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デッキ解説「サンダー・ドラゴン(中編)」【Saint-A】

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by Saint-A

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デッキ解説
「サンダー・ドラゴン(中編)」

目次
1.サンダードラゴンの強みと弱み
2.構築
3.主要カードの紹介
4.展開パターン
5.環境テーマへの立ち回り
6.終わりに
4.展開パターン
サンダードラゴンの展開パターンは多岐に渡ります。
闇の誘惑>が絡まない2枚初動のパターンだけで34通りありました(個人調べ)
そりゃ回すの難しいって敬遠されがちですよね(笑)

そこで今回は、悩みがちな具体例をいくつかピックアップして解説します。
ポイントは「各サンダードラゴンの効果を毎ターン全部使うこと」です!
僕自身頭が固いので、他にもっと柔軟な展開がありましたらこっそり教えて下さい...。


具体例1:孤高+雷電
1-1:<孤高>NS→EF(コスト<雷電>BN)→<雷獣>BN
チェーン1:<雷電>EF→<雷鳥>サーチ
チェーン2:<雷獣>EF→<雷源>SS

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1-2:<雷鳥>EF→<雷電>SS、<雷源>→<超雷>SS、<雷源>EF→<雷源>サーチ

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制限改定による変更点:<雷鳥>EFでSSするモンスター
改定前:<雷獣
改定後:<雷電

雷鳥>と<超雷>規制前は、返しのターンで1ターンキルされるのを防ぎつつリソースを維持するため<雷獣>をSSしていました。<雷獣>が倒されても<雷鳥>をSSでき、さらに倒されたら手札交換で次のターンに備えられ、倒されなければ<雷鳥>が手札に来るため次のターンまた動けていました。しかしながら制限改定で<雷鳥>と<超雷>が制限になってしまったため、この動きはできなくなりました。
規制後は、<超雷>が倒されても<雷龍融合>にアクセスして巻き返せるように<雷電>をSSしています。
また、墓地に<雷鳥>があるため、<孤高>が破壊された場合に<雷獣>を除外から手札に回収できるのも優秀ですね。

仮に何も倒されないで自分のターンが帰ってきた場合、
(1)そのまま戦闘でライフを取る(最大5900+500)
(2)<超雷><雷神><孤高>まで展開して1キルを狙う
(3)<混沌の戦士 カオス・ソルジャー>(耐性あり)<雷神><孤高
(3)'<混沌の戦士 カオス・ソルジャー>(耐性あり)<雷神><超雷
(4)<召命の神弓-アポロウーサ(素材4)><雷神
以上の4択から、ドローを考慮しないでも選ぶ事ができます。


(2)の展開(<灰流うらら>×<屋敷わらし>×)
超雷>+<雷電>→<常夏のカミナリサマー>SS、
雷電>EF→<雷龍融合>サーチして発動(<超雷><雷源><雷鳥>を戻す)→<雷神>SS

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雷源>EF→<雷神>ATK+500(雷神の(1)が誘発)
常夏のカミナリサマー>→<超雷>SS
相手の場に何もいなければ、2600+3700+1700=8000で1キル

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(3)の展開(<灰流うらら>○<屋敷わらし>×)
雷源>NS、<超雷>+<雷電>+<雷源>→<混沌の戦士 カオス・ソルジャー>SS
チェーン1:<雷源>EF→<雷源>サーチ
チェーン2:<雷電>EF→<雷龍融合>サーチ

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雷龍融合>発動(<超雷><雷源><雷源>戻す)→<雷神>SS

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(3)'さらに、もし相手の場に攻撃力1700以上のモンスターがいた場合
例えば<閃刀姫-シズク>墓地魔法2枚以上、<転生炎獣サンライトウルフ>などがいた場合です。
バトルフェイズ <孤高>自壊(EF→BNの<雷獣>を手札に回収)
メインフェイズ2 <雷獣>EF→<雷鳥>を手札に回収(雷神の(1)が誘発)、<雷鳥>EF→<雷電>SS(雷神の(1)が誘発)、<雷電>→<超雷>SS


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(4)の展開(<灰流うらら>○<屋敷わらし>○)
雷源>NS、(<超雷>+<雷電>+<雷源>+<孤高>)→<召命の神弓-アポロウーサ>SS
チェーン1:<雷源>EF→<雷源>サーチ
チェーン2:<雷電>EF→<雷龍融合>サーチ
雷龍融合>発動(<超雷><雷源><雷源>を戻す)→<雷神>SS

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(3)(4)ともに、次のターンに<灰流うらら>がなければ、<雷龍融合>で<雷劫>をサーチ。
相手ターンの妨害用に使用した<雷源>と<雷電>をBNして展開できるのもいいですね。

