こんにちは、立花です。
先日開催された「あけおめ七尾杯」に参加してきました。
その時に使用したデッキを紹介しようと思います。
今回は既存のアーキタイプのデッキを私が使いやすいようにカスタムしたものになっています。
そのため、デッキの動きよりも調整で導入されたカードの役割などの解説になると思います。
少し今までと毛色が違う記事になると思いますが、是非御覧ください。
○デッキレシピ
メインデッキ(IG)
計20枚
メインデッキ(非IG)
計29枚
ZXEX
計14枚
今回使用したのは俗にいう「猫庭えつコントロール」と呼ばれるデッキです。
デッキとしてのメインコンセプト、基本的な立ち回りはあまり変化がありませんが主に変わっているのは以下の点です。 これらは後に説明しようと思います。
○デッキコンセプト
このデッキのコンセプトをおさらいしましょう。このデッキは<IGOB><えつみん>の効果でプレイヤースクエアに<紅葉澄香>を登場させ、強固な盤面を形成して相手を制圧するコントロールデッキです。
このゼクスを3コストで登場させることができる<IGOB><えつみん>は非常に強力です。
更に、これらのカードが共にチャージを与えない除去を持っているので相手の次のターンの行動を弱くすることができ、突破の難易度をより一層上げています。
しかし、今のゼクスは大ビート時代。IGOBも含めたら、ここまでの盤面を作ってもライフを取られることは珍しくありません。
そこで、登場するのが「<猫は喜び庭駆け回る>」、通称猫庭です。
しかし、先にゼクスを展開すると<紅葉澄香>の能力で手札に戻されてしまい、結果として役割を持つことができなくなります。
これにより防御力を上げ、相手の行動を抑制し、勝利を目指していきます。
○ゲームプラン
このデッキのゲームプラン大きく分けてニ段階になっています。各段階ごとに、狙うべき動きを解説しようと思います。
序盤 -IGOBの準備-
序盤、プレイヤースクエアに迎撃能力を持ったゼクスを置くまでは以下のことを目標にして行きます。
ウェイカーレベル4は<紅葉澄香>、<バカンスくまのもも>を最大限活かすために必要な条件です。
トラッシュに置くのは言わずもがな、<IGOB><えつみん>の効果で登場させるためです。
他にも各種えつウェイカーで細かくアドバンテージを稼いでいきます。
こうしてウェイカーレベル、アドバンテージを両立させ、相手より優位な状態を維持していきます。
相手より優位な状態は自分のアドバンテージだけではなく、相手のカードリソースを削ることでも達成することができます。
このデッキはハンデスと言った直接カードリソースを削る手段はありませんが<ウェイカーここあちゃん>、<ウェイカー澄香>といったカードで相手にチャージを与えず盤面処理を行います。
ここで最も注意する点は、1ターン目2ターン目はウェイカーレベルよりもデッキ回し、つまり<体育澄香>などを優先してプレイした方が結果的によく立ち回れることが多いです。
基本的にはIGOBをするタイミングでウェイカーレベル4あれば良いので、いつIGOBをするかを意識すれば無理な動きをあまりせずウェイカーレベルを達成できると思います。
他のデッキではあまりしないウェイカーのプレイをメインにしていくのも、このデッキの特徴です。
中盤から終盤 -IGOBから詰め-
しっかりとトラッシュを準備してIGOBの準備が出来たのならIGOBです。
チャージがない場合はディンギルを行い、チャージを作りましょう。
ここで気をつけることはIGOBを行ったターンは基本的に相手のライフを取らず、リソースを残して相手にターンを渡すことです。
これは
- 1.相手にチャージをあまり与えない
- 2.リソースを残すことで<猫庭>をちらつかせ相手の動きを弱くする
<猫庭>を使わないのなら、相手の攻撃に合わせて<紅葉狩り>を使って次のターンの動きを強くしたりします。
攻める際に意識するのは相手のゼクスを盤面に残さないこと、そして相手のチャージをなるべく少なくすることです。
大体はここで相手のライフを取りながら<娑伽羅>を出し、一度相手のチャージをリセットします。
○デッキレシピの変更部分
大体の動きに続いては、今回調整で入れ替えた部分の解説をしようと思います。ここは人それぞれだと思いますが、私個人的にしっくり来た部分です。
正義の黄昏→グランドスラムへの変更
これは単純に<正義の黄昏>でなければ行けない相手があまり居なかったことに由来します。
