
今回は、6/22発売の王道篇第2弾 「カイザー・オブ・ハイパードラゴン」の注目カードを紹介していきたいと思います。
王道篇第2弾は王道篇第1弾で登場した新種族「超化獣」の追加と新ギミック「ハイパーモード」のサポートカードが増え、「ハイパーモード」をより使いやすくなるパックとなっています。
それでは、カードの紹介をしていきたいと思います。
■注目のカード
「ハイパーモード」で得られる能力は攻撃時に発動するものが多い中<聖霊超王 H・アルカディアス>は自分のタップしているクリーチャーがある事が発動条件なので相手のシールドを攻撃することなく能力を発動することができます。
また、種族に「エンジェル・コマンド」を持っているので<ギャラクシー・チャージャー>で回収できたり、ブロッカーを持っているので<ヘブンズ・ゲート>から出せたりと、色々なサポートが受けられるのは嬉しいポイントです。
最大2ドローと盾追加という自分の守りを固める効果に加えて3コスト以下のエレメントをシールド化できる効果も持ち合わせている為、デッキのドローソースとメタクリーチャーの除去が1枚で完結しています。
青白のカラーリングは手軽な除去札が少なく、あったとしても手札に戻すだけで次のターンに再度出されることがしばしばありましたが、<理想と平和の決断>はシールド化なので相手にとってとても触りにくいゾーンに送れる点がかなり強いです。
出た時に相手のクリーチャー1体を別のクリーチャーの下に置くということなのでバトルゾーンを離れることなくバトルゾーンからクリーチャーを1体消すことが出来ます。今まで感覚で言うと封印に近い感じでしょうか。
この能力の強い点は<アーテル・ゴルギーニ>や<DARK MATERIAL COMPLEX>のようなバトルゾーンを離れない効果を持ったクリーチャーも別のクリーチャーの下に置くことで実質バトルゾーンから消すことが出来ます。
また、「ハイパー化」したときのハンデスもクリーチャーの下に送るので、せっかくハンデスしたのに墓地から使われて相手に逆利用されるという心配もなく、唯一無二の強力な能力となっています。
デアリアビスというデッキは火文明を採用するほどアビスが減って<邪幽 ジャガイスト>のメクレイドのヒット率が下がったり、そもそも採用したい火文明の種類が限られていたりしましたが、<超霊淵 パネスコ=テレス>の登場でかゆいところに手が届きそうな1枚になりそうです。
スピードアタッカーや除去耐性も強い能力ですが中でも特に「ハイパー化」して得られる「踏み倒した時に破壊」の能力が強力です。
代わりに墓地に置くわけではないので出た時の能力は使われてしまいますが、とりあえず場に出してターンを返すと相手は踏み倒しが出来なくなりますし、詰めの際にはシールドトリガーで出てきたブロッカーなどは場には残らないので攻守ともに優れた能力となっています。
ただ踏み倒すだけではなく「ハイパーモード」も開放してくれるため、盤面が更地の状態で場に出しても「ハイパー化」することが出来ます。
「S・トリガー」で使った時に「ハイパーモード」を開放しても能力は攻撃時などが多く、一見あまり意味がないのかと思いますが「ハイパー化」するとパワーが上がり<ハイパー・エントリー>の効果でブロッカーを得ているのでパワーの高いブロッカーを用意できているので実は十分強力だったりします。
■再録されて嬉しいカード
そのため、4枚は持っているけどなかなか値段が下がらず手持ちの4枚を各デッキに使いまわしているという人は多いのではないでしょうか。
自分ももちろんその一人で、5枚目以降買うことに手が出せずにいましたが今回の再録で値段も下がると思うのでデッキの必要分揃えようかなと思っています。
■評価が上がりそうなカード・デッキ
「黒緑アビス」のトリガーケアと言えば大体1~2枚程度の採用がほとんどなので、しっかりとデッキに4枚採用できる《超霊淵 パネスコ=テレス》入り「デアリアビス」は今後に注目です。
■最後に
いかがでしたでしょうか。今回の新弾発売はオリジナル環境・アドバンス環境はもちろんですが、特に2ブロック環境が大きく変わるパックになるのではないでしょうか。
私はまだ2ブロックについて勉強中なのですが、どうやら今の王道篇第1弾環境では<DARK MATERIAL COMPLEX>入りの「白黒メカ」が一番強いそうです。
王道篇第2弾の発売でそれぞれの環境がどのように変わるのか楽しみですね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。