はじめに
大体一ヶ月近くぶりの記事になりますね。こんにちは、てらたかです。
挨拶に長々と時間をかけるのも惜しいので今回は早速本題に入っちゃいます。
去る9月10日。新弾環境がようやく落ち着き始めたこの時期に、カードプールが更新されました。『ウムル&タウィル強化パック』の発売です。
ちょっと前の記事で、僕はこのパックのウムル側カードのレビューを行いました。そんでもって、色々とフラグも書いてました。
†ヴァルキリー†の評価に『優先的に積むカードじゃないけどこういうこと言ってると新カード情報が出た時に熱い手の平返しをすることになる』だとか。
まとめの欄で『4パック購入特典で追加されるPR-322のカードが何になるかも影響してくる気はする』だとか。
結果としてはまあその通りで、<PR-322のウルトゥム>の登場で、レビュー当時とはカードの評価はガラリと変わっちゃいました。
というわけで今回はウルトゥムのデッキ記事になります。
組んで早速大型大会で使ったのですが、戦績は浜松にて開催されたチーム戦『タマCS』での準優勝です。
大型でウムルを使った回数はたしか4回、そのうち準優勝は3回なので、そろそろ1回ぐらいは優勝したいところですね(笑)
■デッキレシピ■

ルリグデッキ | |
ルリグ | アーツ |
<SP創造の鍵主 ウムル=ノル> <ST混沌の鍵主 ウムル=エット> <ST混沌の鍵主 ウムル=トヴォ> <LC虚心の鍵主 ウムル=トレ> <PR白亜の鍵主 ウルトゥム(セレクターズパックウムル&タウィル 4パック購入特典)> 計5枚 |
<LCフォーカラー・マイアズマ> <LCネクスト・パニッシュ> <LRクトゥル・コール> <SPアンシエント・ウェーブ> <LCクライシス・チャンス> 計5枚 |
メインデッキ | |
非LB | LB |
<PR小剣 ミカムネ(WIXOSS PARTY参加賞selectors pack vol7)>×1 <Rコードアンチ パルベック>×1 <PRエンジェルキラー †上柚木綾瀬†(Z/Xコラボイベント景品)>×1 <STコードアンチ アシレン>×3 <PRコードアンチ カイヅカ(WIXOSS PARTY参加賞selectors pack vol11)>×2 <SPコードアンチ ハスター>×1 <Rコードアンチ メガトロン>×4 <Cコードアンチ アステカ>×1 <Cサーバント T2>×1 <Cサーバント D2>×1 <Cサーバント O2>×4 計20枚 |
<SPコードアンチ ニャルクト>×4 <SRコードアンチ ヨグソトス>×2 <SRコードアンチ パルテノ>×1 <PRコードアンチ メイジ(カードゲーマーvol.24 付録)>×1 <Cコードアンチ アラハバキ>×2 <SP忘得ぬ幻葬 †ヴァルキリー†>×2 <Rコードアンチ ドロンジョ>×1 <STコードアンチ ヴォイニ>×4 <Rサーバント Y>×1 <Cサーバント O>×2 計20枚 |
■デッキを握るに至った経緯■
うるせえ! 俺はウムルで勝ちたいんだ!
■デッキコンセプト■
せっかく単純な『好きだから使いたい』から『勝ちたい』に意識を変えられるくらい強力なLv4を貰えたため、攻撃・防御両方の面で優秀な<ウルトゥム>にしっかり合致した構築を行う。
■もうちょい詳しく■
強力なLv4、と言いはしましたが、<ウルトゥム>の性能は<ウトゥルス>とどっこいか、もしくは一段落ちます。
回収できるシグニの総量で劣り、エクシードによる防御も出現時が一気に発動する上に場の邪魔なカードをどけられる<ウトゥルス>の方が攻撃的に使いやすく、そして何より<ウトゥルス>でデッキを組めば<ヘルボ>が投入できるためです。
Lv4で<混沌フィーラ>を経由するぶんピン投のカードを大量投入しやすく、山札を全部掘り起こして必要カードを使う動きも前の方が行いやすかったでしょう。
が、<ウルトゥム>が<ウトゥルス>にない特徴を持っているのもまた事実です。
まずルリグ効果で相手のカードを処理できる点。これまでカードパワーの低い<フェム>に頼らなければ<ゲイン>が除去できなかったウムルですが、このカードなら何度も<ゲイン>を飛ばすことができます。
普通に考えるならば<ウトゥルス>の余剰な2枚回収で同量の面空けは十分賄えるのですが、<ゲイン>を始めシグニ効果が効かない相手に向けての対処手段があるというのは明確な利点となるでしょう。
