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第8回 あなたにストーンギフト!「大会レポート(4) リーフィアVMAX」

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    by もっさ

    第8回 あなたにストーンギフト!「大会レポート(4) リーフィアVMAX」
    ごきげんよう、もっさ(@Mawssa2000)です。
    今回は少し前になってしまいますが、CL愛知の前日に行われましたオンライン自主大会(定員72名)の大会レポートです。
    予選5勝0敗で1位通過、決勝トーナメント3回戦で敗北し、ベスト4という成績でした。使用したデッキは、<リーフィアVSTAR>の登場により強化された<リーフィアVMAX>のデッキでした。
    大会にはCL直前ということもあり、日本代表経験者や海外の強豪プレイヤーも多く参加しており、その大会でこのような成績を残せたことを嬉しく思います。
    レギュレーションに関しては海外に準拠しているので、かがやくポケモンやツツジなどは未実装の環境になります。

    現状リーフィアVMAXは日本でも海外でも現在あまり使われていないデッキかと思います。その一番大きな理由は<ミュウVMAX>に大きく不利をとることが挙げられます。
    最近では対策として<スピアー(いってんばり)>を採用しているレシピも散見されますが、<マスタード いちげきのかた>を使用した際の5枚ドローで基本草エネルギーを引かなくてはならず、他の対面における安定感欠如にも繋がるため、相性差を覆すには至らないと考えています。

    その中でこのデッキを使用した理由は、「逆にミュウ以外にはかなり戦えるから」でした。
    VSTAR環境に移り変わる中で、<リーフィアVMAX>は<こだわりベルト>をつけることでかなりVSTARの処理に長けていることや、昨今増加している特殊エネルギー入りのデッキに対応した<ジュラルドンVMAX>デッキにもめっぽう強いことが強みと言えます。<ヒスイダイケンキVSTAR>にも弱点をつくことができますね。
    対ミュウの勝率は4割程度でも他のデッキに対して負けない試合をできれば、優勝はできなくとも高い順位をとれるのではないかという仮説を実証すべく、今回使用を決めました。
    CLにおいて考えてみても仮に「ミュウVMAX」の使用率が30%あったとして、予選9試合で「ミュウVMAX」に当たるのは確率的には大体3試合弱となります。CL完走を目標とするのであれば、ミュウ以外に勝てれば達成できる可能性が高いといえるでしょう。当然上位に行けば行くほどミュウの密度は恐らく変動し、簡単な確率通りのマッチにならないことは言うまでもありませんが、完走を目指す上の一つの戦略としては悪くない手だと思います。
    また、弱点の炎タイプのデッキが、水タイプのデッキが強いために少ないことも追い風となっているでしょう。

    以下、デッキリストになります。

    デッキリスト
    リーフィアVMAX
    プレイヤー:もっさ
    スタジアム
    4

    「ミュウ以外には絶対勝つ」という目標でデッキを組んでいるので、日本環境で考えれば<マナフィ>や<キャンセルコロン>の採用が必須となるでしょう。
    インテレオン【うらこうさく】>の「アクアバレット」は極力打てる構築の方が良いと思います。昨今では<ミルタンク>も流行していますし、<オーロラエネルギー>を採用する事によって、相手側が<ガラル鉱山>を利用して<クロバットV>を縛ろうとした際に、オーロラエネルギーからクロバットVが攻撃出来れば入れ替え札を消費せずに済みます。

    マッチ内容
    詳細なサイド差は記録していなかったので省略させていただきます。


    予選 5-0 1位通過
    決勝トーナメント(16人)

    結果 ベスト4


    大会のメタゲームとしては、アルセウスの区分方法がややあいまいですが、

    7名 ミュウVMAX
    5名 アルセウスVSTAR+α
    4名 ゲンガーVMAX
    4名 れんげきテンタクル
    3名 アルセウスVSTAR+インテレオン
    3名 サンダースVMAX
    2名 アルセウスVSTAR+ジュラルドンVMAX
    以下省略。

    といった形でした。

    シェア率の一番高いデッキは<ミュウVMAX>でしたが、<アルセウスVSTAR>系統のデッキを全て合算してみると、アルセウスVSTAR系統のデッキが最も多いことが分かると思います。
    つまり結果として、ミュウVMAXをかわすことができましたが、ミュウVMAX以上にアルセウスVSTAR系統のデッキに多く当たっていること自体は特別運が良いことでもないことがわかります。運が良いことに変わりはありませんが、一つの戦略として的中したといえるでしょう。


