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攻略コラム:2017年7月 アーカイブ

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アンソルブドセレクター発売アンケート【ウリュー】さん編

    posted

    by 攻略コラム

    アンソルブドセレクター発売アンケート
    10001.jpg
    ◇19弾で気になるカード、オススメカードを教えて下さい!
    黄金の巫女 タマヨリヒメ
    gp
    新しい白赤タマ。
    赤タマというと攻撃寄りのものが多く、どうしても白タマの方が安定性が高いため、これまでは白タマが優先されがちでした。
    そのため、今回も過去弾のタマが優先されるのかなと思ったらこの効果。
    バウンス効果は相手を戻しても自分を戻してもおいしい効果ですし、エクシード効果も非常に強力。
    グロウコストも払いやすく、ワープ進化まで出来るのは超高性能の一言。
    イラストも可愛いですし、是非光らせよう!
    アヴァロンスロー
    gp
    トラッシュ送りとルリグと同色シグニ蘇生効果だけでもスゴいですが、更に2コスト以上のアーツを回収する効果までも付いてる暴れん坊将軍(おっ〇いも暴れん坊)
    タマが白赤になったことやマユだとアーツ枠が少なくて採用しづらいことからイオナ(ユキ)で採用されることが多いと思います。
    特に今弾のユキは2コストアーツがとても優秀かつ自分でエナも作れるため、本当に噛み合ってる感があるのでとても重宝するアーツだと思います。
    ◇評価の上がった過去弾のカードを教えて下さい!
    小剣ミカムネ
    gp
    今回のレビューで最も書かれるカードだと予想(被るの避けられる可能性はありますが)
    タマではアーム/ウェポンとして、カーニバルでは<スノロップ>の色要因として、他のルリグでもカーニバルのマルチ消滅効果に引っかからないメイン色もちの白エナとして活躍できるため、とても便利。
    とりあえず採用というカードでもないですが、採用すると動きの幅が増えるので検討する価値はあるカードだと思います。
    ポジティブディフェンス
    gp
    白では珍しい多面止めアーツ。
    今弾で強化されたタマとカーニバルが赤ルリグ、エルドラが青ルリグということで目にすることが増えるのではないでしょうか。
    環境に左右される部分があるため、常に強いという訳でもないですが、今のうちに集めておくのはありだと思います。
    ◇気になっているルリグはありますか?

    gp gp

    公開当初から強いと思っているルリグはカーニバルですが、とりあえず組んだデッキはタマとユキの白ルリグコンビ。
    特にタマはルリグアタック主軸のデッキであったため、公開当初はあまり使う気はなかったのですが、実際に組んでみるとこれまでのタマでは採用されていなかったようなカードが活躍したりして面白いと思いました。
    タマの構築を考えるのが少し落ち着いたらエルドラも考えたいなと思ってます。
    ◇お気に入りのカードを教えて下さい!
    極盾アイアース
    gp
    効果もめちゃくちゃ強くて、イラストも強い。
    そしてフレーバーテキストも強い。
    フレーバーテキストはSR版だと負けフラグになるため、勝ちフラグであるSC版を使うために光らせましょう。
    ◇最後に一言お願いします!
    今環境はWPSに出る機会がありそうなので頑張りたいです。 世界大会予選も出たいなぁ

【第213話】パーフェクト・デッキー前編ー

    posted

    by 攻略コラム

    19弾環境楽しんでいますか?
    ねへほもんです。

    発売直後から各地でWPSが開かれていますが、強化を受けたルリグ達が順調に入賞しています。
    タマ・ユキといった白ルリグの復権が見られるほか、カーニバル・あーや・グズ子といった強化を受けたLostrage組も活躍しています。
    来月から世界大会予選が始まりますが、今後どのルリグが伸びてくるかが注目です。

    さて、今回は筆者が19弾環境最初の相棒に選んだデッキをご紹介します。
    デッキをTwitter上で公開したところ、予想外の反響があり驚きました。

    構築の背景
    18弾初頭に筆者が1止めエルドラの後継として投入した「2止め遊月」が予想外の流行を見せ、環境考察の上で無視できない存在になっています。
    遂にはしみずきさんさんまで構築を変えて使い始め、チーム戦で優勝するという結果を残しています。
    それと同時に対策も進んでおり、筆者自身はさほど使わなくなっています。

