
[DUAD] 【ヌーベルズ】デッキ紹介
【ヌーベルズ】デッキのカード効果・デッキレシピ・回し方・相性の良いカードなどをまとめていきます。
【ヌーベルズ】は、「デッキビルドパック ワイルド・サバイバーズ」でカテゴリ化した、儀式・ペンデュラムテーマです。
儀式モンスターは、奇数レベルは獣戦士族、偶数レベルは戦士族で統一されています。
最新ブースターパック「DUELIST ADVANCE(デュエリスト・アドバンス)」に、新規カードが収録されることで話題になっています。
このページでは、「ヌーベルズ」を使用したデッキレシピを紹介し、デッキの動かし方・回し方や、相性の良いカードをまとめて解説しました。
このページを読めば、【ヌーベルズ】デッキをどんなカードで、どのようにデッキを組めばいいのか、どのように強化・改造すればいいのかがわかります。
【ヌーベルズ】デッキを作ろうとしている方は、ぜひデッキ構築の参考にしてください。
デッキレシピ
遊戯王ライター鳩鷺が考案した【ヌーベルズ】デッキのサンプルデッキレシピを紹介します。モンスター22枚・魔法16枚・罠2枚、合計40枚の純【ヌーベルズ】デッキです。
ヌーベルズ
プレイヤー:鳩鷺
モンスター
計22枚
魔法
計16枚
エクストラデッキ
計15枚
【ヌーベルズ】デッキの回し方・動かし方
次は、【ヌーベルズ】デッキのデッキレシピの回し方を簡単に解説していきます。【ヌーベルズ】デッキを実際にどのように動かしていくのか、デュエルの参考にしてください。
【ヌーベルズ】デッキは、特定の条件下、またはフリーチェーンで攻撃表示モンスターをリリースし儀式召喚の生贄要員を確保していきます。
儀式召喚のデメリットであるリリース要員の消費も軽減できるのがポイントです。
最終的には、相手モンスターを除去しつつ最上級「ヌーベルズ」儀式モンスターの特殊召喚を狙い、ガラ空きになったところを高打点による戦闘ダメージで勝利を目指します。
次に【ヌーベルズ】デッキで押さえておくポイントを、細かく紹介します。
【ヌーベルズ】デッキの回し方
ポイント1:「ヌーベルズ」キーカードを紹介ポイント2:新規「ヌーベルズ」カードの登場
ポイント3:"ハングリーバーガー扱い"の新規カードが登場!
ポイント1:「ヌーベルズ」キーカードを紹介
【ヌーベルズ】デッキの展開を進めるにあたって、まずは既存の「ヌーベルズ」モンスターを見ていきましょう。「ヌーベルズ」の基軸は儀式召喚ですが、関連モンスターは儀式モンスター以外はペンデュラムモンスターで統一された珍しいテーマになっています。
一応、新規カードのスケールも追加されたことでレベル1~7までのペンデュラム召喚が可能となりました。
が、サポートカードも充実しており過半数が儀式モンスターのため、ペンデュラムスケールの範囲はテーマ外のモンスターを、召喚権を消費せずとも展開できるくらいのちょっとしたおまけ感覚な印象を受けます。
そんな「ヌーベルズ」儀式モンスターですが、共通効果として攻撃表示モンスターを効果処理でリリースすることで、特定の儀式モンスターを手札・デッキより特殊召喚する効果を持ちます。
こちらでは、「ヌーベルズ」儀式モンスターの発動条件とリリース可能なモンスター及び特殊召喚先をまとめました。
◆「ヌーベルズ」儀式モンスターの2.効果の発動トリガーと、リリース・特殊召喚可能なモンスター
「ブエリヤベース・ド・ヌーベルズ」「コンフィラス・ド・ヌーベルズ」
