個人主催の大会ながら、かなり前から告知・準備されており、大きな話題になっていました。
特にWCLは参加資格者をWPS優勝経験者等、過去に実績がある方に限定しており、非常にハイレベルな戦いとなったようです。
非常に行きたかったのですが、筆者の仕事の業種特性上、4月~5月は忙しくて行く暇がなかったです。
気合いで平日中に仕事を終わらせれば行くだけなら行けたかもしれませんが、ハイレベルな戦いに見合うデッキ構築や調整に時間を割く余裕は到底ありませんでした。
今までも仕事や用事で大きなイベントを逃し続けてきたので、今年の世界大会はちゃんと出たいなぁ~と思っています。
今年はチーム戦らしいですし、ブロガー3人で組むのもアリかもしれません。
Selectorルリグ、Lostrageルリグ、Otherルリグを各1人選択する形式らしいです。
筆者は現状Selectorルリグ専業なので、使えるデッキの幅を広げていきたいと考えています。
さて、今回もバカラオーラ対策を織り込んだデッキをご紹介します。
2つ目の記事を書くか悩んでいましたが、前回のタイトルが「バカラオーラ対策 その1」だったので、その2くらいは書かないとマズいと思いました。
【前回の記事】バカラオーラ封じその1
聞くところによると、WTFではバカラオーラが流行したようです。
こういった地雷デッキは、強い人相手でも有効なので、勝ち上がるほどに強さを増していきますが、逆に予選でLBを踏みまくる、過剰に対策されたデッキと当たることで予選落ちするリスクがあります。
チーム戦であればチーム3人で2勝1敗すれば良く、バカラオーラの不慮の敗北を残り2人がカバーすることができます。
そういう意味では理に適っているのでしょうが、対戦する方としては厄介ですよね。
1止めエルドラと違い、18弾以降も規制なく使用できるため、どこまでしっかりと対策するかは別として、念頭には置く必要のあるデッキの1つだと思います。
デッキレシピ
ルリグデッキ | |
ルリグ | アーツ |
<新月の巫女 タマヨリヒメ> 1
<三日月の巫女 タマ> 1 <半月の巫女 タマ> 1 雷鳴の巫女 タマヨリヒメ 1 <永遠の巫女 タマヨリヒメ> 1 <染刻の巫女 タマヨリヒメ> 1 <創世の巫女 マユ> 1 |
<コイン・バウンダリー> 1
ライブ・スタート 1 <震亜動地> 1 |
メインデッキ | |
非LB | LB |
羅星 ≡タネガスペ≡ 4
<サーバント O2> 4 <運命の右糸 ラケシス> 1 <脛当 レガース> 4 <忘れ得ぬ幻想 ヴァルキリー> 2 <祝福の女神 アテナ> 1 <ゲット・インデックス> 4 | <純朴の光輝 アグライア> 4
<運命の左糸 クロト> 4 <先駆の大天使 アークゲイン> 2 <甲冑 ローメイル> 4 <聖火の祭壇 ヘスチア> 1 羅星姫 ≡コスモウス≡ 2 <サーバント Q> 1 <コードキャッスル ヴェルサ> 1 <コードアンシエンツ ヘルボロス> 1 |
キーカード
雷鳴の巫女 タマヨリヒメ
LC 雷鳴の巫女 タマヨリヒメ |
カード種類:ルリグ ルリグタイプ:タマ 色:白 レベル:3 リミット:7 グロウコスト:白(2) |
【出】:◎◎を得る。 |
無コストで2枚はかなりオイシイと思います。
ライブ・スタート
PR ライブ・スタート |
カード種類:アーツ カードタイプ:- 色:白 レベル:- 限定条件:- コスト:白(1)・黒(2) 使用タイミング:【メインフェイズ】【アタックフェイズ】 |
ベット-◎ あなたのデッキからレベル4以下の白または黒のシグニ1枚を探してダウン状態で場に出す。その後、デッキをシャッフルする。 その後、あなたがベットしていた場合、追加でこの方法で場に出したシグニのクロス条件に含まれるシグニ1枚をあなたのトラッシュから場に出す。 |
デッキから任意の白か黒シグニを出すことができます。使い道は下記の通り多彩です。
・<レガース>を出してバウンス