    対戦レポートとしては、以下の3対面をピックアップしました。

    対戦レポート
    (1)予選2試合目:vsれんげきウーラオスVMAX+ガラルファイヤーV+チラチーノ 先〇
    リーフィアVMAX>の強みとして、ワザ「ダイリーフ」の対非ルールや中打点のポケモンに対する強さが上げられます。日本環境だと<マナフィ>があった方が良いですが、<れんげきウーラオスVMAX>を相手にする際は展開や相手の構築によってはマナフィが入っていたとしても必要とせず、「ダイリーフ」を連打することによって勝利することができます。
    れんげきウーラオス相手は相手がVMAXに進化してきた際に、先に<ボスの指令>でベンチから呼んで攻撃することが他のデッキに比べて効果的になります。エネルギーがついていないときには「しっぷうづき」の打点アップ条件を満たしづらくなり、<れんげきエネルギー>がついている時は相手目線で不本意な「キョダイレンゲキ」を誘うことができます。

    このマッチにおいても先攻が取れたので、「くさむすび」でポケモンVを倒してサイドを2枚とってから、「ダイリーフ」2回でVMAXを倒してサイドを3枚とり、最後にボスの指令でサイドを取り切って勝利することができました。
    れんげきウーラオスVMAXというデッキは、<チャーレムV>が入っている可能性があるので、極力瀕死に近いポケモンやHPが元から低いポケモンは場に出さずに済むならばそれに越したことはないです。それが「マナフィ」であっても同様です。

    (2)予選3試合目:vsアルセウスVSTAR+ビーダル+サンダース 先〇
    先攻でしたが、先攻1ターン目に<リーフィアV>を置けなかったために実質先後が入れ替わってしまったかのような展開になってしまいます。
    相手側はアルセウスに手貼りしたものの「トリニティチャージ」は使えなかったので、先攻2ターン目はリーフィアVを用意することと、それが極力次の相手の番に攻撃されないことを目指します。
    このデッキにおいては火力アップのためという要素が強い<ガラル鉱山>ですが、このような場面だと生きてきます。ガラル鉱山をプレイし、<あなぬけのヒモ>を打つことで相手の要求をあげ、なおかつ<うねりの扇>で特殊エネルギーを山下に戻して1ターン凌ぎます。以降、前に出てきた<クロバットV>を倒してテンポを取りました。
    相手のデッキに<サンダース【じんらいのめざめ】>が採用されていたことから、【うらこうさく】や【クイックシューター】を使うことが出来なくなってしまうので、予め<ツールスクラッパー>を【うらこうさく】でサーチしつつ、<大きなおまもり>が出てきたタイミングで<メモリーカプセル>と同時に割ることを狙います。
    アルセウスVSTAR>は一撃で倒せないと<チェレンの気くばり>で回収されてしまうので極力一撃で倒したいのですが、今回は【クイックシューター】が使えない為、<リーフィアVMAX>に<こだわりベルト>を付けて<ガラルジグザグマ>の【かんしゃくヘッド】を使いつつ一撃で倒す事を目指します。
    この際に大きなおまもりが付けられていると一撃で倒す事ができない為、<ツールスクラッパー>を上手く使うことが要求されます。よって、デッキをいじる際は2枚採用も視野に入れてよいと思います。

    また、この対面ではサンダースの影響で、【うらこうさく】から<ボスの指令>をプレイすることができないことから、<リーフィアVSTAR>の価値がより高まります。以前の<リーフィアVMAX>のデッキでは、リーフィアVを並べる必要があまりなかったですが、<リーフィアVSTAR>が実装されて以降は、特に初動の<キャプチャーエネルギー>で<メッソン>を置くかリーフィアVを置くかによって今後の試合展開が大きく変わる事が多いです。
    次のターンに<博士の研究>をプレイする場合、そして倒したい相手のVポケモンなどがベンチにいる場合、メッソンよりもリーフィアVを優先しても良い場合があります。
    この時の2ターン目の動きは実質手札をリフレッシュしつつ、【アイビースター】で相手のベンチポケモンを呼び出す事ができます。この試合においても、リーフィアVSTARを置いておいたことによって、残りサイド2枚時点で<やまびこホーン>を引き込み、リーフィアVSTARの特性【アイビースター】でアルセウスVを倒してゲームセットとなりました。