発動トリガー:フィールドの自身が攻撃・効果の対象になる自身+フィールドのモンスター → 自身の元々のレベルより1~2上のレベルの「ヌーベルズ」
「ポワレティス・ド・ヌーベルズ」「フォアグラシャ・ド・ヌーベルズ」
発動トリガー:フィールドのモンスターが攻撃・効果の対象になる自分の「ヌーベルズ」+フィールドのモンスター → 自身の元々のレベルより1~2上のレベルの「ヌーベルズ」
「バラムニエル・ド・ヌーベルズ」
発動トリガー:フリーチェーン相手フィールドのモンスター → レベル6「ヌーベルズ」
「バグリエル・ド・ヌーベルズ」
発動トリガー:フリーチェーン相手フィールドのモンスター → <ハングリーバーガー>(<アングリーバーガー>) レベルが上がるほど、発動条件が緩くなり、リリース範囲も自分モンスターを介さずとも更なる上位レベルの特殊召喚につなげられるようになり自由度が増していきます。
序盤は、最下級「ヌーベルズ」儀式モンスターである<ブエリヤベース・ド・ヌーベルズ>の特殊召喚からコツコツ下地を作っていき、相手モンスターを排除しつつ、<バグリエル・ド・ヌーベルズ>の特殊召喚まで目指していくことが基本となります。
さて、今回は「ヌーベルズ」メインモンスターの中でも、展開する上で重要となる<ポワソニエル・ド・ヌーベルズ>をピックアップしていきます。
ポワソニエル・ド・ヌーベルズ
<ポワソニエル・ド・ヌーベルズ>は、召喚・特殊召喚に成功した場合、レベル1儀式モンスターか「レシピ」カードをサーチできる効果を持ちます。基礎となる<ブエリヤベース・ド・ヌーベルズ>の確保を優先的に、状況に応じて必要な「レシピ」カードを確保するのがいいでしょう。
墓地から除外した「レシピ」カードの枚数と同レベルの「ヌーベルズ」儀式モンスターを手札から特殊召喚する効果と選択制になるので、後半で回収しにくくなった「レシピ」カードの再利用手段として有効活用していきましょう。
また、対象モンスターの表示形式を変更し、自身を特殊召喚するペンデュラム効果を持ちます。
相手の守備表示モンスターを対象にすることで、「ヌーベルズ」の共通効果による攻撃表示モンスターの除去に持っていきやすくなる上、下級「ヌーベルズ」儀式モンスターを対象にすることで、発動トリガーを起動しつつ展開補助に貢献できます。
自発的に特殊召喚が可能なので、1.の効果に直接つながる利点もあります。
フィールドからリリースされエクストラデッキに加わった場合は、自動的にペンデュラムゾーンへ置かれるので、即座に特殊召喚に移行できる点もおいしいです。
<ポワソニエル・ド・ヌーベルズ>の特殊召喚手段として<Concours de Cuisine~菓冷なる料理対決~>も注目すべき1枚です。
Concours de Cuisine~菓冷なる料理対決~
<Concours de Cuisine~菓冷なる料理対決~>は、手札・デッキ・エクストラデッキから「ヌーベルズ」「聖菓使」のペンデュラムモンスターを1体ずつそれぞれのフィールドに特殊召喚する効果を持ちます。<ポワソニエル・ド・ヌーベルズ>の特殊召喚効果でアドバンテージを稼ぎつつ展開し、相手フィールドに攻撃表示モンスターを用意できるので、各種「ヌーベルズ」儀式モンスターのリリース要員に利用可能です。
特殊召喚可能な<聖菓使クーベル>も<バラムニエル・ド・ヌーベルズ>とで<カオス・アンヘル-混沌の双翼->のシンクロ素材にできるため、一概に相手へ送りつけるばかりでもないことは覚えておいて損はないでしょう。
ポイント2:新規「ヌーベルズ」カードの登場