・<アークゲイン>を出して耐性持ち盤面を作る
・ベットして、<クロト>&<ラケシス>で2面埋める
震亜動地
<永遠の巫女 タマヨリヒメ>にグロウすれば大きく勝利に近づくため、グロウや防御アーツ用にエナを伸ばせるカードということで採用しました。
タマに宇宙シグニは無縁かと思いきや、このデッキには宇宙シグニが6枚投入されています。
どうしても宇宙シグニが必要であればサーチも可能ですし、赤エナが余っていれば赤2コストで使うという手もあります。
赤アーツのため、<創世マユ>で回収はできませんが、詰め盤面を揃える上でシグニを回収するために使用することもでき、<マユ>との噛み合いはそれほど悪くないと思います。
ちなみに<創世マユ>で回収できる色のアーツで揃えたい!という場合には<サード・ディスティニー>がおススメです。
丁度良く赤エナを消費できます。 除外効果がよく刺さる環境であればこちらもかなり有力だと思います。
タマはサーチや<永遠タマ>でルリグアタックを防げ、サーバントの枚数を抑えられるため、盤面埋めの効果で無色シグニが捲れる確率が低いという意味でも好相性です。
羅星 ≡タネガスペ≡
C 羅星 ≡タネガスペ≡ |
カード種類:シグニ カードタイプ:精羅:宇宙 色:赤 レベル:1 限定条件:- パワー:2000 |
【常】:このシグニがデッキか手札かトラッシュにあるかぎり、あなたの効果1つによってこのシグニのレベルを参照する場合、レベル4として扱ってもよい。 【出】:あなたのデッキの一番上を公開する。それがレベル4のシグニの場合、それを手札に加える。 |
このデッキのLv4シグニは10枚ですが、タネガスペの4枚分を加えると一気に14枚まで増加します。
タネガスペ自身の出現時能力もサポートでき、非常に優秀なLv1シグニだと思います。
脛当 レガース
Lv2では出してアド稼ぎ、余っている<ローメイル>を投げてダメージ稼ぎという役割があります。
またLv4のターンでは、<ローメイル>の隣に出して白1コストで1面バウンス、更に手札から<ローメイル>を投げれば2面バウンスと高い除去能力を持ちます。
純朴の光輝 アグライア
トップ操作をしつつ、自身が天使シグニなのは優秀すぎます。
タネガスペ・レガースのヒットの補助に大活躍間違いなしです。
羅星姫 ≡コウモウス≡
SR 羅星姫 ≡コスモウス≡ |
カード種類:シグニ カードタイプ:精羅:宇宙 色:赤 レベル:4 限定条件:- パワー:12000 |
【自】(ターン2):このシグニが対戦相手のライフクロス1枚をクラッシュするたび、対戦相手のライフクロスがあなたより多い場合、このシグニをアップする。
【出】:対戦相手の手札が6枚以上ある場合、対戦相手は手札が3枚になるようにカードを捨てる。 【ライフバースト】:どちらか1つを選ぶ。①対戦相手の手札があなたより多い場合、あなたはカードを2枚引く。②対戦相手のライフクロスの枚数があなたより多い場合、対戦相手のシグニ1体をバニッシュする。 |
主にハンデス効果を使います。
<アテナ>・<レガース>でバウンスしまくり、6枚に達したところでコスモウスで一気に3ハンデスを叩き込む動きが強力です。
速攻デッキ相手に対しては、アップ能力でダメージレースで出遅れたところに追いつくことも可能です。
震亜動地の汎用性も高いため、コスモウスとセットで出張パーツになるのでは?と思っています。
サーバント Q
但し、対<爾改>を考えると、<ヴァルキリー>で安定的にサーチできるLv3サーバントの方が良いため、環境に応じて使い分けることになるのかなと思います。
コードキャッスル ヴェルサ
対アロスピルルク戦では、<ヴェルサ>で3面バウンスし、その後<ヘルボロス>を立てた上でコスモウスでハンデスするのが基本の詰めパターンです。
対バカラオーラ戦
<スピサル><アイドル><イノセント>の3枚体制で完全防備をしていた前回に比べると、どうやってバカラオーラに勝つのかが見えづらいかと思いますので解説しておきます。先攻
