今回は錬金術デッキを紹介します。
・錬金術とは
シンフォギアブースターに収録されている、特徴≪錬金術≫のカードで構成されたテーマデッキです。
ブースター発売直後は特段目立ったデッキではありませんでしたが、WGP2015後半に名古屋→札幌→東京と立て続けに入賞しています。非常に安価だったことも伴って少し話題になりました。
・デッキコンセプト
コンセプトカードは、<L3キャロル>です。L3キャロルは条件を満たすと、2/1/10000・ソウル2・回復、と破格のコストパフォーマンスを発揮します。
条件を満たした状態の<L3キャロル>を使いまわす、という事がこのデッキのコンセプトです。

肝心なレベル・コスト軽減の条件は、特定のキャラを思い出に送るというもので、全て満たすためには最低でも3コスト消費します。




<L3キャロル>を出すために追加で3コスト使っているわけですから、1枚目のL3キャロルは登場に4コストかけていることになり、このままでは元のコストよりも重くキャロルの強みを生かせていません。
L3キャロルの強みを最大限活かすためには、2/1の状態のキャロルを何度も登場させる必要があります。
そのための手段として、<かけなか>と扉を最大枚数採用しています。
・デッキレシピ

レベル0 【18枚】 | ||||
![]() <R自動人形 レイア>×4 |
![]() <R“世界の終末”キャロル>×4 |
![]() <U自動人形 ミカ>×4 |
![]() <U自動人形 ガリィ>×4 |
![]() <C謎の少女 エルフナイン>×2 |
レベル1 【10枚】 | ||||
![]() <U自動人形 ファラ>×4 |
![]() <Cアルカ・ノイズ>×6 |
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レベル2 【10枚】 | ||||
![]() <C形式番号XMH_008 ファラ・スユーフ>×2 |
![]() <R失うことの怖さ クリス>×1 |
![]() <U“世界を識るため”エルフナイン>×3 |
![]() <U本当にやりたい事>×4 |
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レベル3 【4枚】 | ||||
![]() <Rキャロル・マールス・ディーンハイム>×4 |
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クライマックス 【8枚】 | ||||
![]() <CCSERE NADE>×4 |
![]() <CCあたしがいてもいいところ>×4 |
・採用カード紹介
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自動人形 レイア 4枚 <L3キャロル>条件その1。 記憶条件を満たすために他の"自動人形"を持ってくることはもちろん、L3キャロルまでサーチすることが出来ます。 中盤以降もL3キャロルや助太刀をサーチするために使うことがあります。 特に<かけなか>が握れない場合は<自動人形レイア>に頼るゲームになりがちです。 |
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自動人形 ミカ 4枚 <L3キャロル>条件その2。 L0相殺持ちで便利です。 |
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自動人形 ガリィ 4枚 <L3キャロル>条件その3。 他キャラのパワーを調整できます。 思い出に飛ばない可能性もあるので余分に抱えます。 |
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"世界の終末"キャロル 4枚 ≪錬金術≫対象のサーチ集中です。 <L3キャロル>条件達成後に、1コスト集中ヒット→1コストL3キャロル登場、という動きはシンプルながらも非常に強力です。 一方、L3キャロル条件達成前は集中に使うコストがないので、基本的に集中は打てません。 序盤にためたストックはL3キャロルと<かけなか>に使いましょう。 |
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自動人形 ファラ 4枚 <L3キャロル>の条件その4。 登場時パンプ付きで、大抵のL1アタッカーに触れることのできるサイズになります。 が、越えられるからといってやみくもに上から踏むのではなく、1枚目の<ファラ>は自ターンにリバースさせ思い出に送るのが無難です(理想は同値)。 |
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アルカ・ノイズ 6枚 何枚でも入れることのできる0コストクロック相殺です。 このデッキは、序盤のうちに4種類の"自動人形"を集める必要があるため、他のカードを展開に合わせて臨機応変にサーチするといった行動ができません。 そのため、素引きしやすく無難なアタッカーである<アルカ・ノイズ>はありがたい存在です。 |
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失うことの怖さ クリス 1枚 特徴が≪錬金術≫ではない唯一のキャラカードです。 <ガリィ>失敗の可能性が上がりますが、やはり<美夏>があると無いとでは対応力が違います。 環境次第で<全体1000応援>などに変えてもいい枠です。 |
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キャロル・マールス・ディーンハイム 4枚 2/1/10000ソウル2回復。 条件を満たした状態ではとんでもなく強く、このカードをひたすら盤面に出すだけで勝てることが多いです。 逆に言うと唯一の勝ち筋で、このカードの記憶条件を満たしてあげないと絶対に勝てません。 |
・マリガン
キャラは簡単です、自動人形シリーズをキープ、他は全て流します。
同じ自動人形が複数枚ある場合、<ガリィ>・<レイア>は複数キープ、<ミカ>・<ファラ>は他の手札と相手タイトル次第といった感じです。
マリガンでの<かけなか>は難しく、意見が分かれそうなところです。
僕は、<レイア>があるならかけなかキープ"という基準でやっていました。

・自動人形シリーズについて
<L3キャロル>の記憶条件である自動人形シリーズはこのデッキの肝です。
錬金術というデッキは、自動人形を思い出に送り、L3キャロルの記憶条件を満たさないと勝てません。
つまり、勝つためには自動人形を思い出に送ることを第一に考える必要があります。
自動人形を 思い出に送るためには共通して、キャラがリバースする必要があり、この"リバースしないといけない"という条件がなかなかネックです。
当然対戦相手からするとL3キャロルの条件を達成させたくないですから、特殊相殺・焼きテキスト・サイドアタックなどでリバースさせないよう動かれてしまいます。
そこで確実にリバースするために、パワーを調整しわざと自ターンに相殺を取るといったことが必要になってきます。
<ファラ>を避けるために低パワーキャラのみを並べる相手に対しては、ファラを複数面立て、記憶達成か多面生還の2択を迫る、といった動きで対処します。




・最後に
錬金術はかなり尖ったデッキですので普段とは違う感覚を味わえるかと思います。
興味があれば是非使ってみてください。
とらぶる・青赤GF環境のときに勝ちやすかったデッキなので、しろくろフェスで開催されるメモリアルカップの候補として検討するのもおもしろいかもしれません。
とくに<島風>テキストが多い環境なら戦いやすいと思います。
質問などがありましたらTwitter(@koucha365)までお願いします。
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