■はじめに
はじめまして、あるいはこんにちは。「しみずき」と申します。
今週末の12/24(土)に、「ウィクロス」と「にじさんじ」のコラボパック「にじさんじDIVA」が発売されます!!
今回は以下の方にターゲットを絞って、にじさんじのカードだけで組める僕のオススメのデッキを紹介したいと思います。
1.推しライバーの参戦を機に今弾からウィクロスを始めようって方
2.「にじさんじ」の強化を受けて復帰しようって方
いわゆるご新規さん・初心者さんに向けた記事なのですが、ルールはザックリ理解して、数戦はウィクロスで遊んだ前提の紹介になります。
※ルールの解説はウィクロスが誇るVtuber、Virtual LRIG「アト」ちゃんの動画がおススメです
※直近にカードゲームがバチクソに強い、公式お兄さん達の解説動画もアップされてました
ところで、「お前はどこの馬の骨やねん?」という疑問が浮かぶと思います。
ですので、簡単に自己紹介させていただきます。
僕こと「しみずき」は、第1弾の頃から約8年間ずっとウィクロスをプレイしています。
日頃から大型大会や公式イベントで勝ち抜くことを目的として、「競技的」にウィクロスに取り組んでいます。
最近では2022年度の全国大会「夢限少女杯」に出場してきました。
この大会は、いわゆるレート戦を4か月間行い、成績が16位以内のセレクターのみが招待されます。
ですので、少なくともこの4ヶ月間は、全国で数えて16本の指に入る位にガチでウィクロスに取り組んでおり、結果も出している人物だと言えます。
そのため、内容はそこそこ信頼していただいて大丈夫です!!!!!
ということで、早速行ってみましょう。
目次は以下の通り
-------------------
- 1.デッキレシピ
- 2.コンセプト
- 3.回し方
- 4.各カードの紹介
- 5.拡張性のお話
-------------------
1.デッキレシピ
アシストルリグ/ピース
計8枚
LB
計20枚
非LB
計20枚
2.コンセプト
「にじさんじDIVA」でWIXOSSをはじめた・復帰したセレクターにオススメのデッキを組む意識したのは3点
---------------------------------
1.「にじさんじ」のカードだけで構築する
2.メインプランはシンプルにする
3.使ってて楽しいデッキにする
---------------------------------
1.にじさんじのカードだけで構築する
せっかく、「にじさんじ」が好きで「ウィクロス」を始めたのに、いくら強いからと言って"知らないキャラのカード"がデッキに入っていたら興ざめでしょう。
また、「にじさんじ」のカードだけ集めれば組めるようになっているので、集めるのも楽ちんです。
※足りないカードは是非、遊々亭で買って下さい!!
2.メインプランはシンプルにする
今回の主役は《【センター】とこ レベル3'》と《コード2434 周央サンゴ》です。
戌亥とこは攻撃に全振りしたテキストになっています。
手札を増やしたり、防御につながる効果は一切もっていない代わりに、コスパ良くガンガン攻めていけるルリグです。
ディーセレクションにおける勝利への最短ルートは、とにかく攻めまくることです。小難しいことは考えずにルリグの効果を使っているだけで勝ちに近づけるので、初心者にも扱いやすいルリグになっています。
《周央サンゴ》は条件を達成した時の防御力と【出】効果の展開が魅力です。
自分では攻められない代わりに、防御と展開力を有したシグニです。
この2つのカードはちょうどお互いの苦手なところを補完し合っているので相性が良いです。
「《戌亥とこ》で除去して、《周央サンゴ》で盤面を固めて殴る!!」
これがこのデッキのメインプランです。シンプルですね。
3.使ってて楽しいデッキにする
せっかくデッキを組んだのにすぐに飽きてしまっては勿体ないですよね。
一つのデッキで長く遊べたほうが嬉しいと思います。
《周央サンゴ》は任意のバーチャルシグニをトラッシュから呼び出せます。そして、このデッキには状況に応じて役に立つカードを豊富に採用しています。
《周央サンゴ》を起点に色々な動きができるようになっているので、楽しめるデッキになっていますし、ウィクロスの醍醐味である状況判断の駆け引きも味わえると思います。
