
【ヴァリアンツ】デッキ解説
【ヴァリアンツ】は、「デッキビルドパック タクティカル・マスターズ」で登場した、水属性・魔法使い族または炎属性・機械族で統一された、ペンデュラム・融合テーマです。
このページでは、「ヴァリアンツ」のカード効果、デッキレシピを紹介し、デッキの動かし方・回し方や、相性の良いカードをまとめて解説しました。
【ヴァリアンツ】デッキを作ろうとしている方は、ぜひデッキ構築の参考にしてください。
デッキレシピ
モンスター29枚・魔法13枚・罠0枚の合計42枚で構築した、鳩鷺構築の【ヴァリアンツ】デッキです。ヴァリアンツ
プレイヤー:鳩鷺
モンスター
計29枚
魔法
計13枚
エクストラデッキ
計15枚
【ヴァリアンツ】デッキの回し方・動かし方
次は、【ヴァリアンツ】デッキのデッキレシピの回し方を簡単に解説していきます。【ヴァリアンツ】デッキを実際にどのように動かしていくのか、デュエルの参考にしてください。
【ヴァリアンツ】デッキは、エクストラモンスターでロック・妨害しつつ、スケールの確保とともにカードのポジションを移動しながら固有効果につなげていきます。
ペンデュラムスケールがテーマで固定されている以上、他から高スケールを確保することでペンデュラム召喚をサポートします。
最終的には、エクストラモンスターによる妨害布陣を構えつつ、ペンデュラム召喚で積み上げた打点で勝利を狙います。
次に【ヴァリアンツ】デッキで押さえておくポイントを、細かく紹介します。
ポイント1:メインモンスターを移動して展開
【ヴァリアンツ】デッキの展開を進めるにあたって、まずは特有の効果でメインモンスターに特殊召喚していきましょう。下級「ヴァリアンツ」モンスターは、自身を正面のメインモンスターゾーンに特殊召喚する共通ペンデュラム効果を持ちます。
ペンデュラムゾーンを経由するだけで発動コストもなく特殊召喚できるので、手軽にモンスターをそろえられます。
上級以上の「ヴァリアンツ」モンスターも類似したペンデュラムゾーンからの特殊召喚効果を持ちますが、該当したフィールド魔法か他の「ヴァリアンツ」モンスターがフィールドになければ出せないので、初動としてはサーチ効果を持つ<ヴァリアンツの巫女-東雲>の特殊召喚が優先されます。
種類を問わず「ヴァリアンツ」魔法カード全てに対応していますが、<VV~始まりの地~>をサーチすれば、フィールド魔法を手にしつつ、<ポジションチェンジ>の確保も助長してくれます。
「ヴァリアンツ」フィールド魔法の効果はターンプレイヤーを指定した内容で、永続魔法扱いで相手モンスターを押し出したり、こちらはメインモンスターゾーンに永続魔法扱いのモンスターを特殊召喚できます。
「ヴァリアンツ」モンスター共通で、モンスターゾーンを移動した際の固有効果を持ちます。
こちらでは、モンスターゾーンを移動した際の「ヴァリアンツ」モンスターの効果を簡単にまとめました。
- <ヴァリアンツの巫女-東雲>...同名カード以外の「ヴァリアンツ」モンスターのサーチ
- <ヴァリアンツの弓引-西園>...対象カードの破壊orバウンス
- <ヴァリアンツの忍者-南月>... 魔法&罠ゾーンの「ヴァリアンツ」を正面に特殊召喚
- <ヴァリアンツの武者-北条>...「ヴァリアンツ」融合モンスターの手札・フィールド融合
- <ヴァリアンツB-バロン>...ペンデュラムゾーンのカードを横に動かして永続魔法扱いにする
- <ヴァリアンツV-ヴァイカント>...エクストラデッキのヴァリアンツペンデュラムモンスターをペンデュラムゾーンに置く
- <ヴァリアンツM-マーキス>...魔法&罠ゾーンのモンスターカードを正面に特殊召喚
- <ヴァリアンツD-デューク>...メインモンスターゾーンの表側表示モンスターコントロール奪取
<ヴァリアンツの巫女-東雲>を自身の効果で特殊召喚し、サーチした<VV~始まりの地~>から適当な「ヴァリアンツ」を破壊し<ポジションチェンジ>を確保→<VV~始まりの地~>で<ヴァリアンツの巫女-東雲>を移動すれば、更なるサーチにつなげやすいです。
また、<ヴァリアンツの武者-北条>はモンスターゾーンを移動した際に「ヴァリアンツ」を融合召喚できます。
<ヴァリアンツの聚-幻中>の融合召喚をメインに狙い、フリーチェーンでモンスターの除去を活かします。
融合素材は若干重めですが、<ヴァリアンツD-デューク>でコントロールを奪った相手モンスターでコスト消費を抑えていきましょう。
<ヴァリアンツの聚-幻中>は相手によって破壊された場合、ペンデュラムゾーンに置けるので、高スケールの確保とともに、メインモンスターゾーンの移動を助長してくれる利点もあります。
ポイント2:サポートカードの採用
【ヴァリアンツ】デッキでは、種族・ペンデュラムサポートカードを多数採用しています。【ヴァリアンツ】はペンデュラム効果のみで、ある程度展開できるため、召喚権を他のモンスターに温存できる利点があります。
魔法使い族なので、<神聖魔皇后セレーネ>のリンク素材として大きく貢献する1枚です。
