第12回 あなたにストーンギフト!「大会レポート(8) バタフリーVMAX」 | ポケモンカードゲーム | トレカ通販・買取ならカードショップ -遊々亭-

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第12回 あなたにストーンギフト!「大会レポート(8) バタフリーVMAX」

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by もっさ

『第12回 あなたにストーンギフト!「大会レポート(8) バタフリーVMAX」』
ごきげんよう、もっさ(@Mawssa2000)です。
今回は以前50人規模の海外大会で優勝することができましたので、その時のレポート記事になります。
使用デッキは<アルセウスVSTAR>+<バタフリーVMAX>のデッキです。
通常のアルセウスVSTAR+<スピアー>のデッキでは勝ちづらいマッチングを何度も乗り越えて優勝することができたのでとても嬉しいです。

デッキの使用経緯ですが、海外の方がこのデッキで15勝0敗で優勝されたということでそのデッキを使ってみようというシンプルな経緯でした。
練習も当然しておらずぶっつけ本番でしたが、優勝できたのでデッキがとても良かったことが伺えます。ただし、個人的にはこのデッキでは、日本でトップクラスのパワーを誇る<オリジンパルキアVSTAR>に厳しい戦いを強いられると思われます。今回は普通のいわゆるアルセウス+スピアーにバタフリーVMAXを入れるというアイデアとその使用例を中心にレポートに記すことによって、構築力やプレイングの向上の一助になればと思い執筆させていただきました。

デッキレシピ
アルセウスVSTAR+バタフリーVMAX
プレイヤー:もっさ
スタジアム
2

今回のアルセウススピアーというデッキに対するこだわりは、<キャプチャエネルギー>を入れるということと、<トレーニングコート>を極力2枚入れたいということでした。

大会レポート(予選6試合BO1→決勝トナメ8人BO3)
予選
(1)インテレオンVMAX(れんげき)+ガラルファイヤー 後攻 〇
海外の選手が集団でリージョナルの大会に持ち込んだデッキです。
れんげきウーラオスVMAX>と悪タイプのポケモン、うらこうさくで組んだデッキが結果を残したことは記憶に新しいですが、<インテレオンVMAX>が相方となっているのは<スピアー>の流行や、ウーラオスを警戒した<マナフィ>,<ノコッチ>の採用増加が関係していると思われます。<モミ>を使えば二度の攻撃でVSTARは落とせるので、アルセウス等の処理には使えるのでしょう。
試合はインテレオンVMAXにこちらの<バタフリーVMAX>を当てることで相手のサポートの権利をモミではなく<とりつかい>に使わせる、手負いの<アルセウスVSTAR>を<チェレンの気くばり>で回収してバタフリーVMAXで攻撃を開始できるなど終始こちらのペースで試合を進めることができました。

(2)アルセウスVSTAR+ザシアンV(超タイプ) 後攻 〇
ザシアンV>の特性のおかげで<ダブルターボエネルギー>を張らずに攻撃ができるタイプのアルセウスデッキです。また、<パワフル無色エネルギー>が複数枚採用されており、ベンチのポケモンが<ボスの指令>でいつでも取れるような前のめりな構築でした。
実質<こくばバドレックスVMAX>のデッキといっても過言ではありません。ここでは<大きなおまもり>+<ガラルサンダーV>が2ターン目から2回攻撃できたので、イージーウィンできました。

(3)れんげきウーラオスVMAX+悪タイプ 先攻 ◯
マナフィ>も<ノコッチ>も採用していなかったので、正直不利マッチに捉えていました。今も基本的に認識は変化していません。しかし、相手視点では<れんげきエネルギー>から貼ってしまうと、<スピアー>による奇襲を受けてしまう危険もありますし、圧力は感じるようです。
この試合においてもベンチに「キョダイレンゲキ」で落ちてしまうポケモンの数を絞って、<バタフリーVMAX>を活用するプランにシフトします。厳密には、<アルセウスVSTAR>・<ガラルサンダーV>・バタフリーVMAXの三匹で戦うプランにしようと用意しましたが、どうやら基本闘エネルギーがサイドに行っているようだったのでアルセウス→バタフリーとシフトし、サイド3枚を獲得。ここでお相手が二匹目のウーラオスVMAXを用意したため、3-3でサイドを取れば勝てる展開となり、勝利できました。

