
第1回マンゾクテクニカル杯 大会レポート及びデッキ解説 後編【青山瑞樹】
皆さん、遊戯王ラッシュデュエルを楽しまれているでしょうか。
私はリモートデュエル環境もしっかりと整い、6/27(土)にリモートデュエル大会に参加してきました。
デッキ解説
ここではデッキの考え方を書きつつ、採用理由を書いていきます。デッキのベースとなる考え
今の遊戯王ラッシュデュエルは<ダーク・リベレイション>の存在により、ゲームが長引く時があります。お互いに警戒しあい、攻撃しないという展開になってしまうためです。
私も今大会で1ゲーム、デッキレスで勝利しています。
今回の大会ルールでは50分の制限時間が設けられています。
一定条件下ではライフ差で決着がついてしまう大会ルールを考え、相手のライフポイントを大きく削ることができる攻撃的なデッキのほうが有利であろうと考えました。
一般的な竜魔は受け気味でコントロールの様に動くのに対し、私のデッキはかなりアグレッシブな形となっています。
大会ルールを考慮した仕様です。
トーナメント形式ではどうしてもある程度の上振れも期待しないといけないことからも、一般的なデッキに比べてブン回りを期待できるような形を取りました。
最上級モンスター8枚
現在の遊戯王ラッシュデュエルの主流は最上級モンスターをアドバンス召喚しての殴り合いです。攻撃力の低いモンスターは何らかの要素を絡めなければ攻撃力の高いモンスターを突破することができず、相手にダメージを与えることができません。
これは遊戯王というゲームにおける特徴とも言えます。
特に遊戯王ラッシュデュエルでは相手モンスターに関与できるカードが少ないことから、最上級モンスターは重要な要素になります。
最上級モンスターを自分フィールドに残すことで、攻勢に出る機会を得ることができるのです。
そのため、今の遊戯王ラッシュデュエルでは可能な限り毎ターン最上級モンスターをアドバンス召喚、もしくは罠カードで守る展開が望ましい形と言えるでしょう。
一般的な竜魔では最上級モンスター7枚採用が多いのに対して、私は毎ターン最上級モンスターを召喚という要素を強くしたいために8枚目採用に踏み切りました。
私はとにかく下級モンスターを多く採用することで、その事故を防ぐ形をとりました。
大会直前までは<青眼の白龍>1枚<セブンスロード・マジシャン>2枚<連撃竜ドラギアス>3枚<魔将ヤメルーラ>2枚というバランスだったのですが、相手の《青眼の白龍》を突破しづらいシーンがあったため《セブンスロード・マジシャン》を増量しました。
下級モンスター23枚
<ダーク・ソーサラー><輝岩竜><イカズチのサンダー>特に<連撃竜ドラギアス>と並べた際は相手ライフをたくさん削るシーンも多く、今大会でもかなりの活躍を見せてくれました。
一般的なデッキに比べて相手ライフを削る能力が高いので、相手の動きが鈍ければ一気にライフを致死圏内にまで落とし込むことができてしまいます。
《イカズチのサンダー》は非常に優秀で、相手の《連撃竜ドラギアス》を攻撃力ダウンさせることで自分の《連撃竜ドラギアス》で一方的に倒しつつ2回攻撃することが可能です。
また<火の粉のカーテン>のケアした動きもできるので効果を使う機会は少なくありません。
《ファイア・ゴーレム》2枚
私は今まで《ファイア・ゴーレム》の効果を使った経験がなかったことから、炎属性・魔法使い族と攻撃力1200にしか価値を見出せずに2枚採用です。
ですが、大会で予想以上に《魔将ヤメルーラ》を出される機会が多くあり、《ファイア・ゴーレム》を欲しいと思うシーンも多くありました。
決勝戦では初めて《ファイア・ゴーレム》の効果を使用し、守備表示の《青眼の白龍》を突破することができたので、今大会では影のMVPかもしれません。
今デッキを変更するならば、私は《ファイア・ゴーレム》を3枚にします。
魔法罠9枚
一般的には11枚程度採用されることが多い魔法罠カードですが、私のデッキでは9枚とやや少なめの採用となっています。少なめの理由としては最上級モンスターを多く積む関係で下級モンスターを削ることができず、魔法罠カードしか削れる部分がなかったことが理由の1つです。
また、遊戯王ラッシュデュエルでの主な事故要因は「最上級モンスターを複数枚引いてしまうこと」「魔法罠カードを多く引いてしまいモンスターを展開できないこと」
この2種類でしょう。
私は魔法罠カードは事故要因の1つと考えているため、少なめに採用することで事故率を下げたかったというのが魔法罠カードを少なめに採用しているもう1つの理由になります。
トーナメントは1発勝負。
遊戯王ラッシュデュエルはどうしてもある程度の事故が発生してしまうことから、事故率を可能な限り避ける努力をデッキ構築の段階で行う必要があると思っています。
採用している魔法罠カードはどれも必須レベルと呼ばれるものばかりです。
1枚だけ<旧神の印>という少し変わったカードを採用しました。
