【1ページ目】メカヲタ | 遊戯王 OCG | トレカ通販・買取ならカードショップ -遊々亭-

【1ページ目】メカヲタ | 遊戯王 OCG

遊戯王 OCG 遊々亭Blogです。遊々亭一押しのプレイヤーさん達による攻略情報やゲームに関する様々な情報、担当のおすすめなど、遊戯王 OCGに関する情報を配信していきます。Twitterでも情報配信中です!
遊々亭@遊戯王 OCG担当アカウント@yuyutei_yugioh 遊々亭公式アカウント@yuyuteiNews

メカヲタ アーカイブ

タイトル一覧へ ≫

[INFO] デッキ紹介【白き森】

    posted

    by メカヲタ

    [INFO] デッキ紹介【白き森】
    みなさんこんにちは、メカヲタです。
    今回は「INFINITE FORBIDDEN」より、新規テーマ「白き森」について解説します。


    新テーマ「白き森」について
    「白き森」は魔法使い族・光属性でほぼ統一されており、シンクロモンスターを擁するテーマです。
    「罪宝」ストーリーに関わりがあり、<黒魔女ディアベルスター>と<原罪のディアベルゼ>の過去と思われる姿が描かれています。
    レベル4のチューナーとレベル2の非チューナーでレベル6のシンクロチューナーを出し、そこからレベル8のシンクロモンスターへ繋げられるようデザインされているほか、モンスターの大半に魔法・罠をコストに発動する効果が付いており、テーマに属する魔法・罠が、モンスター効果のコストにされるとセットされるという特長も持っています。
    実質ノーコストで強力な効果を使いつつ、多段的な妨害や汎用カードを駆使して戦えます。
    カード効果について見ていきましょう。


    カード紹介
    白き森のアステーリャ
    レベル2のモンスターで、魔法・罠をコストにデッキから魔法使い族・光属性のチューナーを特殊召喚する効果と、墓地にいる状態で魔法・罠がモンスター効果のコストになると蘇生される効果があります。
    特殊召喚する先としては「白き森」はもちろん、「烙印」関連の<聖女系モンスター>も対象になり、幅広く活躍することができます。
    蘇生効果はテーマ内の下級のほか、レベル6のシンクロ体もコストを要求するモンスターがおり、自然にレベル8のシンクロへと繋ぐことができます。
    効果が自己完結しており、実質的にレベル2非チューナー2体分になることから扱いやすい、優秀な初動です。

    白き森のリゼット
    魔法・罠をコストに特殊召喚し「白き森」モンスターをサーチする効果と、相手ターンのシンクロチューナーの特殊召喚時に自己サルベージする効果があるレベル2。
    特殊召喚効果は手数でありながらサーチまでできる優秀な効果ですが、<灰流うらら>などによって特殊召喚ごと止められてしまうリスクも抱えています。
    とはいえ初動になることに変わりなく、こちらもサーチ先と合わせて自然にシンクロへと繋げられるデザインになっています。
    自己サルベージは【白き森】では条件を満たしやすく、返しの初動の担保と手数として機能してくれます。
    白き森のアステーリャ>と違い自ターンでの展開の手数にはなりませんが、こちらからあちらへ繋ぐこともできるので問題になることはなさそうです。

    白き森のシルヴィ
    召喚・特殊召喚時に「白き森」魔法・罠のサーチと、「白き森」チューナーに共通する蘇生効果があります。
    単体では特に何も起きませんが、サーチカードをサーチすることで展開を繋ぐ、単純に持ってきたカードを<白き森のリゼット>のコストにするなどが可能です。
    白き森のアステーリャ>から特殊召喚する筆頭で、6シンクロの効果も合わせて自然に展開を繋ぐことができます。
    蘇生は自分の「白き森」シンクロモンスターをフィールド・墓地から対象にしてEXデッキに戻すことで可能で、基本は墓地から戻すことで展開を伸ばしますが、完全フリーチェーンなためフィールドでの効果への無効避けにも使えます。
    シンクロモンスターを使いまわせる効果でもあるためエクストラデッキの自由度が高くなり、デッキ全体として優秀な効果です。
    蘇生後は効果無効なものの除外される等のデメリットがない点も強力。

    白き森のルシア
    「白き森」が自分フィールドにいる場合に特殊召喚する効果と、魔法・罠をコストにドローする効果、4チューナー共通の蘇生効果を持ちます。
    自己SS持ちで単純に面を増やせるため強力ですが、【白き森】の初動から動くとネームが全て絡むため、素引きが上振れに繋がりにくいのが難点。
    これは<白き森のリゼット>にも言えます。
    ドローはコストを要求するため若干重めですが、テーマカードであればコストが実質0であり、ほかにも墓地効果を持つカードをコストに活かすことも考えられます。
    初動にはなりませんが、ドローから<白き森のリゼット>を引けばあちらの効果で特殊召喚したり、逆にあちらの効果でこのカードをサーチすることで特殊召喚したりと補間的な要素を持ちます。
    柔軟な立ち回りを可能とする潤滑油的存在です。
    蘇生効果は<白き森のシルヴィ>と共通。

