デッキ解説「オルフェゴール(2020年7月制限)」後編
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今回採用しなかったカードについて
マスマティシャン
<>、<>に次ぐ準初動に分類されるカードです。ギルス、終末の騎士、<>と異なり、<>、<>、<>を墓地に送る事が出来ないので不採用にしました。このデメリットは中盤以降にリソースを管理する際に大きく響いてしまいます。
スクラップ・リサイクラー
このカードも上で記載した<>と同じ部類にカテゴライズされます。このカードならば、<>、<>、<>を墓地へ送る事が可能です。しかし、このデッキの性質上、召喚権に貰う妨害が苦しく、このカードはそのマストポイントになってしまいます。なので召喚権を行使せずに展開に関与できるカード、妨害を踏み越えやすいカードを優先して採用しました。また、この様に召喚権を行使しなければならないカードが被ってしまうのも弱いので不採用になりました。
オルフェゴール・クリマクス
後攻で引いてしまうと浮き札になりやすいので採用しませんでした。先攻で構えても簡単に突破されてしまう、リソースが細くなってしまうなどの面も気になりました。
トポロジック・ゼロヴォロス
使用頻度が低い、欲しいシーンが限定的ため不採用になります。この枠を不利対面であるドラグマのメタカードに割く形になりました。
ホーネットビット以外の閃刀姫ギミック
単純に<>のみで解決する場面が殆どで、それ以外の閃刀姫ギミックの必要性が感じられなかったので採用しませんでした。ただ、環境の移り変わり方次第では採用するカードもあるかもしれません。
3.馬場CSのレポート
結果から述べますと、4勝2敗1分けで優勝することが出来ました。負けてしまったのがオルターガイストとドラグマになります。両方とも一本目を落としてしまい、二本目を取り返すものの、三本目を落としてしまうゲーム内容となっています。
個人的な反省点として、ドラグマに対しての明確なプランが定まっていなかったこと、オルターガイストには妨害の当て方、コストのミスなどが反省点だと感じました。その点を踏まえて上記の構築に至りました。
4.各デッキに対する相性
サンダードラゴン
7:3ぐらいで有利だと感じています。こちらの墓地リソースに干渉しにくい、後攻からでもサンダードラゴンの先攻で構えた妨害を突破しやすいなどが主な理由です。
ドラグマ
3:7ぐらいでかなり不利だと感じています。ドラグマの構える妨害がかなり重く刺さってしまい、こちらの墓地リソースに干渉する事が容易だからです。なので、サイドデッキは勿論、メインデッキのエクストラデッキからドラグマを意識した構築になっています。
閃刀姫
こちらのデッキも相性は良くありません。<>が重く、こちらの先攻で構える妨害を比較的容易に突破できるからです。ただ、こちらの<>で<>を無力化できるのは強いですね。
オルターガイストなどの罠デッキ
このタイプの罠デッキはマッチを通して勝ちにいく事を意識します。メイン戦では先攻を取られてしまうと、どうにもならないゲームが発生してしまいます。なので、サイドデッキから<>や<>等のメタカードでゲームのテンポを掴みにいきます。
ミラーマッチや展開系
このタイプのデッキとのマッチングはメタカードを握れているか、いないかが勝負の分け目になります。プレイが全く絡まないわけではないのですが大きく運に左右される面があります。しかし、構築で補える部分もあるのでその点も意識しています。
5.終わりに
ここまでお付き合いして頂きありがとうございました。今回は自分が使用したオルフェゴールについて解説させて頂きました。主に質問箱に届いた内容をピックアップし、細かい解説を付け加える様な形になりました。この記事を読んで、不明な点やもっと詳しく知りたい点がある方は、お気軽に質問箱などで問い合わせて頂けましたら幸いです。また、次回の記事も読んで頂けましたら光栄です。