
今回は、月刊コロコロコミック9月号で収録された、コラボふろくマリレーン×ダウナーお姉さんのマリレーンのデッキを紹介したいと思います。
まさかのカレーやカートン買いまで話題に組み込んでくれた、ダウナーお姉さんは遊びたいとのコラボカードである、<イメージしろ!マリレーンとのチェキ会を! ダウナーお姉さん>が登場したことによりクイックスタートデッキ組で強化が遅れたマリレーンが、かなり強化されました。
まずはデッキレシピからです。
デッキレシピ
グレード0
計16枚
そもそもマリレーンとは
クイックスタートデッキでリリカルモナステリオ枠として収録されたのが、マリレーンというデッキです。クイックスタートデッキらしいCB1で同名をサーチする能力を携え、アタック時にエネルギーを支払いRバウンスとコールを行い、アタック回数を伸ばす効果になっています。
やってること自体ペルソナ札のサーチと、アタック回数の増加で概要としては強化なV効果を持っています。
しかし、2024年1月の商品流石にここまで時間が経過すると、Vのみの強さはそこまでと感じてしまいます。
そんな現代ではありますが、クイックスタートデッキの軸は定期的に強化が行われており、色んなカードが追加されています。
メインアタッカーである、<レスピーノ>のを補助する効果を持ちながら、ドロップから蘇生ができる<HappyInfluencer ラーシア>であったり、<圧倒的ファンサ ウェイミィ>による追加の1回アタックが可能になり、<真心を込めて パニエラ>ではVがグレード3にならないといけない、という遅さこそあれど5枚見てグレード2以上のサーチが行えます。これによりレスピーノやウェイミィなどの必要なパーツのサーチが行えます。ブースト終了時にはソウルを増やしながら、ブースターをスタンドさせてパワーの増強も行えます。
並べてみると様々な強化が行われているのが分かると思います。他にも便利なユニットも存在しますが、紹介も程々にして次に行きます。
現状のマリレーンの問題点としては、サポートによる強化こそあるものの、V自体の強さは改善が行われていない。
ペルソナサーチはできるが、手札に既にペルソナ札がある場合はR用のアタッカーとして活用することはできるぐらいの山札圧縮効果となってしまう。
最大5回のアタックが行えるデッキではあるが、パンプ効果はそれなりにはあるがまだまだ火力面で多少の不安がある。
デッキの構築次第ではあるが、エネルギーやカウンターが不足しがち、といった問題点が挙げられます。
そんな中、今回のダウナーお姉さんを見ていきましょう。
イメージしろ!マリレーンとのチェキ会を! ダウナーお姉さん
今回の<ダウナーお姉さん>を見たとき、「そういう強化の仕方があるのか」と感心した記憶があります。効果としてまずV/山札/ソウルにてマリレーンとして扱います。
ドレスアップのような能力を持ち、これにより通常のマリレーン同名サーチ能力で山札からサーチが可能になります。
ドレスアップと書いてあれば<煽る小悪魔 ウィルシャ>が活躍してくれたりするのですが、流石にマリレーンがドレスアップした訳ではなくダウナーお姉さんがマリレーンとチェキ会してるだけなので致し方ない所となります。
この効果により、手札に既にマリレーンは抱えてるからこれ以上サーチしても!という盤面に置いてもダウナーお姉さんをサーチするという選択肢が選べるようになったのです。
そして次の効果はマリレーンのアタック終了時にSB2をして、手札からライドします。
ドライブチェックは1になってしまいますがペルソナライドを行っていれば単騎23000でのシングルドライブが奇襲してくることになります。
念の為補足ですがマリレーンからマリレーン(ダウナーお姉さん)にライドこそしていますが、ライドフェイズのライドではないのでペルソナライドはこのタイミングでのライドでは誘発しません。
世間では、<ユースベルク>の持つレヴォルドレスとも言われています。マリレーン自体のVスペックが足りない?では私が何とかしようと活躍してくれるダウナーお姉さん非常に助かります。メガネ外してカッコいい演出とかもしてくれそうです。
まだまだ効果を持っておりソウルからの起動効果で、自身をバインドすることにより前列5000パンプとペルソナライドを行っていれば、カウンターかエネルギーを回復します。
この能力もかなり革命的です。
ソウルからバインドされるのでソウルをかなり使うマリレーンでは少々ネックであるものの、それには見合った効果を備えています。
前列のアタッカーの火力が不足しがちなマリレーンですが、ダウナーお姉さんにより火力を上げてもらえるだけでなく、ペルソナライドしていればコストの回復が行えます。
コストの回復がカウンターかエネルギーが選べるのがまた優秀で、エネルギーをも補助する能力を持つラーシアが絡まず、エースユニットでエネルギーを使った場合、マリレーンのEB4の特性上先行でのエネルギー枯渇が問題になってしまう場合があります。
そんなエネルギー問題を解決してくれるのが、ダウナーお姉さんです。また、カウンターもバンバン消費するので基本的にはカウンターを回復してくれる能力として使うことが多くなります。
ちなみにダウナーお姉さんはバインドされます。
グレード3がバインドされる!これは白翼デッキ!<虹映える翼 エリムエル>の出番だ!となったファイターさんもいらっしゃるかもしれませんが先日のファイターズルールの更新があります。
カードファイト!!ヴァンガード総合ルールより、
14.43.3. `(白翼/黒翼)―(能力種別アイコン)(効果)'は`(能力種別アイコン)あなたのヴァンガードが「アレスティエル」を含むなら、(効果)`を表します。