    白き森の魔性ルシエラ
    レベル6のシンクロチューナー。
    特殊召喚時に魔法・罠をコストに「白き森」カードまたは魔法使い族・光属性をサーチする効果と、魔法使い族・幻想魔族のシンクロモンスターへの500打点のバフと効果破壊耐性を与える効果を持ちます。
    召喚時の効果はテーマのカードをサーチしたり、テーマ罠で妨害形成を狙うのはもちろん、<妖眼の相剣師>といった特殊召喚しやすいモンスターや<エフェクト・ヴェーラー>などをサーチして妨害とすることも可能。
    サーチ範囲がかなり広く、コストは要求されるもののかなり強力な効果です。
    また、全体バフ効果があるため自身の実質打点は2500で、類似のバフ効果を重ねがけして戦闘を補佐しつつ耐性によって場持ちを向上させることもできます。
    種族が対応しさえすれば並べたモンスター全てに適用できるため、総打点を伸ばしてワンショットを狙いに行く動きも可能です。

    白き森の魔狼シルウィア
    レベル6のシンクロチューナーで、特殊召喚時に相手フィールドのモンスター全てを裏側守備表示にする効果を持ちます。
    シンクロ召喚はもちろんのこと、蘇生時にも効果を発動できるほか、同名ターン1がないので複数回特殊召喚できればそれだけ妨害になります。
    墓地からは<シンクロ・ランブル>などで特殊召喚できるほか、レベル4「白き森」の効果でEXデッキに戻せるため使い回しも容易です。
    また、<白き森の魔性ルシエラ>と同様のバフ効果もありますが、こちらは打点上昇に加えて守備倍貫通を付与します。
    打点上昇や自身の妨害と噛み合った効果で、守備力の低いモンスターを裏向きにして殴ることで一撃で高いダメージを狙うことができます。
    【白き森】においては主力となる妨害モンスターです。

    白き森の妖魔ディアベル
    レベル8のシンクロモンスターで、このカードのみ幻想魔族となっています。
    シンクロチューナーを素材にして出した場合に墓地の魔法・罠1枚をサルベージできます。
    比較的緩い条件でサルベージでき、【白き森】においては6のシンクロチューナーと2で簡単に出せるため、かなり強力な効果です。
    他2種のシンクロと違い蘇生などでは反応しませんが、レベル4の効果で戻すことができるため複数ターンでの発動も容易です。
    もう1つの効果として、相手の効果の発動にチェーンして魔法・罠をコストにし、シンクロチューナーを特殊召喚するものがあります。
    EXデッキから直接出せるほか、正規召喚していれば蘇生や帰還も可能。
    「白き森」を出して妨害してもいいし、相手ターンシンクロを持つ<フォーミュラ・シンクロン>などを出してさらなるシンクロを狙うこともできます。
    【白き森】では相手ターンに<白き森の魔狼シルウィア>を、この効果を含めて2回出すことで主妨害にします。
    レベル8にしてはやや控えめな2500打点ですが、他のシンクロ体の効果で打点を補助できるためそれほど問題はありません。
    自身は非チューナーなため、レベル4と合わせて12へと繋げられるのもいいですね。

    白き森のいいつたえ
    「白き森」モンスターをサーチするシンプルなテーマサーチカード。
    発動条件として自分フィールドに魔法使い族または幻想魔族がいることを要求しており、1枚初動にはならないのが難点。
    惜しい点はあるものの<白き森のシルヴィ>から間接的にモンスターに触ったり、とりあえず発動さえできれば<白き森のリゼット>を経由して展開できるため優良な1枚です。
    後半の効果は「白き森」関連共通の、コスト後再セット効果です。

    白き森にはいるべからず
    レベル6以上の魔法使い族または幻想魔族がいる場合に、相手のカード1枚を対象にして破壊する通常魔法。
    条件はあるもののノーコストでカードの種類を問わず破壊できるため、かなり汎用的なカードです。
    速攻魔法ではないため相手ターンの妨害にはなりませんが、コストにしてもそのターンに即座に使用できるメリットでもあります。
    1枚入れておくと対応力が上がるタイプのカードですね。
    再セット効果は共通。

    白き森のわざわいなり
    手札・デッキから「白き森」を特殊召喚し、その後「白き森」のシンクロ召喚を行える通常罠。
    基本は特殊召喚したモンスターと盤面のモンスターでシンクロすることになりますが、既に盤面に素材が揃っている場合は、<白き森のシルヴィ>を特殊召喚してそれ以外でシンクロし、特殊召喚時の効果を使うことも考えられます。
    シンクロは任意であり効果無効もないため、<鉄獣の抗戦>のような類似するカードの中ではかなり条件が緩いカードといえます。
    白き森の妖魔ディアベル>で<白き森の魔狼シルウィア>を特殊召喚し、効果を使った後それをバウンスして墓地のレベル4を蘇生、このカードで特殊召喚したレベル2と合わせて再度<白き森の魔狼シルウィア>を特殊召喚していくのが主なテーマとしての妨害になります。

    罪宝の囁き
    自分フィールドの魔法使い族・幻想魔族をバウンスし、墓地・除外から魔法使い族・幻想魔族1体を特殊召喚する速攻魔法。
    名称もあわせて、「白き森」というよりは種族の汎用カードです。
    速攻魔法でエスケープできるほか蘇生対象のレベル制限や無効化の制約もないため強力な部類ですが、特殊召喚が強制なため初動へのエスケープには使用しづらいのが難点。
    【白き森】においてはアクセスする手段もなく、微妙に扱いにくいのが惜しいカードです。
    テーマには属していないものの、こちらにもコストの再セットが付いています。

