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ゆうやんのヴァンガード奮闘記 #2「カウンターブラストと攻撃順番」

    posted

    by ゆうやん

    登場人物

    ゆうやん:遊々亭MTGチームのライター。ヴァンガードを始めた。ハンターハンターが大好き。

    遊々亭VG担当:遊々亭VG担当。様々なカードゲームが出来る超人。ヴァンガードの実力はにわかだろうと考えていたゆうやんを瞬殺した。
    前回のあらすじ: 担当はガチだった。
     
    3.jpg
     
    僕の想像よりも遊々亭VG担当はヴァンガードをガチでプレイしていました。それどころか担当が何を言っているのか全くわかりませんでした。


    俺は…ただまともにプレイしたかっただけだ!


    というわけでせめて担当の言葉を理解しようとヴァンガードの習熟に努めました。


    V後列とは、ヴァンガードの後ろという意味であること。
    ノーガードとは、非ターンファイターがガードをしないこと。
    トリガーチェックとは、バトルフェイズのドライブチェックのこと。
    ライオンは、崖から落ちた子供を普通に助けに行くということ。
    実はうなぎと梅干の食べ合わせは全く悪くないということ。


    僕は何も知りませんでした。

    「ゆうやんさん、僕の足元にも及びませんねぇ」
     
    使う1.jpg

    担当の声が聞こえます。
    負けるわけには行かない…


    ここから僕の猛勉強が始まります。

    「バカとブスこそ東大に行け!」
    そんな言葉が聞こえて来ました。

    僕は…東大に行きたい…!いや違う…ヴァンガードで担当に勝ちたい!


    血のにじむような猛勉強が始まりました。

     
    ゆうやん 26歳 春

    己の肉体と技術に限界を感じ悩みに悩み抜いた結果
    彼が辿り着いた先は

    感謝であった

    自分自身を育ててくれたカードへの限りなく大きな恩
    自分なりに少しでも返そうと思い立ったのが

    一日一万回 感謝のライド!

    気を整え、拝み、祈り、構えて、ライド
    一連の動作を一回こなすのに当初は5~6秒
    一万回ライドし終えるまでに初日は18時間以上を費やした
    ライドを終えれば倒れる様に寝る
    起きてはまたライドを繰り返す日々

    2日が過ぎた頃、異変に気づく
    一万回ライドし終えても、日が暮れていない
    齢26と数ヶ月を越えて、完全に羽化する
    感謝のライド、1時間を切る!
    代わりに祈る時間が増えた

    山を降りた時、ゆうやんのライドは
    音を置き去りにした
     
    音を置き去りにした2.jpg

    担当A「(気の…せいだよな?)」
    担当B「(一瞬…消えて)」
    担当C「(音が後から…。館長?)」

    館長「か…観音様が……!」

    ゆうやん「さて…看板かけて闘るかい?」
    遊々亭VG担当「やりましょう」
     
    使う3.jpg

    ……

    ゆうやん「え?流れ的に土下座じゃないの??」
    担当「いやしないっすよ(笑)」



    『スタンダップヴァンガード!!』

     
    ~中略~


     
    惨 敗
     
    担当「ゆうやんさん、貴方にはがっかりですよ」
    ゆうやん「くっ…どうして…俺に足りなかったのは一体…これが…人間の強さなのか…」
    担当「いやなんかそういう魔王みたいな去り際いらないですから。ずばり言います!プレイが下手すぎます!!」
    ゆうやん「なん…だと…」
     
    担当からのダメだし
    1.カウンターブラスト
    使う4.jpg


    担当「一つずつ説明しましょう。まず序盤からガードをしすぎです」
    ゆうやん「そりゃそうでしょ!!守れる時は守る!無駄にダメージを食らってどうなるの!!」
    担当「そこが甘いんですよ。カウンターブラストをご存知ですか?」
    ゆうやん「な、なんとなく」

    (カウンターブラストとは、ダメージゾーンの表向きのカードを指定枚数裏向きにするという、コストの支払いの仕方の一つです)

    担当「カウンターブラストを持つカードは基本的に強いんです。最初にダメージを受けておくのは損ではないんですよ。逆に無駄に序盤からダメージを軽減し続けていると、手札は失うし、悪い事ばかりです。そもそもこのゲーム、1点食らうごとに不利になっていくわけではないのですから、びくびくしなくてもいいんですよ!」
    ゆうやん「なるほど…」
    2.攻撃順番
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    担当「攻撃の順番も適当すぎます!普段何を考えて殴ってます?」
    ゆうやん「えっと…勝ちたいなぁとか考えてます」
    担当「そうじゃなくてですね!なんでリアから殴るんですか?」
    ゆうやん「縁起良いかなって…」

    担当「ゆうやんさん、攻撃するならヴァンガードからのほうが良い場合が多いんです。どうしてだと思いますか?」
    ゆうやん「やっぱり風水…?」
    担当「違います。良いですか?ヴァンガードで攻撃することでドライブチェックを行えますよね?例えばそれで、リアガードのパワーを上げたとします。仮にそれでリアガードに置いているユニットのパワーが敵のヴァンガードのパワーを大幅に上回れば、その後のリアでのアタックでダメージを通しやすくなりますよね」
    ゆうやん「担当天才?ニュートンか何かなの?」
    担当「光栄です。ちなみに絶対にヴァンガードから攻撃するのが正しいというわけではありませんからそこは注意してください」
    ゆうやん「はい!先生!!」
    担当「なんかキャラ崩壊してきましたね」


