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もっとざっくり分かるデッキの組み方講座

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by からばこ

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もっとざっくり分かるデッキの組み方講座
はいこんにちは、からばこです。今回は「もっとざっくり分かるデッキの組み方講座」です。
以前「ざっくり分かるデッキの組み方講座」という記事を執筆させていただきましたが、今回は「もっと」ということで、さらに簡単にわかりやすく、デッキ作りについてお伝えします。
「デッキの『コンセプト』って何?」とか「ルリグの強みがわからない」とか、そもそも「ウィクロスのデッキって何?」というところまで、初めてデッキを作るあなたをお助けします。にじさんじでウィクロスを始めた方や、「555円デッキや構築済みデッキを改造します!」という方など、超初心者向けに丁寧丁寧丁寧にお伝えします。お好きなデッキや組みたいルリグを手元にご用意のうえ、または頭に思い浮かべながら、ゆっくり読んでみてください。さあ、デッキを組もう!

デッキ作りの3ステップ!
デッキを組む前に、ウィクロスのデッキについて復習しましょう。
デッキ構築のルールや、バトルにおける基本的なところからおさらいします。「超基本」「基本」「応用」の3ステップに分けましょう。
【超基本】
  • 「メインデッキ40枚」と「ルリグデッキ10枚」を使って戦う
  • ライフバーストと非ライフバーストは20枚ずつ
  • 同名カードは4枚まで
  • ルリグアタックを止めるために「サーバント」が必要
  • ルリグのレベルより大きいシグニは場に出せず、ルリグの「リミット」を守る必要がある
  • 「限定条件」を満たさないシグニは場に出せない
【基本】
  • グロウコストやアーツのコストのために「エナの色」を気にしておきたい
  • "キー"カードや「コイン技」のための「コイン」の枚数を考えなければいけない
  • 事故(序盤に高レベルのシグニばかり引いて場に出せない)は避けたい
【応用】
  • デッキの「動き」「コンセプト」を決める
  • その動きができるカードを見つける

という3ステップになります。
デッキを組むにあたっては、この「超基本」「基本」「応用」を考えながら、カードを選んでいきます。「『超基本』を満たしたから『基本』」というように、「下から上」「上から下」という順番に満たしていくのではなく、どれもこれもごちゃまぜに考えていきます。
デッキ作りはほとんどの場合、「このルリグを使いたい!」か「こういうコンセプト(例:序盤からガンガン攻めたい!)のデッキを使いたい!」というようなところからスタートします。「構築済みデッキを買った」とか「パックから出てきた」とか、そういう理由もありです。コンセプトを決めて、構築のルールやセオリーに沿って、カードを選んでいく、という具合ですね。

要するに、デッキを組むということは、「こんなデッキを作りたい!」「こんなバトルがしたい!」という「やりたいこと=コンセプト」を決めて、そこから3ステップを踏みつつ、50枚のカードを選んでいく、という作業になります。

......難しいそうですか?そりゃそうですよね。ウィクロスにはたくさんのカードがあるので、どれをどんな枚数入れていけばいいのかわからなくなりますよね。
でも大丈夫です。例を挙げつつデッキの作り方を紹介していきますので、自分の好きなルリグに置きかえながら、ご覧下さい。

コンセプトを決めてみよう!
今回は、最近の記事で紹介した「ナナシ」のデッキをご紹介します。こちらの記事もありますので、まずはぱらっとお目通しください。(アンリアリスティック新弾インタビュー!【ナナシ編】
デッキを組んだ理由は「新聞部だから」です。すごくざっくりしていますよね。こんな理由でいいです。「そのカードが当たったから」とかでもいいです。きっかけは何でもいいんだ。
そのあと、デッキのコンセプトを調べてみましょう。タカラトミー公式ホームページなどを見ていくと、ナナシは「ライズ戦術」で戦うようですね。シグニの上に乗せて出す「ライズシグニ」を武器に戦っていくとのことです。
はい、コンセプトが決まりました。「ナナシはライズで戦う」です。
キーセレクションの場合、ルリグごとのコンセプトがはっきり決まっているので、最初はそれに沿っておくのが簡単です。ウィクロスに慣れて知識が増えてくれば、オリジナルのコンセプトを決められるようになるので、ご安心ください。

それではカードを用意します。構築済みデッキ「ブラックナナシ」と、拡張パック「アンリアリスティック」から、黒のウェポンのカードたちを買ってきました。
カードを見ながら、「このカードを使ってみたいな」とか「このカードは保留かな」とか、色々考えてみましょう。考える基準が、先ほど決めた「コンセプト」になります。「そのコンセプトに沿っているかどうか」で、カードを選んでいきます。
ナナシの場合「ライズで戦う」ですね。「強いライズシグニ」はもちろんのこと、「ライズをサポートするカード」も入れたら強くなる気がしませんか?ざっくざっくと選んでいきます。ナナシに限らず他のルリグでも、「コンセプトに沿ったカード」「それをサポートするカード」を選んでいきましょう。

