今年はそれが無いので、人によって、それまでやってきたことによって、今やっていることによって、スタートラインが大きく変わってしまうことでしょう。だからこそ今年は例年とは違った面白さがあるなと思います。
またこの時期にモチベーションを保てるのかって所もプレイヤースキルかもしれませんね。スタートラインを変えるファクターのひとつだと思います。
【5】最後に
なかなか書きたいことが多く、長くなってしまったので、今回書きたかったことをまとめて終わろうと思います。自分のモチベをコントロールする事も実力のうち。モチベと言っても精神論ではなく、考え方の整理や、環境の整備が大事。特にリモートファイト環境は1度用意してしまえば、対戦のハードル(時間的、物理的なもの)が非常に下がります。通常時は気が付かない事にも気付けるので、良い機会だと思って用意することを強くオススメします。
考え方の面では、モチベーションを探すヒントになるような事を書かせてもらいました。ひとつでも糧にしてもらえれば、良い形で乗り切れるのではないかなと思います。
誰も言わないから言いますが、少なくとも今年いっぱいはこれまでとは違う生活になると思います。来年夏まで続いててもおかしくないですね。なので、生活を変えて今を乗り切ればという考えよりも、自分を変えてこうした生活に慣れる方が、総合的に良いのかなと思います。
次はしっかりガッツリカードの話をしたいと思います。お疲れさまでした。みんなで頑張りましょう。