
そもそも魅力を感じたのはホロライブトリオの調整を行っていた時。一周した時点で、最終的に選ぶのはこのカードだと強く感じました。
しかし同時に、調整時間の限られるホロライブトリオで持っていくのは厳しいなとも感じました。カードは強いのですがそれ以上に難しすぎて、他の簡単なカードを使った方が上手くいくイメージがありました。また<るしあ>を完成させてくるプレイヤーも居ないだろうと踏んでいたので、ホロライブトリオの環境では居ないことにして考えていました。
ということで調整開始はホロライブ終了直後。以後ホロライブはひたすら<るしあ>のみを調整してきました。それは今でも変わりませんし、これからも変わりません。好きすぎる。
るしあを強く使うには
最初に難しいと感じた理由ですが、これは単純で、デッキにした時にパーツ4種以外のカードが一切決まらなかったからです。必要最低限以外のカードが1枚も浮かばなかったので、これは難しいと感じました。今でもメイン4種以外は変更の可能性が充分あります。なぜ決まらないのか。それはビルダー、つまり私の頭に、どう<るしあ>を使えば強いのかというイメージが全く無かったからです。デッキが全く決まらない経験はあまり無いかもしれませんが、そういう時は大体自分がどんなゲームをしたいのかが描けていないことが原因です。どんなゲームがしたいのか決まっていたら、とりあえずそれらしい動きをするであろうカードで仮組み出来ますからね。
ホロライブトリオは実際には様々なデッキが参加しており、<るしあ>も散見されました。これを利用しない手はなく、大いに参考にしました。多かったのは8門構築で、苦戦している印象でした。なぜ苦戦しているのかは分かりませんでしたが、とにかくそういうデータが大事です。
本当にどう組んだら良いのかわからなくて、メインのパーツが集まりやすいように意識しつつ、ホロライブトリオで使ったベースを利用して仮組みしました。噛み合いは考えていないのでデッキとしてはちぐはぐですが、一応るしあを体感することは出来ました。
デッキレシピ(仮組み)
使って感じたのは、「<るしあ>以前に山が出来ていないと弱い」ということです。これは過去に<有咲>でも感じた事で、上に目が行きがちだが実は下が大事ってやつです。この先も頻出するので是非覚えておいた方が良いです。
山ができていないとせっかく強い上が生きる前にゲームが終わっちゃうんですよね。山が強ければターンが長くなり強みを長く発揮出来る。ということで下は山作りし安い方が良いなと思いました。
この時8門が苦戦している理由もわかりました。戻り枚数が悪いんですよね。5~6戻りではいくらるしあが強くても打点レースで押し込まれがちになります。門4枚は仕方ないですが、なるべく山が強くなるようなクライマックスと合わせたいです。ということで色も考えて門チョイスが決まりました。
門チョイスといってもチョイスも複数種類あり、どれも強みがあるので試していくことに。
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未来へ一緒に 角巻わため
1番安定する連動。ほぼ必ず手札が増えるし、多面連動すれば<るしあ>や<比例応援>にも触れることが多いです。デメリットは2周目以降連動が微妙になっていくことと、行きの数字が心もとないところ。 |
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お誕生日会 戌神ころね
1番山が強くなる連動。<島風>付与なのでダイレクトの多い前半から自身の踏めなくなる後半まで、長い期間連動として使うことができます。山にあれば任意のカードをサーチできるのも嬉しいですね。デメリットは1面は踏まないといけないところと、返しが低いところ。 |
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君と一緒にお花見 不知火フレア
1番面が固くなりストックが綺麗になる連動。連動としては弱すぎですが、連動しない時のスペックが素晴らしい。単体6000はもちろん、<集中>の永続パンプによって高いパワーラインを形成することができます。連動も高確率で手札が増えますし、ストックは綺麗になるので言うほど悪くなかったり。デメリットはそのまま連動が微妙なところです。 |
このように一長一短なのですが、<るしあ>で使おうとするとどれも異なる構成になります。具体的には、<わため>を使う場合はレベル0のキャラをパーツ集めに適したキャラで固めます。<ころね>の場合は1面は踏んで<島風>出来るように、行きの数字に特化した構成になります。<フレア>の場合は手札の質を上げやすいように、<現る>を沢山採用します。
というふうに色々な構成で使っていると、新たな気付きがありました。<わため>を使っている時には、<0フィレス>でパーツ集めするのは効率が悪いという気付きがありました。<ころね>では、<るしあ>が強すぎて行き特化と<るしあ>の相性があまり良くないことに気が付きました。<フレア>の時は、面を使わず山を動かさず手札を揃える<現る>の強さを認識しました。るしあは連動で釣り出すことを考えると4面使うので、舞台を使わない恩恵が大きいんですよね。
また前回の記事で書きましたが、ホロライブは1連動を使いやすいプールではありません。レベル2で必要なキャラが多い<るしあ>にとって、レベル1の多面連動でパーツを揃えられないのは痛手で、<るしあ>の為にも1連動の在り方を考える必要がありました。
この時点でまず<わため>軸が消えました。連動無しで考えた時に1番役割が少なく、せっかくの安定感という長所が、集めにくいプールという点で消されてしまうのが損ですね。<ころね>と<フレア>の2択になりました。
また連動のキャラが集まりにくいという事なので、複数引くとクライマックスが無くても強い<フレア>よりも、1枚でも有用で連動があるとさらにボーナスという<ころね>の方が、プール的に良いかなと考えました。<フレア>多面出来るプールではないという判断です。ただここはまだまだ改善の余地があります。
ということで、ここまで学んだことを活かして調整したレシピが、博多大会のレシピです。
デッキレシピ(博多大会)
<ころね>を軸にしつつ、手札を揃えるのは<フィレス>ではなく<現る>で。こうすることによりレベル2以降ではチョイスを引いた時に<ころね>多面の選択肢が取れるようになり、山の強さを意識することが可能になりました。
ここでは他に採用しているカードについても触れておきます。
<フカ次郎>はイベントに触れるパワーパンプ、<ハーマイオニー>はクロックブーストと、役割の限定的なカードを散らしています。<現る>で選べるので散らすと強いと思います。