枚数は「強そうだったらとりあえず4枚」からスタートしましょう。「強いカードは4」という言葉は、自分の周りでは常に掲げられてきた標語です。
理由はあとでで大丈夫。とりあえず、覚えておいてください。

カードを詰め込もう
それではカードを選んでいきます。まずはメインデッキから。
「強いライズ」である<ゼロイゴナ>を4枚。「強いライズその2」である<ザロウ>を4枚。「ライズがあれば強そう」な<B・オブザデッド>は、とりあえず2枚にしておきましょう。<トート>は<ゼロイゴナ>と効果が似ているので、今回は見送り。まずは10枚です。

ここで「3ステップ」の超基本、基本に戻ります。「ルリグのレベル以下のシグニは場に出せない」「事故は避けたい」がありましたよね?
よほど特別なデッキでなければ、レベル4シグニを入れすぎると、序盤に出すべきレベル1や2のシグニが引けません。シグニゾーンを埋められず、相手の攻撃を受けすぎて負けてしまう、「いまひとつなデッキ」になってしまいます。
ライズをもうちょっと欲張りたかったのですが、今回は10枚で我慢しましょう。適切な枚数は、サーチやドローカードなどによって変わってきます。

そのあとはレベル3以下のシグニを選んでいくわけですが、ここでナナシデッキ特有の問題が起こりました。「ライズシグニで戦うデッキなのに、レベル3以下にライズシグニがいない問題」です。
下級はライズに関するカードばかりで、ライズが出せるレベル4以降でなければ効果を発揮できません。できればレベル2~3から、相手のライフクロスを攻めたかったのですが......。該当するカードが<デマギア>くらいしかいませんでした。
とりあえず<デマギア>を4枚加えて、14枚でストップです。
その1.jpg(スリーブの有無は気にしないでいただければ......!)
コンセプトを深掘りしよう
デッキコンセプトを決めて、そのまま40枚決まることはあまりありません。大抵壁にぶつかります。
そういう時は、「3ステップ」に戻りましょう。ウィクロスは「メインデッキ40枚とルリグデッキ10枚を使って戦う」ゲームですので、メインデッキで何ともならなければ、ルリグデッキに頼ります。

「序盤にメインデッキで攻められない→ルリグデッキで相手のシグニをバニッシュしたい」

はい、<真ユヅキキー>ですね。これで序盤に攻めることができるようになりました。
デッキコンセプトも、「レベル2か3で<真ユヅキキー>を使って相手のシグニをバニッシュし、レベル4以降はライズで戦うデッキ」に変わりました。変わったというよりは、深掘りされたといえましょう。

ここで「3ステップ」です。<真ユヅキキー>をフルパワーで発動するには、3コインが必要です。
レベル2で発動する事も考えると、レベル2までにコインは3枚欲しいですね。ナナシのルリグカードも、そうできるように選びましょう。<レベル0>で2枚、<レベル1>で1枚、<レベル2>は「コインを消費しない」です。<4ナナシ>のコイン技「ブラインド」も使いたいので、<レベル3>でもコインを獲得することになり、自然と決まります。
はい、ルリグデッキが6枚固まりました。ルリグデッキのアーツや"キー"カードが決まると、デッキ作りがぐっと進みます。メインデッキに戻りましょう。
その2.jpg(<真ユヅキキー>大好きです)
真ユヅキキー>の採用が決まったことで、「"キー"カードでバニッシュするのだから、アタックするシグニは何でもいい。だから下級シグニは、ライズシグニをサポートするカードで固めていい」と考えられるようになります。これも、コンセプトの深掘りによるものです。
ライズシグニをサポートするシグニとして、<アルベル>を4枚入れちゃいましょう。あとは環境に多いウリスに強い、バニラシグニである<トンコウ>も4枚です。後半はライズの下敷きになるので、効果がなくてもきっと大丈夫でしょう。
その3.jpg(下級シグニが入ってくるとデッキらしくなってきますよね)
ここまできたら結構簡単です。必要なカードがある程度揃ってきたので、サーバントを入れましょう。レベルやLBの有無は後ででいいので、8~9枠くらい確保しておいてください。
すると、メインデッキの残りの枠が決まります。あと10枚くらいカードが入れられるので、シグニのレベルのバランスなどを見ながら、残りのカードを調整していきます。

とりあえず完成
レベル2やレベル3のシグニが少なく見えたので、そのあたりのレベル帯のカードを入れたいところです。色々見ていると、「自身の下にカードがあれば(下敷きがあれば)パワーマイナスができるシグニ」や「下敷きを増やすシグニ」などがありました。
序盤の攻めは<真ユヅキキー>でいいことや、自分の中に「1枚で仕事をしないカードは、序盤ではイマイチ活躍しない」という考え方があるので、レベル2~3のシグニも全て、ライズサポートで固めることにしました。デッキを作る時は、自分の中の「こだわり」を大切にしながら組むと、気持ちよく使えるデッキが完成します。

