【3ページ目】メカヲタ | 遊戯王 OCG | トレカ通販・買取ならカードショップ -遊々亭-

【3ページ目】メカヲタ | 遊戯王 OCG

遊戯王 OCG 遊々亭Blogです。遊々亭一押しのプレイヤーさん達による攻略情報やゲームに関する様々な情報、担当のおすすめなど、遊戯王 OCGに関する情報を配信していきます。Twitterでも情報配信中です!
遊々亭@遊戯王 OCG担当アカウント@yuyutei_yugioh 遊々亭公式アカウント@yuyuteiNews

メカヲタ アーカイブ

タイトル一覧へ ≫

封印されしエクゾディア採用【マテリアクトル】デッキ紹介

    posted

    by メカヲタ

    封印されしエクゾディア採用【マテリアクトル】デッキ紹介
    みなさんこんにちは、メカヲタです。
    今回は「ALLIANCE INSIGHT」で登場した「マテリアクトル」の新規カードを採用したデッキを紹介します。
    普段の競技シーンとは離れたカジュアル向けのデッキ内容になりますが、ぜひお付き合いください。


    「マテリアクトル」について
    まずは「マテリアクトル」というテーマについて軽くご紹介します。
    元々は海外版「Blazing Vortex」、日本では「WORLD PREMIERE PACK 2021」にて登場したテーマですが、登場時点で属するカードが2枚のみであり、3年半以上に及ぶ月日の間に登場したのは、名前だけは持つもののテーマとして関係のない<原質の円環炉>1枚のみという、過去どのテーマよりも不遇と呼べる、デッキとしての形を成さないレベルでした。

    SUPREME DARKNESS」にてようやく5枚の、デッキ構築するうえで方向性とも呼ぶべき新規カードを得たことで【マテリアクトル】として再誕しました。

    その後、この手の強化にありがちな2弾連続強化が今回の「ALLIANCE INSIGHT」新規の2枚で、環境レベルで活躍できるとは言い難いものの、デッキとしてできることが増えつつ特色を伸ばし、全体としてまとまりあるテーマに仕上がりました。

    レベル3のドラゴン族で構成された「マテリアクトル」は、通常モンスターを絡めながらランク3を成立させ、そのX素材を手札に回収できるのが特徴的で、X素材を補充しながら好きなカードを回収し、増やした手札を打点に変換して戦います。
    デッキトップを操作しながら素材化し、回収したカードを使って再展開するさまはまさに"永久機関"で、モチーフを「原子炉」と「永久機関」とするこのテーマにピッタリな動きといえます。

    新規カード紹介
    それでは今回の新規カードをご紹介します。

    プリマ・マテリアクトル
    初のカテゴリに属する通常モンスター。
    ペンデュラムモンスターでもあるため実質的に効果持ちのバニラで、かなり使いやすくなっています。

    ペンデュラム効果は2つあり、1つはXモンスターの打点バフ。
    フィールド全体のX素材×100と一見微妙な数値ですが、参照がフィールド全体なため複数体のXを並べることで上昇値が上がること、「マテリアクトル」自体がX素材を増やすことに長けていることから、無視できない上昇値を叩き出します。

    もう1つが自身を「マテリアクトル」のX素材とし、ドローする効果。
    強力なXモンスターである<マテリアクトル・エクサガルド>は素材を2枚回収する効果を持ちますが、回収するうちの1枚は「マテリアクトル」を含む必要があり、回収し続けるといずれ枯渇するのが問題でした。
    しかし、<プリマ・マテリアクトル>は自身を回収する種として素材供給しながらドローブーストすることができ、回収後も同じ動きをすることで毎ターンの回収を安定しつつ手札を増やしにいけます。

    テーマ内カードによるデッキトップの並べ替えも合わせると制約のない<金満で謙虚な壺>レベルの働きをしてくれ、非常に強力な効果です。
    「マテリアクトル」のことを理解した、素晴らしい新規といえます。

    原質の炉心貫通
    3つの効果を持つフィールド魔法。
    発動時にデッキトップ6枚をめくり、順番を操作できます。

    また、1500LPを払うことでレベル3通常モンスターに「マテリアクトル」Xを直接重ねて召喚でき、1体分の素材を軽減してくれます。
    通常モンスターへのアクセス手段は豊富なため、軽減することで残った別のレベル3モンスターを、ほかのランク3へと充てやすくなります。

    最後の効果はXモンスターの召喚成功時にデッキトップを「マテリアクトル」Xの素材とする効果。
    自身の効果によるX召喚はもちろん、「アーマード・エクシーズ」系統の連続ランクアップでもターン1なく素材を補充できるため、大量の素材を供給することが可能です。

    どれもそこそこの効果ではあるものの、発動時点でアドバンテージを得られない「そこそこ」の効果止まりであり、<原質の炉心溶融>という素晴らしいカードがある現状では優先順位が低いのが残念なところ。
    並び変えが発動時だけなのも劣る点といえます。
    もちろんこのカードの利点もあり、フィールド魔法であるためあちらと競合しないため、1枚置いておけば素材化のブーストができるともいえます。
    前述のとおり素材を軽減してX召喚できる点はかなり有用なため、それを活かして戦いたいカードですね。

