
【サブテラードラグーン】デッキ紹介
挨拶
皆様こんにちは、Hearth(ハース)です。先日発売された『QUARTER CENTURY ART COLLECTION』、購入されたでしょうか?
今年のお祭りパックということで、汎用的なカードのイラスト違いなどでかなりの盛り上がりを見せていましたが、個人的には<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>の再録が超熱いものでした。
<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>は、2019年の『LEGENDARY GOLD BOX』で登場して以降、まともな再録がなく値段が大変なことになっていましたが、今回の再録でかなり手に入りやすくなりました。今回はそんな<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>を使用したデッキを紹介していきます。
ドラグーン・オブ・レッドアイズについて
原作の遊戯と城之内のエースモンスターの融合というロマンあふれるカードですが、一時期は<捕食植物ヴェルテ・アナコンダ>と一緒に大暴れし、禁止経験のある現制限カードです。早速テキストを見ていきましょう。ドラグーン・オブ・レッドアイズ
<ブラック・マジシャン>と、<真紅眼の黒竜>またはドラゴン族の効果モンスターを素材として出せる融合モンスターで、効果破壊と対象耐性に加え、自分のメインフェイズに融合素材とした通常モンスターの数まで使用できる、相手フィールドのモンスター1体を破壊しその攻撃力分のバーンを飛ばす効果と、
1ターンに1度、カードの効果が発動したとき手札を1枚コストにその発動を無効にして破壊し、自身の攻撃力を永続で1000上げる効果をもっています。
単体性能という点でみるとかなり化け物です。
そもそも効果破壊対象耐性がある3000打点の時点でかなり突破が困難なモンスターではあるのですが、あろうことかそのモンスターに万能妨害を積んでしまっています。
最大2面除去+バーンも無視できる効果ではなく、このカード1枚でかなりの大立ち回りを見せます。
とはいえ、万能というわけでもなく「壊獣」によるリリースや<超融合>で素材にされるといった除去が通じるという明確な弱点もあります。 そんなこのカードですが、マスターデュエルと違い<捕食植物ヴェルテ・アナコンダ>が禁止されたOCGでは、現在は主に「光の黄金櫃」に採用されることがある程度に落ち着いており、あまり見る機会が多くありません。
が、このカードの帰還により失われていたデッキタイプが息を吹き返したのです。
サブテラードラグーン
「サブテラー」というテーマを皆様御存知でしょうか?<サブテラーの導師>をエンジンに、リバースを繰り返してアドを稼ぐコントロールデッキです。
そんな「サブテラー」は<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>と相性が良いのです。
そもそも、<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>を出す手段として主に用いられたのは2つ。
- <真紅眼融合>によるデッキ融合
- <捕食植物ヴェルテ・アナコンダ>による<真紅眼融合>の効果コピー
しかし、効果をコピーする<捕食植物ヴェルテ・アナコンダ>を経由した場合、その制約は無視され展開が終わったあと余った2体から<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>が出力されるという出張性能が高く評価されていたのです。現状でも<捕食植物ヴェルテ・アナコンダ>が禁止のままなのも納得ですね。
<捕食植物ヴェルテ・アナコンダ>が居なくなった以上、今は場と手札で普通に融合するか、制約を受けながら<真紅眼融合>を使うしかなく、当時のような出張性能がないのが現代であまり見ない理由となっています。
しかし「サブテラー」において<真紅眼融合>による通常召喚・特殊召喚できないという制約は枷になりません。
こちらが「サブテラー」の基本の動きのため、<真紅眼融合>で<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>を展開し、誘発などをケアしてから「サブテラー」の動きを通すというデッキタイプが考案されたのです。
それが【サブテラードラグーン】となります。
デッキレシピ
サブテラードラグーン
プレイヤー:Hearth
モンスター
計13枚
魔法
計15枚
エクストラデッキ
計15枚
デッキレシピ解説
<真紅眼融合>を使っても問題ないため、サーチカードである<レッドアイズ・インサイト>も多く積み、なるべく高確率で<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>を構えにいく構築です。今回採用しました<竜の精神>は攻撃力か守備力が2500のモンスターがいれば発動できる万能カウンター罠ですが、<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>の他にも<サブテラーマリス・グライオース>が発動条件を満たすためのモンスターとなり、無理なく妨害を増やせるでしょう。
また<サブテラーマリス・グライオース>はデッキから好きなカードを墓地へ送る効果もあるので、<竜の精神>の墓地から再セットする効果も無理なく使用できます。
展開紹介
理想的な手札は<地中界シャンバラ>+<レッドアイズ・インサイト>です。- <レッドアイズ・インサイト>の効果で<真紅眼の飛竜>を墓地へ送り、<真紅眼融合>をサーチ。
- <真紅眼融合>で<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>を融合召喚。
- <地中界シャンバラ>を発動し<サブテラーの導師>をサーチ。
- <サブテラーの導師>をセットし、<地中界シャンバラ>の効果でリバース。
- <サブテラーの導師>の効果で<サブテラーの妖魔>をサーチ。
また、<レッドアイズ・インサイト>を経由して、<真紅眼の飛竜>を墓地へ送っておくことで、一度<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>が除去されても、<真紅眼の飛竜>の効果で再度特殊召喚することができます。
まとめ
打点が足りづらい「サブテラー」側からしても3000打点はありがたいので、様々な要素で<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>とマッチしている面白いデッキとなっています。<真紅眼融合>こそなかったものの、<ブラック・マジシャン>と<真紅眼の黒竜>の再録もあったため、これを機に<ドラグーン・オブ・レッドアイズ>を使ってみてはいかがでしょうか?
それでは、ここまでのご拝読ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。