<ヴァリアンツの忍者-南月>を特殊召喚コストで墓地に落とすことで<神聖魔皇后セレーネ>の蘇生先も確保でき、容易に高打点の<アクセスコード・トーカー> につなげられるのも魅力的です。
今回採用した「ペンデュラム」魔法・罠カードは<ペンデュラム・トレジャー><ペンデュラム・パラドックス>の2種です。
幸いメインの「ヴァリアンツ」のペンデュラムスケールは1で統一されているため、<ペンデュラム・トレジャー>で必要な1枚をエクストラデッキに置き、改めて<ペンデュラム・パラドックス>でまとめて回収する動きも可能です。
ポイント3:「ヴァリアンツ」を介した妨害展開
こちらでは、「ヴァリアンツ」を介した妨害展開例を紹介します。◆ヴァリアンツの巫女-東雲 ヴァリアンツの忍者-南月 2枚からの展開例
- <ヴァリアンツの巫女-東雲>をペンデュラムゾーンに発動し、効果で自身を特殊召喚
- <ヴァリアンツの巫女-東雲>効果で<VV~始まりの地~>をサーチ
- <ヴァリアンツの忍者-南月>をペンデュラムゾーンに発動
- <VV~始まりの地~>で<ヴァリアンツの忍者-南月> を破壊し<VV-百識公国><ポジションチェンジ>をサーチ
- <ポジションチェンジ>で<ヴァリアンツの巫女-東雲>を移動→<ヴァリアンツの巫女-東雲>効果で<ヴァリアンツV-ヴァイカント>をサーチ
- <ヴァリアンツV-ヴァイカント>をペンデュラムゾーンに発動し、そのまま自身を特殊召喚
- <ヴァリアンツV-ヴァイカント>効果でエクストラデッキから<ヴァリアンツの忍者-南月>をエクストラモンスターゾーンと同じ列の魔法・罠ゾーンに置く
- 相手フィールドに<VV-真羅万象>を置きつつ<VV-百識公国>を発動
- <VV-真羅万象>効果で<ヴァリアンツの忍者-南月>を特殊召喚
- <ヴァリアンツの忍者-南月>をリリースし<ヴァリアンツG-グランデューク>を特殊召喚
- <ヴァリアンツの巫女-東雲><ヴァリアンツG-グランデューク>で<ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム>をリンク召喚→<ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム>効果でデッキから<ヴァリアンツの武者-北条>をエクストラデッキに加える
- <ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム>の効果で <VV-百識公国> を破壊し<ヴァリアンツの武者-北条>を手札に加える
- <ヴァリアンツの武者-北条>をペンデュラムゾーンに発動し、そのまま自身を特殊召喚
- <ヴァリアンツの武者-北条>効果で<ポジションチェンジ>を手札に戻す
- <ポジションチェンジ>を再度発動し<ヴァリアンツV-ヴァイカント>を移動→<ヴァリアンツV-ヴァイカント>効果でエクストラデッキから<ヴァリアンツG-グランデューク>をペンデュラムゾーンに置く
- <ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム><ヴァリアンツの武者-北条>で<軌跡の魔術師>をリンク召喚→<軌跡の魔術師>効果で<ヴァリアンツV-ヴァイカント> をサーチ
- <ヴァリアンツV-ヴァイカント>をスケールセットし<ヴァリアンツの忍者-南月><ヴァリアンツの武者-北条>をペンデュラム召喚
- <ヴァリアンツG-グランデューク>効果で<ヴァリアンツの忍者-南月>を移動→<ヴァリアンツの忍者-南月>効果で<ヴァリアンツV-ヴァイカント>を特殊召喚
- <ヴァリアンツV-ヴァイカント>2体で<ギアギガント X>をエクシーズ召喚→<ギアギガント X>効果で<デビル・フランケン>をサーチ
- <デビル・フランケン>を通常召喚し効果で<ナチュル・エクストリオ>を特殊召喚
- <軌跡の魔術師><ギアギガント X><デビル・フランケン>で<召命の神弓-アポロウーサ>をリンク召喚
- <ヴァリアンツの忍者-南月>効果で<ヴァリアンツの武者-北条>を移動→<ヴァリアンツの武者-北条>効果で<ヴァリアンツの聚-幻中>を融合召喚
このように手札の「ヴァリアンツ」2体から<召命の神弓-アポロウーサ>によるモンスター効果3回無効、<ナチュル・エクストリオ>による魔法・罠カード全て発動無効、<ヴァリアンツの聚-幻中>によるモンスター除去の布陣が完成します。
支払うライフコストは大きいものの、なかなか突破することが難しい妨害展開まで構築できます。
相手フィールドにカードがある場合、ペンデュラム召喚時に<軌跡の魔術師>の効果でフィールドのカードを2枚破壊できるのもいいですね。
まとめ
【ヴァリアンツ】デッキは、ポジション移動を駆使してエクストラ展開!【ヴァリアンツ】デッキについて、カード効果、デッキレシピ、回し方をまとめて解説しました。
ペンデュラムスケールを介しての展開で通常召喚権を温存しつつ、妨害布陣が立てられるテーマとなっています。
同じくペンデュラム召喚しないテーマとして「魔導獣」と組み合わせてみるのも面白そうです。
気になる方は、ぜひ「ヴァリアンツ」のデッキを組んでみてください。
以上、遊戯王ライターの「鳩鷺(はとさぎ)」でした。