    新規カードの紹介は以上です。


    展開例紹介
    次に【白き森】としての展開パターンを紹介します。

    白き森のアステーリャ+魔法・罠1枚
    1. 白き森のアステーリャ>を召喚し、効果で<白き森のシルヴィ>を特殊召喚、<白き森のいいつたえ>をサーチ
    2. 白き森の魔性ルシエラ>をシンクロ召喚して<白き森のいいつたえ>をコストに<白き森のわざわいなり>をサーチ、<白き森のアステーリャ>を蘇生してコストにした<白き森のいいつたえ>を再セット
    3. 白き森のいいつたえ>で<白き森のリゼット>をサーチし、場の2体で<白き森の妖魔ディアベル>をシンクロ召喚して墓地から魔法・罠1枚を回収
    4. 回収したカードをコストに<白き森のリゼット>を特殊召喚し、<白き森のルシア>をサーチして特殊召喚
    5. 白き森のルシア>の効果で<白き森のわざわいなり>をコストにドローし<白き森のわざわいなり>を共通効果で再セット、<白き森のリゼット>と<白き森のルシア>で<スターダスト・チャージ・ウォリアー>をシンクロ召喚してさらにドロー
    6. 白き森の魔性ルシエラ>をバウンスして「白き森」レベル4チューナーを蘇生し、<スターダスト・チャージ・ウォリアー>と合わせて<フルール・ド・バロネス>をシンクロ召喚
    最終盤面は<白き森の妖魔ディアベル>+<フルール・ド・バロネス>+<白き森のわざわいなり>と2ドロー
    一度展開するとテーマカード全てに触ることができ、それらがリソースとして働きます。
    また、初動のコストが「白き森」であれば、そちらを回収しつつ再度コストにしたり、相手ターンの<白き森の妖魔ディアベル>のコストにすることで無駄を無くせます。
    初動が<白き森のリゼット>であれば、そちらのサーチを<白き森のアステーリャ>、<白き森のいいつたえ>のサーチを<白き森のルシア>にすることで同じ展開が可能です。


    デッキレシピ
    純型の【白き森】のレシピは以下になります。


    白き森
    プレイヤー:メカヲタ


    ドローによる手札誘発と、永続カードによる拘束が強く、リソースを抱えながら戦うミッドレンジ系列のデッキです。
    ただ盤面自体はそこそこ固く、展開力があるため2キルもかなり容易で、仮に<増殖するG>を打たれた場合も<白き森のわざわいなり>で止まる明確な点があり、【蟲惑魔】に近いデッキ性質になっています。

    純型以外で相性のいいカードとしては、コストを供給しながら展開力を補佐する「トイ」、<白き森のアステーリャ>と<騎士皇アークシーラ>による相互アクセスが可能な「センチュリオン」、手札枚数を減らさずにコストを確保できる<チキンレース>などが挙げられます。

    特に「トイ」ギミックは、<トイ・ソルジャー>から「白き森」レベル4にアクセスも可能で、最終盤面もかなり強固なためおすすめです。
    フィールドの魔法・罠をコストにでき、かつ「白き森」へはレベル6シンクロから<白き森の魔性ルシエラ>経由でアクセスできるため、「メタルフォーゼ」などのテーマと混成させるのもおもしろいかもしれません。


    出たばかりのテーマなためテーマ内での展開力は頭打ちな印象ですが、ミッドレンジらしく柔軟な展開と貫通を狙え、かつ全体裏守備というかなり強力な妨害を有するデッキで、現段階でもなかなか強いデッキといえます。
    ストーリーテーマでもあるため今後の新規も見込め、そういう点でも将来性の高いデッキといえるかもしれません。
    みなさんも是非「白き森」使ってみてください。
    ありがとうございました!

デッキ紹介 【天盃龍】

    posted

    by メカヲタ

    デッキ紹介 【天盃龍】
    皆さんこんにちは、メカヲタです。
    今回の記事は、4月28日・29日に控えたYCSJを前に、おすすめデッキかつ使用者が多いことが予想される【天盃龍】について改めて解説します。
    お付き合いください。


    【天盃龍】について
    【天盃龍】は「LEGACY OF DESTRUCTION」で登場したドラゴン族・炎属性のテーマで、メインデッキの「天盃龍」モンスター、それらを含む炎属性・ドラゴン族をサポートする「燦幻」魔法カード、および「燦幻」シンクロモンスターで構成されています。
    これら全体が「麻雀」、特に役のひとつである「大三元」をモチーフに作られており、麻雀好きであれば思わずニヤッとするような要素が随所に散りばめられています。
    また、過去カードである<トライデント・ドラギオン>に関連付けられた実質的なリメイクカード群でもあり、本家をより強力に使用できるデザインにもなっています。

    「天盃龍」はバトルフェイズ中にシンクロする効果を持っており、連続攻撃による高い総攻撃力を出せるのが特長で、主に後手ワンキルを主軸とした構築で大会でも結果を残しています。
    メインギミックのスロットがコンパクトなため拡張性が高いのも特長的で、【ドラゴンリンク】の要素を入れて先攻盤面を作れるようにしたり、大量の誘発を投入して先後どちらも立ち回れるようにしたりと様々な構築があります。
    カードについて1枚1枚見ていきましょう。


