
デッキ紹介「恐竜スクラップ」【メカヲタ】
新弾「LIGHTNING OVERDRIVE」の発売により、新テーマだけでなく様々なテーマが強化されましたが、今回はその中から、<スクラップ・ラプター>擁する【スクラップ】および【恐竜族】の混成デッキを紹介します。
まずは«スクラップ・ラプター»の効果です。
この«スクラップ・ラプター»は【恐竜族】にとっても強力なカードで、(1)の効果により<ベビケラサウルス>を破壊しつつ<スクラップ・ワイバーン>に繋ぎ、さらに«ベビケラサウルス»を破壊してモンスターを展開できます。«ベビケラサウルス»の破壊回数を稼ぐのはもちろんのこと、先攻1ターン目では意味の無い破壊をしがちだった«スクラップ・ワイバーン»の(2)を有効活用しつつモンスターを増やせ、妨害へと繋がります。元々【恐竜族】は<魂喰いオヴィラプター>をはじめとするパワーの高いカードが揃っており、そこに【スクラップ】要素を追加して全体的な展開力と妨害の質、盤面処理力を向上させました。今回の構築はこちらです。
恐竜スクラップ
モンスター
計27枚
エクストラデッキ
計15枚
サイドデッキ
計15枚
最終的な妨害としては、モンスター3体を素材とした<召命の神弓-アポロウーサ>、<エヴォルカイザー・ドルカ>、<究極伝導恐獣>、<シューティング・ライザー・ドラゴン>と墓地の<妖精伝姫-シラユキ>によるシンクロで、2枚目の«シューティング・ライザー・ドラゴン»を使用することで<氷結界の還零龍トリシューラ>に繋ぐことができます。初手のパターンによって展開は変わりますが、「<珠玉獣-アルゴザウルス>+<ベビケラサウルス>」や「<スクラップ・ラプター>+<幻創のミセラサウルス>」など複数の組み合わせで展開でき、さらに<原始生命態ニビル>も、«召命の神弓-アポロウーサ»や«エヴォルカイザー・ドルカ»で無効化することができます。それらの成立前には«幻創のミセラサウルス»によって受け流すことができるため、展開系の中でも非常に優秀であるといえます。
このデッキは複数枚のカードによる組み合わせで動くことからある程度の事故率を抱えていますが、<金満で謙虚な壺>によってそれを抑えつつ、場合によっては<墓穴の指名者>、<抹殺の指名者>を探しにいくことができます。<化石調査>の制限解除も追い風となり、今後【恐竜族】を使う人が増えるかもしれませんね。
展開の一例を以下に紹介します。
展開パターン
«珠玉獣-アルゴザウルス»+«ベビケラサウルス»
<珠玉獣-アルゴザウルス>で手札の<ベビケラサウルス>を破壊して<究極進化薬>を手札に加えつつ、<魂喰いオヴィラプター>を特殊召喚。<幻創のミセラサウルス>を手札に加えて発動し、«珠玉獣-アルゴザウルス»で<リンクリボー>を召喚しつつ墓地の«幻創のミセラサウルス»でデッキから<プチラノドン>を特殊召喚。これで先述の妨害になります。
エクストラデッキの採用カードや展開によっては<I:Pマスカレーナ>+<星鍵士リイヴ>であったり、<真竜皇V.F.D.>などに繋ぐこともできます。自分の好みに合う妨害を探してみるのもいいかもしれません。
新弾により元来の【恐竜族】のパワーに【スクラップ】要素が加わり強化を得ました。自分はこういった、異なる2要素を組み合わせたコンボデッキが好きなので、今後も考えていくつもりです。ここまでお読み下さりありがとうございました!