    2止め遊月の爆発力は凄まじいですが、対策アーツを2枚以上積まれるとかなり勝ちづらくなります。
    ずっと使い続ければ勝てるというタイプではなく、数あるデッキの中からたまに使うから有効なデッキであるため、筆者としてもデッキのレパートリーを増やす必要がありました。

    2止め遊月で勝てない筆頭と言えば、<ロックユー>+<ブルパニ>入りのピルルクです。
    ピルルクに強いデッキ・・・?
    そういえば、最近しみずきさんがこちらの専門に侵略してきているし、お返しに"アレ"を使うか。
    その名も、

    2止めアン

    ただ、止めデッキ使いの筆者としては意外かもしれませんが、2アンについては全くの素人でした。
    どこかに戦い方を書いていないかな・・・?
    こんな時の遊々亭ですね(ダイマ)

    しみずきさんが丁度記事を書いてくれていました。
    【WIXOSS デッキ】守護軸2アン

    全く同じ構築だと面白くありませんが、アイデアは既に頭の中にありました。
    2止め遊月の創始者として、このカードの存在はやはり外せません。
    大火の轢断
    結局ここに行き着くんですねw

    デッキコンセプト
    「<守護>軸に近いペースでウェポンシグニがダメージを稼ぎ、その後<轢断>でダメ押しをして最後に<マーライ>で〆る」

    順を追って解説していきます。

    1.守護軸に近いペースでウェポンシグニがダメージを稼ぐ
    集結する守護>は単体で3点稼ぐ化け物カードですが、今のウェポンも除去性能が上がっており、馬鹿にはできません。
    守護>を引けない、サーバントが揃わないといった<守護>軸特有の事故もないためドローソースを投入しなくても大丈夫です。
    代表的な除去役は以下の通りです。
    小砲アルマイル
    筆者にとっては<轢断>と同じ位推したい、「超」強力な1枚です。
    以前の記事でご紹介した、初期の2止め遊月には投入していませんでしたが、あることに気付き投入すると強すぎて震えましたw
    アルマイル>の利点としては、

    ・Lv1シグニであり、序盤の盤面を埋めやすい
    ・特に後攻1ターン目で出せると強く、通常弱くなりがちな後攻の動きを強化できる
    ・アタック時除去であり、場に残れば複数ターン除去能力を使える
    ・パワーは5000と高く、場持ちが良い

    良いことづくめに思えますが、筆者が採用しなかった理由が1つありました。
    それは、「先攻だと相手とレベルが合わないため、除去能力が使えない」というもの。
    先攻2ターン目にはこちらがLv2へグロウするため、先攻だと3ターン目まで効果を使えません。
    ・・・と思っていた時代もありましたが、先攻2ターン目でも除去能力を使う方法がありました。
    それは、

    「先攻2ターン目のグロウをスキップし、Lv1でステイする」

    というもの。
    これなら先攻2ターン目にお互いLv1なので、無事除去能力を使えます。
    また、こちらのLv1が1ということは、<アルマイル>のパワーは5000のため、返しのターンに除去されづらくなっています。

    完璧ですね。
    先攻でグロウをスキップするという発想は通常あり得ませんが、止めデッキでグロウが遅れても大した問題にならない場合には別です。

    爆砲十四年式
    19弾が出る前から何度も推しまくっている1枚ですが、除去持ちのウェポンが増えるということは筆者にとって大ニュースでした。
    チェイン・B&B>でウェポンを回収できる2止め遊月と異なり、素引きしたウェポンで<轢断>を放つ必要のある2止めアンにおいて、質の高いウェポンを多く採用することは非常に重要です。

    小砲ブドー
    小砲ブドー
    元祖無コスト除去のウェポンシグニですが、他の2体にはできない役割を持っており、引き続き重要です。
    ブドー>の役割は、「<轢断>を放つターンのメイン除去」です。
    轢断>を放つターンの動きは、「ウェポンを3体並べる→<轢断>発射→<激奏>でウェポンをバニッシュし、回収した美巧シグニを並べる」という流れですが、先に<ブドー>を出しておくと、空いた1面をマーライで耐性を得た美巧シグニで殴れ、追加ダメージを与えることができます。
    勿論先攻3ターン目、後攻2ターン目に普通に殴る場面での1面空けにも使え、相変わらず優秀な1枚です。