    しかし、リーフィアVMAXやミュウVMAXと対峙した際に、いまややまびこホーンは警戒される対象です。相手がベンチを非ルールのポケモンで埋めてくることも少なくありません。その際には、<セイボリー>+やまびこホーン+リーフィアVSTARのコンボによって解決を図りましょう。一見要求が高そうですが、【うらこうさく】の<インテレオン>がいれば思ったより決まる行動になります。

    (3)vsゲンガーVMAX+ビーダル
    2度マッチしたこの試合では、相手の<ハイド悪エネルギー>があまりにも重くのしかかってきます。
    ハイド悪エネルギーを1枚のみであれば、<ゲンガーVMAX>の逃げるエネルギーが重いこともあって<うねりの扇>から一撃で倒すことを狙えますが、ゲンガーVMAXに2枚ハイド悪エネルギーをついている状況だとリーフィア側からすると、かなりつらいです。
    また、ゲンガー側は遅れていた場合、<ゲンガーV>の上ワザで眠らせることも考慮すると良いと思います。
    この場合、リーフィア側の<ガラル鉱山>が自分の首を絞める展開となってしまいます。起きなかった場合、リーフィアは次のターン確定で倒されてしまいます。元々不利なマッチではありましたが、一度目とは違い二度目でお相手がしっかり修正したこともあり、敗北してしまいました。

    とはいえ、一度<キバナ>から「アクアバレット」でつなげば、その後の「ダイリーフ」で倒すことができたにも関わらず、前に出すポケモンを間違えてしまったために勝ち筋を逃してしまったので、まだまだ練度が足りない結果となりました。

    おわりに
    いかがだったでしょうか。
    大会レポート記事というのは構築紹介記事に比べて、実践段階での具体的なプランについて吸収することができるのですが、文量が多く、限定的な話が多くなり、読みづらいことも多いと思います。
    しかし、私自身こうした大会レポートから様々なことを学んだので、このような形式の記事を執筆しております。
    構築紹介であったり、「基本的な立ち回り」と称した記述であったりは大変網羅的なもので、実際に試合となった時にはその場の状況を考えて次の一手を決めなければなりません。
    そのアイデアを出しやすくしてくれるのが他人の思考だったりします。
    そのまんまいわゆる「過去問」として同じプレイングを目にしたから役だった、ではなく単純に様々なことを想定しやすくなったように私自身感じています。
    私の文章も読んでくれた方になにか良い影響があればと思います。


    それでは。

新弾デッキ紹介「オリジンディアルガVSTAR」【もっさ】

    posted

    by もっさ

    新弾デッキ紹介「オリジンディアルガVSTAR」【もっさ】
    ごきげんよう、もっさ(@Mawssa2000)です。
    今回は、新弾で登場した「オリジンディアルガVSTAR」を使ったデッキを紹介します。


    デッキレシピ
    オリジンディアルガVSTAR
    プレイヤー:もっさ
    スタジアム
    2
    エネルギー
    13


    デッキコンセプト
    新登場の<オリジンディアルガVSTAR>をがっつり使うデッキになります。
    ザシアンV>や<メタルソーサー>、<ディアンシー>などを上手に使って、盤面に基本鋼エネルギーを蓄積させつつ、VSTARパワー「スタークロノス」で追加ターンを得ながら大火力でサイドを強引にもぎ取ることを狙います。

    デッキのメインになる新弾カードについての紹介
    オリジンディアルガVSTAR
    具体的には後述しますが、どちらのワザもとても強いです。
    実質相手のターンをスキップできるVSTARパワー「スタークロノス」の効果が強いことは言うまでもありませんが、通常ワザ「メタルブラスト」についてもHPの少ないポケモンに対しては少ないエネルギーで、HPの高いポケモンに対しては大量のエネルギーで攻撃するという、広い範囲の相手に対して使いやすいワザになります。

