
今回は、超勇爆裂にて収録されたコラボテーマである勇気爆発バーンブレイバーンからスペルビアのデッキを紹介したいと思います。
前回はブレイバーンのデッキやそもそものブレイバーンについて軽く触れているので、前回の記事も見ていただけるとありがたいです。
なお今回のブレイバーンの記事でもブレイバーンのアニメ本編の内容に関して軽く触れる部分もあるので、少しでもネタバレをされたくない!という人はブレイバーン本編を見てから読んでくださると幸いです。
行くよ、オジサマ!
デッキレシピ
ライドデッキ
計5枚
グレード2
計11枚
グレード1
計15枚
グレード0
計16枚
有機生命体 ルル / 侵略する機械生命体"デスドライヴズ" スペルビア
そんなわけで今回紹介するルルとオジサマことスペルビアのコンビです。FVであるルルからスペルビアにライドするとスペルビアがルルをソウルから吐き出します。
そしてスペルビアはブーストを許可してくれません。
これは原作再現として初期のスペルビアはパイロットを乗せない=グレード1のパイロットのブーストを行えないという再現に仕上がっているような気がします。
ルルがソウルから手札にいった分もソウルチャージしてくれるのでソウルが減るどころか結果的に増えてくれます。
そしてグレード2の<振りかざす激情"デスドライヴズ" スペルビア>へとライドを行なうことで、ルルをパイロットと認めてソウルに入れてくれます。
ついでにブレイバーンお得意のオーダーゾーンへトークンを生成します。
魂奮わす鍔迫り合い
スペルビアのセットオーダーは推して参る効果を持つオーダーになります。<結成!ブレイブナイツ!!>はドロップからTSをエネルギーを消費して供給する効果でした。<鍔迫り合い>ではドロップから未来のヒーロー ルルをコールできます。
また、他の効果としてグレード3のスペルビアのアタックがSB1すると追加で前列のR1体と追加でアタックする効果になります。
相手の効果で選ばない系統の効果に対しては貫通できませんが、相手のユニットとバトルして退却させるという優秀な盤面除去効果を付与できます。
<黄金陽光の実>や<彼方>へはアタックがヒットした場合は、効果ではないので退却してしまいます。しかし、鍔迫り合いはそもそも選んでバトルをする必要があり、そもそも選ぶことができない彼方へ等の効果によりアタック対象として選べないので結果的にRの退却は行えないので注意しましょう。
バトルフェイズ開始時に鍔迫り合いの効果を発動する事になります。これによりインターセプトも封じているので先にRからアタックしたとしても、インターセプトにてVがアタックする前に盤面から消しておく、といった戦術を防いでくれているのも良い所です。
ちなみにこのコストはSB1を支払うことで行えます。あとでまた触れますので頭の片隅に置いておきましょう。
未来のヒーロー ルル
<鍔迫り合い>からコールできるルルです。例えばライドコストして捨てられるとCB1で<Allied Task Force>をサーチできます。
このデッキでのAllied Task Forceはかなり重要な展開札なので、このサーチがかなり染みます。
そしてメインの効果として自身をレストしてRに5000パンプを行います。
また、同じ列にいるスペルビアを選択していればスタンドしてブーストに参加できるようになります。
そして、相手のVがグレード3以上ならスペルビアアタック時の鍔迫り合いで選べるのが2体に増えます。
実質相手の前列全てとバトルができるようになり、除去範囲がかなり広がります。
我が道を征く"デスドライヴズ" スペルビア
そしてグレード3のスペルビアに到達します。ソウルに<未来のヒーロー ルル>があり、相手のVがグレード3以上だとパワー+5000されます。
この効果は相手ターンも有効な為、Vのパワー上昇により攻めも守りも強い効果になります。
そしてアタック時の効果で、「ルル」を含む勇気爆発バーンブレイバーンのRを1枚ソウルに置くと、パワー+5000とドライブ+1を行います。
ルルが用意できればいいので先攻3ターン目からトリプルドライブが行える効果です。
バーンブレイバーンといいトリプルドライブの目白押しです。
まだまだ効果があり、CB1することで、縦列を1つ選び、その縦列の勇気爆発バーンブレイバーンのRすべてをスタンドさせます。
これによりVのトリプルドライブとRスタンド全てがVに搭載されており、Vの圧も高めながら連パン回数を伸ばしていく事ができます。
ブレイバーンの色んな形態に変化しながらアタックできる多彩さはないですが、<鍔迫り合い>の効果含めて安定したアタックと防御面の硬さが特徴です。
ちなみに鍔迫り合いでEB3でドロップからルルを蘇生、バトルフェイズ開始時にSB1で前からソウルに入ってたルルをソウルブラストします。そしてスペルビアアタック時にRのルルを吸収します。こうすると一番効率良くルルを活用しながら立ち回る事ができます。
なお、ルルをソウルから射出しまくり、新しいルルをソウルに入れて使うというのは本編視聴者からするととんでもねぇ所業なのが理解していただけるとは思います。