    それでは、これらの新規カードを採用した【封印されしエクゾディア】との混成である【マテリアクトル】の構築を紹介します。


    【封印されしエクゾディア】混成【マテリアクトル】紹介
    封印されし原質炉
    プレイヤー:メカヲタ

    上記のデッキレシピのメインデッキに「ダークシェイド」1枚を加えた40枚構築となります。


    デッキの方向性として「マテリアクトル」モンスターらでランク3を成立させ、<原質の炉心溶融>や<原質の炉心貫通>の魔法カードの効果で山札からX素材を補充、X素材となった「封印されし」モンスターを<マテリアクトル・エクサガルド><マテリアクトル・ギガヴォロス>などの効果で回収して特殊勝利を狙います。
    「マテリアクトル」以外にも、ランク3ギミックとして<SRベイゴマックス>+<SRタケトンボーグ>、<魔界発現世行きデスガイド>を採用、それに伴って風属性・悪魔族と対応した通常モンスターの《ダークシェイド》も投入しています。
    万一<プリマ・マテリアクトル>がペンデュラムモンスターのためフィールドから除去を受けEXデッキに加わってしまっても、《ダークシェイド》を蘇生するなどしてギミックを途切れさせずに盤面形成が可能です。
    プリマ・マテリアクトル>は1枚を素材に、1枚を発動して打点補助に充てるため2枚採用。
    また素材化以外での「封印されし」の回収手段として<ブレイク・ザ・シール>を採用し、それを素材からセットできる<原質の円環炉>も採用しました。

    プリマ・マテリアクトル>自体はテーマに属しているためアクセスは容易で、<ブレイク・ザ・シール>がない時でも<成金ゴブリン>、<原質の炉心溶融>と優秀なカードに触れるため取り回しのいいカードです。
    ブレイク・ザ・シール>は2枚をコストにする必要性から次のターンも効果を使いまわすためには3枚発動する必要があり、<原質の炉心溶融>との競合に注意が必要です。
    原質の炉心溶融><原質の炉心貫通>それぞれの6枚という射程の広さから狙ったカードを素材化することが容易で、並べ替えたうえで<成金ゴブリン><エクシーズ・アーマー・トルピード>の効果でドローすれば実質サーチにもなります。

    「アーマード・エクシーズ」カードも複数採用しているため連続して効果発動・X召喚が可能で、それぞれの素材化効果の複数発動も簡単にできます。
    これらの効果で素材を補充しつつ相手の攻撃を耐え、「封印されし」モンスターを回収して勝利を掴みます。
    また「エクゾディア」による特殊勝利以外にも、ギミックが回っていると素材・手札の枚数がすごいことになるので、<マテリアクトル・ギガヴォロス>を複数並べつつ<プリマ・マテリアクトル>を発動し、殴り勝つことも狙えます。
    手札枚数5枚、X素材が合計10枚の<マテリアクトル・ギガヴォロス>2体の盤面でも総打点は8000になり、見た目以上の脳筋プレイもできるため特殊勝利とは違った快感も得られ、爽快感のあるデッキです。
    「マテリアクトル」の素材化と回収というギミックは「封印されし」以外でも応用が利くギミックで、<マテリアクトル・エクサガルド>から<マテリアクトル・ゼプトウィング>を経由して<プリマ・マテリアクトル>に繋ぐことでランク3ギミックから盤面を作る再現性の高い点も魅力的で、<マテリアクトル・エクサガルド>の回収に付随するバウンスが自分のカードも対応範囲なことから特定のカードの使いまわしにも長けるとかなり優秀なカード群です。

    デッキ内の特定のカードへのアクセスを早めることができるので多くのカジュアルデッキで採用でき、デッキ構築の幅がある魅力的なテーマです。
    今回は「封印されし」に着目してみましたが、ぜひみなさんも色んなデッキに組み込んでみてください。

    ありがとうございました。

[ALIN] デッキ紹介「@イグニスター」採用【M∀LICE】

リミットレギュレーション(2025年1月)

    posted

    by メカヲタ

    リミットレギュレーション(2025年1月)
    みなさんこんにちは、メカヲタです。
    今回も恒例の、レギュレーション改訂をみていく記事になります。


    禁止カード
    まずは禁止カードから。

    今回は<深淵に潜む者>1枚の指定となりました。
    長きに渡り汎用ランク4として使われてきただけに衝撃ですが、<ライゼオル・デッドネーダー>に耐性のあるデッキが軒並み<深淵に潜む者>で無力化されることを考えると妥当なのかもしれません。
    何より「発動できない」系の効果は公式も警戒しているためか、禁止化はやむを得ないといった感じ。
    影響としては前述の墓地利用系デッキ、特に【烙印】系統が対抗できるようになる点があるのと、「フリーチェーンで素材を切れる水属性であり、妨害としても機能する」ことで採用されていた【海皇水精鱗】が弱体化されることなどがあります。


