
トリオCS優勝!ルチルエルフはこう使え!
本日は新弾で少しだけ話題になった<遺物の番人・ルチル>を主軸に置いたデッキを紹介します。
先日のトリオCSでも個人2-1で優勝できたのでかなりの自信作です!(参加チーム5チームなのは許してください笑)
後半にはCSレポートも載せてますので是非お読みいただけたら嬉しいです!!
デッキ紹介
ルチルエルフ
プレイヤー:響
メインデッキ
計40枚
今回は童話パッケージと<宿命の狐火・セッカ>を採用することで、リーサルカードの増強、そしてそのセッカの消滅9枚を達成することとコンボパーツを引き込みやすい形にしています。
<ビューティ&ビースト>を採用しているのでオーラが有効な相手にはそちらをプレイするルートも存在しています。
採用カード解説
遺物の万人・ルチル / 神秘の遺物・スピネ&ルチル
唯一にして最強の効果を持つロマンカード。生粋のネメシスプレイヤーなら1度は出したいと思ったはずです。ルチルはファンファーレで3コストか1コストをEXエリアに置けるのでそれ以外の異なるコストのカードを6ターン目までにEXエリアに4枚置く必要があります。今回のリストでは01234567コストのカードを置くことが出来るようにしてあるのでかなり条件達成はしやすいと思います。正直これくらいしないと安定してスピルチ出せます!とは主張できないと思います。後述する<清泉のスピリット>が非常に強力なのでもう少し要求値ラインは上げてもいいとは思うので気になる部分はチューニングしてあげてください。
ルール的な話をするとスピネ&ルチルの効果は、相手の出たフォロワーの処理が終わってから起動効果を処理するか選べます。連鎖的に複数のフォロワーが出てきた時はそれらのファンファーレを全て解決してからになります。なので、相手のファンファーレで破壊されてしまうと効果を発動出来ません。また、効果の対象はそのちょうど出たフォロワーのみになります。後から出たフォロワーのタイミングで別の元々いたフォロワーにダメージを飛ばすことも出来ません。
そして、この効果は相手フォロワーを選んでいるわけではないので、オーラを持つフォロワーにもダメージを与えることが出来ます。あとスピルチのファンファーレのデッキの上から2枚を見て好きなカードをEXエリアに置く効果を、出せた気持ちよさで処理し忘れることがあるので注意してください。EXエリアに置かなかったカードは墓場に行くので<宿命の狐火・セッカ>が見えた時には墓場に積極的に送るようにしましょう。
宿命の狐火・セッカ
エルフの言わずとしれた最強カード。このデッキでもサーチ、除去、リーサルウェポンの全てを担ってくれます。消滅領域9枚の達成には<遺物の番人・ルチル>の起動効果で3枚以上を消滅することがこのデッキだと可能なので、そのまま7-8ターン目にセッカのアドバンス起動を2回行って最大疾走打点14点を叩き込みます。不思議な青空・アリス
このデッキで1番ファンファーレ効果を使うカードです。コンボパーツの非常に多いルチルエルフをドローで支えながらも除去まで行うことが出来る最強のカードでスタッツも2/3と非常に強力です。童話型にした一番の理由としてこのカードをプレイ出来る回数がいちばん多いというのもあります。<奇妙な帽子屋>や<森の音楽隊>でサーチすることも出来ますし、<マドロスエルフ>とも相性は非常に良いです。また、ルチルエルフには必須の<森林の狼>で使い回すこともでき、1試合に6回プレイすることもあります。
清泉のスピリット
公式からルチル強化と言われていた新カードです。強力な2/3のスタッツを持ち合わせながら書いてあることも非常に強力に感じると思います。ただ、どのデッキに採用するのか?と聞かれれば微妙な顔をするようなカードでした。何故なら先攻2ターン目にこのカードを置くことが強力なのですが、序盤にEXエリアに置けるのは<フェアリー>や<操り人形>などのトークンカードばかりで起動効果を使うと、手札がどんどん減っていくという苦しさがあったからです。しかしこのリストであれば、<森の音楽隊>や<奇妙な帽子屋>でトークンではないカードをEXエリアに置くことができるので手札が目減りすることはありません。また、手札に来てしまった<不思議な青空・アリス>や<ビューティ&ビースト>をEXエリアに置くことも出来るので安定性にも貢献しています。