    2.轢断でダメ押し
    ここではライフ計算のお話になります。
    相手が4にグロウする前に仕掛けたいので、<轢断>は先攻4ターン目、後攻3ターン目に放つのが一般的です。
    ここまでのダメージを計算すると、

    先攻
    2ターン目2点(空いている1面+<アルマイル>or<十四年式>で1面除去)
    3ターン目2点(<アルマイル>、<十四年式>、<ブドー>のうち2体を引く)
    4ターン目<轢断>+α

    後攻
    1ターン目2点(空いている1面+<アルマイル>)
    2ターン目2点(<アルマイル>+<十四年式>o<ブドー>)
    3ターン目<轢断>+α

    どちらでも、4点与えた上で<轢断>を放ち、相手のライフを一気に1以下にすることが狙いです。
    序盤の相手にエナが貯まらないタイミングで攻める上、アタック時除去持ちが多く、アタック前にエナを渡さず攻めやすいため、最初の4点は比較的楽に稼げます。
    相手がサーバントを引いていなければ、5点ダメージまで到達するのも夢ではありません。

    4,5点与えると相手のエナはだいぶ増え、こちらの攻めにアーツで対処できるようになりますが、ここまで来たら<轢断>で残りのライフを叩き割り、最後に<マーライ>で詰めるモードに入ればどれだけエナがあっても関係ありません。

    3.最後にマーライで〆る
    マーライ
    最後は<マーライ>美巧で締めるだけで、ここまで来れば通常の2アンと同様です。
    但し、<轢断>の2点ダメ押しが入る分、早めに詰めの段階に入れるのがこのデッキの長所です。

    大盤><三焼>を2セット分入れておけば、2ターンは猶予がありますので、その間に攻め潰しましょう。
    炎固一徹>でアサシンを付けてしまえば、ウリスのように盤面を埋める相手にも対処できます。

    デッキレシピ
    上で紹介したコンセプトの下、実際に組んだレシピはこちらです!
    2アンその1.jpg
    組んで驚いたのですが、4×10=40枚の非常にシンプルなレシピに落ち着きました。
    また、LB持ちが全て赤色、非LBに緑と白がバランス良く配置されており、非常に美しい配列となっています。

    未紹介のカードも一部ご紹介しておきます。
    多元描写
    多元描写
    しみずきさんが<フォーカラー・マイアズマ>に割いていた枠ですが、黒エナを払えない都合上<多元>を採用しました。
    マーライ>を呼び出すのが主な役割となります。
    ルリグ止めの効果も、ウリスのエニグマを止める、0点まで削られた時にルリグアタックを止めて耐えると言った役割があり重要です。

    ちなみにアタックフェイズしか使えないため、<マーライ>が居ない時に2面アサシンを決める時には少し工夫が必要です。

    (1)美巧2体を出し、先に<一徹>を2回使用
    (2)アタックフェイズに入って<多元>を使用し<マーライ>を出す

    工夫といっても先に<一徹>でアサシンを付け、後から<マーライ>を出すだけなのですが。
    マーライ>が居ない状態で<一徹>を使うのは怖いようですが、スペルカットインの隙を与えなければ全然問題ないです。
    逆に<一徹>はメインフェイズにしか使えないため、この順序で使うしかありません。

    奏演の右音クラリネ
    奏演の右音クラリネ
    マーライ>、<チェロン>の各4投は確定として、更に美巧シグニの枚数を増やすために採用しました。
    終盤できちんと美巧を3面並べ、<激奏>の成功率を一定率確保することを考えると、美巧シグニは最低12枚欲しいところです。
    そこで採用したのが<クラリネ>ですが、「クロス持ちである」点がポイントです。

    例えば以下の盤面を想定します。

    盤面:<マーライ>、<チェロン>、<クラリネ

    ここで相手が<AMS>を立て、アタックしてきたとします。
    防御に<大盤><三焼>を使うのが手っ取り早いですが、アーツを使いたくない時、使えない時も存在するでしょう。
    そんな時でもアーツを使わずに守れるのが<クラリネ>の長所です。

    (1)相手が<マーライ>をアタックで除去
    (2)<AMS>効果で<クラリネ>をバニッシュし、1点通したい・・・ところですが、それはできません!