かなり勝ちやすいかと思います。当然ながらLv4グロウまでは完全にノーパンです。
先攻3ターン目さえ凌ぎきれば、次に<永遠タマ>へグロウして機能停止に追い込みます。
先攻3ターン目の動きですが、
「できるだけエナを貯める」
「宇宙シグニを1枚抱える」
「できるだけサーバントを抱える」
ことを意識します。 後攻3ターン目に相手がバカラオーラを仕掛けてきたら、 <震亜動地>でエナを伸ばし、<コイン・バウンダリー>でバカラを1体バウンスします。
後1体は「LB頼み」で耐えます。
と言っても、分の悪い賭けではなく、このデッキには除去LBが7枚<ローメイル>×4、コスモウス×2、<ヴェルサ>×1とルリグ止めLBが2枚<アークゲイン>投入されており、よほど運が悪くない限り1枚は埋まってくれるはずです。
ちなみに、相手がうっかりトラッシュに<チャッキー>を落とし忘れており、盤面にしか居ない場合、<コイン・バウンダリー>でチャッキーをバウンスすることでバカラの蘇生対象を消すことができます。
これならLBに関係なく、確実に耐えきれるので覚えておくと良いでしょう。
バカラオーラを使ったことがあると分かりますが、わざわざトラッシュに<チャッキー>を置くのは意外と面倒です。
完全に余談となりますが、 <サード・ディスティニー>で<チャッキー>を除外するという耐え方もあり得ることに気付きました。
まぁ、盤面に立てられればそちらも除去する必要があるため完全ではないですが・・・
後攻
相手のバカラオーラを2回耐える必要があるため、先攻よりは少し面倒です。耐え方は色々考えられますが、1回目のバカラオーラを素通しして気合いのLBで耐え、貯まったエナを使って2回目のバカラオーラを耐えるのが良いかと思います。
1回目(こちらはLv2のターン)・・・7枚ある除去LBのうち2枚が捲れるか、<アークゲイン>が捲れればOK。
ここは運試しとなりますが、そこそこ分のある戦いだと思います。
2回目(こちらはLv3のターン)・・・敢えて盤面を1面空けて待機するのがポイントです。
エナが足りなければ <震亜動地>でエナを伸ばし、<コイン・バウンダリー>でバカラを1体バウンス、更にライブ・スタートで<レガース>を呼んで追加で1面バウンスします。
これで相手の盤面は<チャッキー>のみとなり、オーラのアタック回数は2回のみとなるため余裕で耐えきれます。
おわりに
いかがでしょうか?対バカラオーラにそれほど寄せまくった構築ではありませんが、先攻ならほぼ勝ち、後攻でもLB勝負で五分の戦いにはできるため、及第点と言えるのではないでしょうか。
レガース創世自体は前回の記事で軽く触れたのみで、わざわざ書くまでもないかな~?と思っていましたが、タネガスペや <震亜動地>を入れる案を閃き、なかなか面白そうだと思い記事にしてみました。
色々な要素を盛り込もうとする記事デッキの特徴上、Lv1が12枚(うちサーバント4枚)と薄くなったり、<アテナ>・<ヘスチア>といった強力天使シグニが1枚のみになってしまったりと改良すべき点は多いなと感じています。
柔軟に構築を組み換えやすいのがタマの利点ですので、環境を見つつ、方向性に合った構築にしていけば実戦でも使えるレベルになるのではと思っています。
先日とある式典に参加してきたため、次回はそちらの模様をお伝えする予定です。
筆者の個人的な話ばかりとなりますが、大事な節目だったのでご容赦いただければと思います。
後、間もなく200話を迎えるにあたり、ちょっとした企画を考えています。
200話企画は、「過去200話の振り返り」を予定しています。
情報の鮮度が命となるブログにおいて、昔の記事にどの程度価値があるのかは分かりませんが、書きっぱなしで後は完全放置というのも寂しいので、筆者のお気に入りの記事をいくつか振り返ろうと考えています。
読者の方から「この記事を取り上げてほしい!」というリクエストも受け付けますので、Twitterへご連絡ください。→@nehehomon