    大火力を出すことができる点に焦点が行きがちですが、例えばHP60の<メッソン>を倒すだけなのになぜ3エネ200ダメージを出さないといけないのか、というような経験はありませんか。
    オリジンディアルガVSTAR>は鋼エネルギー1枚でメッソンを倒すことができます。こうしたHPの少ない相手には省エネで済む点も、大火力を出せる点と同様に優秀な点といえるでしょう。
    また、水タイプのポケモンがかなり強い環境なので、相対的に炎タイプのポケモンが減っているので、鋼タイプのポケモンには好都合であるとも言えます。

    デッキのキーカードについての紹介
    ディアンシー
    強みとしては何と言っても多くのエネルギーが必要な<オリジンディアルガVSTAR>が攻撃を始めるまでの時間稼ぎの役割を満たす点です。サイドプラン上もサイドを取られる枚数が1枚のポケモンを挟めるのでVSTAR主軸デッキと相性がいいです。
    基本的には<ディアンシー>をバトル場に出して<ザシアンV>の【ふとうのつるぎ】を打つことが多いですが、ディアンシーで攻撃しながらドローする動きも効果的です。
    ただ、単純計算でディアンシーに貼った基本鋼エネルギーをオリジンディアルガVSTARに付ければ40ダメージプラスできることになるので、ディアンシーで与えた20ダメージ(ないし<こだわりベルト>を付けて打った50ダメージ)が効果的に働くかどうかはよく吟味する必要があるでしょう。

    一方大きな弱みとして、<クロススイッチャー>の存在があります。
    ボスの指令>からベンチポケモンを守ることはできますが、当然グッズのクロススイッチャーから守ることはできません。しかしながら、新弾発売前時点ではクロススイッチャーを見かける事は少なかったと思います。CL愛知でも特別活躍した報告はないと思います。
    しかし、新弾の<オリジンパルキアVSTAR>が強力なカードであり、クロススイッチャーと組み合わせるデッキが非常に多いと感じられます。そして、私もその組み合わせの強力さを感じているプレイヤーの一人です。
    ディアルガvsパルキアというアツい伝説ポケモンのマッチではディアルガ側がやや難しい立ち回りを要求されることになるでしょう。

    ドータクン
    特性【メタルトランス】は言うまでもなくとても強力な特性です。しかし、私自身ドータクン+様々なタイプのポケモン、いわゆるドータクンバレットというデッキで大きな大会に望んだこともあったのですが、このカードを採用する場合やはり「安定感の欠如」が見られると思います。
    ですから、このカードを使用する条件として「ドータクンが立たないと負けに直結する」ような組み方をしないことが挙げられます。例えば、昨今流行りの水タイプのポケモンを軸にしたデッキでは<モスノウ>というカードの存在が非常に鍵になってきます。進化前も含めてしっかり用意できないと、ずるずると一度も攻撃できずに負けてしまうこともあるでしょう。

    ドータクン>をこのような必須ポケモンに据え置いて採用、プレイしてしまうと本当に重要な<オリジンディアルガVSTAR>を複数用意することに支障が出てしまうことがあります。エネルギー自体は<メタルソーサー>や<ザシアンV>、<ディアンシー>を活用した時間稼ぎなど、様々な方法で加速することができるので、そちらを優先しつつ余裕が出来たときに「ドータクン」を準備し始める程度の認識でよいと思います。
    2ターン目に【メタルトランス】からVSTARやVMAXをワンパンするようなことは上振れでしかないので、<ドーミラー>に意識が向きすぎないようにしましょう。

    ザシアンV
    個人的なイメージだと久しぶりの登場という印象です。皆さんはどうでしょうか。いかなるデッキにおいても、たねポケモンでしっかりとしたアタッカーの役割を果たせることはまず大前提としてとても優秀です。
    その上で、今回のデッキでは「エネルギーを蓄える」役割を担っています。よって枚数が少なくともかなり重要な役割を担っています。
    序盤から置いておくべきカードかなと思いますし、もし回りが芳しくなかったときや、特性【ふとうのつるぎ】が上振れ、かつ<ボスの指令>を持っている時は、相手のメインアタッカーに先に攻撃し始める、いわゆる「スピードザシアン」チックな動きも視野にいれるとよいでしょう。