色々見ていると、<オウイ><ゲンダ><アルマデ>あたりが、ライズのサポートにつながりそうでした。
枚数は何となく入れてみます。レベル2が全然いなかったので<アルマデ>を4枚、他は2枚や1枚と、ぽいぽいと放り込みました。「どうせ<ザロウ>で拾えるしなあ」という考えによるものですし、細かい枚数は実戦を通して調整するので、今は適当で大丈夫です。
最後に、ライフバーストのルールを守りながら、サーバントを調整します。<炎真爛漫>対策で、ある程度レベルを散らすのを忘れずに。<チアハナレキー>のこともあり、サーバントのパワーにも気を配らないといけないのですが、今は割愛します。

はい、完成です!!
完成したら、40枚を並べて、ぼんやり眺めてみます。
その4.jpg(なんとなーくレベル4が多い気がする)
「うーん、<ザロウ>多くない?」と思いました。
確かに強力なシグニですが、素材にシグニが2枚必要なので、4枚もあると手札で腐ってしまいそうだなと、ふと心配になりました。
とはいえ、「ライズ=主力ギミック」は8~9枚くらい欲しいなと考えているので、1枚を<トート>に変更してみます。追加で、いつでも<ザロウ>の素材になれる<マーリン>を1枚採用。レベル4が増えすぎたので、<B・オブザデッド>を減らしてみます。
その5.jpg(<マーリン>活躍してくれるかな?)
デッキを組んだ後は、このように全体を眺めて調整するとバランスが良くなります。
「主力シグニはきちんと入っているか?」「レベル1~2シグニは少なすぎないか?」「サーバントの枚数は適切(7~9枚)か?」などに気を配りながら、眺めてみましょう。

あとはルリグデッキですね。準限定アーツの<グリモワール・ブラスト>と、使い終わったキーを破棄する<ハッピー5>はすぐに採用が決まりました。余りのコイン1枚で発動するキーは......、バニッシュ耐性用に<ピルルクキー>で。残りのアーツは、ルリグ止めが欲しかったので<イノディ>になりました。
本当は防御面数(シグニやルリグをルリグデッキで止められる回数)などを気にする必要があるんですが、試運転ということなので、気になったものを入れてみましょう。

もう一度「3ステップ」
デッキが完成したので、3ステップに戻りましょう。
完成したデッキが、ステップの内容を満たしているかチェックです。
【超基本(抜粋)】
  • ルリグアタックを止めるために「サーバント」が必要
→8枚あれば大丈夫!<ザロウ>でも拾えるから、7枚でもいい?
【基本】
  • グロウコストやアーツのコストのために「エナの色」を気にしておきたい
→全部黒なので問題なし!
  • "キー"カードや「コイン技」のための「コイン」の枚数を考えなければいけない
→<真ユヅキキー>で3枚、<ピルルクキー>で1枚、「ブラインド」で1枚!
  • 事故(序盤に高レベルのシグニばかり引いて場に出せない)は避けたい
→レベル1は12枚、レベル2は6枚。ちょっと心配......。
【応用】
  • デッキの「動き」「コンセプト」を決める
→ライズで戦う!
  • その動きができるカードを見つける
→主力の<ゼロイゴナ>が4枚!<ザロウ><トート>も合わせて4枚!サポートもたっぷり!


大丈夫そうですね。「事故が心配」という課題が残っていますが、バトルの中で確かめてみます。
あとはひたすら実戦あるのみ。「デッキを組む→対戦する→デッキを改造する」を繰り返し、自分に合ったデッキを作り上げてくださいね!
デッキの調整については、「ざっくりわかる」の終わりの方に詳しく書いていますので、こちらもぜひご参考にしてください。

ちなみにその後このデッキは、大きく方向性を変えています。
「ナナシの強みはダブルクラッシュを擁したライズだから、<トート>必須だよね」という意見を耳にしたので、<トート><キョウリ>を増やしています。
また、<オウイ><コウテ>などの枚数を調整し、<ゴエティア><センジ>を下級に置いています。<B・オブザデッド><マーリン>は抜けました。
この改良が吉と出るか凶とでるかはわかりません。色々試しながら、しっくりくるデッキを探しているところです。あまり堅く考えすぎずに、「これはどうだろ?」くらいのテンションでいじっていきましょう。それくらいが楽しいですよ。

まとめ
いかがでしたでしょうか。自分がデッキを組む時に心がけていることを、もっとざっくり説明してみました。ナナシを例に挙げましたが、他のルリグに応用してみてくださいね。「コンセプトを決めて、それを満たすカードを入れて、調整!」です。難しく考えないのがコツです。
デッキの組み方は人それぞれ。1からオリジナルで作る人もいれば、入賞デッキをコピーしてチューニングしていく人もいて、正解はありません。自分にとって「これでよし!」というものが組み上がれば、それで大丈夫だと思います。
私は1から組むのが苦手なので、入賞デッキをコピーして、そこから経験を積んでいくタイプです。なので今回のように新しいデッキを組むのは、結構苦労したりします。それでもやはり、自分にとっていいデッキができたときは、やはり嬉しいものです。カードゲームの醍醐味ですね。


ではまた、次回の更新でお会いしましょう!
いよいよ世界大会予選ということで......、みなさん頑張りましょう!

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