    気を取り直して

    『スタンダップヴァンガード!!』

    ※ここからはダイジェストでお届けします。

    ゆうやん「それは悪手じゃろ蟻ンコ」
     
    使う6.jpg



    ゆうやん「え?」
     
    使う7.jpg



    ゆうやん「なんで?」
     
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    ゆうやん「負けました」
     
    ゆうやん灰色.jpg


     
    惨 敗

    ゆうやん「何故…勝てないんだ」

    絶望に打ちひしがれるゆうやん。
    その背中から掛かる声。

    ???「チカラガ…ホシイカ?」
    ゆうやん「あ、貴方は…!!」


    次回へ続く。

リンクジョーカー(カオブレ)デッキの過去と今

ゆうやんのヴァンガード奮闘記 #1「スタンダップヴァンガード」

    posted

    by ゆうやん

    前回までのあらすじ
    ヴァンガードを始めました。



    というわけで早速ヴァンガードのルールについて覚えるところから始めます。

    新しいゲームを覚えるというのはいつだって難しいものです。ルールはまるで難解な参考書。
    とは言っても僕もただのトーシロではありません!!10年以上もカードをやっていたのですから、適応力は常人以上にはあるはず。

    そんな自分のポテンシャルに賭けて、ルールを流し読みします。本来はちゃんと読むべきなのかもしれませんが僕は早くゲームがしたいのです!!
    ポケモンを買った時、説明書を読みましたか?レポートを書く方法をいちいち紙で確認したでしょうか?とりあえずゲームを点けて、御三家を選び、そして「たいあたり」を、「ひっかく」を選択したはずです。

    そう、全てのゲームは体で覚えるもの!

    さあ!早速対戦です!!
    勝負だ!!そこにたまたまいる遊々亭VG担当!!


    担当「え、今仕事で忙しいんですけど…」
    ゆうやん「まあまあ良いじゃないの。後にして早くやろ!ヴァンガード!」
    担当「良いですけど、ゆうやんさんデッキ持ってます?」


    も っ て い ま せ ん で し た


    担当「仕方ないですね。哀れなゆうやんさんに僕からデッキを貸してあげますよ。この中から選んでください」
    ゆうやん「マスター…一番可愛いのを頼む」
    担当「マスターじゃないですしここバーだと勘違いしてます?まあわかりましたよ。とびきり可愛いのを用意しました」
    ゆうやん「なぁにぃ??どれどれ――」

    か、かわいい。
    かわいすぎる。
    なんだこの<バミューダ△候補生 シズク>とか言うカードは!!
     

    ゆうやん「これで!!これを!!!使わせてください!!」
    担当「良いでしょう。では始めます」


    『スタンダップヴァンガード!』
     
    1.jpg

    初手を取って…やはり全てのカードゲームの始まりは同じですね。
    1ターン目に行動する事は特になし。まあそんなポンポンと出しまくったところで素人に見えそうだからここは…

    ゆうやん「エンド!」
    担当「エンド!?わかりました。ドローライドしまーすV後列アタックノーガードですかトリガーチェックトリガーなしじゃあターンエンド」
    ゆうやん「ちょちょちょ待って!そのライドって何!!」
    担当「え?そこからですか?ライドっていうのはヴァンガードを強化させる事です。1ターン目はとりあえずライドさせましょ。毎ターン、グレードの1つ高いカードにライドさせることが出来るので、1ターン目はグレード1のカードを持っているようにしましょう。グレード1がないならマリガンすべきです」
    ゆうやん「めちゃくちゃ大事な情報!」
    TAKE2
    『スタンダップヴァンガード!!』
     
    2.jpg

    初手を取って…グレード1はなし!
    毎ターングレードを1つずつ上げることが出来るということは、グレード2とグレード3のカードを1枚ずつ持っていれば、確実に2ターン後にはグレード3に出来る。つまりグレード2,3を1枚残して残りをマリガンすれば良いわけですね。
    マリガン後もグレード1のカードは手札に来ませんがこれは仕方ありません。

    ゆうやん「エンド!」
    担当「ドロー手札見せますグレード1が1枚もないんで上から5枚見てグレード1を手札に加えます」
    ゆうやん「ちょっとちょっと!何それ!」
    担当「Gアシストをご存知ない??」

    Gアシスト…?
    それは…一体…


    検索。


    「Gアシストとは。

    これまでのヴァンガードファイトは、手札によっては次のグレードにライドできないことがまれにあった。
    そんなピンチをGユニットが救ってくれる、新たなルールが登場!
    その名も、「Gアシストステップ」!

    3つの条件を満たすと「Gアシスト」ができる。

    1.自分のヴァンガードがグレード3以上でない
    2.手札に自分のヴァンガードより、グレードが1つ高いカードがない
    3.Gゾーンにカードが2枚以上ある

    以上の条件を満たしたら「Gアシスト」が行える。方法は以下。

    山札の上から5枚を見る。
    その中から、自分のヴァンガードよりグレードが1つ高いカードを1枚まで相手に見せ、手札に加え、山札をシャッフルする。
    上記の方法で手札に加えたなら、手札2枚とGユニット2枚がこのファイトで使用できなくなる」



    なるほど。
    って最初に言ってくださいよ担当!!!!!!!!
    TAKE3
    『スタンダップヴァンガード!!!』
     
    3.jpg

    ゆうやん「Gアシストします。手札にグレード1はなし。5枚めくって…<がんばる才能 シャンディー>を手札に加えます。ライドしてエンドします」
    担当「ドローライドしまーすV後列アタックノーガードですかトリガーチェックトリガーなしじゃあターンエンド」
    ゆうやん「結局何言ってるのかわからない…」



    圧 倒 的 勉 強 不 足



    次回へ続く。

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