(4)ミュウVMAX 後攻 ×
ふうせん>やボール系のサイド落ちをしっかり確認せず強引に<マスタード いちげきのかた>をプレイしてしまったために、手札事故に陥り、ずるずるとドローゴー負けしてしまいました。
シンプルなアルセウススピアーに比べ、ミュウへの勝率が下がってしまうのは良くないことですね。

(5)ムゲンダイナVMAX 先攻 ◯
ガラルサンダーV>が先2からサイドを4枚取って行って、あとは<ボスの指令>→<ガラルファイヤーV>で<スピアー>が弱点をつけるので、倒して勝利。
アルセウス対策の「ガラルサンダーV」がもろに刺さってしまうムゲンダイナはとても強いデッキにも関わらず、使いづらくなってしまっています。

(6)ミュウVMAX ID
4-1-1ではトップカットに進めない人も出てくるのですが、お互いに安泰の順位につけていたのでIDを選択しました。



結果予選6位通過。

決勝トーナメント
(1)2戦目のアルセウスVSTAR+ザシアン 2-0
あまり試合内容を覚えていないのですが、順当にサイドを取り勝利したと思います。
アルセウスVSTAR>だと耐久力に難があったので、<バタフリーVMAX>も絡めていきました。相手の入れ替え札が少なかったのも「バタフリーVMAX」を使う動機になります。

(2)フーパ+ガラルファイヤー 2-1
先日フランスのリージョナルで優勝したまんまのデッキをアメリカのナショナルチャンピオン、WCSベスト8を2回など輝かしい成績を残されたプレイヤーが使います。普段なかなかされないプレイングをされたので、共有したいと思います。試合としては1試合目を落としてからの2連勝で、フーパファイヤーというデッキは常に後攻を取ってくるのでずっと先攻でした。

初戦、<メッソン>を並べて、<アルセウスV>に手張りまでしっかりできました。お相手は後手で<とりつかい>からモクローでメッソンを倒してきます。ここで私は『アルセウス、ないしバタフリーが無傷であれば、攻撃し続けて勝てるだろう、最後<大きなおまもり>のついたアルセウスで<マリィ>しながらサイドを取ろう』くらいに思っていました。
お相手のデッキには<ガラルサンダーV>も入っていたので、出来れば<バタフリーVMAX>も使いたかったのですが、Vがサイド落ちだったので、とりあえずしっかりアルセウスを立てつつ、どこかで<スピアー>でサイドを取ることもできるように準備しておきました。その際【うらこうさく】を使いますし、メッソンを取られる分にはアルセウスが残るので大丈夫だと思い、メッソンを場に出してしまいましたが、これがプレイミスでした。そのあとお相手は、<モクロー>や<フーパ>を用いて、ひたすらこちらのメッソンと<ジメレオン>を取ってきます。
インテレオン>の「アクアバレット」+【クイックシューター】+【かんしゃくヘッド】2回で「メッソン」を倒されたときは呆然としました。その結果毎ターンサイドを取られてしまったので、<ガラルファイヤー>で後は攻撃するだけとなり、負けてしまいました。

しかし、BO3の良いところは『相手のプレイングやデッキを見て、修正ができる』点にあります。JCSやWCSではBO3の試合が多いなかで、体力はもちろん、プレイングの修正力が重要であると、私は日本代表ではありませんが、推測しています。
初戦の敗戦から学び、2戦目以降は先攻1ターン目でメッソンを置ける手札でしたが、次のターンから「トリニティノヴァ」を言える手札だったので置かずに、次のターン【スターバース】を絡めて、<大きなおまもり>+メッソンを場にプレイした状態で持っていたマリィを使い、「サイドをとられることなく」序盤を乗り越えることができたため、勝利。
3試合目もバタフリーVMAXがしっかりサイド落ちしなかったこともあって勝利することができました。

