今回も環境まとめを書いていきたいと思います。期間はBT12~RB1までです。
本当は新弾が出るたびにまとめたいのですが、最近は商品展開が多く環境の変化が速すぎるので通常弾の発売に合わせてまとめる事にしています。
代わりと言うほどでもないですがざっくり時系列順に見ていきましょう。
環境最初期 BT12発売前~ST14発売まで
新弾直後でありながら全国レベルの大会が開かれると言う事でそこの結果が環境を定義していく事になります。
発売前に行われたプロキシ大会で結果を残した事をきっかけにハンターがいち早く注目を浴びます。
それが災いして発売直後のCSやDC1大阪大会ではメタられる側に回ってしまい、ポテンシャルを十分に発揮できなかった印象があります。
一方で発売直後から今までずっと勝ち続けているのは前環境の<ブラックウォーグレイモンX抗体>から派生した赤と黒のグレイモンデッキです。
前から頭一つ抜けていた<グレイモンX抗体>を擁する進化ラインにサーチと対面性能、コスト効率で優れる新カードを得て他のデッキとの差を更に広げました。
DC1大阪大会でも上位を独占していましたが、大会全体で見ても多くのウォーグレイモンがいたので赤黒グレイモンだけが勝ち組と言うよりは持ち込む人が非常に多く、勝っている人も負けている人もいっぱいいたというのが事実な気がします。
DC1大阪大会で所謂勝ち組と言えそうだったのは<クオーツモン>を得てデッキパワーが大きく底上げされた植物・妖精型デッキでしょうか。
元々腕に覚えのある人が好むデッキなのでデッキのパワー以上にアベレージが高い気もしますが、それを差し引いても環境トップレベルのデッキの一つに数えられるでしょう。
環境の中心と言えるのはとりあえずここまでで、一歩遅れて赤ハイ、二歩後れてインペ、デューク、シャイングレイモンと言ったBT12で強化を貰ったデッキが続くような印象です。
この時点でのベルゼブモンも赤ハイと同じくらいの強さがありましたが、あからさまな強化が控えている状況であえて今使う人は特別ベルゼブモンを好きな人を除けば多くありませんでした。
まだ環境初期 ST14発売~EX4発売まで
特に発売直後のエボリューションカップではデッキパワーの高さと新鮮さでかなり多く使われていた印象があります。
この時期の環境推移としてはベルゼブモンの大量発生から始まり、赤黒グレイモンが多分飽きられたせいで姿を減らし、ハンターが徐々に数を増やしていってデッキの強さに見合う数になってきたという感じです。
植物・妖精は常に一定数居ましたが、使い手が急増するようなデッキではないので環境の支配率としては一歩劣ります。
環境中期 EX4発売~RB1発売まで
環境トップレベルではあまり影響はありませんでしたが、Tier2~3あたりのデッキが増えました。アクロスタイムで言うと赤ハイ~シャインぐらいの立ち位置。
トップレベルではありませんがブルーフレアがかなり強化され、かなり数を増やしました。
デッキパワー的には3~5番手ぐらいで、この時期に行われた大型大会であるDC1グランプリ東京大会がチーム戦なので3番手以降のデッキに需要が生まれたもこのデッキを多く見るようになった要因の一つでしょう。強化のきっかけになった<グレイナイツモン>や相方の<ダークナイトモン>と組み合わせる型もあり多様化しています。
環境後期 RB1発売~BT13発売まで
新規カードはゴーストゲームの主人公勢が中心で数も少なかったので環境への変化は控えめ。 ガンマモンデッキやジェリーモンデッキが少し出てきましたが環境トップレベルにはあまり影響はありませんでした。
とは言え大型大会はチャンピオンシップ国内決勝やチャレンジカップくらいで、トップレベルのデッキを研究する必要があるプレイヤーは多くなかったため、テイマーバトルレベルではデッキに多様性がありなかなかいい環境の変化がありました。
ハンター
ドロー速度も除去性能も殴るスピードも一級品で隙の少ないデッキです。
<スペリオルモード>の除去の派手さに目を奪われがちですが、このデッキの屋台骨は紫のカードの進化元効果のドローとそれを即座に解決させる<アレスタードラモン>の速攻です。そのあたりは以前記事に書いたので参考にどうぞ。
ちゃんと回せば無類の強さを誇る一方で、ちゃんと回せないと手札にテイマーばかりが集まって身動き一つ取れなくなることやその逆もしばしば。誰でも簡単に回せるというにはちょっと難しいデッキなので使いたい人は練習しましょう。
赤黒グレイモン
Lv.6の枠も初期の頃はウォーグレイモンと<ブラックウォーグレイモン>、中期~後期からは<ガイオウモン>や<ウォーグレイモンX抗体>、最後の方には<ブラックウォーグレイモンX抗体>も見られるようになり、環境に合わせて如何様にも構築を変化できる柔軟性もあります。
順当進化デッキとして頭一つ抜けた性能をしている事は間違いないでしょう。
植物・妖精型
多面展開と盤面処理に加えてテイマーまで封殺するロック性能を得て、対応力では環境トップレベルに位置すると言えます。
軸は違いますが、種族指定は名称指定よりも緩い為、次の弾で強化されるロゼモンラインも採用し得る可能性があり、次の環境でも遊べそうです。
ベルゼブモン
BT12の時点で<ベルゼブモンX>の進化ラインがかなり強く、環境でも戦えたデッキでしたが、<STインプモン>と<STベルゼブモン>を得て完成しました。
序盤から進化やオプションでトラッシュを肥やし、20枚に達したら育成のSTインプモンをベルゼブモンにワープ進化させてベルゼブモンXに繋げて勝ちと、勝ちまでの動きがシンプルで再現性も高いのがこのデッキの強みです。
順当に進化する型やワープ進化に寄せた型など理想の動きはそのままに好みに合わせて組み替えられるのも魅力です。
ブルーフレア
<キリハ>を含め、メインパーツの2種類目が貰えた事が元々カードが不足気味だったブルーフレアには非常に大きな強化になったようです。
同時に強化された<ダークナイトモン>と比べるとこちらの方が素直に使いやすかったのが違いでしょうか。
<蒼雷>を積んで対応力を高めたり、<赤グレイモン>や<メタルグレイモンX抗体>を多めに採用して速度に寄せたりとやはり使い手によって細かい違いがあり、これもまた個性を出せるデッキでしょう。
終わりに
環境でよく見たデッキと言えばこの辺りでしょうか。とは言えこの他にも赤ハイ、シャイン、インペなど12弾で強化されたデッキはもちろん、 ベルスターやグランディスなどの古いデッキからガンマモンなどの新しいデッキまでデッキの種類自体はどんどん増えていったので裾野まで見れば何でもいたと言えるでしょう。その辺りまで手を伸ばすと多すぎるので今回はこの辺で締めたいと思います。
それではここまで読んでいただきありがとうございました。