そして、エクシードが小分けに2回撃てるというのも、素晴らしいメリットです。
一発一発の耐久力は低いですが、相手の形成した打点に合わせてエクシードによる蘇生の尺を決められるため、これは<ウトゥルス>より防御的なエクシードといえます。
おまけに手札から場に出すこともできるため、相手に<ヘルボ>が出ていても防御が行えるという便利さ。
あと1つ、もちろん『アーツが5枚使える』という点も<ウトゥルス>にはない明確なメリットです。
<ウトゥルス>は出現時の2枚回収と全面蘇生で『実質0コス<オバサル>と0コス全面蘇生』の感覚でしたが、<ウルトゥム>の場合はあちらより細かくアーツを投入していけます。
以上のことから、<ウルトゥム>は『デッキパワー自体では<ウトゥルス>に劣りつつも、幅広い相手へ小回りが効くようになった』カードと言えるでしょう。
この『小回りが効く』という特徴は、ちょっと目を離すと大暴走するようなデッキは多い今の環境にはちょうどよくフィットします。
というわけで、<ウトゥルス>の時点では対応しきれなかった相手にまで小回りを効かせつつ、打点の豊富さも<ウトゥルス>に可能な限り近付けられるように......という考えで構築したのが今回のデッキです。
■事前説明・ニャルクト込みアシレンループ■
前回のウトゥルスの記事にて、僕は無限に<ヨグソ>のマイナスをかけられるアシレンループについての記載をしていました。
が、あのループはもう古いループです!
7月15日のこと。
ぼんやりとtwitterを見ていた僕にリプライが送られてきました。曰く、「<ニャルクト>を使う、前よりパーツが少ないアシレンループができた」と。
確認してみたところ、そのループは確かに必要パーツも少なく、それでいて得られる結果も変わりませんでした。
山の積み込み次第でループの入り口が変わるのはもちろんのこと、<ニャルクト>を使用する以上2面空いていないとループを行えないため、場にいるシグニをどかしたくないなんて時には前のループを使用する可能性もあります。
が、基本的にはループとなれば新ループを想定することが多くなると思います。
シグニの自由な蘇生を行うことが難しくなったため、このデッキでアシレンループを行うことはあまりありません。
それでも積み込みをしっかり行うことで「相手にリフのためにカードを吐くことを強要し、もし相手がリフを入れてこなければループを始める」という場面を作ることはよくあります。
実際の話、先日のタマCS決勝ではデッキを8枚・デッキボトム6枚を黒天使+<アシレン>含む古代兵器5枚・手札にドローソースという状態にし、相手にリフレッシュでリソースを無駄に吐いてもらってから勝ちまで持って行っています。
そんなわけで、どこからでもループを狙っていけるよう新しいやつも覚えておいて損はないです。
「アシレンループをやる試合が大会中にあるかないか」というのは正直一切関係ありません。知識として持っておいて、それが100回に1回でも狙えるタイミングがあるのであれば、覚えない意味はないと僕は確信しています。
必要条件:手札に<アシレン>1枚・山札に<ニャルクト>1枚・トラッシュに<アシレン>1枚<ヴォイニ>2枚Lv4古代兵器2枚Lv2古代兵器2枚
プレイ条件:使った<アシレン>・<ヴォイニ>・<ニャルクト>は、トラッシュに余剰なカードがない場合基本すぐトラッシュに送る
- (1)<アシレン>で山札に<アシレン>→<ヴォイニ>→2兵器→4兵器と戻し1ドロー
- (2)<ニャルクト>を出しデッキトップの<アシレン>をそのまま蘇生
- (3)<アシレン>で山札に2兵器→<アシレン>→<ヴォイニ>→4兵器と戻し1ドロー
- (4)<ヴォイニ>で山札上から3枚落とし1ドロー
- (5)<アシレン>で山札に1兵器(<ヴォイニ>でOK)→2兵器→<アシレン>→<ニャルクト>と戻し1ドロー
- (6)<ヴォイニ>で山札上から3枚落とし1ドロー
- (7)手札に<アシレン>1・山札に<ニャルクト>1という状態に戻っている。再び(1)に戻る
以上の手順を踏むことで、前より少ない枚数で<アシレン>+<ヨグソトス>による無限パワーマイナスを行うことが可能です。
前までのループは<アシレン>を4回・<ヴォイニ>を3回使うことで(山札が3枚増える)×4+(山札が4枚減る)×3=±0を産み出すループでしたが、こちらは<アシレン>×3・<ヴォイニ>×2・<ニャルクト>×1で±0を産み出しています。