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デッキ紹介「SPYRAL -立ち回り編-」(前編)【ガリス】

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by ガリス

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デッキ紹介「SPYRAL -立ち回り編-」(前編)
(担当)前回の記事でSPYRALのデッキ紹介を書いていただいたガリスさんに、今回はそのSPYRALの各デッキ相手やメタカードに対する立ち回りを書いていただきました!
こちらの記事では私がSPYRALを使用する際に意識している事やプレーの選択基準を紹介していこうと思います。
【よくあるメタカードへの迫り方】
『墓地除外系のメタを警戒する』

墓穴の指名者>や<シャークキャノン>といった墓地除外系のメタを<グレース>に食らうと困ることが多くなります。
このケアとして素引きの<救出>をうまく使います。蘇生札を撃つ前に<トロイメア・フェニックス>を作って救出をコストとして捨てたり、<ソウルズ>のドロー効果を先に起動して捨てておき、除外されそうになったらチェーンして救出を使って避けるわけです。
例えば指名者がありそうな2伏せを相手取る時は、<ダンディ>の特殊召喚を先にもってきて1枚破壊し、ダンディと召喚権で出したモンスターでフェニックスをリンクし、救出を捨ててもう1枚破壊してからソウルズを投げていく・・・というようなプレーを選択していきます。

ジーニアス>の使い方に関しても同様です。先攻では非常に強い「ジーニアスAを捨ててジーニアスBを出す」という使い方を相手の伏せが残っている状態でやって指名者を食らったらとんでもない損になってしまいますので気を付けます。
先攻時ではランク1を活用しジーニアスが除外に消えないようにリソースとして運用しますが、後攻はそこまで大量に連射しなくてもワンキルが成立することも多くあります。
ですので「ジーニアスが除外に消えないように固執し最強盤面を作る」よりも「ある程度どの妨害を食らってもワンキルが通せる盤面を作る」ことをゴールとして展開ルートを選択します。その過程で、割とジーニアスは1度使えればOKだったりするので、逆算できたらどんどん切っていっちゃいましょう。前述のグレースを通す必要がある場合にジーニアスで指名者を受けたり誘導するのも手です。
『ジーニアスを活用する』

ヴェーラー>や<無限泡影>に強いSPYですが、毎回<リゾート>を引けるかと言うと、本体は準制限。<テラフォ>も<盆回し>も制限であるためどうしてもケアできない場合もあります。
しかし、動き次第で被害を抑える事もできます。
例としてこんな状況を見てみましょう。

相手はエフェクト・ヴェーラーを持っています。
あなたは今<ワン・フォー・ワン>で出したジーニアスと通常召喚した<ドローン>を素材に<ダブルヘリックス>をリンク召喚しました。
さて、このまま即座にダブルヘリックスの起動効果を使うと相手はエフェクト・ヴェーラーを発動し展開は止まってしまいます。
しかし、ここで仮に墓地のジーニアスの効果を先に使ったとしましょう。
すると、相手としてはヴェーラーはヘリックスに打たないと大量展開が確約されますから我慢せざるを得ず、ジーニアスは通るので<ビッグ・レッド>をサーチすれば墓地のドローンを蘇生しランク1エクシーズ→もう1度ジーニアスのサーチが入り、適宜次のためのビッグ・レッドや相手の展開を妨害するための<マルチワイヤー>、素引き<ボルテックス>がある場合の<ラスト・リゾート>の3択から好きなものをサーチして次のターンに備える事が出来ます。
じゃあ相手がヘリックスの召喚成功時にヴェーラーを優先権で投げ込んで来た場合は困るのではないか?と思われるかもしれませんが、相手視点からするとこれはやりたくないプレーになりあまり発生しません。
相手からしたら、この場合デッキトップが確定しているため、SPY側が素引きダンディや素引きビッグ・レッドを隠し持っている場合ヘリックスを素材にヘリックスを作って起動効果されるとヴェーラーを失った状態で大量展開を眺める事になってしまうのです。
ジーニアスのコストにして強いカード、2枚目のジーニアスや救出等が手札にある場合などは先にジーニアスから起動し、相手の妨害を避けていきましょう。
『ニビルをケアする』

サイドチェンジ後、よく展開系に対して採用される<ニビル>ですが、SPYは相手のニビルを意図的に損させやすいテーマです。
簡単な例として<ソウルズ>+<ジーニアス>の展開を見てみましょう。
(1)ジーニアス召喚
(2)ソウルズ特殊召喚
(3)<グレース>蘇生、ソウルズ効果でサーチした<救出>を墓地へ
(4)<ヘリックス
(5)ジーニアス2体目リクルート
で5回なわけですが、ここでニビルを相手が投げなければ素材3体の<ウーサ>が成立してニビルが使い道を失います。
しかし御覧の通り、墓地に既に救出が落ちていますから墓地からヘリックスを蘇生してジーニアスループを継続させられます。
相手の場に残っているニビルもグレースでサーチしておいたボルテックスで処理できます。
要は「場に<ダンディ>又はヘリックスを後から確保できて、ジーニアスを墓地に残せる状態でウーサをちらつかせる」とニビルケアとなります。
『冥王結界波の被害を抑える』

サイドチェンジ後、最も撃たれて困るカードの1つです。
せっかくの<アポロウーサ>や<トライゲート>や<ボルテックス>が使えなくなってしまいます。
ですが、副次効果でワンキルはされなくなりますので、次のターンの攻めがスムーズに行えるかどうか、そして盤面にこちらのカードがどの程度残るかが重要になってきます。
特に<ラスト・リゾート>付きのボルテックスは耐性のお陰で残りやすい上に、打点も除去効果もグダった試合を誤魔化すのに適した能力を持っています。
というかボルテックスが倒されると余計な墓地効果でこちらの盤面吹き飛ぶのでこの子だけは守りたいですよね。

主に意図的に行える対策は3つ。
  • (1)エクストラリンクしてしまう
相手がエクストラデッキを活用しないとモンスターを多数並べる事が出来ないテーマであれば、エクストラリンクをしておく事で相手にバトルフェイズを消費させ、処理されるモンスターの数を減らすことも可能です。
特に有効なのは、エクストラリンクを組む際、一番左上に出すモンスターを<リンクリボー>でなく<ダブルヘリックス>にすることです。
セレーネ>の1850かヘリックスの1900を処理しなければ相手はエクストラモンスターゾーンを使えませんので、基礎打点の低い展開系テーマなどは結界波があるのに突破できないという状況に陥ります。
冥王結界波によって場のヘリックスの「ダンディとして扱う」効果が無効になっているためマルチワイヤーがそのままだと打てませんが、救出でダンディを蘇生できる状態なら結界波を撃たれてもデッキトップバウンスという1妨害を構えれることになります。
時折未界域などで見かける「キュリオスで永続罠落としてグリフォンで再度セットする」コンボをSPYにも取り込む構築をして<魔封じ>を先攻でセットしておき、そもそも結界波を撃たせないというプランです。
リンクリボー(サイバース)+救出で出したグレース(魔法使い)+<ゴーストリック・デュラハン>(悪魔)等で組んでキュリオスを作ってグリフォンをリンクし、ボルテックスをグリフォンの隣に出しておけば相手だけ四苦八苦することになります。

後編(〜各種デッキへの立ち回り〜)へ続く

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