3.デッキの回し方
回し方は至ってシンプル。ルリグデッキのカードをガンガン使って、可能な限り毎ターン全面要求を仕掛けましょう。序盤から《【アシスト】リゼ レベル1【剣】》、《【アシスト】アンジュ レベル1》、《LazuLight FLASH》などルリグデッキのカードをガンガン使って攻めましょう。
シグニが並ばない時は《世怜音女学院 After School》を使いましょう。1ターン目に使うとエクシードが払えず勿体ないので、2ターン目以降がベストです。
ここで、《でびでび・でびる》や《東堂コハク》、《先斗寧》を引けていればバンバン効果を使っていっても大丈夫です。
このゲームは相手に先に8点与えたら勝ちのゲーム。攻めたら攻めた分だけ勝ちに近づきます。
《【センター】とこ レベル3'》にグロウした後も《戌亥とこ》の効果でガンガン攻めましょう。ゲーム1【起】や計4回のコラボ効果のお陰で簡単に相手の盤面を空っぽにできます。※《LazuLight FLASH》の追加コラボ込み
しかし、ここで一回落ち着きます。ルリグが相手のシグニを除去してくれたことで、除去のためのシグニを盤面に並べる必要がなくなりました。
であれば、次に考えるべきは防御です。
条件を達成した《周央サンゴ》をはじめとした、高パワーのシグニを盤面に出すことで、攻防一体の完璧な動きとなります。
※優先すべき大前提は3点要求することです
パワー2000の《でびでび・でびる》よりパワー7000の《朝日南アカネ》を、パワー5000の《先斗寧》よりもパワー12000の《ペトラグリン》を置いた方がより盤石な布陣となります。
それでも盤面を除去された場合は《【アシスト】アンジュ レベル2''》、《【アシスト】リゼ レベル2【氷壁】》の出番です。
この2枚はどちらも防御しながら自分の手札を整えることができます。次のターンに必要なカードを補充することで、息切れを起こしにくくなっています。
自分は序盤からガンガン攻めつつ、高いパワーのシグニを並べて相手には除去をさせないことで、逃げ切り勝利を狙いましょう。
4.各カードの紹介
サーバント#
もしかしたら地味な効果に見えるかもしれませんが、《サーバント#》だけは他の何を差し置いても"絶対"4枚採用しましょう。
ゲームに慣れてくると、減らす理由がないことを理解すると同時に、4枚以上採用できないことにもどかしさを感じるようになるでしょう。
「夢限少女杯」でも、参加者16人全員が最大枚数の4枚を採用した最強カードです。
なんならディーセレクションが始まって以来、大会結果がこのカードが4枚採用されていないデッキは(おそらく)存在しません。
ゲームの準備段階では多くのセレクターが、他の全てのカードをなげうってでもこの《サーバント#》を引くために全力でマリガンを行います。そのレベルでゲームのすう勢に大きく影響を及ぼします。
セレクターは自分が《サーバント#》を引けないことに怒り、相手が《サーバント#》を持っていることにまた怒ります。
ある種、ディーセレクションというゲームを象徴する1枚です。
周央サンゴ
シグニゾーンとエナゾーンにセレ女メンバーを5人集めることでパワー35000となり、スケールの差でマウントを取ってくる《緑神龍ディルガベジーダ》よりもデカくなります。
「デュエル・マスターズ」におけるパワーは一定ラインを超えると飾りになってしまいますが、「ウィクロス」におけるパワー35000はメッチャ強いです。
そのパワーが輝くのが防御面です。
現環境ではパワー15000が最大級で、環境トップのデッキでもヒィヒィ言いながら除去しています。《周央サンゴ》はその2倍以上のパワーに達するので、特殊な手段を用いないと除去することができません。
「除去されない」=「ライフクロスを守れる」という事なので、条件を達成した《周央サンゴ》をシグニゾーンに立てて攻めているだけで優位になります。
また、トラッシュからバーチャルのシグニを蘇生できる【出】効果もメチャクチャ優秀です。本デッキにはこの効果を最大限に活かすために、特定の状況で輝くカードを多く採用しています。適切なカードを繰り出すことでゲームを優位に進めたり、苦しい状況を打開できたりします。
他にも《周央サンゴ》の効果で《周央サンゴ》を蘇生できます。そこからさらに他のバーチャルのシグニを蘇生できるので、《周央サンゴ》1枚から狙った盤面を組み立てることもできます。