【ヌーベルズ】デッキでは、新たに「DUELIST ADVANCE」に収録された新規「ヌーベルズ」カードを全種採用しています。「ヌーベルズ」の特性上、守備表示には適応されない抜け穴や、攻撃・効果対象をトリガーにするため相手依存になりがちですが、その弱点をすべて補ってくれるかのような1枚が<Recettes de Nouvellez〜ヌーベルズのレシピ帳〜>です。
Recettes de Nouvellez〜ヌーベルズのレシピ帳〜
<Recettes de Nouvellez〜ヌーベルズのレシピ帳〜>は、自分フィールドに「ヌーベルズ」モンスターカードが存在する限り、相手フィールドの表側表示モンスターは攻撃表示になる効果を持ちます。「ヌーベルズ」モンスターカード存在下であればいいので、ペンデュラムゾーンのカードも問題なく対応し発動条件はかなり緩めです。
<ポワソニエル・ド・ヌーベルズ>の表示形式変更効果に頼らずとも、リリース要員を確保しやすくなったのは大きいでしょう。
また、儀式モンスターの効果でモンスターがリリースされる度に、相手は850ライフポイントを払う効果が適応されます。
打点の低さが目立っていた「ヌーベルズ」ですが、自他関係なくリリースがライフ削りにつながるようになったことで、モンスターを除去した後の戦闘で勝利をつかみ取りやすくなりました。
とは言え、相手のライフポイントが850未満になると処理が行えなくなるため、このカードでトドメを刺せないのは欠点です。
中でも注目すべきは、儀式モンスターを特殊召喚した際、その内の対象にした1体のレベルを1つ上げ、永続魔法以外のヌーベルズかレシピカード1枚をサーチする効果です。
サーチ範囲は、実質同名カード以外の全ての「ヌーベルズ」「レシピ」カードなので、状況に応じて確保先を自由に選択できます。
下級「ヌーベルズ」を対象に取れるので、レベルを上げたことで更に高レベルの「ヌーベルズ」儀式モンスターに変換することが可能です。
次に、新規「ヌーベルズ」ペンデュラムモンスターである<シェフ・ド・ヌーベルズ>を詳しく見ていきましょう。
シェフ・ド・ヌーベルズ
<シェフ・ド・ヌーベルズ>は、発動したターンのメインフェイズにペンデュラムモンスター以外の「ヌーベルズ」カード1枚をサーチするペンデュラム効果を持ちます。コスト消費もなく基軸の「ヌーベルズ」を確保できるのは優秀な1枚と言えるでしょう。
<Nouvellez Auberge 『A Table』>をサーチすれば、遠巻きに「レシピ」カードにアクセスすることも可能です。
「ヌーベルズ」版<EMモンキーボード>と呼ばれているだけのことはあります。
また、相手がモンスターを特殊召喚した場合、手札・デッキ・墓地から除外した「レシピ」儀式魔法カード1枚の発動時の儀式召喚効果をコピーする効果を持ちます。
相手依存にはなりますが、こちらもノーコストで最適な「レシピ」儀式を行えます。
基本的には能動的に発動する効果ではないため、相手の行動を阻害する効果として活用していくことでしょう。
この儀式召喚はカードの効果として扱われるので、「ヌーベルズ」モンスターの効果で特殊召喚した場合の追加効果も問題なく適用されます。
フィールドのこのカードがリリースされエクストラデッキに表側で加わった場合、ペンデュラムゾーンに置けますし、相手フィールドにモンスターが特殊召喚された場合には自発的に特殊召喚できるので、温存性の高いペンデュラムモンスターとなっています。
ポイント3:"ハングリーバーガー扱い"の新規カードが登場!