    制限カード
    続いて制限カード。

    規制強化が<アーティファクト-デスサイズ><エクス・ライゼオル><封印の黄金櫃><闇の誘惑><御前試合>の5枚、緩和が<サイバーポッド>1枚です。

    個人的願望として<エクス・ライゼオル>の制限化は望んでいましたが、4ヶ月とあまりにも早い規制に正直驚きがあります。
    それほどまでのパワーを持つカードであることは間違いないので、運営側もそれを把握しているということでしょう。
    単純な【ライゼオル】の初動であることはもちろん、<メレオロジック・アグリゲーター>を絡めた後手性能の高さ、<蝕の双仔>による盤面再建、なにより1枚から自己チェーンを組んで効果を通せる点でありえない程に強く、【ライゼオル】を環境トップたらしめた理由にもなるカードでした。
    他のレベル4ギミックによって【ライゼオル】自体のリペアは可能なものの、妨害踏破性などでパワーは格段に落ちることは間違いありません。

    【M∀LICE】の初動とも言うべき2枚のカードも規制されていますが、運営としてはそれほど【M∀LICE】を重くみたのでしょうか。
    封印の黄金櫃>は、追加される「征竜」の新規カードも控えているため予想外でした。
    1月末に迫る新弾で相性のいい「@イグニスター」が収録されることもありますが、ネーム持ちの新規カードが実装されるフラグともいえるかもしれません。
    アーティファクト-デスサイズ>は次回禁止化するという事前通告のようなものでしょうか。
    採用枚数としては1枚で十分なため、即座に環境には影響しないでしょう。

    御前試合>は永続系規制の一環であり特に言うことはなし。

    緩和組の<サイバーポッド>も現環境に影響を与えることはないでしょう。
    準制限カード
    そして準制限カード。

    規制強化が<時空の七皇>、緩和が<EMモンキーボード><クロノグラフ・マジシャン><真竜剣皇マスターP><メタモルポット><強奪><十二獣の会局>です。

    時空の七皇>は【ライゼオル】規制の一環で、またそれでなくとも、縛りを気にしないのであれば広汎なサーチカードとして扱えるものだったため順当。
    エクス・ライゼオル>本体の規制ももちろんですが、<アイス・ライゼオル>との択になるカードが多いことも安定感や貫通力に繋がっていたため、予想の範疇の規制ですね。
    緩和組はどれも現環境で使われていないカード群で、緩和も驚きはありません。


    制限解除
    最後に制限解除となるカード。

    イーバ><ダイナレスラー・パンクラトプス><D-HERO ディアボリックガイ><M.X-セイバー インヴォーカー><竜剣士ラスターP><ピュアリィ・デリシャスメモリー><烙印開幕>の7枚。

    現環境で使われているデッキが即座に強化されるようなものはありませんが、ある程度環境への影響度はありそうなカード群です。

    特に<深淵に潜む者>の禁止によって追い風となる【烙印】は、<烙印開幕>で純粋に強い初動が増えることになるため、環境の一角になるのではないでしょうか。
    ダイナレスラー・パンクラトプス>も、かつて誰もが使った汎用カードがそのまま帰ってきたとなると、カードパワーの全体的な底上げを感じさせます。
    今後の環境
    これらのカードを踏まえた今後の環境について。

    まず【ライゼオル】は大幅に弱体化し、間違いなく数を減らすと思われます。
    使えなくはない、ある程度パワーを有するデッキだとは思いますが、【ライゼオル】自体が回していて爽快感のあるデッキ、ではないことも減少に拍車をかけることになりそうです。
    【M∀LICE】は新弾も込みで過剰に警戒されている感はあり、こちらも若干立ち位置は厳しくなります。
    ただ、新弾で【サイバース】系統の強化が確定しており、また通例に従うと「M∀LICE」側の強化もおそらくあるため、そちらに期待です。
    「EM」や「竜剣士」のギミックを使う【ペンデュラム】系統のデッキにも舞い戻ってほしいところではあるんですが、現環境の「展開デッキでもスロットを有し、1枚初動と汎用で戦う」環境ではさすがに厳しいでしょうか。
    あとは前述の通り、【烙印】や【融合GS】も一定数シェアを伸ばしそうです。
    前環境から引き続いて立ち位置がよさそうなのは【メメント】と【青眼】ですが、前者はいきなり使用者が増えないタイプのデッキであり、後者は今後増加しそうな「展開系」デッキに若干不利な面があるため、分布は大きく割れることになりそうですね。

    今回は以上になります。

    ありがとうございました。

遊戯王OCG強化買取カード紹介!!(11/29)

by -遊々亭- 遊戯王担当

READ MORE

「YCSJ OSAKA 2024」大会レポート

by メカヲタ

READ MORE

遂にここまで強くなったか!ジェムナイトデッキ紹介

by にだいめ

READ MORE

[SUDA] デッキ紹介【マテリアクトル】

by Hearth

READ MORE

[TW02] デッキ紹介【魔轟神】

by 鳩鷺

READ MORE