「スタートダッシュデッキ第1弾『エンジョイ!マーメイド』」の情報が出たので、紗那の時に倣い、今回マーメイドの関連カードのおさらいをしたいと思います。
マーメイドの種族特性
マーメイドは、他の青の種族に比べて、レンジやバウンス能力は比較的控えめに設定されています。その代わり、自分と相手のゼクスをスクエア中に縦横無尽に移動させて、スクエアにゼクスを残しながらの連続攻撃でダメージを取っていくことができます。
展開はつい最近になって<風切る風歌ミリィ>、<熱唱サマーソング リリー>などの使いやすい展開ゼクスが増えました。
トリッキーな戦術を取る分、やりたいこと、やらなければならないことをしっかり決めておかないと立ち回りが難しいですが、しっかり使いこなせば1ターンで相手のライフ4点を削りきるのも不可能ではないと思っています。
カード個別紹介
汎用マーメイド
奏流フロート
相手のプレイヤースクエアの隣のスクエアが全てスリープしていても、このゼクス1枚で詰めの一点を取ることができるため、頼りにされる一方で恐れられることもあったカードです。
<語尾が「ですぅ」のロリータコ>などの亜種もありますが、状況を選ばないこのゼクスは一番オーソドックスといえるでしょう。
風切る風歌ミリィ
この手の登場させる能力持ちの中で一番軽いですが、マーメイド6枚というやや厳しめの条件なので、似たような能力の<ブランデッドソード アルダナブ>とは使い勝手やデッキ構築が大幅に変わってきます。
その分、5コスト以上の大型マーメイドを登場させることができるので、手札に戻して再利用もしたいゼクスです。
海庭の管理人リンゴ
リソースに青が7枚あれば<XIフラッグス フレデリカ>を登場させることができるので、<風切る風歌ミリィ>を戻しつつ、自分の次のターンのイグニッションを操作したり、色々面白いことができるゼクスだと思います。
晶波のDJエイフィ
5コストと6コストのマーメイドなら相手のプレイヤースクエアを直接攻撃できる位置に登場させることができますが、このカードのコストが6コストと重いため、<風切る風歌ミリィ>で登場させるのを狙いたいですね。
氷深哀歌セリーヌ / 夢見る旋律カレン
連続攻撃の起点にしながら、<浪漫の歌曲姫シュバルト>や<XIフラッグス シャリーノ>を使う場合は多めに採用したいところです。
浪漫の歌曲姫シュバルト
2ドロー+7コスト以下展開となかなか強力なアドバンテージ源になりますが、本人のパワーが6000と低く、ウェイカーLvを達成していないと、覚醒条件達成くらいにしか使えないのが弱みですね。
XIフラッグス
XIフラッグス タルティニ
起動効果で手札1枚を捨てることで、自分のゼクス2枚の入れ替えができます。
プレイヤースクエアのゼクスとも入れ替えできるので、高打点のこのゼクスを引っ込めつつ、点を取るためのゼクスと入れ替えるのが一般的な動きです。
XIフラッグス ルートヴィヒ
相手のゼクスを攻撃できない位置にどかしたり、単純にドローソースとしても使えます。
名称ルートヴィヒなので、<心が弾む音ルートヴィヒ>の条件にも合います。
優先順位は低めですが、入れておくといい働きをするかもしれません。
XIフラッグス クローディア
昔はIGでマーメイドを出し、このカードを登場させてから<奏流フロート>で2面除去を狙っていく使い方をよくしていました。
今では<風切る風歌ミリィ>などで早だしでき、相手ターン中に<海庭の管理人リンゴ>でこのカードを登場させ、<軽快笛モーエ>で移動させて破壊する、という動きも面白いです。
XIフラッグス ヴェルテ
このカード自身も「XIフラッグス」なので比較的並べやすく、<XIフラッグス フレデリカ>で「XIフラッグス」やこのカードを探しつつ面を空けることができ、逆に<XIフラッグス フレデリカ>で除去できない、IGOBなどの絶界ゼクスをこのカードで戻すのが単純に強いです。
XIフラッグス シェスパティエ
「ローレンシウム」との協働を想定した効果のように見えるのですが、実際は<貪欲な凶鳥ハルピュイア>と組み合わせて使われることが多いです。
マーメイドだと最大コストである8コストのゼクスがいないため、採用するなら、<XIフラッグス タルティニ>を踏み倒して投げつけて連続攻撃するのに使うといいと思います。
XIフラッグス シャリーノ
プレイ時のため、<風切る風歌ミリィ>などからは繋がりませんが、単純に自分のゼクスを戻しての連続攻撃や、変わったところではこのカード1枚で<XIフラッグス ヴェルテ>の発動条件を満たすことができるため、<XIフラッグス ヴェルテ>の裏の相棒とも呼べるかもしれません。
