
妖精エルフ考察
今回は新弾で多数の妖精カードが追加され強化された妖精エルフについて考察したいと思います。
デッキリスト
妖精エルフ
プレイヤー:おにぎり
メインデッキ
計40枚
エボルヴデッキ
計10枚
採用カード紹介
自然の妖精姫・アリア
1コスで<フェアリー>を2個EXエリアに置きつつ進化フォロワーでもあるため後攻1ターン目からフェアリーを貯めつつ展開という事が可能になった。この手の低コストカードは後半使い道が無くなりがちだが超進化効果も持っているため後半でも打点アップとして役に立つ。
純粋なるウォーターフェアリー
1コス2/1という標準的なスタッツを持ちながらEXエリアに<フェアリー>をファンファーレとラストワードで置ける妖精新規。妖精エルフは今まで1ターン目はEXエリアにフェアリーを置くだけという事がほとんどだったが、このカードと<新アリア>のおかげで1ターン目からフォロワーを展開しつつフェアリーを貯めることが出来るようになったのは相当な強化である。
スピリットシャイン
<フェアリー>を生成する効果は<フェアリーサークル>よりも少ないがバフ効果を選べるので後半でも腐らない。妖精カードでは無いので各種サーチに引っかからないので注意。
重なり合う決意
1コスで<フェアリー>を2体場に出せるスペル。1ターン目重なり合う決意2ターン目<ブレスフェアリーダンサー>の動きは遅い相手に対して試合を優位に運びやすくなる。
こちらも妖精カードでは無いのでサーチに引っかからない点に注意。
フェアリーテイマー
フェアリーを出しつつバフ効果もあるので後攻2ターン目のカードとしてかなり強力。バフ効果は妖精フォロワーならなんでも出来るのでフェアリーだけでなく<ウォーターフェアリー>等も対象になるのも強い。
フェアリードラゴン
場とEXエリアの妖精トークンの枚数だけ攻撃力がバフされるフォロワー。先攻1ターン目に各種生成カードで<フェアリー>を生成して2ターン目に<フェアリードラゴン>を出す動きは相変わらず強い。
後攻2ターン目に体力4のフォロワーを取る手段はかなり限られるので序盤の3点はリーダーに通りやすい。
フェアリーブレイダー・アマツ
妖精エルフの強さをずっと支えてきたフォロワー。4ターン目にこのカードで<フェアリー>をバフしてからフェアリー2体を場に出して疾走させる動きは相変わらず強力。
妖精エルフがコントロール相手に強い理由のほとんどがこのカードのおかげと言っても過言では無い。
リバースブレイダー・アマツ
条件達成していれば低コストで確定除去をしつつリーダーに2ダメージも与えられるフォロワー。相手フォロワーを破壊するのにフェアリーをぶつけていかなくても除去出来るのは優秀。
効果は強力だが事故要素でもあるため<ピアシィ>でサーチ出来るように1枚だけの採用。
フォレストフェアリー
2コス1進化で<フェアリー>と<ウィスプ>を生成出来る妖精フォロワー。妖精エルフの貴重な回復カードでもあるので<フォレストフェアリー>の効果を最大限活かすため1ターン目にはとにかくフェアリーをEXエリアに置いておきたい。
ブレスフェアリーダンサー
1弾から存在しているのに未だに最強クラスのバフカードとして君臨する妖精エルフの元祖バフフォロワー。本人が妖精フォロワーでスタッツが2コス2/3と弱い部分が無い。
後攻1ターン目<自然の妖精姫・アリア>EP進化→2ターン目<ブレスフェアリーダンサー>でバフすれば後攻2ターン目から4ダメージを通せるので前よりも凶悪さが増している。
妖精の弓使い
先攻2ターン目に出して強いフォロワーが欲しいので2枚採用。山上3枚確認し妖精カードを手札に加えられるので<瘴気の妖精姫・アリア>にアクセスしやすい。
手札の消耗が激しいデッキなのでこういう手札補充しつつ展開できるカードは出来るだけ採用したい。
ティターニアの妖精郷
<瘴気の妖精姫・アリア>から出す専用アミュレット。これと瘴気アリアがEXエリアにあるだけで全ての<フェアリー>が1バフと突進・指定攻撃を持つため盤面除去能力が非常に高くなる。
新たなる創世で出てきたトークンロイヤル相手等にかなり有利になるためこのカードを持ってこれる瘴気アリアはマリガン時優先してキープしたい。