これはFVの<ルル>ではなくグレード1の状態のルルなので恐らく大丈夫なのでしょうか。
荒躙怪獣 メガグラーゴ
ひとつだけブレイバーンではなく謎の怪獣にサポートをしてもらっています。スペルビアは比較的カウンターを消費するテキストを多く使いかつ、長期戦も視野に入れるデッキです。なのでカウンターがなく息切れをすることもしばしばあります。
そこで<メガグラーゴ>をV裏に置いて活躍してもらいます。
メガグラーゴでブーストしたスペルビアで推して参ると最大で3か所バトルがヒットすることになります。すると不思議なことにメガグラーゴ効果でカウンターが3回復します。
相手からしてみればRが退却するし相手にカウンターを回復されるしと、踏んだり蹴ったりな展開へ持って行くことができます。
グレード2のスペルビアがカウンターを使いドローしつつ前列パンプを行える便利な効果を持っています。しかし、カウンターの消費が激しくそこまで多くの回数を使うことが厳しい状態があったりします。
そんな中、メガグラーゴのブーストアタックがヒットしてしまえば、Rのスペルビアアタック、カウンターを支払い効果発動、Vのスペルビアでアタック、カウンターを支払いRのスペルビアをスタンド、またRのスペルビアでアタック、カウンターを支払い効果を発動。といった感じで1ターンにカウンターを3つも使う運用も問題なく行えることができます。
ヴェイズルーグのデッキでメガグラーゴを入れて、<ロズトニル>の多面アタックに際してメガグラーゴを添える構築もあったりするので、今後ブラントゲートのデッキを組む時には一度メガグラーゴが入るか検討するのもいいかもしれません。
まことの命"デスドライヴズ" ヴェルム・ヴィータ
スペルビアのビックリドッキリメカ要素としてこのカードが挙げられます。デッキに1枚しか入れられない特殊なカードでドロップから効果を発動するグレード4という、イロモノ感満載の効果をしています。
つまるところ6点目のダメージチェックで治や超がめくれず敗北が決まろうとした瞬間に割り込み、ドロップからこのカードがVに乗るという処理を行います。
これにより敗北条件が書き換わりこのファイト中、あなたのダメージゾーンでの敗北は7枚になります。
なのでダメージチェック中のカードはそのままダメージゾーンに置かれ6点の状態ではありますが、敗北を回避します。
なお例えば5点の状態から2点ダメージを受けたとします。
1点目のダメージチェックでノートリガーで<ヴェルム・ヴィータ>が誘発し、Vの変更及び敗北条件の変更が適応されます。
効果処理後にもう1点のダメージ処理は行われるので、そこでノートリガーなら7点目を受けてファイトに敗北します。あくまで1点の延命を行なうだけなのでダメージ自体をキャンセルするという効果ではないので注意しましょう。
また<ブラグドマイヤー>のディヴァインスキルを受けたとしても、V自身や、ファイター自身の能力ではない、"このファイト中、あなたのダメージゾーンでの敗北は7枚になる"という効果は失われず、6点の状態でも敗北するわけではありません。
ただVがスペルビアではなくなるので、<未来のヒーロー ルル>といったVがスペルビア指定の効果を使えなくなるので誤って使わないようにしましょう。
そしてもうひとつの効果として、アタックした時、ダメージゾーンが6枚以上なら、CB1することで、あなたと相手の、Rすべてを退却させます。
最終兵器らしい万物を破壊するとんでも効果を備えています。
普通に自分の盤面も持ってかれるのでドライブチェックで出るトリガーが無駄になったり、こっちの盤面展開が厳しくなることもあるので無計画に発動するにはリスクのある効果になっています。
ドロップからいきなり敗北を回避する特殊な効果で、使っていてかなり楽しい体験ができるシステムになっていると思います。是非とも「私は、死にたくありません」と言いながらドロップから効果を発動しましょう。
7点が敗北条件になるのは7つの大罪に合わせての調節なのか、ヴェルム・ヴィータが出てくるという演出に合わせてなのかその辺りは諸説ありそうです。
さて、今回は新しく収録されたブレイバーンのスペルビアのデッキを見ていきました。
ブレイバーンに比べて常にド派手な演出がある訳ではないです。しかし、常にVが5000パンプされたりトリプルドライブが行える安定感はかなり響いてきます。
またドロップからいきなりグレード4が飛んでくるトリッキーな動きができたり、スペルビアにはスペルビアの良さがあふれているいいデッキだと思います。
ブレイバーンのデッキはどちらもファイトで盛り上がる演出が用意されており、本編を知らない人でも特殊な動きが面白かったり、本編を知ってる人には「まさかこの動きはアレを再現してるのか!」となったり回していて楽しいデッキになっています。
是非ともブレイバーンを知っていても知らなくても、この新しい体験ができるブレイバーンのデッキを組んでみて欲しいです。
今回は以上となります。ありがとうございました。