今回「ヌーベルズ」に、<ハングリーバーガー>扱いの新規儀式モンスターが加わりました。その名も、<アングリーバーガー>です。
アングリーバーガー
<アングリーバーガー>は、手札の自身を公開する事で「ヌーベルズ」モンスター1体をサーチする効果を持ちます。この際、自身はデッキに戻るので、手札からも<バグリエル・ド・ヌーベルズ>から呼び出せるとはいえ、ちょっともったいない感を軽減できますね。
また、攻撃表示モンスター1体をリリースすることで、手札・デッキから<ハングリーバーガー>1体を特殊召喚できます。
<ハングリーバーガー>扱いではあるものの、リクルート先は攻撃力2000に限定された本家<ハングリーバーガー>しか選べません。
ルール上で常に<ハングリーバーガー>として扱うため、オリジナルと合計3枚までしか採用できないのでちょうどいいといえばちょうどいいですね。
リリース自体は、フリーチェーンの対象をとらない効果なので、除去として非常に優秀な効果を発揮してくれます。
以上を踏まえて、<Concours de Cuisine~菓冷なる料理対決~>と<Recette de Poisson~魚料理のレシピ~>計2枚から<アングリーバーガー>の特殊召喚を目指した展開例を紹介します。
◆Concours de Cuisine~菓冷なる料理対決~ / Recette de Poisson~魚料理のレシピ~、計2枚での展開例
- <Concours de Cuisine~菓冷なる料理対決~>を発動し、自分フィールドに<ポワソニエル・ド・ヌーベルズ>、相手エクストラゾーンに<聖菓使クーベル>を特殊召喚→<ポワソニエル・ド・ヌーベルズ>効果で<ブエリヤベース・ド・ヌーベルズ>をサーチ
- <Recette de Poisson~魚料理のレシピ~>を発動、<ポワソニエル・ド・ヌーベルズ>をリリースし<ブエリヤベース・ド・ヌーベルズ>を儀式召喚し<Recette de Viande~肉料理のレシピ~> をサーチ
- チェーン1<ブエリヤベース・ド・ヌーベルズ>のサーチ効果、チェーン2<ポワソニエル・ド・ヌーベルズ>効果で自身をペンデュラムモンスターゾーンにセッティング
- チェーン1<ポワソニエル・ド・ヌーベルズ>効果で<ブエリヤベース・ド・ヌーベルズ>を対象に自身を特殊召喚、チェーン2<ブエリヤベース・ド・ヌーベルズ>効果で自身と<聖菓使クーベル>をリリースし<ポワレティス・ド・ヌーベルズ>を特殊召喚→<ポワレティス・ド・ヌーベルズ>効果で1ドロー
- チェーン1<Concours de Cuisine~菓冷なる料理対決~>を墓地から除外し<ポワレティス・ド・ヌーベルズ>を対象に打点強化、チェーン2<ポワレティス・ド・ヌーベルズ>効果で自身と<ポワソニエル・ド・ヌーベルズ>をリリースし<バラムニエル・ド・ヌーベルズ>を特殊召喚
- チェーン1<バラムニエル・ド・ヌーベルズ>効果で<シェフ・ド・ヌーベルズ>をサーチ、チェーン2<ポワソニエル・ド・ヌーベルズ>効果で自身をペンデュラムモンスターゾーンにセッティング
- <シェフ・ド・ヌーベルズ>をペンデュラムモンスターゾーンにセッティング
- <シェフ・ド・ヌーベルズ>ペンデュラム効果で<Nouvellez Auberge 『A Table』>をサーチ
- <Nouvellez Auberge 『A Table』>を発動し<Recette de Specialite~料理長自慢のレシピ~>をサーチ
- <Recette de Specialite~料理長自慢のレシピ~>をセット
確実に手札に儀式カードは持っておきたいので、<宣告者の神巫>から<虹光の宣告者>の墓地送りや、<儀式の下準備>といった儀式サポートも充実した構築に仕上げています。
まとめ
【ヌーベルズ】デッキは、連続儀式召喚からのフリーチェーン除去を多用!【ヌーベルズ】デッキについて、カード効果、デッキレシピ、回し方をまとめて解説しました。
新規カードの登場で弱点を克服しつつ、フリーチェーン除去を連続して行えるようになりました。
気になる方は、ぜひ「ヌーベルズ」のデッキを組んでみてください。
以上、遊戯王ライターの「鳩鷺(はとさぎ)」でした。