<正義の黄昏>を使いたい相手は序曲ベイン、そしてアニムスです。
しかし、序曲ベインは各種リソースをスリープさせるカードにより2コストを残すことが難しく、アニムスはサタンによって簡単にケアされてしまいます。
よって、これらの相手に対して大きく優位を取れる訳でもなかったので、残すリソースの色、コストが同じで相手のIGOBを捌きつつ角のIGOBを残しやすい<グランドスラム>に変更しました。
愛心ムリエルの非採用
<ムリエル>で拾いたいカードが<猫庭>、<グランドスラム>の5枚しか採用しておらず、安定性があまりないと考え今回は採用を見送りました。
他にも<ムリエル>で強い盤面の維持能力を上げるよりも、<バカンスくまのもも>や<ミューオン>を採用することで種族えつの安定供給、序盤の潤滑剤の水増しを行った方が良いと判断し採用を見送りました。
ミューオンの採用
<ミューオン>はこのデッキだと二つの役割があります。
一つは序盤の潤滑剤としての役割、もう一つが青リソースとなる役割です。
<正義の黄昏>の非採用は早期に決定し、デッキ内の青のカードの枚数が減ってしまいました。
これにより、序盤の青リソース供給が若干安定しなくなってしまいました。
そこで、序盤にあまり使わない白のカードの枚数を減らし、青のカードかつ潤滑剤になる<ミューオン>を採用しました。
サイベリアンの枚数
<サイベリアン>の枚数が2枚となっているのは色、種族の問題からです。
ゲームプランにえつのウェイカーを使用することが選択肢となるこのデッキでは、種族えつの枚数が重要になってきます。
また、白のカードが基本的にIGOB以降に使うことが多く、入れすぎても序盤にダブつくと言う問題がありました。
そのため、今回は<サイベリアン>の枚数を2枚に減らしました。
何度か書いていますが、<サイベリアン>がリソースに必要なのはIGOBを行うタイミングなので、それまでに引くかリソースにあれば良いので大体は達成出来ており、問題はありませんでした。
○その他構築、プレイング
アイコンはてんちゃんとモテッツ、どっちが良い?
個人的には<てんちゃん>で良いと思います。
<モテッツ>は回数を使うことで真価を発揮するカードですが、このデッキではそれを行うことが出来ないので<モテッツ>の強さが半減してしまいます。
また、<サンダルフォン>を中心としたディンギルデッキなどのこちらのチャージを削ってくるデッキを相手にした時、種族えつであることで<ディンギルえつみん>を出すことができるので、総合的に見て<てんちゃん>の方が役割が多くなります。
よって、個人戦で使用カード制限がなくても<てんちゃん>を使用する方向で良いと思います。
ご主人様大好きてんちゃんの配置場所がわからない
基本的にプレイヤースクエア横に置き、前にゼクスを置いて蓋をして上げると良いと思います。
これは相手のIGで出たゼクスに<大好きてんちゃん>を攻撃されないようにするためです。
ベストは前に<ディンギルえつみん>や<バカンスくまのもも>といった大型ゼクスを配置することです。
他にも展開の過程で配置した<IGOB><えつみん>の後ろに配置するのも選択肢です。
誓いを引けない時はどうしたら良いの?
<ウェイカー澄香>+<猫庭>やスタートカードである<白峰&青山>などを使い、応戦しましょう。
<ウェイカー澄香>は登場時にデッキの上4枚からカードを探しに行けるので、これで<誓い>を探しに行きましょう。
他にも<ウェイカーここあちゃん>+<紅葉狩り>など、意外とデッキからカードを探すことができるカードが多いのでこれらのカードで探しに行ってみてください。
相手に5止めをされた
5止めに対する対策は相手に6リソース目を置かないといけない状況を作ることです。
具体的にはプレイヤースクエアに大型のシステムを配置し、相手がうまく攻めれない状況を作ることです。
それでも相手が5止めを継続してきたなら<娑伽羅>や<ウェイカーくまのもも>で相手のリソースを増やし、IGOBできる状態を作りましょう。
○最後に
今回は使ったデッキ解説ということで少しガッツリ勝ちに行くプレイヤー寄りの記事になりましたが、如何だったでしょうか。たまにはこういう記事も良いと思い、読んでくださると幸いです。
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それでは、今回はこれにて。
寒さでキーボードを打つ手が止まりますね...。