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【第168話】賭博黙示録ビンゴ

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by ねへほもん

ウィクロスには「最高のパートナーを見つけよう」というCMがありますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ねへほもんです。

さて、1月7日には「新年ルリグBINGO」なるイベントがありました。
コングラサーバントを賭け、ビンゴゲームに挑むというものです。
一番初めにビンゴになればコングラ<サーバント O3>を入手でき、人数が少ない方が有利でしたが、どこが少ないかは読めないため徒歩圏内の池袋のお店を選びました。

ビンゴ大会までは時間があったため、朝からティナちゃん壁紙の制作に励み、正午に通常のウィクパに出場しました。
新年初の大会は衝撃の展開となりました。

トレカパーク池袋店 参加者2名

決勝 一覇ファフタマ ×

わずか10分で終了www
2人でコングラとお楽しみパックを仲良く分け合いました。
勝負に負けて賞品で勝ったということで。

さて、続いてが本番。
BIG MAGIC池袋店のビンゴ大会は参加者9名とまずまずの少なさでした。
ちなみにウィクパの戦績は、

  • 1回戦 リル 〇
  • 2回戦 ウルトゥム 〇
  • 決勝 爾改 〇


と優勝でした。
翌日にWPS(3人チーム戦)を控えており、良い調整になりました。
新年用に新作デッキを作ったのですが、こちらの詳細は後日ということで。

さて、肝心のビンゴ大会ですが、1人で勝手に福本マンガばりの駆け引きを繰り広げていました。
別にカイジやアカギのように耳を切ったり血を抜いたりといった演出はありませんが、最近話題の「中間管理職 トネガワ」に並ぶ心理戦(?)でした。

1.ルールのおさらい

まずはビンゴゲームのルールをおさらいしておきましょう。
どんなゲームであれ、ルールを知ることがポイントです。

たかがゲームといって侮ってはいけません。
コングラサーバントを賭けた戦いなのです。

「これはゲームであって、遊びではない。」

ルールを知った上で、最適な行動を取り、少しでも勝率を高めるのがゲーマーのあるべき姿でしょう。
というか、たかがゲームと言ってしまうと記事にするネタが無いですw

・1-99の数字を埋めるビンゴゲームと異なり、
30体しかルリグがおらず、1-30のルリグの番号を記入するのみ

→数字を埋めるマスは24しかないため、30分の24(8割)の確率でヒットする。逆にいうと、外すと他のプレイヤーに比べて大きく遅れをとることになる。

・自分で数字を埋めてビンゴカードを作成する
→ビンゴゲームと言えば、カードを貰ってただ数字を聞くだけの完全運ゲーですが、今回はビンゴカードを作成するというプレイングの要素が含まれています。

この点をどう活かすかが鍵になるということです。

2.ビンゴカード作成

初めビンゴカードを貰った時、どうせ当選する確率は変わらないのだからと1-24の数字を上から書き込んで済ませようと思いました。
ただ、いざペンを手にとった時、とっさにある閃きが生まれました。

「このゲームには、必勝法がある!」

いや、必勝法はないですがw
ただ、ビンゴカード作成がゲームの鍵を握っているのは事実でした。

自分1人が何ターン目にビンゴを揃えるかという観点のみであれば、どのように数字を埋めたとしても確率的には公平で、後は運次第としか言えないです。
但し、今回の敵はビンゴマシーンのみではありません。
周囲のプレイヤーも相手にしているという視点が必要です。

例えば、筆者が初めにやらかしかけたように、周囲のプレイヤー全員が1-24の数字を適当に配置しただけだとしましょう。
この時、自分だけが7-30の数字を配置していた場合はどういうことが起こるでしょうか?

  • 1-6の数字が出まくる→筆者は大負け、周囲全員が有利に
  • 7-24の数字が出まくる→全員カードに穴を空けられる、後は数字の配置次第
  • 25-30の数字が出まくる→筆者の1人勝ち


このゲームでポイントなのは、コングラサーバントを貰えるのは1人だけで、後は負け同然(ネクレやプロモパックといった賞品はありますが)ということです。
リーチすらできずに大負けするのも、リーチを複数作りながらも他のプレイヤーに僅差で負けるのも変わらないとなれば、1人勝ちを狙える作戦の方が合理的と言えるでしょう。

カードゲームでは「上振れ」と「下振れ」の概念が持ち出されることがあります。
大会でよく勝ついわゆる強豪と言われる方の多くは、構築・プレイングで他者をリードし、安定して勝つことを目指しています。
じゃんけんや引きといった運が良ければ勿論勝つし、運が悪く、いわゆる「下振れ」の状態になったとしても高い勝率を叩き出せるよう、安定性のある作戦を選択することが多いです。

一方ビンゴゲームのように運要素が大半を占め、しかも勝者は1人だけというルールの下では運が良い、いわゆる「上振れ」のパターンにならないと勝てません。
そのため、「上振れ」になる確率を高める、若しくは「上振れ」になった場合に1人勝ちできるような作戦が最適戦略と言えます。

ビンゴの例では、1-6の数字を記入することで周囲から遅れを取りづらくなりますが、1-6の数字が出るという「上振れ」のパターンを引いたところで、結局周りも有利になるため、折角の「上振れ」効果をフルに発揮できません。
それよりは、25-30の数字を記入することで、「上振れ」を引いた時に1人勝ちに近い状態を作り出した方が良いと言えます。