    カード紹介
    天盃龍チュンドラ
    レベル4のチューナーで、攻撃力は1500。
    麻雀牌では「中」に相当します。
    自分フィールドにドラゴン族・炎属性がいると手札から発動して特殊召喚できます。
    モンスターが戦闘するダメージステップ開始時にデッキからレベル4以下のドラゴン族・炎属性を特殊召喚でき、このカードの攻撃はもちろんのこと、並べたモンスターでの戦闘や相手からの攻撃でもモンスターを供給することができます。
    特殊召喚したモンスターとでシンクロすることで、連続攻撃によるワンショットを狙います。
    バトル中のシンクロ効果は下級3種共通で、かつ同名ターン1がないことも特長です。

    天盃龍パイドラ
    レベル3の非チューナーで、攻撃力は1700。
    麻雀牌では「白」に相当します。
    召喚・特殊召喚時に「燦幻」魔法・罠をセットするかサーチでき、サーチ先のカードの効果によりモンスターを増やすことができます。
    永続効果でドラゴン族・炎属性の戦闘でのダメージを0にでき、一部の効果発動の条件である攻撃回数を増やすための自爆特攻で、先にライフ負けする事態を防ぐことができます。

    天盃龍ファドラ
    レベル3の非チューナーで、攻撃力は1600。
    麻雀牌では「發(正確な字は日本語非対応)」に相当します。
    召喚・特殊召喚時か、モンスターが戦闘するダメージステップ開始時に、墓地のレベル4以下のドラゴン族・炎属性を蘇生できます。
    純粋にモンスター数を増やせるため手数となり、バトル中にシンクロ素材としたモンスターを蘇生することで追撃も可能。
    ワンショットを耐えられた際に返しのターンで巻き返す手数としても優秀です。
    永続効果でドラゴン族・炎属性に戦闘耐性を付与でき、<天盃龍パイドラ>と合わせると戦闘破壊とダメージの双方をシャットアウトできます。
    最初から大型モンスターで殴るのではなく、下級による自爆特攻を織り込んでデザインされているのがおもしろいですね。
    他の下級2種は初動になりますが、このカードのみ初動にはなりません。

    燦幻開門
    速攻魔法。
    読みは中国読みの「サンゲンカイメン」です。
    効果はレベル4以下のドラゴン族・炎属性のサーチ、または手札からドラゴン族・炎属性の特殊召喚で、バトルフェイズ中であればどちらも適用できるというもの。
    実質的なリクルート札なため非常に強力であり、バトル中でなくとも初動確保や盤面維持に貢献できる優秀なカードです。
    適用する効果を処理時に選ぶため、バトルフェイズ中でない時や特殊召喚だけを適用したい場合でも<灰流うらら>を受ける点には注意。

    盃満ちる燦幻荘
    【天盃龍】を使う理由の1つでもあるフィールド魔法。
    メインフェイズ1の間、自分フィールドのドラゴン族・炎属性が相手の発動した効果を受けなくなるため、ほとんどの妨害をシャットアウトして展開できます。
    また、デッキから「天盃龍」をサーチしつつ手札を1枚捨てる効果もあり、こちらも初動になるカードです。
    ストレイ・ピュアリィ・ストリート>のような耐性を付与するテーマフィールド魔法はこれまでにもありましたが、類似するカードの中では特に耐性が強固で、フィールド魔法に干渉できない相手であれば完封することすら可能。
    初動を兼ねている点も含めて無比の強さを誇ります。
    バトルフェイズ中に自身が破壊されると自分のドラゴン族シンクロモンスター1体の打点を倍にする効果もあり、バトル中のシンクロで出した<トライデント・ドラギオン>で破壊することで6000の複数攻撃を行えるデザインになっています。
    耐性を付与しながら展開し高打点の連撃で勝負を決める、豪快なテーマ性を代表するようなカードです。
    余談ですが、サーチ効果は麻雀の自摸から打牌を表現しているのがおもしろいですね。

    燦幻昇龍バイデント・ドラギオン
    レベル7のシンクロチューナーで、攻撃力は2600。
    「燦幻」シンクロモンスターはチューナー・非チューナー双方にドラゴン族を要求する特徴がありますが、【天盃龍】においては特に気にならないでしょう。
    シンクロ召喚時に墓地のドラゴン族・炎属性を蘇生する効果と、3回以上攻撃宣言されたターンにフリーチェーンで自己蘇生し、魔法・罠1枚を破壊できる効果があります。
    自身がチューナーなのでレベル3「天盃龍」を釣り上げることでレベル10シンクロへ繋げられるほか、蘇生対象が再度攻撃に参加できるため総火力の底上げが可能。
    この効果の使用後はドラゴン族モンスターしか特殊召喚できないため、<フルール・ド・バロネス>などへ繋げられないことには注意が必要です。
    自己蘇生効果は比較的緩い条件で達成でき、自身の攻撃→シンクロ→蘇生してさらに追撃とさらなる攻撃を叩き込むことが可能。
    デュエル中に一度の効果ではあるものの、一気にライフを削りきる【天盃龍】の性質に合った効果であるといえます。
    おまけである魔法・罠の除去も優秀で、【粛声】による攻撃制限を<天盃龍パイドラ>+<天盃龍ファドラ>によってダメージを0にしながら攻撃を稼ぎ、このカードの蘇生で<粛声なる結界>を突破するなどの運用が可能です。

