デッキ解説「サンダー・ドラゴン(後編)」【Saint-A】 | 遊戯王 OCG | トレカ通販・買取ならカードショップ -遊々亭-

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デッキ解説「サンダー・ドラゴン(後編)」【Saint-A】

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by Saint-A

thunderdragontitan.jpg
デッキ解説
「サンダー・ドラゴン(後編)」
目次
1.サンダードラゴンの強みと弱み
2.構築
3.主要カードの紹介
4.展開パターン
5.環境テーマへの立ち回り
6.終わりに
5.環境テーマへの立ち回り
vs.ドラゴンリンク

7月制限を象徴する環境トップの展開系テーマです。
1本目先攻を取ることができたら、なによりも<超雷>を優先的にSSします。サーチ封じ+戦闘効果破壊耐性がかなり強力なため、相手の解決策を絞らせ的確に手札誘発を当ててターンを返してもらいましょう。相手のリソースを枯らした上で、長期戦に持ち込まめばサンドラ側の流れに持ち込めます。
主な解決策は、
(1)<エクリプス・ワイバーン>からの<終焉龍 カオス・エンペラー
(2)<守護竜アガーペイン>からの<えん魔竜レッド・デーモン・アビス
(3)<ストライカー・ドラゴン>or<ヴァレルソード・ドラゴン>との<マグナヴァレット・ドラゴン
(4)相手ターン中に対象取らないバウンスが可能な<天球の聖刻印
が存在します。

基本的にモンスター効果によるものですので<エフェクト・ヴェーラー>や<無限泡影>を合わせたり、この解決策にたどり着かないように他の誘発を合わせます。
1本目後攻は<増殖するG>が通ることをお祈りしましょう。ハンデスされても墓地で発動する<雷龍融合>や最後の手札としての<雷劫>を合わせて切り返すことも可能かもしれませんが、要求値が高く展開を眺めるのに時間もかかるので、場合によっては早く畳んで2本目以降に時間を使った方が有意義だと僕は思います。

2本目以降はサイドチェンジで先攻なら<超融合><大捕り物><激流葬><王宮の勅命><虚無空間>などの強力な魔法罠、また後攻では<アーティファクト-ロンギヌス><応戦するG>などの手札誘発を意識します。<超融合>があると効果だけでなく打点を越えるのが大変な<えん魔竜レッド・デーモン・アビス>と<ヴァレルロード・S・ドラゴン>を捲ることも可能です。


vs.閃刀姫

魔鍾洞><メタバース>が規制され、代わりに<センサー万別>がドラゴンリンク対策として採用されるようになりました。<センサー万別>下で閃刀姫モンスターを処理する手段は<孤高><幻創龍ファンタズメイ><超雷>or<雷劫>or<雷獣>の高打点モンスターによる処理。<センサー万別>自体の処理手段は、<トロイメア・フェニックス>or<雷神>の破壊効果です。すでに場に表側で雷族モンスターが存在する場合は<サンダー・ドラゴン><雷電><雷獣><雷鳥>を裏向きでセットしてから、<雷龍融合>で<雷神>をSSして破壊効果を狙いに行きます。

序盤は相手の<無限泡影><閃刀機-ウィドウアンカー>の枚数を読みつつ、<超雷>と<幻創龍ファンタズメイ>を中心に閃刀姫モンスターを処理するのに重点を置きます。中盤以降は相手の魔法が溜まって自らのモンスターを奪われて1キルされてしまいますので、耐性のある<双穹の騎士アストラム>や<混沌の戦士 カオス・ソルジャー>にまとめ、相手が処理するために動いてきた<星杯戦士ニンギルス>に誘発を当て返しのターンでライフを取りきります。相手の<閃刀機-シャークキャノン>で自らの手札誘発(チューナー)が奪われ<水晶機巧-ハリファイバー>から展開される恐れがありますので、<雷劫>で除外するコストは極力誘発にしておくと無難です。


vs.サンダードラゴン

超雷><雷神>の処理がお互いに大変なゲームです。<無限泡影>がメインから存在する場合は比較的簡単になりますが、無い場合は工夫が必要になります。

よくある処理手段は、
(1)<太陽>+<雷劫>or<雷鳥>→<セキュリティ・ドラゴン>+<サクリファイス・アニマ>→<トロイメア・ユニコーン
(2)相手の場に<孤高>orその他3000以下のモンスターがいたら<混沌の戦士 カオス・ソルジャー
(3)<ヴァレルロード・ドラゴン>で奪う
(4)相手ターンのメイン中に<エフェクト・ヴェーラー>を発動し、そのターン中に<雷神>の効果で破壊する
だいたいこの4択だと思われます。
メイン戦では特に<幻創龍ファンタズメイ>の存在がありますので、(1)ではいきなり<トロイメア・ユニコーン>を目指すことも多いです。

また、相手が先に<ヴァレルロード・ドラゴン>で<超雷>を奪って返した場合の処理手段は、
(1)混沌の戦士 カオス・ソルジャーで返す
(2)ヴァレルロード・ドラゴンで返す
(3)<ヴァレルロード・ドラゴン>のみ処理→<雷神>を2回起動
(4)<ヴァレルロード・ドラゴン>のみ処理→打点をあげた<雷劫>の攻撃
(5)<双穹の騎士アストラム>で返す
とあり、以下に手順を記載します。