    デッキの回し方について
    基本的に先攻でも後攻でも<オリジンディアルガV>を置きつつ、<ザシアンV>の【ふとうのつるぎ】をプレイして終われると良いでしょう。
    その上で特に後攻であれば、<ディアンシー>をバトル場に置ければという感じですが、逃げるエネルギーが必要ない<サンダースV>や<ミュウV>などとは異なり、ディアンシーは逃げるためのハードルがやや高いです。
    ディアンシーを最大枚数採用していることからわかる通り、序盤は極力ディアンシーを壁にして、【ふとうのつるぎ】等で手札とエネルギーの枚数を潤沢にしながらディアルガの育成に時間をかける方針となります。ディアンシーを壁にしている間は、ベンチのたねポケモンは進化しないようにしましょう。
    公式の方で<ヒスイビリリダマ>が採用されたレシピが公開されていましたが、後攻をより意識するのであればこのポケモンの採用もアリです。ただ、入れ替えれなかった時にディアンシーは2ターン目以降でも使う機会がありますが、ヒスイビリリダマの場合、入れ替えれなかった時にほぼ使わないカードになってしまうので、ややリスクが大きいようにも思えました。
    先2<ボスの指令>でエネルギーを加速されたポケモンが気絶した場合、何もできないヒスイビリリダマがベンチに残ってしまうこともマイナスポイントになると思います。

    前述した通り、<ドーミラー>を置くことは必須ではないですが、持ってて置かない選択肢はあまり無いとは思います。
    それよりはオリジンディアルガVを優先し、対面によってはザシアンVとディアンシーだけの初動からでも2ターン目以降にディアルガを用意すれば間に合う計算で進行しても良いと思います。
    【メタルトランス】を使うのは中盤から終盤、序盤は相手のメインアタッカーに攻撃できても小突く程度か、我慢して待ちの体制をとるか、また忘れてはならないのは<オリジンディアルガVSTAR>は1エネで<メッソン>などのシステムポケモンを落とせるので、こうしたポケモンが前にいるときは倒してもよいかもしれません。
    最初にサイド1枚のポケモンを簡単に落とせた場合、相手がVMAX主軸のデッキであれば、サイドプラン1-2-3で2の時に「スタークロノス」を決めて、次のターンに【メタルトランス】を駆使して、VMAXをも倒す動きが強力となります。そうでなくても「スタークロノス」を打つ際は、進化前のVポケモンなどに打ってサイドを取れるタイミングが最も効果的になるでしょう。
    前のHPの高いポケモンに対して使って2パンする方針だと折角の青天井(ダメージの上限がないワザ)がもったいなく感じられますし、その2回のワザでサイドを取り切れるなら良いのですが、それで試合の決着が付かなかった時に<ツツジ>などから捲られてしまうことも考えられるのでオススメのプレイとは言えません。

    このデッキの強みの一つに、<ツツジ>をかわせることがあります。

    サイドプラン2-2-2であれ1-2-3であれ、2回目にサイドをとるタイミングで「スタークロノス」を打つことができれば、ツツジをくらうことがありません。
    現環境において、ツツジはかなりキーカードになると私自身考えています。【うらこうさく】を用いて確実にほしいカードをピックしてくることのできるデッキに対して、このような基本縦引きしかできないデッキはプレイの選択肢自体は少なくなってしまいます。
    その中で【うらこうさく】を用いたデッキはツツジを確実にプレイできるようにデッキを組んでくるはずです。それは先攻・後攻の差という観点や、ミラーマッチの観点、序盤からとてつもない高火力をたたき出す<ミュウVMAX>などの存在、様々な要素から言えることです。そのツツジが意味を成さないのはこのデッキの大きな強みと言えます。

    また当然なのですが、エネルギーが沢山ついたオリジンディアルガVSTARで相手のメインアタッカーを倒したとして、返しのターンにそのオリジンディアルガVSTARがきぜつしてしまった場合、次のアタッカーが用意できていないと負けます。
    そのため、基本的に沢山エネルギーをつけたオリジンディアルガVSTARが攻撃することは最後が好ましいという前提で、試合の途中でこのような状況に陥った時にもやはりザシアンVの活用を考えると良いでしょう。ザシアンVは進化前Vや相手の<ネオラントV>、<クロバットV>を倒すことには長けていますし、耐久は減れどオリジンディアルガVSTARよりも簡単に200ダメージ程度出すことができます。



    以上「オリジンディアルガVSTAR」のデッキ紹介記事でした。
    最後まで読んでいただきありがとうございました。

    おまけ
    本文中でオリジンパルキアVSTARについて触れたので、パルキアについても個人的な見解を簡潔に述べようと思います。
    まずはデッキリストから。

