今回は、スタンバイ(通称電源)を採用した盤面でリソースを稼ぐデッキタイプの流行を受けて、ゴブリンスレイヤーのデッキを考えてみました。
本当は7月に書いていたものだったのですが、遅れに遅れて後期が始まってしまいました^^;
7月は青ブタの<大活躍>の流行を受けてCIPバウンスの<妖精弓手>を入れていたのですが、計4コストの重さが気になり、他のデッキに安定して勝つことが難しくなったため、現在の形に落ち着いています。
赤青 扉電源 → 赤青黄 扉電源 → 赤青 扉電源
という感じで試してきていました。初期からの一番の変更点は、<雑嚢>を入れたことと、<独断の機転 女神官>を採用したことです。
デッキレシピ
コンセプト、仮想敵について
コンセプトは、<魅惑の美貌 魔女><二人の居場所 牛飼娘>二種の松明(<1><2>)を絡めた面取り、耐久に尽きます。スタンバイを採用しているデッキのほぼすべては、面取りによってリソースを稼ぐためにスタンバイを採用しているのですが、中でもゴブリンスレイヤーの場合は特に<魅惑の美貌 魔女>の早出しがとても強力、というのが私の見解、というか好みですね^^;
魔女を2投しているデッキはあまり見かけませんが、必ず2レベルで出せるようにしたいため2投しています。
2レベルから早出しを狙い、相手の盤面要求値を上げつつ、それらを上から叩きながら、トップルックの効果で守り切って勝つのが理想です。
『今一番流行りの2デッキが苦手』と書くと、とても握る気がしないと思ってしまうと思いますが、良いところは『安定した盤面形成力と各種守備札』の存在です。
ラブライブは守備札が<椎名助太刀互換>(のようなもの)しかなく、<光景>に対して明確な回答がないところが弱点です(個人的には、今一番隙がないデッキだと思っていますが)。また、相手の盤面を崩すことは得意ですが、常に新しくキャラを展開する前提であることが多いです。
そこにきてゴブリンスレイヤーですが、手札管理も比較的得意、回復量もそこそこあり、面制圧力も十分、そして何より守備札+<魔女>による防御力はとても安心感があります。<TD松明>による器用な山札管理も、特徴的な点でしょう。
総じて器用、WSにおける優等生デッキと言えますが、魔女も守備札も面取りもCIPバウンスで崩されてしまいがちなのが致命的ですね・・・^^;
逆に、盤面に干渉されないデッキは大得意で、一度盤面を取ってしまえば、盤面に干渉する<U松明>を使用したり、守備札を存分に使って手堅く勝つことができるでしょう。
スタンバイ、いわゆる電源が流行っている現環境では、これからCIPバウンスの価値が上がっていくでしょう。
CIPバウンス、光景(逆圧縮)、スタンバイ、(使いやすい)防御札、いずれか二つは少なくともプールに欲しいと思っています。
回し方、意識することについて
7枚のアタッカー(<剣の乙女>or<ゴブリンスレイヤー>)以外は切ってしまって良いカードです。
もし、アタッカーが2枚ほど引けている状況であれば、1の準備をしてしまって良いでしょう。
【後攻】
アタッカーを残すのは先攻の場合と変わりませんが、1帯のカードは1~2枚取っておくことが多いです。アタッカーが引けていない場合は全て切ります。
マリガンで2レベルの<牛飼娘>を切ることができている場合、<スタンバイCX>は切らずに取っておきます。
後上がりでも問題なく処理できると思われる相手には、気にせず殴っていってしまって構いません。
2レベルの<牛飼娘>と1レベルの<ゴブリンスレイヤー>を合わせて配置することが目標です。
相手の要求値を7000~9500に上げ、ボードによるリソース確保を狙っていきます。
スタンバイを引いていても扉を引いていても強い動きが取れるのがゴブリンスレイヤーの良いところ、と聞いたことがあります^^;
まさにその通りで、CXを複数引いている場合は、相手の動きに合わせて、どちらのCXを使用するのが好ましいのか判断しましょう。
スタンバイを打つ流れを想定するときは、0から<TD松明>を捨てずに取っておく意識も必要ですね。
盤面を取りきれているときは、<U松明>と<雑嚢>を連打し、後列の除去も狙っていきます。
けものフレンズなどの前列にキャラを投げ続けるデッキに対しては、有効になり得ると思います。
また、相手のチャンプアタックを受けきった後の<処女同衾の奇跡>は、勝負をより確かなものにするはずです。ちなみに「どうきんのきせき」だそうです笑
主要カードの紹介
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二人の居場所 牛飼娘
松明とこれがあるので、ゴブリンスレイヤーは強いと言えます。 全体1000パンプに加え、<TD松明>が行きでも返しでも、4ルック、2000パンプするカードに変わります。 仮想敵は青ブタの<双葉>(おおよそ14500~16500+3500)、宝を貼った状態の<にこ>(7500)あたりですかね。 |
にこには、500応援を合わせて立てて、7500の状態の<ゴブリンスレイヤー>を合わせておきます。
双葉には<U松明>を使用した対処方法もあるので、そこまで枠を使わなくてもいいかなと思い、牛飼娘は2投に留めています。前列での運用も強いので3~4投も視野なのですが、私は<魔女>を配置することを重視している都合もあり、絞っています。
魔女を出したい前のターンで前列に投げるのが、もっとも美しい動きです。殴った後、さらにストックに飛ぶので、まったく無駄がありません。
もちろん応援としても、0の<ゴブリンスレイヤー>を3500にしたり、1の<ゴブリンスレイヤー>を7500にできるのも評価が高いですね。良いところばかりです!
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雑嚢
ざつのう、と読むらしいです。 5枚目の松明、2枚目の<ゲートのスクロール>(スクロールは2投もよく見ますね)です。 イベントを使った後にさらに使いまわせるのが強みで、<U松明>で手の枯れた相手の後列を2枚除去すると、より勝ちが近づきます。 もちろん<TD松明>も拾えるので、状況に合わせて欲しいイベントを選ぶことができるのが良いところですね。 ネーム要求というところだけ気をつけたいです。 |
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魅惑の美貌 魔女
このカードに惚れてゴブリンスレイヤーを組みました。 ラインを上げつつ守備力を上げる動きが完全に好みです。 2投は趣味みたいなところもありますが、配置できたときとできなかったときの勝率が大きく変わっているので、完全に信頼しきっています。 |
効果でトップチェックしたとき、欲しいカードであれば<TD松明>で持ってこられるのも好きなところですね。
フリーで、相手の3パン目前にチェックしたトップが欲しいカードだったときに、「CXかよ~」みたいな顔するのが好きです笑
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辺境最強の意地 槍使い
出したら割れる&帰ってくるという相手のときに出したり、<フィレス互換>からの登場で2ストック使える、という面で入れています。 使いたい場面が多すぎるので抜けなくなりました。長い目で見ると<不変のスタンスゴブリンスレイヤー>の2枚目にする方が、という声もあるでしょうが、1で毎回出せるようなカードではないですし、仮想敵代表であるラブライブの<にこ>をタダで返したくない&割られないという理由で、5枚目の即時1アタッカーという理由で入れています。 手アンがついているからか、出すと無償で帰ってくることが多いので好きです。 |
以上です!
後期は今のところ使用タイトルがそこそこバラけている印象を受けますが、その中でもかなりどっしりとした安定感のあるデッキだと思います。
また、プレイングを頑張ったらその分応えてくれるデッキだと思っているので、後期シーズンに限らず、今後いつ組んでも良い質のデッキだと思います。ぜひ回してみてくださいね。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!