ちなみに筆者はウィクロスにおいても「上振れ」に期待することが多いです。
流行前のミルルンや植物緑子でWPSで優勝した時は、流行前で構築やプレイングの精度が低く、不安定な状態でしたが、カチっと大会会場の環境に噛み合った時は1人勝ちという状況を作りだせました。
1止めエルドラは「上振れ」期待の最たるもので、良いマッチングを引き続ければ負けないという最強の運頼みデッキでした。
爾改もアーツ選択と環境の噛み合いで勝率が多く変わるデッキで、例えば前環境で<燐廻転生>+<捲火重来>のピルルク必殺セットを入れていた時は、腐りやすいアーツを投入したことにより安定性が大きく犠牲になりました。

安定性を犠牲にした作戦を採用することが多いため、WPSで予選落ちすることも多いですが、上まで勝ち進めればそのまま優勝するというオイシイパターンも多かったです。
安定性の低さが災いして、過去チーム戦で勝てないことが多かったですが・・・

さて、話をビンゴに戻しましょう。
「多くのプレイヤーは数字を上から選択し、25-30を使わないことが多い」という仮定の下で使う数字を選択しましたが、だからといって全く25-30を使わない訳ではありません。
現実には25-30を全て引いた時に筆者は6つとも当たりで、他のプレイヤーは3つ位当たりという程度の差でしょう。
しかし、ビンゴでは数字の配置を工夫することで、25-30を多く引いた時の1人勝ち率を高めることができます。
それは・・・

斜めラインへの配置

というもの。

ビンゴは縦・横・斜めのいずれかで数字が5つ揃えば成立します。
全ての場所が縦と横のラインのビンゴに絡む可能性がありますが、斜めについては絡む場所と絡まない場所があります。
斜めのビンゴに絡む場所に穴を空けることでビンゴとなるラインの選択肢が増え、ビンゴの確率が大きく高まります。
つまりこの斜めラインに25-30を配置することで、25-30を引きまくるという「上振れ」パターンでの1人勝ち率をより高められるということです。

後、筆者が数字を記入する時に気付いたこととして、人は続く数字を並べて書くクセがあります。
極力並べて書かないようにすることで、「連続した数字を引かず、数字がばらける」パターンでの勝率を高めることができます。
といっても、意識的に数字を分散させることは難しいです。
知り合いの方に乱数を発生させて数字を配置した方が居ましたが、なかなか賢い作戦だと思います。

筆者の数字の配置は以下のようになりました。

ビンゴカード.jpg




7,8,9と連続した配置にした後ミスに気付き、軌道修正を試みましたが、配置をばらけさせるのはなかなか難しかったです。
斜めラインには23-30と後半の数字で固めました。

以上をまとめると、

(方針)
  • 「他のプレイヤーと異なる数字の配置パターンを選択し、1人勝ちを狙う」

(具体的な作戦)
  • (1)多くのプレイヤーが使用すると思われる1-6を使わない
  • (2)使用率が低いと思われる23-30を斜めラインに配置
  • (3)連続する数字が並ばないように気を付ける


後は当たれ~と願うのみ。
ここまで書いておいて難ですが、そもそも「上振れ」パターンを引かないと作戦が有利に運べないという時点で相当無理のある作戦なのは事実です。

9人中1位になれる確率は1/5~1/6といったところでしょう。
とはいえ、何も工夫せず1/9の運ゲーに挑むよりは勝利への意志を感じられるのではないでしょうか。
少なくとも筆者は日頃の大会からそのような姿勢で臨みたいと考えています。

最後に実戦の経過を解説しましょう。

3.実戦の経過

(1)6ターン目まで
数字:15,25,30,21,14,16

僅か6手目にしてリーチ、これは9人中最速でした。(3行目、真ん中横のライン)
1-30という30個の数字しか使わないビンゴならではのスピード感ですね。
周りは筆者への勝利の期待を高めていましたが、筆者自身は大きな不安を感じていました。

「確かにリーチはかかっている。しかし、斜めラインへのヒットが1回しかなく、これ以上の進展が望めない。
以降引きが悪化し、他のプレイヤーが順調に穴を空けだした時に遅れを取るのではないか?」

実際、これ以降戦況は悪化の一途を辿るのであった・・・

(2)9ターン目まで
数字:20,4,8

運が良いことに2つ目のリーチができましたが(3列目、真ん中縦のライン)、ここで2人目のリーチが出ました。
25-30を引く「上振れパターン」に賭けるという当初の作戦は失敗に終わり、斜めラインの開拓はさっぱりでしたが、2列のリーチのどちらかが揃うことに賭けることにしました。
しかし、作戦失敗の代償は大きく、ここから一気に追い上げられることとなります。

(3)11ターン目まで
数字:3,6

2回連続の外れを引き、「下振れ」パターンへ突入しました。
逆に他のプレイヤーの手は順調に進んだようで、プレイヤーの半分以上がリーチするという状況に。
完全にこれまでの有利は吹っ飛び、後は誰が一番先に引くかという勝負になりました。

(4)13ターン目まで
数字:11,23

遂に初のビンゴが出て、万事休す。
遊月(17)・ミルルン(19)待ちの筆者はがっくり肩を落としました。

(5)18ターン目まで
数字:7,28,9,5,19

ようやくビンゴ(5位タイ)しました。

序盤の引きが強く、最速リーチにたどり着けましたが、作戦が不発に終わったのが大きいです。
10,11ターン目の下振れで一気に追いつかれたのが全てだったと思います。
麻雀のように先制リーチに対してオリてくれれば勝てたのですが・・・


デッキ紹介という普段のスタイルから趣向を変え、本気でビンゴゲームに勝ちに行くという内容でしたが、楽しんでいただけましたか?
「最善手の追求」というテーマは面白いもので、執筆中は驚くほど筆が進みました。

今後もユニークなテーマの記事をお届けできればと思っています。

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