    オリジンパルキアVSTAR
    プレイヤー:もっさ
    サポート
    8
    スタジアム
    2
    エネルギー
    7

    クロススイッチャー>の採用によって本記事で紹介した<オリジンディアルガVSTAR>のデッキはややパルキア対面が厳しいと言及しました。
    しかし、個人的には<カイ>を使ってクロススイッチャーを使うのであれば、それはサポートの権利を使用している観点から<ボスの指令>を使っているのとほぼ同義であり、安定感は特性【スターバース】を使用出来るCL愛知で優勝した<アルセウスVSTAR>+インテレオンのデッキに劣る印象があるので、クロススイッチャーに4枠使うよりはその枠をボールに回したり、【クイックシューター】によるダメージアップを狙う構築が個人的には好きです。<ツツジ>をケアしたプレイも<インテレオン【クイックシューター】>が多めに入っているとしやすいですね。
    また多少無理やり枠を作ったので、イメージだけでも伝わればと思うのですが、昨今多く見かけるカイ多投+<バトルVIPパス>、クロススイッチャーの構築について、基本的には【クイックシューター】のインテレオンではなく<インテレオン【うらこうさく】>に進化する必要性が高く、私が挙げたものに比べて【クイックシューター】込みで前のポケモンを倒すというよりは倒せる後ろのポケモンを倒すことに比重がいきそうです。その中でツツジに対する耐性が山札の圧縮度合いも加味して少し低いかと思います。よって後攻1ターン目に<バトルVIPパス>をカイで打つならば、<メッソン>で「どんどんよぶ」を使う選択肢もあるので、ビッパを置くのが良いのではないかと思っています。
    構築の完成度は低めだと思っていますが、カイを多投をするならば以下のような構築がまとまれば良いなと考えています。参考までに。

    オリジンパルキアVSTAR(カイ型)
    プレイヤー:もっさ
    サポート
    8
    スタジアム
    2
    エネルギー
    7

    ともだちてちょう>のスペースがないですし、ツツジをあまり打てる感じではないと感じ<マリィ>にしています。

新弾レビュー「タイムゲイザー」「スペースジャグラー」【もっさ】

    posted

    by もっさ

    新弾レビュー「タイムゲイザー」「スペースジャグラー」
    こんにちは!遊々亭ポケモンカード担当です!

    4/8に発売した拡張パック「タイムゲイザー」「スペースジャグラー」&4/8から配布が始まる「プロモカードパック第10弾」についてBloggerの皆さんに簡単な質問をしてみました!!
    今回はもっささんです!

    「タイムゲイザー」「スペースジャグラー」「プロモカードパック第10弾」で注目のカードを教えてください。
    ナタネの活気
    Cマークの<溶接工>を想起して歓喜の声がSNS上でも特に上がっていたカードです。
    ベンチポケモンという縛りはありますが、全てのポケモンに対してドロー後にエネルギー加速ができる点に加えて、このカードは「一度山札を引いてから付けるエネルギーを選択できる」ため、例えば「エネルギーが1枚しか無いけれど溶接工を打たないと手札が増えない」、「エネルギーが無いので、溶接工をそもそも打てない」といった溶接工での噛み合いの悪さがやや払拭されました。
    ただし、引ける枚数は2枚ですから、<博士の研究>といったドローサポートに代えて安易に採用することは危険でしょう。

    クレセリア
    ワザ「ムーンライトリバース」がとても強力です。
    VSTAR環境になるとサイドプランが2-2-2のようになりがちです。このどこかに1を挟めれば、試合を優位に進める鍵になりますし、2枚ずつサイドが進んでしまうと、基本的にメインアタッカーとなるVSTARポケモンが2体きぜつしてからしか逆転の切り札<ツツジ>を使用できないです。
    現在この1の役割を担っていることで有名なのは<インテレオン(アクアバレット)>でしょう。クレセリアで出せるダメージは低いとは思いますが、その分ベンチの<メッソン>などを狙うことが出来るので、サイドを取りつつ相手の動きを制限することにも寄与するでしょう。

