
【環境コラム】現環境の覇権 仇敵ハデス解説
はじめに
お疲れ様です。Llennです。今回は現環境最上位デッキといっても過言ではない「仇敵ハデス」の解説になります。
通常の冥主デッキとは異なり、系統「仇敵」を持つカードを採用していることが特徴で、デザイナーズ構築にはない強みを持っているほか、本来は不利対面であるデッキに対しても有利に動くことができるようになっています。
組む予定の人はもちろん、組まない人であっても対面知識として必要になるので最後まで見ていってください。
デッキレシピ
仇敵ハデス
スピリット
計22枚
通常ハデスと異なる点
1.仮面ライダーエボル コブラフォーム[2]
系統「冥主」持ちのカウント増加&デッキ圧縮要員。メインステップでカウントを盛る動きが強く、そのまま<魔導の契約神ハデス>の契約域条件を達成に貢献します。回収対象は自身も含まれているため2枚以上あれば毎ターン同じ効果を使うことが出来ます。
また、冥主デッキの問題点として以下の2つが挙げられます。
- 強いバーストが無い
- ネクサス除去が弱い
これらを解決する<無幻魔人ジャグラス ジャグラー[ウルトラ怪獣2020]>を何度も使いまわせる動きは本当に強いです。
2.無幻魔人ジャグラスジャグラー
このデッキへのメタカードである<蒸気都市スチームハイヴ><オリンスピア競技場>への解答となるカード。上記のメタネクサスを採用しているデッキは、同時に3枚以上引けるドロソマジックを多く採用しているため、バースト効果を強く使うことが出来ます。
系統「冥主・仇敵」という最高のシナジーを持っており、神託の邪魔をせず<仮面ライダーエボル コブラフォーム [2]>の回収対象でもあります。
通常構築では不利対面である海賊キャスゴや、環境トップの1つであるアイボウに対しても有効なので環境的にも通りがいいです。
アタックステップ終了メタを何にするか
現在、ハデスデッキのアタックステップ終了メタ(<絶甲氷盾 Rv>・<アレックス Rv>対策)として挙げられるのは主に以下のものです。1.魔界七将デストロードXV & リターンセブンショーグン
2.創界神ヘラ & カースレクイエム
3.碇シンジ -シンクロ率∞- & 裁きの神剣リ・ジェネシス
ここで、それぞれの長所短所について説明していきます。1.魔界七将デストロードXV & リターンセブンショーグン
長所:<魔界七将デストロードXV>がデッキの確定枠であり<リターンセブンショーグン>が確実に手札に入るので1枚採用で良く、デッキの枠を用意しやすい。短所:リターンセブンショーグンのコストと魔界七将デストロードXVLv2維持コストが重い。<闇輝石六将 砂海賊神ファラオム>を確実に踏む。
2.創界神ヘラ & カースレクイエム
長所:<創界神ヘラ>が序盤の足場になる。相手の誘発を踏まない。短所:2種類のカードを同時に引き込む必要があるため難易度が高く、デッキの枠を多く必要とする。
3.碇シンジ -シンクロ率∞- & 裁きの神剣リ・ジェネシス
長所:他のライフ減少時誘発もケアすることができる。創界神のコアを除去する効果があり、ミラーで詰める際に有効である。
短所:序盤に複数回殴る必要があり、アテナなどのリーサルが速いデッキの速度を上げてしまう。
神軽減を消されるとコストが一気に重くなる。
それぞれに異なる利点があるため、環境に合わせた運用が最も望ましいですが、僕は1.が最も強いと考えています。
というのも、今回の記事のテーマである「仇敵」カードが非常に強力で、最低でも五枚分の枠が必要です。
不利対面を捲ったり、母数の多いデッキに有利を付けるためにも必須のカードだと思うので枠を用意しやすい1.のメタを推奨します。
また、現在の環境では<絶甲氷盾 Rv>を採用していないデッキの母数が環境に多いため、アタックステップ終了メタがそもそも必要ない可能性すらあります。<アルテミックシールド>のようなコストを支払う防御札のケアは冥主デッキにとっては容易です。
C7をメインステップ達成する必要はない
これは冥主デッキ初心者の方がよく陥りがちな罠です。おそらく<魔導冥皇帝ダーク・クリュメノス>の顕現条件を満たそうとしていると思いますが、アタックステップ中に後出しで打点を増やせる手段である顕現をメインステップで行うことが非常にもったいないです。
リーサル時に魔導冥皇帝ダーク・クリュメノスを出す際は、<魔導の契約神ハデス>の契約域効果で召喚する動きの方が強いのでC5で十分です。
むしろ不必要にC7を達成しようとしてコアを浪費し、必要なコアを用意できずにリーサルを逃す可能性すらあります。