(1)混沌の戦士 カオス・ソルジャーで返す
前提:<太陽>+<雷龍融合>or<雷劫
展開:
太陽>NS、EF→融合素材や<雷劫>のコストなど。
雷龍融合>発動→<雷神>SS
太陽>EF→トークンSS
太陽>+トークン+<雷神>→<カオソル>SS
カオソル>で<超雷>に攻撃、<カオソル>EF→<ヴァレルロード・ドラゴン>除外

(2)ヴァレルロード・ドラゴンで返す
前提:<太陽>+<雷劫>(コスト<雷獣>+何か)(※1)
展開:
太陽>NS、EFは任意
雷劫>SS、コスト<雷獣>+何か
雷獣>EF→適当なサンドラSS、<太陽>EF→トークンSS

kouhen2-1.jpg


太陽>+<リンクリボー>(元トークン)(※2)+<雷劫>+適当なサンドラ→<ヴァレルロード・ドラゴン
ヴァレルロード・ドラゴン>で相手の<ヴァレルロード・ドラゴン>に攻撃→EFで奪う→奪った<ヴァレルロード・ドラゴン>EF→<超雷>も奪い返す

(※1)<雷劫>の代わりに<雷鳥>(<雷獣>を蘇生する)でも可。
(※2)太陽+トークンで<カミナリサマー>等、闇属性以外のリンクを絡めて<超融合>ケアも出来ます。
(3)ヴァレルロード・ドラゴンのみ処理 その1
前提:<雷神>を2回発動する
展開:
雷龍融合>→<雷神>SS
雷獣>EF、<雷鳥>EF、<雷源>EF(雷源のみダメステも可)
3種類のいずれかを2回通せればOK。(<ヴァレルロード・ドラゴン>の攻撃力を500下げる効果で1回はチェーンを挟まれてしまうため)

(4)ヴァレルロード・ドラゴンのみ処理 その2
前提:打点をあげた<雷劫>の攻撃
展開:
雷劫>SS→<ヴァレルロード・ドラゴン>に攻撃、<雷源>EF→処理後<雷劫>EF
雷劫>の打点が2800+500+300=3600となり、<ヴァレルロード・ドラゴン>EFで500下げられても大丈夫です。

(5)双穹の騎士アストラムで返す
(2)のルートよりも妨害を踏み越えやすいはず。
前提:<太陽>+<雷劫>(コスト<雷獣>+何か)
展開:
太陽>NS、EF任意(※3)
雷劫>SS(コスト<雷獣>+何か)
チェーン1:<太陽>EF→トークンSS(※4)
チェーン2:<雷獣>EF→<雷源>SS
トークン+<太陽>→<セキュリティ・ドラゴン>SS
雷源>→<サクリファイス・アニマ>SS(※5)

kouhen5-1.jpg


セキュリティ・ドラゴン>EF→<超雷>バウンス(※6)

この後は相手の場に応じて出すトロイメアモンスターを選びます。(どちらでも相互リンクのため1ドロー付き)
バウンスしたい場合・・・<セキュリティ・ドラゴン>+<雷劫>→<トロイメア・ユニコーン>SS&EF
魔法・罠を破壊したい場合・・・<サクリファイス・アニマ>+<雷劫>→<トロイメア・フェニックス>SS&EF
最後にEXから出たモンスター2体で<双穹の騎士アストラム>SSを出し、<ヴァレルロード・ドラゴン>攻撃。

(※3)<幽鬼うさぎ>ケアで使用しなくても良い (※4)<太陽>に<エフェクト・ヴェーラー><無限泡影>の場合は場の3体で<混沌の戦士 カオス・ソルジャー>SS
(※5)<超融合>ケアなら<雷源>+<雷劫>→<トロイメア・フェニックス>(ただし、先に<超融合>で<雷源>+<雷劫>+奪われた<超雷>で<雷神>SSされるのだけダメです)
(※6)<幽鬼うさぎ>を打たれたとしても最低限<超雷>は処理。


以上のように、ミラーで<超雷><雷神>を処理するには<太陽><雷獣><雷鳥><雷劫>の4枚が鍵となります。
そのためミラーマッチと判明していた場合は、初動の展開で強引にでもアクセスしておいたり、<サンダー・ドラゴン>は先に使っておいてデッキ内を圧縮しておくことは大切だと思います。
その他、お互いに動けない時に<超雷>や<雷神>の打点を<雷源>で上げておくことも大切です。そうしておくといざ<無限泡影>を発動された時でも、攻撃表示なら耐える可能性がでてきます。

サイドチェンジ後は、<精神操作><超融合><大捕り物><無限泡影><バージェストマ・ディノミスクス>に気を付けましょう。
アーティファクト-ロンギヌス>は相手のターンにしか打てないため、妨害にはなりますが同時に自分自身の<超雷><雷神>の強力な耐性も同時に消えてしまいますので僕は入れていません。ミラーだとリターンよりもリスクの方が大きいカードだと思います。むしろ入れるべきカードはサイチェン後に入るであろう魔法罠を破壊できる<ハーピィの羽根帚>や<タイフーン><ツインツイスター>等だ思います。その点どちらの条件も満たせる<無限泡影>はかなり優秀な1枚ですね。


6.終わりに
いかがでしたでしょうか?
サンダードラゴンデッキは展開パターンが多いため、環境によってどう動くべきかが変わる奥深いテーマです。
実は僕自身も未だに研究中で、特に今期は初手の全組み合わせを1から学び直してExcelの表にまとめています(笑)
今回の記事は導入に近い部分が多かったとは思いますが、少しでも参考になって大会で生かせるシーンが出てきたら幸いです。
ここまでご精読して頂き誠にありがとうございました。それではまた!

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