このデッキの守護神であり司令塔です。
この後のカード解説は、《周央サンゴ》で必要に応じて使用できることを念頭に読んでいただければ幸いです。
西園チグサ
しかし、対戦相手のアシストルリグや除去系のライフバーストを喰らってしまうと、"バーチャルシグニ3体"という条件が満たせず不発になってしまいます。
ですので、闇雲に出しても大活躍は見込めません。
対戦相手の防御アシストを使い切った後か、相手の防御アシストを読んで、此方の盤面が除去されない状況で繰り出すと輝いてくれます。
追加のルリグアタックは非常に強力で、《サーバント#》はデッキに4枚しか入らず、引いたそばから消費してくカードなので、《西園チグサ》の効果を使うことができれば、攻撃が通る可能性は非常に高いです。
最後の一押しとして優秀なので、終盤の方は《西園チグサ》による〆も念頭に置きながらプレイしましょう。
東堂コハク
相手の盤面に対象となるレベル1シグニがいる場合は、躊躇なく効果を使っていきましょう。
エリーラペンドラ
<リメンバ//メモリア>がいると、此方の【起】効果を使う際に、1エナ追加で必要になってしまいます。
このデッキの《戌亥とこ》は、《LazuLight FLASH》で呼んだコラボライバーとゲーム1【起】も含めると合計5回の【起】効果を使用します。
これ全てに1エナ課税されていたらエナが素寒貧になってしまいます。そこで役立つのが《エリーラペンドラ》のシグニの効果を消す能力です。これでまずは<リメンバ//メモリア>を無効化してから除去してやりましょう。
他にも厄介な効果を持ったシグニに遭遇したら、その都度《エリーラペンドラ》で対処しましょう。
花畑チャイカ
エナが続く限りは狙った盤面を作り続けられるので1枚刺しておくと活躍してくれます。
朝日南アカネ / 海妹四葉
パワー7000という数字は結構重要で、環境で流行っている<中装 デウス//メモリア>に除去されないというメリットがあります。
また、《海妹四葉》は、終盤自分の山札が少なくなってきた際に、1枚だけですが山札を増やすことができます。望まぬタイミングでリフレッシュしてしまうと、《周央サンゴ》の回収の選択肢が少なくなってしまったりと良いことが有りません。
効果で増えた山札1枚でリフレッシュを1ターン遅らせることができれば、値千金の活躍と言えるでしょう。
鷹宮リオン / でびでび・でびる / 先斗寧
これらの効果は《【センター】とこ レベル3'》の8000マイナスと相性が良く、パワー10000を超えるレベル3シグニの除去する際にちょっと足りない分を補ってくれます。
また、《でびでび・でびる》や《先斗寧》は、序盤の相手盤面にパワーの低いシグニがいると除去アシストを節約できたりします。
《鷹宮リオン》は《でびでび・でびる》と蘇生することで1枚から複数のマイナス効果を行使できるので、《戌亥とこ》の効果と合わせれば相手の強固な盤面も切り崩していけます。
文野環 / ペトラグリン
2ターン目に運良くこれらのカードを引けていれば、積極的に出していきましょう。手札に余裕がある場合は、除去効果を使った後の《東堂コハク》や《先斗寧》をリムーブして出すのも視野にはいります。
また、このデッキで最も堅い布陣が、《周央サンゴ》+《周央サンゴ》+《ペトラ グリン》になります。
「このターンを耐えれば勝ち」の状況では、対戦相手の除去の要求値を少しでも上げてやることが勝利の秘訣になります。この点は意識してみてください。
北小路ヒスイ / レイン・パターソン / Ruco
このゲームでは自分のデッキが0枚になったプレイヤーは、ペナルティとしてライフクロスを1枚失います。これを「リフレッシュダメージ」略して「リフダメ」と言います。
単純に1ダメージ与えているだけでなく、本来1ターンに与えられるダメージに「追加」できる点が強力で、相手の防御の計算を崩すことができます。
また、「リフダメ」はライフバーストが発動しません。なので安全にダメージを与える点も優秀です。
《北小路ヒスイ》はアタック時に2枚のデッキを削ることができます。このカードでコツコツと削ってやることで、ゲーム終盤には相手のデッキ枚数が「リフダメ」の射程圏内に入っている事でしょう。