なんだかんだ<XIフラッグス フレデリカ>も踏み倒せます。
フレデリカ
XIフラッグス フレデリカ
青7を達成するまではバニラ同然ですが、達成してからはドロー能力と除去能力でアドバンテージを稼いでいくことができます。
特にデッキで5コストになるため、<晶波のDJエイフィ>で直接相手のプレイヤースクエアを狙える位置に登場させることができるため、<晶波のDJエイフィ>を採用するなら<XIフラッグス タルティニ>と同じくらい一考の余地があるのではないでしょうか。
ローレライ・バニー フレデリカ
手札で5コストになる<XIフラッグス フレデリカ>とこのカードは同じコストなので、2種類積んでおくだけで前半の効果は比較的発動しやすいです。
後半の効果は登場させるためのスクエアを空けつつゼクスを登場させるので、ここは<熱唱サマーソング リリー>を出して連続登場を狙っていきたいです。
スタートダッシュデッキ第1弾『エンジョイ!マーメイド』
※公式デッキレシピ参考メインデッキ
No. | レアリティ | カード名 | 枚数 | 備考 |
SD01-001 | PR | 天竜ゆたか | 1 | 新規カード |
SD01-002 | R | 風切る風歌ミリィ | 4 | |
SD01-003 | R | 生命の踊り手アンリ | 4 | |
SD01-004 | R | ソプラノ・ソング フレデリカ | 4 | 新規カード |
SD01-005 | N | 追憶の奏者ディラン | 1 | |
SD01-006 | R | 氷深哀歌セリーヌ | 4 | |
SD01-007 | PR | 夢見る旋律カレン | 4 | |
SD01-008 | R | 楽器屋ストーンブリッジ | 4 | |
SD01-009 | R | 夢心地の美声フレデリカ | 4 | 新規カード |
SD01-010 | R | 中庭の恋歌フレデリカ | 4 | 新規カード |
SD01-011 | N | 真摯な撃奏レオポルト | 2 | |
SD01-012 | PR | ローレライ・バニー フレデリカ | 4 | |
SD01-013 | SR | XIフラッグス タルティニ | 3 | |
SD01-014 | SR | XIフラッグス フレデリカ | 4 | |
SD01-015 | R | ゆたかとフレデリカ 創恋の誓い | 4 | 新規カード |
SD01-022 | OBR | "創恋誓装"天竜ゆたか(※IGOB下部) | 1 | 新規カード |
デュナミスデッキ
No. | レアリティ | カード名 | 枚数 | 備考 |
SD01-016 | R | 青竜歌姫メルキオール | 2 | |
SD01-017 | SR | ハイタイドウェイバー ルートヴィヒ | 2 | |
SD01-018 | R | 尊き『星海』ニンガル | 1 | |
SD01-019 | HR | 教唆の『命慟』ティアマト | 1 | |
SD01-020 | R | 常夏の美声フレデリカ | 2 | |
SD01-021 | OBR | "創恋誓装"天竜ゆたか(※IGOB上部) | 2 | 新規カード |
そして<教唆の『命慟』ティアマト>再録ですね。青の7コストディンギルの中で2面除去できるのがこのカードしかなく、さらに3枚というかなりの枚数の手札交換が出来る、強力なゼクスエクストラなので、大事に使用したいところですね。
新デッキを踏まえて
新規プレイヤー「天竜ゆたか」、そしてその相棒となるパートナーゼクスは「フレデリカ」!『エンジョイ!マーメイド』では必須級のマーメイドたちが大量に再録されていて、しかもすぐにウェイカー・ディンギル・IGOBの全部の戦略を体感することができます。
ベースの構築がかなりしっかりしているので、ウェイカー・ディンギルどちらに傾けても面白いと思います。
さらにがっちり基盤を固めるなら、<泡と消えない結末セリーヌ>などのドローソースを増やしてみるといいでしょう。
おわりに
今回もまた、かなり長くなってしまいましたが、この辺で終わりにしたいと思います。奏者が一体となって一つの曲を奏でる楽団のように、それぞれのマーメイドの連携が肝心です。
連携が成功し、かみ合ったときにはどの種族にも負けない強さを発揮する種族です。
あなたも、お気に入りの奏者と一緒に、スクエアにマーメイド達の旋律を奏でてみてはいかがでしょうか。