更には<森林の狼>を回収することで<不思議な青空・アリス>を出し入れし続けるという無限サイクルも可能になりました。ルチルエルフという観点でもEXエリアに置きにくい3、4、5あたりのコストを直置きできるので画期的な最強カードだと思います。
どのコストのカードを置くべきかというのは結構難しいのですが、童話のカードは比較的置きやすいことやデッキに何枚残っているのかを考えると置くべきコストは見えてくると思うので実際に回してみて練習してみてください。
深謀の獣人
私個人がルチルエルフを入れる時に基本入れるようにしているカードです。ファンファーレと進化時にアルカナカードをEXエリアに置くことが出来るカードです。基本2枚採用で、ルチルエルフが置きにくい245のカードをEXエリアに置くことが出来ます。1枚引けば、自身の効果でもう1枚の同名カードをEXエリアに置くことでデッキ圧縮もかけながら進化枠も1枚でいいのが魅力で<《世界》・ゼルガネイア>も採用出来ます。昨今のエルフには<マドロスエルフ>は基本入っているので実質必要なスロットは3-4枠なのも非常に気に入ってます。
採用候補カード
フラワープリンセス
<森の音楽隊>の当たりとして採用したいカードです。EXに1コストを供給しながら、コンボ3や森の音楽隊の起動効果で相手フォロワーに3点与えることが出来ます。現環境には<〔Escorte étoile〕シリウスシンボリ>など、体力3の強力なフォロワーが沢山存在しているのでそれらに対抗できます。<チェシャキャット>は場の童話フォロワーにも童話カウンターを置けるので、組み合わせる事で3ppで4ダメージを出すこともできます。環境に合わせて採用していきたいです。
天覇風神・フェイラン
相手フォロワーに4ダメージを与えることが出来るカードであり、<森林の狼>や<清泉のスピリット>とも相性が良いです。EXに置きにくい4コストということもあり、このカードを採用しているルチルデッキも結構いらっしゃると思います。ただ、<清泉のスピリット>が絡まないゲームの場合、手札から出ていかない可能性も多いと感じたので今回は非採用にしています。プレイのポイント
基本ルチルの準備を全力で行うという認識でいてください。ルチルが初手にあればキープしたいですが、その他のカードで戦っていけなさそうならマリガンすべきだと思います。また、このデッキは回復するカードがあまり多いわけではないので、毎ターンルチルの準備をしていると相手の盤面に干渉出来ません。なので、相手のフォロワーをどこまで処理すべきなのか、次のターン相手は何をしてくるのかを念頭に置きながら常にゲームを進行させましょう。序盤は優秀なスタッツのフォロワーを並べつつ、ある程度相手のリーダーも削りたいです。相手に展開されてしまうとこちらが処理に回らないといけなくなるので、相手に処理を強要できるような盤面を心掛けてください。
6ターン目にルチルが起動出来れば盤面は全て処理できるので中盤はそこまで耐える方向性で大丈夫です。終盤は更なるルチルやセッカで詰めきって、ゲームを終わらせましょう。
余談 CSレポート
3月15日に行われたカードボックス高槻 トリオCSで今回のデッキを使いましたので、各対戦について振り返っていきます!1戦目 VS宴楽メア
どのアーキタイプか分からなかったので後手を選択。正直宴楽メアとわかった時には結構絶望しました。このデッキはヒールが少ないので押し込まれたら負けるからです。序盤<不思議な青空・アリス>や清泉スピリットで盤面をコントロールしながら展開し、リーダーを詰めることに成功。流石に<清泉のスピリット>を放置できず、相手は<ハンプティダンプティ>を進化。盤面をリセットされ、トップ勝負になります。その隙に<森林の狼>を使い、EX4種類を貯め6ターン目にルチルを起動!相手は処理するにはEXエリアのハンプティダンプティを進化するしかなく、<スピネ&ルチル>の効果で破壊して勝利しました!!