以上の展開例を頭にインプットした上で、実際の試合中に考えるべき大切なことの一つは手札誘発のケアです。
今回挙げた具体例で、手札誘発に焦点を当てた上で再度考えてみましょう。

具体例1:孤高+雷電の場合
孤高>NS・・・<エフェクト・ヴェーラー>をチェック
チェーン1:<雷電>、2:<雷獣>・・・チェーンの順番で<灰流うらら>を打たせない
雷獣>EF・・・<増殖するG>をチェック
雷鳥>EF・・・<屋敷わらし><PSYフレームギア・γ>をチェック

となり、先ほどの具体例が通っているならば、相手の手札には
エフェクト・ヴェーラー>、<灰流うらら>(どちらか1枚だけある可能性は考慮すべき)、<増殖するG>、<屋敷わらし>、<PSYフレームギア・γ>、これらのカードが無いと推測できます。

相手のターンの裏目としては<無限泡影>が挙げられ、<超雷>が処理されてしまう可能性があります。
この場合、<雷電>を相手に破壊してもらってダメージステップ中に<雷龍融合>をサーチ、もしくは次の自分のターンに <雷源>NS+<雷電>→<常夏のカミナリサマー>リンク召喚
チェーン1:<雷電>EF→<雷龍融合>サーチ
チェーン2:<雷源>EF→<雷源>サーチ
で<灰流うらら>をケアしながら再度展開することができます。
雷龍融合>に<屋敷わらし>を発動された場合は、相手のトップor<幻創龍ファンタズメイ>で引かれたはずなので割り切りましょう。

また、具体例1の<雷獣>に<増殖するG>を発動された場合、
チェーン1:<雷電>EF→<サンダー・ドラゴン>サーチ
チェーン2:<雷獣>EF→<雷鳥>SS
サンダー・ドラゴン>EF→<サンダー・ドラゴン>×2枚サーチ

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雷鳥>→<超雷>SS、<雷鳥>EF→<サンダー・ドラゴン>2枚含めて手札交換効果

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と展開方法を変更することで、相手は<増殖するG>の2枚ドローで+1枚、自分は<サンダー・ドラゴン>2枚サーチ(を何らかのカードと交換)で+1枚となり相手とのアド差を広めずに返すことができます。
雷鳥>の手札交換効果に<灰流うらら>を発動されたら、「こっちの方が枚数は多いもん!」と自分を励ましましょう。


具体例2:孤高+サンダー・ドラゴン+雷鳥
サンダー・ドラゴン>EF→<サンダー・ドラゴン>2枚サーチ、<孤高>NS→EF(※1)(コスト<サンダー・ドラゴン>BN)→<雷獣>BN
チェーン1:<雷獣>EF(※2)→<雷電>SS
※1<エフェクト・ヴェーラー><無限泡影>をチェック
※2<増殖するG><灰流うらら>をチェック

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雷電>→<超雷>SS、<雷電>EF(※3)→<雷龍融合>サーチ、<雷鳥>EF(※4)→<雷電>SS
※3<増殖するG>のドローに<灰流うらら>があるかをチェック
※4<増殖するG>が発動されていたらやらない)

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(分岐)手札誘発により妨害されなかった場合
(分岐1)どのモンスターも処理されなかった場合
(<超雷>+<雷電>)→<常夏のカミナリサマー>リンク召喚
雷電>EF→<雷劫>or<雷獣>(※5)
※5<雷電>のサーチ先は、相手の場に<雷劫>で破壊できるモンスターがいるかどうかで変わります。

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雷龍融合>発動(<超雷><サンダー・ドラゴンB><サンダー・ドラゴンC>を戻す)(※6)→<雷神
※6<屋敷わらし>をチェック
サンダー・ドラゴンA>EF→同名(B)サーチ(雷神の(1)が誘発)
サンダー・ドラゴンB>EF→同名(C)サーチ(雷神の(1)が誘発)

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雷劫>SS(<雷電>+<雷鳥>BN)
常夏のカミナリサマー>→<超雷>SS

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(分岐2)<超雷>が墓地送りされた場合(例:<メリュシーク>効果など)
雷龍融合>発動(<超雷><サンダー・ドラゴンB><サンダー・ドラゴンC>を戻す)(※6)→<雷神
※6<屋敷わらし>をチェック
サンダー・ドラゴンA>EF→同名Bサーチ(雷神の(1)が誘発)
サンダー・ドラゴンB>EF→同名Cサーチ(雷神の(1)が誘発)

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モンスター数よりも耐性ありの高打点モンスターの方が刺さるなら、
孤高><雷電><雷神>→<混沌の戦士 カオス・ソルジャー>リンク召喚
雷電>EF→<雷劫>サーチ
雷劫>SS(<雷鳥>+<雷電>BN)
雷鳥>EFで手札交換(雷神の効果が効かない場合サンダー・ドラゴンを2枚にしておくと尚良い)

