前回のあらすじ
またでぃんさんに負けました。エクストラデッキ
遊戯王の華と言えばなんと言っても派手な特殊召喚。1ターンに1度までしか行えない通常召喚とは違い、条件さえ整えば何回でも行うことの出来る特殊召喚は、遊戯王と言うゲームを語る上では欠かせません。
特殊召喚を行わないデッキは遊戯王にはほとんどないでしょう。
そしてその特殊召喚の『ゴール』となるカード達が眠っているのが、エクストラデッキです。
当然、僕もエクストラデッキのことは知っています。もちろん僕が最も愛しているのはシンクロ召喚!
それが今回エラッタがかかった上で禁止カードリストから消えた2枚。
氷結界の龍 ブリューナクとゴヨウ・ガーディアンです!
手札を使えば相手フィールド上を一掃できる他、自分のカードも手札に戻すことができるため、例えば早すぎた埋葬を手札に戻したりできます。
早すぎた埋葬でD-HERO ディスクガイを場に戻し、2ドロー。そして手札を1枚捨てて早すぎた埋葬を手札に戻し、またD-HERO ディスクガイを墓地から特殊召喚。800ライフを支払うことで1ドローという恐ろしいコンボです。
一方、ゴヨウ・ガーディアンの強さはシンプルです。
星6というお手軽に行えるシンクロ召喚でかつ、2800という高い攻撃力。倒したモンスターをそのまま奪えるため、一気に盤面が優勢になります。
この2枚のカードが、エラッタによって弱体化した上で戻って来たのです!
氷結界の龍 ブリューナクは、エラッタによりまず自分のカードを戻すことができなくなりました。
手札を複数枚捨てて盤面を一掃することは依然として可能ですが、能力自体がターン1制限となりました。
エラッタにより、一気に弱くなってしまいましたね。
ゴヨウ・ガーディアンの方はというと、能力そのものには変化ありません。条件が地属性のチューナーとなってしまっただけです。
これは十分に今でも使えます!
カードマスター?ユウヤ
でぃん「ゆうやんさん、今日はまたテンション違いますね」
ゆうやん「うるせえ!!先行をやろう!!」
でぃん「はいはい。うわー手札事故ってるなー。裏守備でエンドです」
ゆうやん「フハハ!ばかめ!!!TG ストライカーを特殊召喚!!更に通常召喚で星4を場に出し、シンクロ召喚!!!ゴヨウ・ガーディアン!!フハハ!その裏守備に攻撃だぁ!!!!」
ゆうやん「!?」
でぃん「そんなんじゃ勝てないんですよ!!!」
ゆうやん「!!!}
でぃんさんの教え
でぃん「かつてはエクストラデッキといえばシンクロでした。そして汎用性の高いシンクロモンスターと、専用デッキで運用する一部のシンクロモンスターが入っていたのがエクストラデッキでした」ゆうやん「はい」
でぃん「ですが、それは過去の話。そもそも今はシンクロ自体が下火なのですよ」
ゆうやん「あんなにシンクロは強かったのに?」
でぃん「前回、十二獣を回していて気付いたことはありませんでしたか?」
ゆうやん「そういえば使ったカードは全部エクシーズ召喚でした」
でぃん「その通りです。基本的にシンクロ召喚よりもエクシーズ召喚の方が扱いやすく強力なのですよ」
ゆうやん「なぜ!」
でぃん「エクシーズ登場時にはシンクロの方が質の高いモンスターが多く存在したのでチューナーというマイナス要素に見合っただけのリターンがあったのですが、現在はエクシーズの質もシンクロに引けを取らず、わざわざチューナーの要素を取り入れてまでシンクロを採用する必要がほとんどなくなりました」
でぃん「最近は特殊な戦術を持ちいたデッキで使用されるかデッキ内のチューナーの要素を腐らせないために数枚採用される程度に留まっていますからね。昨年大暴れしたシンクロダークやデカトロンのためにシンクロモンスターを採用していたインフェルノイドが良い例です。ゴヨウ・ガーディアンがたとえエラッタ前の状態だったとしても、今使うのはとても厳しいと思いますよ」
でぃん「なのでシンクロモンスターを採用するならばそれに見合ったオンリーワンな理由が必要になるんですよ。ゴヨウ・ガーディアンのようなシンクロモンスターでただ殴るだけの戦術は残念ながら現代遊戯王では通用しないです」
ゆうやん「アドバンテージを取り合うような環境ではない、というのはこれまでも言われていましたね...」
でぃん「その通りです」
最終話「希望を胸に」
ユウヤ「チクショオオオオ!くらえディンアーク!新必殺ゴヨウ・ガーディアン!!!」ディンアーク「さあ来いユウヤ!俺は実は一度のシンクロ召喚だけで倒されるぞオオ!」
ザン!!
ディンアーク「グアアア!このザ・ムテキと呼ばれる四天王のディンアークが...こんな小僧に...」
ディン2アーク「でぃんがやられたようだな...」
ディン3アーク「フフフ...奴は四天王の中でも最弱...」
ディン4アーク「シンクロごときに負けるとは魔族の面汚しよ...」
ユウヤ「くらええええ!」
四天王「グアアアアアアア!」
ユウヤ「やった...ついに四天王を倒したぞ!」
ディンゼバブ『よく来たな。カードマスター?ユウヤ...待っていた...」
ユウヤ「ここが魔龍城だったのか...!感じる...ディンゼバブの魔力を...」
ディンゼバブ『ユウヤよ...戦う前にひとつ言っておくことがある。お前は私を倒すのに「エクシーズ召喚」が必要だと思っているようだが...別になくても倒せる」
ユウヤ「な、何だって!?」
ディンゼバブ『そしてお前のデッキは1キルが決してできないのでこちらも遅いデッキにしておいた。あとは私を倒すだけだなクックック...」
ゆうやん「フ...上等だ...オレもひとつ言っておくことがある。このオレにはもっとたくさん現代遊戯王について語るべきことがあったような気がしていたが別にそんなことはなかったぜ!」
ディンゼバブ『そうか』

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