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リミットレギュレーション(2025年7月)

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    by 攻略コラム

    リミットレギュレーション(2025年7月)
    みなさんこんにちは、メカヲタです。
    今回は2025年7月適用のリミットレギュレーション所感記事になります。
    お付き合いください。

    今回の改訂では禁止カード2枚、制限カード1枚を除いて残り全ては緩和という、かなり緩めの改訂となりました。
    環境上位デッキの主要パーツが無規制で、そういった観点では環境変化は乏しそうな改訂になります。


    禁止カード
    禁止は<召命の神弓-アポロウーサ>と<No.67 パラダイスマッシャー>の2枚。
    それぞれデッキ単位でいえば【M∀LICE】【K9】で活躍していたカードになります。
    前者は該当デッキでは<原始生命態ニビル>を1枚初動で完全にケアしながら展開が可能であり、その他のデッキでも雑に盤面のモンスターを増やせばそれをケア可能という、一種の歪みを生んだカードでした。
    長く君臨していましたが、正直【スネークアイ】流行時点で禁止化されていてもおかしくなかったものだと思います。

    後者は【K9VS】を筆頭とした「K9」搭載のデッキで、<増殖するG>などのいわゆる「ドロー系誘発」や<ドロール&ロックバード>を受けた際に展開を強行し、高い確率で相手の効果発動と攻撃を封じてそのまま勝利してしまうというものでした。
    一応運が絡み100%ではないものの、<真竜皇V.F.D.>をも超えるレベルのロックをかけられる性能は許されるはずもなく、活躍から短い期間ながら一発禁止となっています。

    2枚いずれも禁止化はやむを得ないものでありますが、デッキそれぞれ自体のギミックが弱体化したわけではないため展開自体は健在。
    誘発受けの面で弱体化させたという意味ではかなり調整された改訂かと思います。


    制限カード
    制限カードは規制1枚と緩和2枚。
    規制は<魔封じの芳香>で、このカードもようやく規制かといったところです。
    強力な捲り系の魔法カードが多く実装される中それらすべてを1枚で機能不全に追い込め、かつシンプルにデッキギミックすらも止めうるカードで、3枚使えたのは不健全といえば不健全でした。
    引かれているかもわからないこのカードのために<サイクロン>を採用するかといえばそうではなく、構築の歪みを生む温床であったともいえます。
    各種ロック系の永続罠カードが規制されている現状、このカードの規制も納得でしょう。

    禁止からの緩和組は<流離のグリフォンライダー>と<トロイメア・ゴブリン>。
    前者は「勇者ギミック」として実質的な万能無効出張での採用が多く見られ、【プランキッズ】などに採用されることはもちろん【天威勇者】のようなデッキタイプすら生み出していました。

    現プールではコストが必要とはいえ<罪宝の欺き>からより強いムーブができることで禁止化の意味がほぼないものとなり、環境のインフレに押されて復帰したかたちになります。

    後者は【剛鬼】のようなリンク主体のデッキで展開力として使用しつつ、召喚時効果に<神剣-フェニックスブレード>を合わせて単純ドローもできるカードとして使われていました。
    当時のプールでは止めるカードも盤面を返すカードも少なく、「おまけ」で付いてくる対象耐性も相まって禁止となっていました。
    今では「デモンスミス」筆頭に展開するだけのカードなら豊富に存在し、また盤面を作られても<禁じられた一滴>のような耐性をかいくぐる捲りカードが増えたため、それほど脅威ではなくなっています。

    当時は追加召喚せずに出し直すことで何度もドローすることさえ可能でしたが、裁定が変わったこと、そもそも<神剣-フェニックスブレード>の禁止などもありこれも問題なくなったのでしょう。
    こちらも環境のインフレを象徴するような緩和ですね。


    準制限カード
    準制限は<スプライト・ジェット>と<マスク・チェンジ・セカンド>の緩和2枚。
    一時期環境を席巻した【スプライト】の主要カードですが、マスターデュエルでは<餅カエル>以外のカード全てが無規制、かつOCGで禁止の<スプライト・エルフ>が使える状況でも一強にはなっておらず、そういった意味でも問題ない緩和といえます。

    環境が違うため一概に比較はできませんが、それでも現環境のパワーバランス的には【スプライト】のパワーはそれほど問題のあるものでもなく、やや緩和に慎重すぎるかなといったところ。
    次期改訂などで他の「スプライト」カードも合わせて順々に緩和されていくものと思われます。

    マスク・チェンジ・セカンド>は「TACTICAL TRY PACK」の【HERO】強化の一環も兼ねているのでしょうが、当該デッキでは基本的に採用されないカードであり、出張するデッキが喜ぶぐらいですね。
    現環境で<M・HERO ダーク・ロウ>を出したい場面自体があまりなく、あまり使われないのではないでしょうか。
    このカードも長らく放置されていたカードといえます。
    リンク環境でレベルを持たないと発動できないことも若干使いづらい点ですね。


    無制限カード
    最後に規制解除組。
    サイバーポッド><十二獣ドランシア><SRベイゴマックス><R-ACEエアホイスター><ナイトメア・スローン><フュージョン・デステニー><ビッグウェルカム・ラビュリンス>の7枚です。

    サイバーポッド><十二獣ドランシア>の2枚については語ることはそうありません。
    後者に関しては緩和が遅すぎたレベルであり、今の今まで放置されていた現状に憤りすら感じます。

    【十二獣】が1枚から動くデッキ、とはいっても、ほかのテーマがより強靭な展開を1枚からする現状では、あまりに力不足といえるでしょう。

    SRベイゴマックス>は依然として強力なカードの1枚ではあるものの、次弾にて風属性レベル3テーマ【絢嵐】が登場することを考えるとこのパワーラインはインフレのなかで許容できるものとみられているということでしょう。
    残りのカードについては採用されるテーマでも重要なカード群で、シンプルに嬉しいものですね。
    R-ACEエアホイスター>は特に「TACTICAL TRY DECK」への収録もあり、そちらも意識した緩和になります。
    同じく<フュージョン・デステニー>も「TACTICAL TRY PACK」収録【HERO】の重要なカードで、縛りはあるものの初動ですらあるため枚数が増えるのはありがたいですね。
    まとめ
    改訂全体での総括としては、あまり環境自体は変わらないかなといったところ。

    影響があるとすれば【M∀LICE】ですが、基幹ギミック自体は健在なためパワーは変わりませんが、<召命の神弓-アポロウーサ>が禁止されたことで「パワーダウンした」と感じて離れる人は多そうで、その観点では数を減らすものかと思われます。
    環境トップは日本選手権でも結果を残した【K9VS】【ヤミー】の2テーマであることは疑いようがなく、特に後者は間接的にすら何も規制されていないため、数が増えるかもしれません。
    緩和カード関連ですぐに増えるデッキはなさそうですが、【HERO】はファンが多いこともあり、ある程度使用する層はいそうです。
    個人的感想としては<魔獣の懐柔>などの【ヤミー】関連カードぐらいは規制してもよさそうだなと思っていましたが今回はスルーとなり、逆に次改訂が若干怖いまであります。
    新弾が出れば多少環境に変化はありそうですが、それまではこのままの環境に付き合って行く必要がありますね。

    今回の記事はこれで以上になります。
    ありがとうございました!

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