瘴気の妖精姫・アリア
妖精トークンに突進を持たせデッキから妖精アミュレットを場に出せるフォロワー、このカードのお陰で<ティターニアの妖精郷>が妖精トークンに1バフと突進、指定攻撃を与えるカードへと変貌した。枠の都合上進化後か1枚でアミュレットも1枚しか入ってないがアミュレットが手札に来た事を考え妖精アミュレットをもう1枚と進化後を2にするのもあり。
凍土の女王・ピアシィ
AOE効果とサーチを同時に出来るフォロワー。序盤から進化していける妖精エルフはファンファーレ進化の条件達成もしやすい。
中盤以降このカードから盤面をいなしつつアマツを加えて次ターンの疾走札としても使える。
クイーンセイバー・シンシア
妖精エルフのリーサルカード、全ての妖精トークンに攻撃力2バフと疾走を与えるためこのカードだけで相当な打点を出せる。<ティターニアの妖精郷>や各種バフカードで強化された<フェアリー>があれば1ターンに15点以上の打点も出せる。
このカード自体は妖精カードでは無いので各種サーチに引っかからないため素引き前提となるため3積み必須。
マリガン基準
個人的には<瘴気の妖精姫・アリア>があるならキープ、2コス以下のカードは相当枚数入ってるため余程運が悪くないと2~3ターンパス等は起こらないため。<ティターニアの妖精郷>を置けるかどうかでデッキの出力がかなり変わるため瘴気アリアは優先してキープしたい。
立ち回りで意識するポイント
バフされた<フェアリー>を盤面処理に使うとリーサルが遠のいてしまうので相手のライフを減らす事を優先したい。勿論先に自分がやられては意味が無いので相手のライフと自分のライフを相談して適時その時に合った最適解を見つけていきたい。
序盤(1~2PP)
<フェアリー>をEXエリアに貯め各種バフカードで強化しつつ盤面を作っていきたい。中盤(3~5PP)
<瘴気アリア>を着地出来たら<フェアリーブレイダー・アマツ>で疾走打点をリーダーに叩き込みたい。フェアリーで盤面処理だけしてても勝てないので臨機応変に立ち回りたい。
終盤(6PP~)
道中ある程度相手リーダーの体力を減らせてるなら<クイーンセイバー・シンシア>でトドメを刺したい。シンシアは体力が6と高いので取られにくいが絶対では無いのでトドメを刺せそうにないなら1ターン遅らせ次に備える等相手と盤面で相談したい。
採用候補
妖精の奔流
1コスで妖精フォロワーをEXエリアに置きつつ回復もできる、<ウィスプ>を使い回す動きが非常に強く<シンシア>と合わせるととんでもないダメージを出せる。事故の元であるカードだが妖精カードというのもあって回収しやすいのでいくらか採用する価値はある。
神鉄圧錬法
コンボを稼げれば手札を減らさずバフを出来るカード。妖精エルフは低コストカードが多いので手札を減らさずバフ出来るカードは貴重。
妖精の石碑
妖精カードを加えつつ回復も出来る1コスアミュレット。<瘴気アリア>で出せるカードでもあるので瘴気アリアをどうしても引きたいなら採用するのもあり。
その場合瘴気アリアの進化後は2枚欲しい。
妖精の調べ
コンボ前提となるカードだがコンボが成功すればフォロワーを展開しつつエルフフォロワー全てをバフ出来るため非常に強力。強化対象はエルフフォロワー全てであるのも他のバフカードには無い強味。
ワンダーツリー
<瘴気アリア>の進化後を2枚採用しているなら入れたいカード。妖精エルフは手札消費が激しいデッキなので2ドローはかなりありがたい。
輪廻する回生
アマツフォロワーを墓場から出せるスペル。アマツが墓場にいないと使えないので事故の元ではあるが各種アマツを場面に応じて使い回せるのは強力。
揺蕩う意志・スピネ
墓場から2コスのエルフフォロワーを出しつつ回復も出来るので各種2コス進化が多い構築なら採用する価値は高い。ただ盤面が狭くなってしまうのでそこだけ注意。
おわりに
ビヨンド弾で多数の既存デッキが大幅に強化され特に7コスドラゴンと呼ばれる<バーンドナイト>を主体としたデッキは環境の中心になると予想される。そういったデッキに序盤からの攻めで有利を取れる妖精エルフはダークホース的な立ち位置として活躍出来るので構築の幅を活かして環境に合った構築を各々見つけて欲しい。