    燦幻超龍トランセンド・ドラギオン
    レベル10のシンクロモンスターで、攻撃力は3000。
    シンクロ召喚時にフィールドのモンスターすべてを攻撃表示に変更でき、守備表示の壁を並べて延命する戦術を真っ向から否定します。
    永続効果でバトルフェイズ中の相手の効果発動の一切を封じるため、このカードが成立してしまえばバトル中のこちらの行動すべてが通り、ほとんどのパターンで勝ちまで持っていくことができます。
    盃満ちる燦幻荘>で耐性を付与しながらメイン中にこのカードを成立させれば、相手はこちらの盤面に干渉することなく敗北を迎えることになります。
    ただこのカード単体ではライフを取れないため、追加の手数は必要になります。
    こちらも墓地からの自己蘇生が付いており、条件は同じく3回以上攻撃宣言されたターンで、追加効果がフィールドのカードの破壊になります。
    こちらはカードの種類を問わないため、戦闘破壊耐性のあるモンスターを効果破壊によって突破してから追撃が可能です。

    トライデント・ドラギオン
    既存のカードではあるものの改めて解説します。
    こちらも<トランセンド・ドラギオン>と同じ素材を要求する攻撃力3000のシンクロモンスターで、シンクロ召喚時に自分のカードを2枚まで破壊し、その数追加で攻撃できる効果を持ちます。
    2枚のカードを破壊することで3000の3回攻撃と1体でライフをもぎとれ、この際<盃満ちる燦幻荘>を破壊することで6000の3回攻撃と、多少の壁や<金満で謙虚な壺>の制約すらものともせずワンキルが可能。
    「天盃龍」まわりのカード全体が、このカードを最大限活かせるようデザインされています。
    時の任意効果なため、チェーン2以降でのシンクロではタイミングを逃すことに注意。


    展開例紹介
    ここからは実際の展開について見ていきます。
    高い総攻撃力を誇るとはいうものの、実際にいくつのダメージを与えられるのでしょうか?
    1枚初動の展開での理論上のダメージを計算してみます。

    天盃龍パイドラ+手札コスト1枚から
    1. 天盃龍パイドラ>を召喚して<盃満ちる燦幻荘>をサーチ
    2. 盃満ちる燦幻荘>で<天盃龍チュンドラ>をサーチして手札を1枚捨て、そのまま<天盃龍チュンドラ>を特殊召喚
    3. バトルフェイズに入り、<天盃龍パイドラ>と<天盃龍チュンドラ>で攻撃、この際ダメージステップ開始時に<天盃龍ファドラ>をデッキから特殊召喚(1500+1700)
    4. 天盃龍パイドラ>の効果で<天盃龍チュンドラ>と<燦幻昇龍バイデント・ドラギオン>をシンクロ召喚、<天盃龍パイドラ>を蘇生
    5. 3体のモンスターで攻撃(1700+1600+2600)
    6. 天盃龍パイドラ>と<燦幻昇龍バイデント・ドラギオン>で<燦幻超龍トランセンド・ドラギオン>をシンクロ召喚、<燦幻昇龍バイデント・ドラギオン>を自己蘇生してそれぞれ攻撃、この際<天盃龍ファドラ>で<天盃龍パイドラ>を蘇生し、そちらも攻撃(2600+3000+1700)
    7. 天盃龍パイドラ>と<燦幻昇龍バイデント・ドラギオン>で<トライデント・ドラギオン>をシンクロし、<燦幻超龍トランセンド・ドラギオン>と<盃満ちる燦幻荘>を破壊、攻撃力を倍加
    8. 燦幻超龍トランセンド・ドラギオン>を自己蘇生し、それぞれで攻撃(3000+6000×3)
    ダメージの合計は、1500+1700+1700+1600+2600+2600+3000+1700+3000+6000×3
    =37400

    となります。
    遊戯王のライフは8000なので、軽く4人分のライフが消し飛ぶ計算です。
    あくまでこれは理論値であり、実際は相手のモンスターの数や妨害によって増減しますが、後手ワンキルとしては十分な火力が出せることは理解できるかと思います。
    盃満ちる燦幻荘>初動であれば<天盃龍パイドラ>から<燦幻開門>をサーチすることで、<燦幻開門>初動であればそこから<天盃龍パイドラ>をサーチすることでそれぞれ同じルートを辿ることが可能です。
    天盃龍チュンドラ1枚から
    天盃龍チュンドラ>も初動ですが、こちらの展開はルートが少し変わります。