といった内容に変更されました。
これにより自分のヴァンガードが「アレスティエル」を含まない場合、バインドゾーンにカードがあったとしても、白翼と黒翼はどちらも有効条件を満たさなくなりました。
枠があればライドラインにアレスティエルを仕込み翼を授けたり、FL∀Mme-Gやシャルモートに翼を授けたり色々と楽しんできましたが、今回無事卒業となります。
バインドという行為が同一カードを複数回使用しない為の措置であるはずが、他のテーマが割り込むメリットに繋がる状態であったので、その辺りしっかりとテコ入れしてくれたのはルールの整備としてはありがたい所であります。
白翼、黒翼はアレスティエルで正しく楽しみましょう。そもそも最近のアレスティエル強化自体Vにアレスティエル名称を必要としていたので、順当なルール整備であったと思います。
と大きく話が脱線してしまいましたが、今回のダウナーお姉さんコラボカードかなり効果が盛り込まれており、マリレーンがかなり強く使えるようになります。
<ウェイミィ>込みでの5パンがまさかのVアタックの追加により6パンになったり、コストを回復してくれたり同名サーチの補助をしてくれたりと、とりあえず盛れる効果盛りましたと、ダウナーお姉さんの遊びたい欲を存分に発揮する良いカードだと思います。
ちなみに<ライド><ライン>を<ウィリスタ>にするとライドライン効果でソウルにダウナーお姉さんを仕込み先にマリレーンにライドした場合でもソウルからダウナーお姉さんの起動効果を発動してコスト回復こそできないものの、前列をパンプして奇襲が狙えたりします。
他の汎用カードについて
小悪魔的メソッド ヴァレフル
今回のソウル補充手段として<ヴァレフル>を採用しています。ソウルに関してはウィリスタライドラインでガッツリとソウルを補充するのが安心感がありますが、今回は純ライドラインしており、その辺りも活用する為のヴァレフルとなります。
<ロリカー>のライドされた時の効果でヴァレフルをコール、サーチをすることによりソウルが2枚増えることになります。
また相手が2点を入れてくれた場合は、2ドローまで行えます。
ランダムソウルチャージなので<ダウナーお姉さん>がソウルインしてくれる事もあったりして、最大値も増えていきます。
ソウルでダウナーお姉さんは<マリレーン>として扱われるのでヴァレフルのV同名がソウルにあると5000パンプされたりしたり、何かと噛み合いが良かったりもします。
2面にヴァレフルを置いてカウンターを使い切ってしまうと相手にR殲滅でカウンターを止められることもあります。
しかし、このデッキでのカウンター使用用途としてはマリレーンの同名サーチや<ウェイミィ>の追加アタックであり、ソウルを使ってレヴォルドレスするダウナーお姉さんの動き関しては、ソウルしか使わずそれなりのアタックが行えるようになっています。
ラーシアにより<レスピーノ>のドロー効果をノーコストで行えるようになっているのも、強みだと思います。
ウィリスタのライドラインも強いですが、ヴァレフルでの奇襲能力の高さや、相手が退却効果を持っていなければ守護者を盤面に置いて、守護者を手札に加え次のターンに<ルイーズ>効果でRの守護者を回収する動きもできたり、何かと小回りが効くので純ライドラインも結構オススメです。
ソウル管理がかなりシビアにはなるので、ソウルに入る前トリガーも活用しつつうまく立ち回っていきたい所です。
随喜竜 プリストロ
他の汎用として<プリストロ>も採用してみました。<パニエラ>やライドコストで手札を捨てる時には、<ラーシア>を捨てるのが候補でありますが、他にも何かないかと思いプリストロに白羽の矢が立ちました。
手札から捨てるとソウルを使うものの、盤面にやってきてくれ、Rバウンスが行われていると10000ブースターになります。
最大のバリューとしてはマリレーンライドターンに手札コストとしてプリストロを捨てます。プリストロがドロップからV裏にやってきて、ライドラインの<ルイーズ>効果で盤面をバウンスしプリストロのブースト条件を満たします。
マリレーンをプリストロでブーストしながらアタック、<ダウナーお姉さん>にライド、その後Rからアタックしてパニエラのブーストによりプリストロをスタンドさせます。
ダウナーお姉さんアタック時にまたプリストロでブーストを行う、といった動きが狙えます。
これ以外の場合、Rバウンスはマリレーンのアタック時効果ぐらいで、マリレーンのブーストはできずダウナーお姉さん専用のブースターにはなってしまう点が多少ネックではあります。
しかし、ダウナーお姉さん13000+ペルソナ10000+ダウナーお姉さんバインドによる5000+プリストロの10000ブーストにより38000シングルドライブが行えます。
効果前での20000+トリガーユニットでのガード値15000をガーディアンに出しても1枚貫通になってしまうので、要求としてはかなりやらしいラインを付けています。
<前トリガー>も4枚入っており相手目線甘えが許されない状況を押し付けれていけるいいブースターだと思います。
さて、今回はダウナーお姉さんにて強化されたマリレーンのデッキを見ていきました。
1枚の強化でかなりデッキとして鍛え上げられ強力になっています。
ちなみに、<ヴァレフル>に関しては、9/26発売のダウナーお姉さんは遊びたい 2ヴァンガード特別カードつき特装版にてダウナーお姉さんイラストでのヴァレフルが収録されるので、そこで絵柄を揃えたいです。
なお、特装版でないとヴァレフルは付いてないので予約や書店での購入時には注意してください。
今回は以上となります。ありがとうございました。