- 【第195話】エルドラよ、神話になれー前編ー
- 【第196話】エルドラよ、神話になれー後編ー
ある1日の出来事(前編)
4月8日(土) 7時30分 都内某所にて
ねへほもん、目覚ましで目が覚める。何故か身体が重い。まだ布団からは出られない。1週間働いて、疲れが溜まっていたのだろうか。
今思えば、これが後に知らされる悲報の兆候だったのかもしれない。
「行ってはならない」と身体は感じていたのかもしれない。自分の「魂」の衰えを感じた、そんな朝だった・・・
8時 都内某所
毎週観ている遊戯王の再放送が終了。さすがに起きなければいけないと思い、重い身体を起こす。
新聞を読み、朝食、シャワーと出かける支度を進めるが、やはりダルさは抜けず。
より大事なデッキの最終チェックを済ませ、家を出たのは8時半過ぎになってだった。
9時30分 浅草
「あぁ遅刻、遅刻!」そう思うが足取りは重い。 そう、この日はWBCの東京本戦の日であった。
オタクの朝は早い。
自分は補欠であったが、運が良ければ参加できるのではと集合時間の9時半までに着くべく会場へ向かっていた。 なのに、何故・・・?
身体が思うように動かない。 結局10分遅刻して会場へ到着。
「補欠」と書かれた看板に向かい、補欠者の列に並ぶ。
間に合ったのか不安であったが、運営スタッフの人が80番台の番号を呼んでいた。
自分は143番。何とか間に合ったみたいだ。
10時 浅草
補欠143番ということは、当日キャンセルが100人以上出ないと参加できないということ。冷静に考えてそんな事態はあり得ないだろうと思っていたら、順調に補欠の人がエントリーしていく。
自分の番も来そうだなと周りを見回していたら、みんな怪しげな紙を持っている。
そして自分が受付する番に。 受付の人「デッキリストはありますか?」
ねへ「ありません」
受付の人「なら申し訳ないですが参加できません。」
やはりそう来たか・・・
会場に着き、補欠選出メールを改めて読み返していたら持ち物にデッキリストが記載されていたことに気付いていた。
補欠だし、いざ出られるようになってからリストを書けばいいや位に思っていたら甘かった。
会場にデッキリスト用紙があったので、それを知っていれば補欠者の点呼を取っている間に記入する時間はあった。・・・が、遅刻して慌てて補欠列に並んだ自分に知る由はなかった。
ねへほもん WBC本戦 0回戦敗退
しかし、この日の悲劇はこれで終わらない。最後の最後、自分の魂を奪われることになるのであった・・・
(後編へ続く)
ちゃんとウィクロスもしたよ!
謎の書き出しで始まった記事ですが、かなり話題になったため、何のネタかご存知の方も多いかと思います。WBCのあの日、何故か身体が重いな~と思っていましたが、後に知らされる悲報を予感していたのかもしれません。 結局本戦に出られなかった訳ですが、補欠の時点である程度想定していたことなので、予定通り「千本ノック」ことガンスリンガーイベントに出場しました。
ガンスリで楽しめたらいいな~というノリでネタ要素を詰め込んで組んだデッキでしたが、3連勝することができました! 無事チョコルリグをゲットしました。
中身は・・・
アロスピルルクでした!ちゃんとチョコの匂いもついています。
匂い付きのカードは斬新だと思いましたが、どうやって保管すれば良いものか・・・? 強さは別として、なかなか面白いデッキを組めたのではないかと感じましたので、今回取り上げさせていただきます。
レシピはこちらです!