2戦目 VS荒野ロイ(むらぼ選手)
あの関西の覇者、むらぼ選手と対戦することになります。覇者の使用デッキは荒野ロイ。正直私は天を仰ぎました。
何故ならむらぼ選手の荒野ロイには幾度となくボコボコにされてきたからです。後攻を選択されて、何か嫌な予感を感じ取っていた矢先、1ターン目<自由なる冒険者>、2ターン目<ラディカルガンスリンガー>という伝説の動きをされ私のライフは2ターン目にして14になりました。何が起こっているのでしょうか...?勿論のこと、3ターン目には<ファントムデュオ・バニー&バロン>を進化され、常にリーダーに攻撃される進行となります。そのまま5ターン目に殴り切られ敗北しました。流石覇者は違いました。
3戦目 VS並べウマ
先日のGP京都でも優勝した並べウマ娘が決勝の対戦マッチアップでした。並べウマ対面は後手を選択してしまうと後手6で出したスピルチを相手の<カツラギエース>で破壊されてしまうという弱点を抱えているので先攻を取らざるを得ません。序盤こちらは<森の音楽隊>から<奇妙な帽子屋>がヒットし、<不思議な青空・アリス>をEXエリアにセットと上々の滑り出し。相手はその背中を越えてからの<シュヴァルグラン>をEPで進化してきました。
それを不思議な青空・アリスでEXに戻しながら相手が処理しづらい体力3のフォロワーを並べていく展開に。がしかし相手も<〔うららか・ぱっしょん♪〕ハルウララ>から<〔Escorte étoile〕シリウスシンボリ>を展開し、ライフを削ろうとしてきます。
この時私はここまでずっと処理に回ってきたため、EXエリアの準備も出来ておらず、ルチルも引けていない状況でした。そこで私はあえて相手の盤面を触らず、<清泉のスピリット>を展開し、相手にハーフロックを仕掛けます。
更には清泉のスピリットの効果で手札から<《世界》・ゼルガネイア>をEXエリアに置き、回復手段があることをチラつかせます。そしてターン終了時清泉のスピリットの効果でめくれたのは<遺物の番人・ルチル>。これで条件は整いました。
しかしハーフロックと言えど相手のフォロワーは全てリーダーに攻撃され、道中のセッカで全処理するも先攻6ターン目にはライフが10になってしまいます。しかし逃げる訳にはいきません。<遺物の番人・ルチル>の効果を起動し、4枚消滅して<神秘の遺物・スピネ&ルチル>を呼び出します。
スピネ&ルチルの効果でセッカがヒットし、そのまま墓場へ。更に前のターンに出したセッカも攻撃し相手のライフを残り7まで減らします。
そして迎える相手の6ターン目、<マンハッタンカフェ>から<ジャングルポケット>を蘇生し、<サクラバクシンオー>、<サウンズオブアース>と展開され、スピルチが処理されることが確定してしまいます。仕方なくサウンズオブアースを効果で破壊した所、ジャングルポケットと<マヤノトップガン>を出されライフを1まで削られます。どこかで展開が違っていれば確実に負けていたと思います。
がしかしターンが返ってきたので<宿命の狐火・セッカ>の効果を2回起動し、消滅領域10枚、<九尾の決意>で7点疾走で勝利しました。
おわりに
今回は色んな方が使いたかったであろうルチルを紹介出来て良かったです!是非ご自身で回してみて、自分流に改造してみてください!質問とかも承ってます!!