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(分岐3)<孤高>に<エフェクト・ヴェーラー>を発動された場合
サンダー・ドラゴン>EF→同名2枚サーチ
孤高>NS→EF(コスト<サンダー・ドラゴン>BN)←<エフェクト・ヴェーラー

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雷鳥>EF→<サンダー・ドラゴン>SS、<サンダー・ドラゴン>→<超雷>SS

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具体例3:太陽+雷獣+サンダー・ドラゴン
(3-1)手札誘発を何も発動されなかった場合
サンダー・ドラゴン>EF→同名1枚サーチ
太陽>NS&EF→<雷源>GY、<太陽>→<超雷>SS

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雷神>SS(<超雷>+<雷獣>BN)、<雷獣>EF→<雷電>SS

tenkai3-2.jpg


(<雷神>+<雷電>)→<常夏のカミナリサマー>SS、<雷電>EF→<雷龍融合>サーチ
雷龍融合>発動(<超雷><雷神><サンドラ>を戻す)→<雷神>SS

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サンダー・ドラゴン>EF→同名サーチ(雷神(1)が誘発)、<雷神>EF→対象自身→(2)で<太陽><雷源>BN
雷源>EF→同名サーチ
常夏のカミナリサマー>→<超雷>SS

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(3-2)<太陽>に<エフェクト・ヴェーラー>を発動された場合
→(3-1)と同じ展開で、<雷源>が墓地にないため<雷神>の妨害が減る

最終盤面
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(3-3)<太陽>に<幽鬼うさぎ>を発動された場合
→<超雷>をSSして終了

サンダー・ドラゴン>EF→同名1枚サーチ
太陽>NS&EF(←<幽鬼うさぎ>)、<太陽>&<雷鳥>GY
雷獣>EF→<雷鳥>回収
雷鳥>EF→<雷獣>SS→<超雷>SS

最終盤面
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(3-4)<雷獣>に<増殖するG>を発動された場合
→<雷神>の2妨害にプラン変更

サンダー・ドラゴン>EF→同名1枚サーチ
太陽>NS&EF→<雷源>GY、<太陽>→<超雷>SS

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雷神>SS(<超雷>+<雷獣>BN)、<雷獣>EF(←<増殖するG>)→<雷電>SS
エンドフェイズ→<雷電>を手札に回収

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チェーン1:<雷電>EF、相手にチェーンが無ければチェーン2:<雷神>(1)EF
チェーン2解決 <雷神>自身を破壊し(2)で墓地から<太陽><雷源>BN、チェーン1解決 同名(雷電)サーチ
雷源>EF→同名サーチ


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(3-5)<雷獣>に<灰流うらら>を発動された場合
→<雷神>の1妨害にプラン変更

サンダー・ドラゴン>EF→同名1枚サーチ
太陽>NS&EF→<雷源>GY、<太陽>→<超雷>SS
雷神>SS(<超雷>+<雷獣>BN)、<雷獣>EF(←<灰流うらら>)

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チェーン1:<サンダー・ドラゴン>EF→相手にチェーンなければチェーン2:<雷神>(1)EF→自身破壊に(2)を適用(<太陽><雷源>BN)
雷源>EF→同名サーチ

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(3-6)<常夏のカミナリサマー>に<幻創龍ファンタズメイ>を発動された場合
→<雷神>の効果で破壊しにいく

サンダー・ドラゴン>EF→同名1枚サーチ
太陽>NS&EF→<雷源>GY、<太陽>→<超雷>SS
雷神>SS(<超雷>+<雷獣>BN)、<雷獣>EF→<雷電>SS
雷神>+<雷電>→<常夏のカミナリサマー>SS
チェーン1:<雷電>EF(→<雷龍融合>サーチ)、チェーン2:相手の<幻創龍ファンタズメイ
雷龍融合>EF(<超雷><雷神><サンドラ>戻す)→<雷神>SS

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サンダー・ドラゴンA>EF→(相手にチェーンなければ)→<雷神>EF→<幻創龍ファンタズメイ>破壊→同名Bサーチ
サンダー・ドラゴンB>EF→(相手にチェーンなければ)→<雷神>EF→対象自身→GYの<太陽><雷源>BN→同名Cサーチ
雷源>EF→同名サーチ
常夏のカミナリサマー>→<超雷>SS

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展開失敗がする場合
・<雷電>に<灰流うらら>を発動された場合
・<雷龍融合>に<屋敷わらし>を発動された場合
相手ターン中に<常夏のカミナリサマー>で<雷電>を蘇生して再度リソースを回復しましょう。
※<太陽>で<ライオウ>を墓地に置く選択肢が取れるなら、ここで誘発をケアして妨害を構えることもできます。


各デッキ相手に対する立ち回りを解説する後編へ続きます。

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