    ペリーラ
    ポケモン通信>といった、ポケモンを大事にしながら<博士の研究>を打てるカードが無くなったため、特に進化ポケモンを採用しているデッキで、途中で進化ポケモンを巻き込んでしまいアタッカーが続かなくなってしまう可能性が高まりました。
    こうした中で、相手依存ともいえるカードではありますが、採用されるデッキは多いのではないかと思います。とはいえ、同時に博士の研究や<マリィ>といった確定で手札をリフレッシュできるカードも採用するべきでしょう。

    ラベン博士
    現環境においてはあまり使用の機会のないカードになりますが、ジムバトル等に参加して当たった場合、数枚は手放さないでおくのがよいかと思います。
    これ以降も「ヒスイ」とつくポケモンの枚数は増えていきそうですし、昨今こうしたプロモカードが急に特定のデッキの必須パーツになってしまうことで、需要が急激に上がるケースがまれに見られます。また、昨今【うらこうさく】軸のデッキに関しては、ドローサポートの枚数を極力減らす傾向にあるので、<ふつうのつりざお>によって山札にポケモンを戻したとしても、それらのポケモンを少ないドローサポートを使って引いてくるハードルは意外に高いので、<クララ>に加えてこうしたラベン博士の需要が高まる確率も0ではないでしょう。


    「タイムゲイザー」「スペースジャグラー」「プロモカードパック第10弾」の発売によって、評価が上がった過去弾のカードはありますか?
    ダイケンキVSTAR
    シンオウ神殿>の登場によって、苦手意識のあった<フュージョンエネルギー>に強く出れるようになりました。
    自身は基本悪エネルギーでワザが打てるため好都合になります。
    ただし、<ナタネの活気>によって草タイプのポケモンが増えた場合、弱点対面が増えるので環境の動向には要注意です。

    ガラルマタドガス(バッドポイズン)
    ツツジ>などのカードをピンポイントで使用できることもそうですが、<オリジンパルキアVSTAR>や<カイ>の登場によって、ますます特性【うらこうさく】を使うデッキが増えてくると思うので、ガラルマダドガスに注目しています。
    ガラルマタドガス+何かの組み合わせで上手くいくものを見つけられれば、環境の様々なデッキに勝てる気がします。

    パチリス+ドンカラスV
    以下パチリスドンカラスと表現しますが、この組み合わせでデッキを組んだ際に問題となってくるのが<頂への雪道>によってドンカラスVの特性が消えてしまい、ポケモンのどうぐを大量にトラッシュしなければならない点で、頂への雪道は<ゲノセクトV>の【フュージョンシステム】を止めるために環境内でかなりの確率で採用されているカードでした。よって、非ルールの「パチリス」で大火力を出せるにもかかわらず、パチリスドンカラスというデッキタイプは注目されませんでした。
    しかし、<シンオウ神殿>の登場で、頂への雪道の採用が減れば、活躍の機会が訪れそうであると共に、<ばつぐんグラス>といった相性の良いグッズも登場しました。
    オリジンパルキアVSTAR>にも弱点がつけます。


    「タイムゲイザー」「スペースジャグラー」「プロモカードパック第10弾」の登場により、どのように環境が変化すると思いますか?
    まずは、<ナタネの活気>がどのように環境を活気づけるか、です。草エネルギーを付けるポケモンの指定は無いので、様々なポケモンとの組み合わせが考えられます。シンプルに<ダダリンVMAX>、<ザルードV>といった草ポケモンと組み合わせたり、<アルセウスVSTAR>と組み合わせたり、様々なデッキが登場すると考えられます。
    また、プレイヤーのスタジアム選択がどのように変遷していくかが注目点になります。既存の<頂への雪道>や<崩れたスタジアム>、<トレーニングコート>といったスタジアムはどれもとても良い性能を持っています。そういったスタジアムに<シンオウ神殿>が加わります。個人的な予想では、頂への雪道を採用していたデッキの一部がシンオウ神殿に切り替わるデッキが増えるのではないかと考えています。


    最後に「タイムゲイザー」「スペースジャグラー」「プロモカードパック第10弾」に収録されているカードで一番好きなカードを教えてください。
    「グレイシア」です。
    中高生のころ、<グレイシアEX>というカードをWater Tool Boxと呼ばれるデッキで愛用しており、ワザの効果も似ていたからです。
    もっささん、ありがとうございました!

    シングル (3).jpg
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