盤面のカードに直接関与できるわけではないのでカード単位で見れば損をしてしまうカードですが、今の遊戯王ラッシュデュエルではそうしてでもセットカードを見たい理由があります。
それが《ダーク・リベレイション》の存在。
新たにセットされた魔法罠カードに対して《マジカル・ストリーム》《火竜の熱閃》を発動すれば良いので、後のプレイはかなり楽になります。
地味にモンスターのセットも見ることが出来るので、攻撃力が微妙な数値の<ミスティック・ディーラー>や<ささやきの妖精>でもセットモンスターを攻撃できる可能性があるのは嬉しいところです。
活躍の機会は少なかったのですが、発動したゲームは間違いなく《旧神の印》のおかげで勝利することができたので結果的に採用は正解だったと思います。
採用していなければ恐らく1回戦で敗退していたでしょう。
不採用カード
最上級モンスターを召喚しようと思うと、下級モンスター2枚+最上級モンスター1枚を引く必要がありカードを3枚消費します。
そして<ハンマークラッシュ>は条件で手札1枚を捨てる必要があることから、カード2枚を消費してしまいます。
この2枚を同時に使おうとした場合、場に攻撃できるモンスターが最上級モンスターのみになってしまい攻撃としては物足りません。
このデッキであれば最上級モンスター+攻撃力1500×2枚を並べたほうが圧倒的に嬉しい展開です。
《火竜の熱閃》であれば最上級モンスター+下級モンスター+《火竜の熱閃》と5枚で攻撃的な動きを取れるため、このデッキでは《ハンマークラッシュ》はあまり嬉しいカードではありません。
事故回避のための手札捨て要員は<イカズチのサンダー><ミスティック・ディーラー><守護の竜魔導士><フェニックス・ドラゴン><ささやきの妖精>と下級モンスターの多くがその役割を果たすことができるため、魔法カードにまでその役割を求める必要はないと思っています。
入っていなくて警戒したプレイをしてもらえることもあるので0枚でも問題ないと思いました。
以前に採用したことはあるのですが、意識されすぎてうまく発動できる機会はほぼなかったため個人的には低評価なカードです。
《火の粉のカーテン》より意識されづらい<反攻の竜撃>のほうが採用したいと思います。
プレイする際のコツ
ライフを削れるときに多く削る。これを強く意識しました。
具体的な数字を出すと、相手ライフを2400まで削れば<セブンスロード・マジシャン>最大攻撃力3900で下級モンスター最高攻撃力1500を倒せば削り切れるので致死圏内と言えます。
ライフを2400まで削ることができれば相手は下級モンスターを攻撃表示で場に残すことが難しくなるので、押し返されても下級モンスター3枚セットである程度守ることができます。
このため先にライフを多く削ることは非常に有利に立つことができます。
個別カードのコツとしては《セブンスロード・マジシャン》の使い方でしょうか。
数少ない<青眼の白龍>を倒すことができるカードのため、<ミスティック・ディーラー>等でガンガン捨ててしまうのはあまりオススメできません。
このデッキでは魔法罠カードの採用枚数が少なく、その中で自発的に発動する魔法罠カードは6枚あります。
それに対し受動的なカードは<ダーク・リベレイション>のみです。
そのためセットしている魔法罠カードが少ないケースは珍しくなく、《ダーク・リベレイション》の発動はあまり期待できません。
相手の<マジカル・ストリーム><火竜の熱閃>で破壊されてしまうことのほうが圧倒的に多いのです。
序盤に《セブンスロード・マジシャン》を気軽に捨てすぎてしまうと、中盤以降に相手の《青眼の白龍》を倒せないシーンが出てきてしまいます。
そうなるとジリ貧となり、迎える未来は敗北です。
このデッキを使う際に最も注意すべき部分かもしれません。
最後に
以上が大会レポート及びデッキ解説となります。長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。
自己評価としましては、大会に適したデッキを用意できたことが1番の勝因だと思っています。
異常なほどの後攻勝率ですが、<魔将ヤメルーラ>採用や<ダーク・ソーサラー><輝岩竜>といった後攻でも仕事ができるカードを多めに採用していたのもプラスでした。
アグレッシブなデッキなため、対戦時間が短かったのも体力的余裕を生みましたね。
大会前にきっちりと体調管理できたので、できる準備を全てしたことが結果に繋がったと思います。
また大会があれば積極的参加し、楽しみつつ何かしらを学びたいなと思います。
それでは、またお会いしましょう。
青山瑞樹でした。
青山瑞樹はTwitter及び個人ブログで遊戯王ラッシュデュエルに関する情報を発信しています。
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