    パターンA
    1. 天盃龍チュンドラ>を召喚してバトル、ダメージステップ開始時に<天盃龍パイドラ>を特殊召喚して<燦幻開門>をサーチ、<天盃龍パイドラ>も攻撃(1500+1700)
    2. 2体で<燦幻昇龍バイデント・ドラギオン>をシンクロ召喚し、<天盃龍パイドラ>を蘇生、それぞれ攻撃(2600+1700)
    3. 2体で<燦幻超龍トランセンド・ドラギオン>をシンクロ召喚し、<燦幻開門>を発動、<天盃龍ファドラ>を特殊召喚して<天盃龍パイドラ>を蘇生、それぞれ攻撃(3000+1600+1700)
    4. 燦幻昇龍バイデント・ドラギオン>を自己蘇生して攻撃(2600)
    5. 燦幻昇龍バイデント・ドラギオン>と<天盃龍ファドラ>で<トライデント・ドラギオン>をシンクロ召喚し、<燦幻超龍トランセンド・ドラギオン>と<天盃龍パイドラ>を破壊
    6. 燦幻超龍トランセンド・ドラギオン>を自己蘇生し、それぞれ攻撃(3000+3000×3)
    総ダメージは28400となり、倍加分のダメージが減ってはいるものの十分な火力が出せています。
    パターンB
    1. 天盃龍チュンドラ>を召喚してバトル、ダメージステップ開始時に<天盃龍パイドラ>を特殊召喚して<盃満ちる燦幻荘>をセット、<天盃龍パイドラ>も攻撃(1500+1700)
    2. 2体で<燦幻昇龍バイデント・ドラギオン>をシンクロ召喚し、<天盃龍パイドラ>を蘇生、それぞれ攻撃(2600+1700)
    3. 2体で<トライデント・ドラギオン>をシンクロ召喚し、<盃満ちる燦幻荘>を破壊、2回攻撃と自己蘇生した<燦幻昇龍バイデント・ドラギオン>で攻撃(6000×2+2600)
    総ダメージは22100となりこちらも十分ワンキルが可能。
    3000を超えるステータスの壁がある場合に6000で攻撃するためのルートで、壁1体を超えれば6000+2600で8000は削れる計算になります。
    この場合、高ステータスモンスターが攻撃表示だと<天盃龍ファドラ>による戦闘耐性が付けられない点に注意が必要です。

    この他にも、<天盃龍パイドラ>と<盃満ちる燦幻荘>や<燦幻開門>などの組み合わせの場合、メインフェイズ中に<燦幻超龍トランセンド・ドラギオン>を成立できます。
    すべての効果発動を封じた状態でバトルに入り、<燦幻開門>から<天盃龍チュンドラ>を特殊召喚して攻撃が可能です。


    デッキレシピ
    以下がYCSJに向けた【天盃龍】のサンプルレシピです。


    天盃龍
    プレイヤー:メカヲタ
    4



    基本的に後攻を取るデッキなため、テーマカードと補助ギミック以外は大量の手札誘発と、シングル戦用として強力な魔法・罠対策カードで構成しています。
    デッキコンセプト自体は誘発である程度相手の展開を弱らせ、残ったカードに「天盃龍」の火力を叩き込んでゲームエンドへ持ち込むものです。
    そのため、ある程度対面デッキへの知識が要求されます。
    別の型として<サンダー・ボルト>を初めとする全体除去カードと<三戦の号>を大量投入した「捲り札構築」もありますが、普段大会等で最新環境に触れていない場合は、そちらのほうがいいかもしれません。


    環境で見られるデッキに対しての立ち位置
    対【スネークアイ】
    こちらのフィールド魔法に干渉する手段が基本的に<I:Pマスカレーナ>からの<S:Pリトルナイト>だけなため、それの成立を防ぐかたちで妨害を打ちます。
    特に<深淵の獣マグナムート>は直接<I:Pマスカレーナ>を除外しつつ初動確保にもなるため非常に強力です。
    それ以外では<スネークアイ・エクセル>などの<蛇眼の炎龍>を特殊召喚する効果に<灰流うらら>を打つ、<I:Pマスカレーナ>のリンク召喚効果に<幽鬼うさぎ>を打つ、などが考えられます。
    召命の神弓-アポロウーサ>が先に成立する展開ではそれらも腐りうるため、ある程度相手の展開を見ながら誘発の打ちどころを考えます。

    対【純炎王】
    聖炎王 ガルドニクス>からの対応力の高い妨害が厄介で、苦手とする対面です。 <カイザーコロシアム>へのアクセスとそれの維持が他のデッキより強く、そういった面でも突破が難しい相手です。 せっかく<盃満ちる燦幻荘>で耐性を受けて展開したのに、相手モンスターの戦闘破壊をトリガーとして妨害され、ダメージステップ故に回避できず敗北することもあるため、軽率に相手モンスターを破壊せずに攻撃宣言時にシンクロするなどして宣言回数を稼ぐプレイが有効です。 <燦幻超龍トランセンド・ドラギオン>さえ成立すれば心配はありません。

    対【粛声】
    こちらも比較的不利とする相手。
    粛声なる守護者ローガーディアン>の万能無効はもちろんのこと、<粛声なる祝福>によって耐性を得た<古聖戴サウラヴィス>が非常に厄介です。
    チェーン1のシンクロ召喚しか止められないことを意識し、2体のシンクロ効果をチェーンしてチェーン1を不発にする、チェーン2で<燦幻超龍トランセンド・ドラギオン>を成立させてチェーン1も通すなどのプレイが求められます。
    特に<深淵の獣マグナムート>で<粛声の祈り手ロー>を除外した場合に起こりうるため、パターンは意識して練習しておきましょう。