しいてミスを挙げるとするならば、お相手のデッキには<ダンデ>が入っており、<ガラルファイヤー>と<こだわりベルト>を併用すれば、VSTARを相手の残りサイド2枚から取るチャンスが訪れます。そうした動きを防ぐためにももう少しマリィは大切に持っておくべきだったと思います。
特に2試合目は<ともだちてちょう>がサイドにあったので、もう少し大切にするべきでした。当然序盤に使ったマリィも相手に<とりつかい>からモクローによってダメージを稼がれる可能性を下げることに繋がってはいるのですが、終盤こちらの残りサイドが2枚、1枚の時に強く使いたかったと思います。

(3)れんげきウーラオスVMAX+悪タイプ 2-1
本日4回目のいわゆるフーパファイヤー派生のデッキです。このお相手は、<れんげきウーラオスVMAX>を使いながら一つ前の試合で、日本の方の「ミュウVMAX」を、弱点をつかれますが、BO3で破って決勝に来ています。是非試合を見てみたかったものです。


それはさておき、初戦は先2で<ボスの指令>から<アルセウスV>を「ひゃくれつラッシュ」で倒されて、盤面が崩壊し早々に落としてしまいます。

続いて先攻のマッチ。アルセウスVが2ターン目からしっかり攻撃でき、<バタフリーVMAX>と<ガラルサンダーV>を用意して、<アルセウスVSTAR>が気絶したあとも攻撃できる布陣を準備しつつ、予選と同様、【うらこうさく】はベンチに<インテレオン>一匹にとどめ、「キョダイレンゲキ」でサイドを取られないように盤面を整えました。
そして、バタフリーVMAXを当てつつ<マリィ>で要求を上げながら戦い、勝利することが出来ました。

勝負の3試合目。初戦からどのような反省ができるか考えたときに、『アルセウスから攻撃し始める必要があるのだろうか』ということがありました。現に相手は再び<れんげきウーラオスV>でスタートし、<基本闘エネルギー>を貼って番を返してきます。こちらは<メッソン>スタートで手札には基本エネルギーが2枚と<クイックボール>、<キバナ>、<博士の研究>がありました。
ここで、私がしたことは、<クイックボール>でエネルギーを一枚切って置き、基本草エネルギーを<ガラルサンダーV>に貼って番を返します。つまり、メッソンを倒された返しに、キバナ→基本闘エネルギーをサーチ→「らいめいげり」から入るプランに出ます。相手が進化して「キョダイレンゲキ」を打ってきた場合は、「らいめいげり」をしつつ、ベンチに<アルセウスV>を置いても倒される可能性が低そうだと判断しました。お相手の決断は「ひゃくれつラッシュ」で前のメッソンを倒すことでした。
そこから、プラン通り「らいめいげり」を打ち、たまたまアルセウスVが置けたのでベンチに置きました。その時点で、お相手が<とりつかい>をプレイして、「しっぷうづき」もしくは<フーパ>の「アサルトゲート」を狙ってきましたが、不発に終わり、無傷の3エネついた「ガラルサンダーV」が繰り返し攻撃をすることができたため、不利マッチを2回覆して勝利することができました。自分の選択が正しかったかどうかは怪しいですが、反省したことを修正してプレイすることができたので、優勝できたという側面は強いと思いますし、ガラルサンダーVから攻撃してくるプランを相手が想定していなかったと思うので、意表を付いて、恐らくお相手が博士の研究を強気にプレイしなければ枚数が足りないところを、<とりつかい>にとどめさせたような気もしています。

おわりに
いかがだったでしょうか。

本来このデッキは、<スピアー>と<アルセウスVSTAR>で戦うことがメインのデッキなのですが、上記の通り、なかなか勝ちづらそうな<れんげきウーラオスVMAX>のデッキやフーパファイヤー系統のデッキ、VSTARを一撃で倒してくるデッキなどに多く当たったことで、<バタフリーVMAX>のおかげで勝てた試合が結果的に多くなりました。とても楽しいデッキなのですが、「パルキアVSTAR」がやはりきついので、他のデッキ等で、サイドが1のポケモン、2のポケモン、3のポケモンを織り交ぜて戦おうとした際などに役立てていただければと思います。
特に「アルセウスVSTAR」+うらこうさくを軸にアタッカーをタイプなどで使い分けるデッキを使いたいときは、大体が40枚ほど固定で組めると思っています。是非参考にしてみてください。それでは。

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