アタックステップに入れば契約技を1度使えばC7達成できるので、顕現と界放に必要なコアをしっかり残しておきましょう。
初動ネクサスについて
冥主デッキを使ったことがある人ならわかると思いますが、このデッキの勝率は序盤にどれだけ足場(そのほとんどが手札を伸ばせるので実質リソース確保の量も)を用意できるかでその後の動きに雲泥の差があります。上記の4種類12枚は確定枠ですが、より安定性をもたせるに足場は15枚必要だと思います。
もう一種類増やすカードには僕は<暗黒の塔>を推奨します。
冥主デッキのメタである<ゴッドブレイク><闇輝石六将 砂海賊神ファラオム><蒸気都市スチームハイヴ>を採用しているアイボウ、造契約に対して有効なため採用。
創界神デッキに対しては効果がありませんが、獄契約などスピリット/アルティメット契約のデッキがまだ母数を多く残しているため採用する価値はあると考えています。
今後、環境の母数の中で創界神デッキが占める割合が多くなった場合は<ヴァンパイアミラージュ>や<旅団の摩天楼 Rv>などと差し替えてもいいかもしれません。
採用カード解説
魔導冥皇帝ダーク・クリュメノス
フィニッシュはこのカードを2~3枚並べて勝つことを意識します。メインステップで顕現条件であるC7を達成する必要は無く、
≪メインステップ≫
<魔導の契約神ハデス>のコアを支払って2体以上通常召喚する。
≪アタックステップ≫
契約技を使ってC7を達成→打点が足りなくなったら顕現を使う。
無理にC7を達成しようとコアを使いすぎてリーサルに必要なコアを用意できない状況にならないように注意してプレイしましょう。
特に顕現効果はできる限り温存するべきです。
魔導皇女フェンレーゼ
序盤は<魔導番犬ハウンド・ベロス>でカウント増加、終盤は<魔導冥皇帝ダーク・クリュメノス>を1コストで出すことができるのでゲーム中のどの段階でも絡む重要なカードです。C5達成のために契約技を使いたい際は、アタックしなければならない場面があります。
この時に顕現を使うことでアタックキャンセルをする小技は頻出するので覚えましょう。
六冥魔導デルズ・ヴァジュラム
受け&打点です。冥主デッキは打点の管理がシビアで、ライフ減少時の誘発マジックを絶対に踏んでしまいます。
<覇王爆炎撃 Rv><フリージングピラー>の複数枚提示によって後続を消されてしまう場合に備えて、必ずトラッシュに置いてから攻めるようにしましょう。
動玩デッキに対してこのカードをLv2で立てておくと<大昂愚龍ジゴ・トゥール>以外で処理が出来ないため、「聖命・超聖命」を無効化出来るので積極的に狙いましょう。
魔導剣士ジャヴィル
契約スピリット/アルティメットは自壊することがほとんど出来ないため、召喚時を使える場面は多いです。4コア乗せを強制できるので相手の動きの最大値を抑える役割が強く、召喚時を使えなくてもトラッシュに見えているだけで結構仕事をしてくれています。
Lv2の打点追加効果は魔導冥皇帝ダーク・クリュメノスを複数枚引けていないゲームでの貴重な打点になるので意識しましょう。
魔導鳥将ナベリダス
魔導の契約神ハデスとミラージュ効果を組み合わせることで一度のフラッシュで除去できるラインを4コアまで広げることができます。(主に獄契約の初動抑えに有効)魔導の契約神ハデスのコスト支払い効果はトラッシュからの召喚でなければ使えないため、手札に残った魔導冥皇帝ダーク・クリュメノスなどをトラッシュに送る役割があります。
ミラージュを貼る際に手札から使ってしまうと、トラッシュから貼ることが出来た分リソース一枚分を損してしまうので基本はトラッシュからセットしましょう。
魔界七将デストロードXV
- メインステップカウントを盛るカードが少ない
- 打点管理が難しく、コアブして打点を多く並べたい
- アタックステップ終了メタが欲しい
軽減シンボルをどれだけ用意できるかでこのカードの強さが変わるので、構築の段階で足場を多く採用するようにしましょう。
魔導番犬ハウンド・ベロス
不確定な効果ではありますが、コストの低さとメインでカウントを盛れるメリットが大きいため確定枠。<ゴッドブレイク>を採用しているデッキに対しての回答になることもお忘れなく。
謎神メジェド
以前僕は<破壊の創界神シヴァ>を打点&足場として採用していたため、神託対象を確保するために採用していました。現在は<暗黒の塔>を採用する枠の都合で抜いています。
しかし、このカードは<導倶の契約神キニチ・アハウ><魔導の契約神ハデス><炎輪の契約神アポローン>のような除去を行う創界神の契約技を打てる回数を減らすことができ、打点を稼ぐ動きが強かったので採用し続けています。
紫の世界 / ハデスの冥府神殿