また、パッと見だと意味の無さそうな【出】効果ですが、エナゾーンにセレ女の面々を集めたり、《西園チグサ》の効果を使うための白エナを用意できるので覚えておきましょう。
《レインパターソン》は盤面に置くだけで3枚のデッキを削ることができます。ラッキーセブンの10枚落としは運が良くないと成功しないので、このお陰でゲームに勝てたらスパチャしましょう。
《北小路ヒスイ》と違い、此方のアタックフェイズ開始時に効果が発動するので、対戦相手のアシストルリグの妨害を受けない点がメリットです。
《Ruco》は《【センター】とこ レベル3'》のマイナス効果と相性が良く、最大で2枚のデッキを削ることができます。
また、効果を使った《Ruco》をリムーブによってトラッシュに送り、《周央サンゴ》で蘇生することで、もう一度効果を使うことができます。《戌亥とこ》が小刻みにマイナスを振れる点と噛み合っており、相手の想定を超えてデッキを削ることができます。
この動きはかなりテクニカルで、これで勝ったらメッチャ気持ち良いと思います。
笹木咲
普通の除去と違って、相手のアシストルリグやライフバーストなどの妨害の後でコストを支払えば良い点が優れています。
《戌亥とこ》やアシストルリグの除去効果を使い切った後でも、このカードを《周央サンゴ》で使い回すことで攻め手が途切れません。
性能は「破格」の一言です。
除去のコスパがディーセレクションの全てのカードの中でも抜きんでています。《笹木咲》の感覚になれてしまうと、その他のデッキを使った時に余りののコスパの悪さに泡吹いて倒れると思います。
そのコスパが許されている理由が、【出】効果でバーチャル以外のカードを捲ってしまうとダウンしてしまうという点。このデッキでは《サーバント#》が唯一のハズレになります。しかし、普段から「得」を積んでいれば運悪くダウンすることは在りえませんので安心してください。
オカルト抜きの話をすると、《世怜音女学院 After School》や《海妹四葉》でデッキの下に送ったカードを覚えておきましょう。すると、終盤に自分のデッキが少なくなった時、絶対にダウンしない状況で《笹木咲》を繰り出すことができます。
ニュイ・ソシエール
それ以外の状況では、条件も厳しくコスパも良いとは言えないのでお留守番です。
天宮こころ
また、自分のライフクロスが相手より少ない劣勢の際は、「シャドウ」を付与する効果も有効に働きます。除去しやすい低レベルのシグニに「シャドウ」を与えることで、相手の手札次第ですが、ダメージを抑えられる場合もあります。
5.拡張性のお話
ウィクロスをやっていると、このカードを親の顔より見ることになるでしょう。悲しいことに攻撃が通らなくなります。
せっかく、《戌亥とこ》の効果で相手シグニを除去しても、そのシグニゾーンをアタック不可にすることで無効化されてしまいます......
ウィクロスパーティ(店舗大会)や、ウィクロスセレモニー(中規模大会)に行くと、このシグニを複数面立てられてニチャニチャされることでしょう。
当然、僕もやっています。
貴方の中でにじさんじ単で勝ちたい気持ちと、対面に一泡吹かせたい気持ちがせめぎ合うことになります。
そしていつか、フラストレーションが最大になった時には、このカードをデッキに投入してみて下さい。
...
......
.........
......ようこそこちら側へ。
「にじさんじ」縛りという構築の鎖を解いたあなたには、膨大なカードプールによる真のディーヴァセレクションが広がっています。
一緒に沼に沈みましょう。
高み(いや、低みか!?)で待ってます!!
■終わりに
最後まで読んでいただいてありがとうございました。今弾で強化された「にじさんじ」は自信をもって強いと言えます。
環境デッキと並べても遜色ないパワーを秘めています。
今回は「にじさんじ」単、もっと言えば「さんばか」で構築しましたが、既存のアシストルリグを採用することでより器用に、より最適化されたレシピになります。
ゆくゆくはこちらも紹介できると思いますのでお楽しみに。
おもしろかった!!ためになった!!と感じていただけた方は、ぜひともTwitterで「RT」と「いいね」をお願いします!!
拡散力isパワーということを学びました。自分の記事をより多くのセレクターに読んでいただきたいので、ナニトゾよろしくお願いします!!