    その他のデッキに対しても基本的に行動パターンは同じです。
    誘発で展開を弱らせ、耐性下で展開しながら一気に押し通します。
    仮に先攻を渡された場合は<天球の聖刻印>と手札誘発で凌ぎ、返しのターンでキルを取ります。
    絶対にキルを取れないようなターンであれば無理にライフを狙わず、「燦幻」龍の蘇生効果を温存しておくのも手です。
    高い攻撃力と表示形式変更効果があるため、ほとんどのモンスターを突破できるかと思います。
    特に、幻想魔族の守備展開をサンドバッグにできるのは、類似テーマに比べてかなり優秀です。

    マッチ戦での強さはもちろんシングル戦でも強みを発揮できる【天盃龍】、YCSJ使用デッキとしてぜひ仕上げてみてはいかがでしょうか。

    ありがとうございました。

[QCCU] テーマ紹介 【ライトロード】

    posted

    by メカヲタ

    [QCCU] テーマ紹介 【ライトロード】
    みなさんこんにちは、メカヲタです。
    今回の記事は「QUARTER CENTURY CHRONICLE side:UNITY」で再録されるテーマの中から、「ライトロード」について紹介します。
    発売済みのレギュラーパック「LEGACY OF DESTRUCTION」で強化されたテーマでもあるため、そちらの新規も合わせて紹介します。

    「ライトロード」は2008年発売の「LIGHT OF DESTRUCTION」で登場したテーマで、デッキの上からカードを墓地へ送る効果を内蔵したモンスターが多数存在し、墓地アドバンテージを稼ぎながら戦うスタイルを持っています。
    光の援軍>という強力なカードで比較的汎用性の高いモンスターにアクセスできることから、出張カードとしても活躍していました。
    現在では墓地で発動する効果を多数搭載して連続墓地肥やしによって展開する、いわゆる「展開系」と呼ばれるデッキに位置し、EXモンスターによる制圧、バーンやLOによる先攻ワンキルなどのタイプが存在します。
    デッキ内のカードをすべて墓地へ送ることで理論上どんなカードでもアクセスでき、ありとあらゆるコンボを達成できるのが特徴的です。


    主要カード紹介
    採用されることの多い主要カードに絞り、カード効果を軽く解説していきます。

    光の援軍
    【ライトロード】を使う上での一種の指針にすらなりうるカード。
    コストでデッキトップ3枚を墓地へ送り、「ライトロード」モンスターをサーチします。
    魔法の発動が封じられていない限り3枚肥やしは確実にでき、発動時点で実質アドバンテージが確定したパワーカードです。
    状況に応じたカードにアクセスできる点でも優秀で、ターン1も無いため引けば引くほど嬉しいカード。

    ソーラー・エクスチェンジ
    「ライトロード」を捨てることで2枚ドローし、デッキトップ2枚を墓地へ送るドローソース。
    類似ドローソースと比較するとデッキを4枚掘れる点が強力で、単純な2ドローとは比較にならない性能を誇ります。
    ターン1も無いため連打が可能ですが、コストを切る分無効系を重く貰うのが難点。

    ライトロード・ビースト ウォルフ
    「ライトロード」の展開力の肝であるモンスター。
    通常召喚できないものの、効果、コストを問わずデッキから墓地へ送られると特殊召喚され、ランク4やリンク召喚を達成しやすくなります。
    ランダム落としからいきなり展開が始まるカードはそう多くなく、中でもこのカードはターン1が無いため一気に盤面を広げやすくなります。
    打点が2100と高めなのも優秀ですが、素引きすると使いづらい点がネック。
    ただ、後述の新規カードにより素引き問題もある程度緩和されています。

    ライトロード・アーチャー フェリス
    通常召喚できず、モンスターの効果で墓地へ送られた場合に特殊召喚される4チューナー。
    ライトロード・ビースト ウォルフ>ともども、他のカードの効果でも特殊召喚は可能です。
    こちらはコストや魔法カードの効果での落としには対応せず、その点で比較するとやや使いづらいモンスター。
    その代わりにチューナーであることや、起動効果での除去があることで差別化できます。

    ライトロード・アサシン ライデン
    起動効果の2枚落としと、単純ながら優秀な効果を持つモンスター。
    レベル4チューナーなので8シンクロなどに繋ぎやすく、また【ライトロード】においては好きなタイミングで効果を起動できる「ライトロード」、という点で有用です。
    起動効果はターン1があるため残念ながら連打はできません。

    ライトロード・サモナー ルミナス
    手札を1枚捨てて「ライトロード」を蘇生するモンスター。
    コストは必要なものの<ライトロード・ビースト ウォルフ>と並んで展開力を支えるモンスターです。
    レベル3なのでランク3へ繋ぐこともできるほか、魔法使いなのでサポートは豊富。

    トワイライトロード・シャーマン ルミナス
    闇属性になった「トワイライトロード」のモンスター。
    手札・墓地から「ライトロード」を除外し、「ライトロード」を除外から特殊召喚できます。
    墓地コストでいいため実質的にノーコストで発動でき、除外に「ライトロード」を置いてさえいれば、コストにしたモンスターをそのまま対象にして帰還できます。
    また、「ライトロード」の効果発動後に連動して3枚デッキトップを落とす効果もあり、自身の効果で帰還させたモンスターの効果をトリガーにさらに盤面を伸ばしにいけます。
    いずれの効果も同名ターン1は無く、蘇生を繰り返してこのカードの効果をループさせるのが一番簡単に墓地を肥やせます。