特に重要なのはミラー対面で、コアを枯らされた後でも魔導の契約神ハデスと組み合わせて維持コアの要求値を上げる役割があります。<ゴッドブレイク>などのフィールド効果で神軽減が出来なくなった際に重要な足場になるので、対面によっては優先的にプレイしていきましょう。
<聖皇ジークフリーデンXV>の採用が減ってきているので足場としての信頼も高いです。
魔導の契約神ハデス / ヴィオレ魔ゐ
魔導冥皇帝ダーク・クリュメノスに複数枚アクセスすることでリーサルの質が大きく上がるため、低コストでデッキを圧縮できるこの2枚は僕は確定3枚だと思っています。魔導冥皇帝ダーク・クリュメノスのコストを創界神の上から払ったうえで、複数回分の界放のコアを残すには創界神の上に10個程度(3コスト+3コスト+2界放+2界放)必要になるので6枚体制が一番安定してると考えます。
暗黒の塔
契約創界神デッキが増えればやがて抜けると思いますが、現段階では僕は必要だと考えています。微不利対面の造契約、メタカードを多く採用できるアイボウ、獄契約などその他多くの契約デッキの母数が多いため、まだ採用する価値が高いです。
ハデスディザスター
たまに採用枚数を減らしている構築を見かけますが、僕は現在の環境では3確枠だと考えています。4コア以下のスピリット/アルティメットを一発で除去できる効果はアイボウや獄契約の初動を抑える上で非常に重要であり、機人デッキの早い段階での耐性持ちリーサルに対応するために初手に欲しいカードの1枚です。
立ち回り
VSアイボウ
- <魔導の契約神ハデス><魔導鳥将ナベリダス><紫の世界><ハデスの冥府神殿>で一度のフラッシュで除去できるラインを上げる。
- <暗黒の塔>を配置してリーサルを遅らせる。
- <ゴッドブレイク>の対策として通常ネクサスを多く配置してシンボルを確保する
- ネクサスにコアを逃がされる対策として<六冥魔導デルズ・ヴァジュラム>が必ずリーサルに絡むので探しに行く。
- <闇輝石六将 砂海賊神ファラオム>を踏んでもいいように、召喚時効果はアドを稼ぐ際の最後の動きにする。(ネクサスの配置時などを使い切ってから最後に召喚時効果を使う)
- <無幻魔人ジャグラス ジャグラー[ウルトラ怪獣2020]>で足場のネクサスを除去し続ける。
VS獄契約
- 魔導の契約神ハデス、魔導鳥将ナベリダス、ハデスの冥府神殿、<ハデスディザスター>で一度のフラッシュで除去できるラインを上げる。(アイボウと同様)
- <魔導冥皇帝ダーク・クリュメノス>でコアを枯らせば誘発札でしか受け身を取れない。
- <絶甲氷盾 Rv>をケアするための<リターンセブンショーグン>に必要なコアや、誘発除去札で打点を打点を減らされても足りるようにコアブースト&軽減を十分に確保する。
- 無幻魔人ジャグラス ジャグラー[ウルトラ怪獣2020]を常に伏せる。
VS機人
- <鋼鉄騎神アテナイアー>&<鋼鉄魔神>5コア乗せが揃う前に勝つ。
- ハデスディザスターになるべく早くアクセスする。
- コアを完全に枯らせれば鋼鉄の契約神アテナの契約技以外ケアする必要はない。
- <筆頭鋼鉄機士ゼノビオス>が抜ける傾向にあるので環境的に追い風。
VS造契約
- 無幻魔人ジャグラス ジャグラー[ウルトラ怪獣2020]でメタネクサスを除去する。
- 暗黒の塔で動きを遅らせる。
- トラッシュが止められても魔導冥皇帝ダーク・クリュメノスにアクセス出来ればリソースを大きく増やせるので手札に抱えておく。
- トラッシュを増やすのではなく、手札の総量を増やす意識で立ち回る。
- ネクサスを除去できる前提でゲームを進めるのではなく、いつトラッシュを使えなくなってもおかしくないという前提でゲームを進める。
VS冥主
- 紫の世界、魔導の契約神ハデス、無幻魔人ジャグラス ジャグラー[ウルトラ怪獣2020]を使ってコアが枯らされた状態でも受けを強くできるように備える。(特に紫の世界)
- <謎神メジェド>でハデスを割られるので1つの魔導の契約神ハデスにコアが集中させないようにする。
- 相手の魔導の契約神ハデスの契約技を全て打たれたうえで、盤面に残る打点が相手のライフ数に達しているかを計算して面を並べる。
- 顕現と六冥魔導デルズ・ヴァジュラムの誘発効果はできる限り温存する。
最後に
ここまでお読みいただきありがとうございました。冥主デッキは今期のデッキの中で最もデッキパワーがあると思いますが、その分プレイ難易度もすごく高いです。この記事が冥主デッキを使う皆さんのプレイングと構築の向上に少しでも役に立てば嬉しいです。
今後も環境の分析や話題のデッキの解説、考察を頑張っていきますのでぜひチェックしてください。それでは!