主流は<スノロップ>で耐久する型ですが、ゲームスピードを早めるべく、自分は速攻型を組んでみました。
キーカード
《自由自罪》
相手のライフを0まで削り、無敵アサシンモードにしたデュランダで詰めの1点を取るのがカーニバル基本の動きです。
使い方としては、<ダイホウイカ>、<インパクト>、<デュランダ>と並べ、<自由自罪>で<ダイホウイカ>にバニッシュ耐性、<デュランダ>にアサシンを付けます。<ダイホウイカ>は赤・白シグニ以外なら何でも良いです。
また、<インパクト>と<デュランダ>はトラッシュに居ればジョーカーで代用することも可能です。
このデッキの基本防御手段は<グレホザメ>+<ハタハタ>による2面ダウンですが、シグニ耐性持ちが居る場合や、3面空けられた場合にはアーツで守るしかないため、防御で使うこともあります。
その場合に備え、もう1つの詰め手段を用意してあります。
《アウト・ダスト》
「ライフを0点まで削り、詰め手段で最後の1点を取る」というコンセプトを別の角度から可能にする1枚です。
無敵アサシン<デュランダ>のみでは<アイドル>等で防がれかねないため、詰め手段が複数あって困ることはないです。
3面空けを多用する相手にはジョーカーで守りづらいため、<自由自罪>を防御に使わされ、アサシン<デュランダ>が使えない可能性もあります。
Lv4のカーニバルにはルリグ止めのアーツが効かないため、ハンデスからのルリグアタックが決定打になりやすいです。 とはいえ<アイドル>でルリグアタックを飛ばされる、<アズマ>でサーバントを回収する、<レクイエム>や<ネバーエンド>で回復するといった対策は存在します。
ルリグアタックのみならず、盤面でも点数を要求し、多方面からプレッシャーを掛けることで最後の1点を通しやすくなるでしょう。
《チェイン・B&B》
2枚投入していることからも分かる通り、攻防の要として活躍してくれます。 攻めではトラッシュから キーパーツを回収できます。
<インパクト><デュランダ> であれば回収せずともジョーカーでコピーすれば済む話ですが、コインが足りない場合には使えます。
後は後述する <メツミ> <ヤシ>を回収することもあります。
さりげなくチェインが付いているので、 <アウト・ダスト> のコストを軽減できるのも嬉しいです。 防御では2ドローが役立ちます。
ジョーカーで <グレホザメ> にコピーすれば、手札を増やしつつ相手シグニをダウンさせられます。
カーニバルといえば <震亜動地> がよく採用されていますが、このデッキは宇宙シグニがLv3以上の5枚しかなく、手札から切りづらいため<B&B>を優先しました。
《水天一碧》
相手がジョーカーを警戒し、こちらの盤面を3面空けてくるケースが考えられますが、その時に使える防御手段として採用しています。
エナが余る場合には回収効果で攻めのパーツを回収することもあります。
《羅石 アンモライト》
赤スペルが7枚入っているため、割と揃いやすくなっています。
《羅星 ≡タイトツ≡ 》
このデッキではLv3か4の宇宙しか入っていないため、相手が終盤にLv4,4,3と並べてきた場合には確実に当たるようになっています。
《堕落の砲娘 メツミ》
そうした場合に、リフレッシュでライフ0に持ち込める可能性があるため投入しています。 <チェイン B&B>で回収→<メツミ>で5枚トラッシュ→<メツミ>をリムーブしてトラッシュへ→<チェイン B&B>で回収→<メツミ>で5枚トラッシュ と進めることで、相手のデッキを10枚削ることができます。
《羅植 ヤシ》
<B&B>で最大2回回収できるため、ハンド6枚の相手でもフルハンデスすることが可能です。
《連滅の凱歌》
このデッキは<アンモラ>+赤スペルで序盤から攻め込む展開になりやすく、相手はダメージによりエナが増え、LBにより手札が増えやすくなります。
その結果、手札やエナの枚数が相手よりも少ないケースが多いため、アド損になるケースは少ないです。 また、先攻2ターン目であれば自分のライフの方が少ないため、バニッシュ効果も使いやすいです。
3つも効果があり、複数使えれば簡単にアドバンテージに繋がる強力な1枚です。
《小砲 ブドー》
先攻なら<連滅の凱歌>、後攻なら<ブドー>という役割分担です。
《幻水姫 ダイホウイカ》
このデッキだと、詰めのダメージ要求に絡むケースが多く、かなり有効に使えます。
<アンモライト>、<炎武>といった終盤で腐りがちなカードを捨てられ、手札の質を高めてくれますし、当然4投と言いたい1枚です。
《大幻蟲 オタガメ》
手順は以下の通りです。
- <チェイン B&B>1枚目を使用。><オタガメ>回収&2ドロー+1枚捨てを使用し、<オタガメ>を捨てて場に出す
- ジョーカーで><オタガメ>を<グレホザメ>に貼り替え
- <チェイン B&B>2枚目を使用。シグニ回収&2ドロー+1枚捨てを使用し、<グレホザメ>効果で空いた2面をダウン
前編はここまでです。
大体回し方もイメージが付くでしょうが、後編で回し方も簡単に解説します。
とはいえ一番語りたいのは、筆者の身に降りかかった最大の悲劇ですが・・・
後編もお楽しみに(^^)/