    ライトロード・セイント ミネルバ
    ランク4のエクシーズモンスター。
    起動効果でデッキトップ3枚を墓地へ送り、その中の「ライトロード」の数だけドローします。
    ドローはおまけなものの効果としてはかなり強く、最大6枚デッキを掘った上で手数を補強できる途轍もないスペックを誇ります。

    ライトロード・アテナ ミネルバ
    レベル8のシンクロモンスター。
    素材にした「ライトロード」の数だけデッキから「ライトロード」を落とせるため、素材縛りはないものの「ライトロード」2体で出すことが多いです。
    同名は落とせないものの<ライトロード・ビースト ウォルフ>を落とせば盤面を伸ばせ、蘇生したい「ライトロード」を落とすことで<ライトロード・サモナー ルミナス>らによる蘇生へ繋ぐことができます。
    起動効果で墓地の「ライトロード」を4枚まで除外し、デッキトップをその枚数分落とす効果もあり、墓地肥やしはもちろんですがギミック内で「ライトロード」を除外できることに意味があり、<トワイライトロード・シャーマン ルミナス>の起動条件を満たし、<戒めの龍>の特殊召喚条件も作れます。
    さすがにいずれも同名ターン1の効果ですが、非常に頼もしい強力なモンスターです。

    ライトロード・デーモン ヴァイス
    手札の「ライトロード」をコストでデッキトップに戻すことで特殊召喚できるレベル4チューナー。
    特殊召喚効果の一連の流れでデッキトップ2枚を墓地へ送るため、実質的に手札とデッキトップ1枚を墓地へ送って特殊召喚することになります。
    一度デッキを経由するため素引きしてしまった<ライトロード・ビースト ウォルフ>の効果を発動できるため、素引き事故を軽減してくれます。
    このカード自体がデッキから墓地へ送られた場合に墓地の「ライトロード」を蘇生する効果もあり、<光の援軍>はもちろんあらゆるカードでの墓地送りで任意の「ライトロード」を蘇生でき、状況に応じて対象を選べるため対応力はかなり高いです。
    ライトロード・アテナ ミネルバ>で<ライトロード・ビースト ウォルフ>ともども墓地へ送ることで<ライトロード・セイント ミネルバ>を追加する動きがよく使われ、さらに墓地送りや場合によってはドローも狙えます。
    今まで使いにくかった<ライトロード・ウォリアー ガロス>を蘇生することでさらなるターボも狙え、それらのモンスターも間接的に使いやすくなりましたが、反面このカードが<灰流うらら>のマストになりやすく、誘発の打ちどころを迷わせるデッキ性質はやや失われることになりました。

    光道の龍
    「ドラグーン・オブ・ライトロード」なので問題なく「ライトロード」に属しています。
    墓地に「ライトロード」があれば手札から発動して特殊召喚でき、特殊召喚時に「ライトロード」1枚を墓地へ送ることができます。
    光の援軍>からアクセスできる自己SS持ちはかなりありがたく、墓地送りで展開することでシンクロやエクシーズに使いやすいのみ優秀。
    コストが不要という点もあり、ほかの手札を見ながら<ライトロード・デーモン ヴァイス>と使い分けていきたいところ。
    墓地へ送られると<裁きの龍><戒めの龍>いずれかをサーチでき、これらのカードを展開に絡めやすくなりました。
    ただあちらがデッキとしての展開力自体にはそれほど寄与しないモンスターなため、あくまでおまけか、不採用でも構わないと考えています。

    このデッキは特定のルートがなく、展開にアドリブ力が求められます。
    そのためいくらか経験が必要なものの、回していてとても楽しいデッキです。
    ゲームの勝利プランや環境読み、相手カードへの耐性などから個人の性格が出るデッキなので、自分に合った構築を作る醍醐味もあります。
    ただどの構築でも基本的にはデッキの掘り切りを目指し、自分のデッキ枚数を0にしてからギミックカードを用意して勝利プランを目指します。


    展開紹介
    展開の一例を軽く記します。
    これらを組み合わせて実戦では使ってください。
    カードセット紹介
    以下によく使われるカードのセットを載せます。



    ライトロード
    プレイヤー:メカヲタ
    0


    これを採用しなければならない、というわけではありませんが、これらのカードがよく使われ、相性がいいです。
    その他の採用カードとして、デッキを掘るうえで相性のいい「未界域」、自己再生能力を持つ<Emトリック・クラウン>、ランク8の展開を狙える「ホルス」、純粋にカードパワーが高い<手札抹殺>、<混沌領域>とそれに付随する「カオス」系統のモンスターなどが挙げられます。

    勝利プランとしては<妖精伝姫-シラユキ>で除外を大量に用意して<潜航母艦エアロ・シャーク>によるバーン、<プリーステス・オーム>によるバーン、<ネクロフェイス>と<終焉の精霊>によるLO、Sモンスターやリンクモンスターによる制圧などがあります。
    どのカードやプランも利点・欠点はあるので、色んなギミックを試してみてください。


    ありがとうございました。

[QCCU] テーマ紹介 【ライトロード】

by メカヲタ

READ MORE

[QCCU] デッキ紹介 【アロマ】

by にだいめ

READ MORE

[QCCU] デッキ紹介 【彼岸】

by 鳩鷺

READ MORE

[QCCU] デッキ紹介 【希望皇ホープ】

by Hearth

READ MORE