    ここで<チェロン>の隠された効果「あなたの【クロス】を持つ<>のシグニは対戦相手の効果によってはバニッシュされない。」が活きてきます。
    クラリネ>はクロス持ちなので、バニッシュ耐性を持つということですね。

    それならばと<チェロン>をバニッシュすると、<チェロン>効果で<マーライ>を出せば、<クラリネ>は相変わらず耐性持ち状態のままです。
    このように、<チェロン>の耐性付与を活かすべく、<クラリネ>を採用しています。

    ・・・とここまで長々と解説しましたが、正直実戦で使う機会は少ないです。
    アーツで守れば済みますし、何より「パワーダウンによるバニッシュは防げない」という弱点を抱えているからです。
    仮に相手が<ダイホウイカ>を立ててきた場合、パワーダウンで<クラリネ>をパワー0にされてしまうと、効果ではなくルール処理によって<クラリネ>がバニッシュされてしまいます。

    役割は限定的ながら、他の美巧シグニにはない役割があるため、<クラリネ>を優先的に採用しました。

    小炎フレイスロ一等兵
    出現時に手札1枚を下級フレイスロシグニに変換できます。
    除去持ちのウェポンは相手の除去を受けやすく、ウェポンシグニをひたすら除去されてしまうと、ウェポンシグニが3体揃わないリスクがあります。
    その場合に、<一等兵>を1枚抱えておくことで、同名をサーチしてウェポンシグニを3体揃えやすくなります。
    このデッキでは唯一といえるウェポンの回収手段であり、いざという時の保険になります。

    実戦の経過
    19弾発売の数日前からこのデッキの調整を進め、発売直後のチーム戦形式のWPS「らいだぁ杯」に満を持してこのデッキを持ち込みました。
    そう、あの遊々亭ブロガーのらいだぁさんが主宰する大会なのです!
    (※デュエマのブロガーです)

    世界大会制限でセレクター枠を担当しましたが、結果はどうなったのでしょうか・・・?

    1回戦2アン ×
    ミラーマッチは事前に懸念していた対面の1つでした。
    お互いライフを削り合い、相手1、こちら2とリードした状態で迎えたターン。
    相手は美巧3面で場を固めていましたが、アサシン2面でトドメを刺して勝ち・・・と思いきや、懸念が的中しました。

    トラッシュに、<リコダス>が居るよ~~~

    1面止められることが確定したため、決戦を諦めて相手にターンを渡しました。
    すると相手はこちらを1面除去し、残りの2面に美巧アサシンを付けてアタックしてきました。
    多元>1枚ではライフが1点分足りず、あえなく敗北しました・・・

    こちらが美巧2面+ウェポンという手抜き盤面を作ったことは敗因ですが、直前に<激奏>を外し、トップ4枚から美巧が見えずに盤面が並ばなかったので仕方ないです・・・

    2回戦カーニバル 〇
    gp
    しみずきさんが勝てないと匙を投げた相手ですが、この型ならまだチャンスはあります。
    序盤から相手の<タネガスペ>が冴え、順調に盤面を埋めつつサーバントできちっとガードされていました。
    結局相手ライフ3の状況から詰めに行ったのですが、戦い方はシンプルで、<轢断>で2点割った後に、美巧2面にアサシンを付けてアタックするというもの。
    龍滅連鎖>等、1点でも回復できるカードが入っていれば負けだっただけに、なかなか厳しいゲームでした。

    3回戦ウリス ×
    gp
    順調にライフを削り合い、お互いのライフが0となった時に迎えたターン。
    美巧を3面立てて鉄壁とし、<多元>を構えて鉄壁の布陣を築いたつもりでした。
    ターン開始前に相手のデッキは3枚という状況でしたが、ここから恐るべき動きを見せられました。

    (1)<フルフル>をトラッシュから回収
    (2)<アリトン>を回収し、ウリスコイン技で<アリトン>を投げ飛ばし、<フルフル>にチャーム付与
    (3)<パイモン>を回収し、出現時のチャーム付与効果を不使用にし、アタックフェイズ突入
    (4)バニッシュ耐性持ちの<フルフル>を除去できずに敗北

    2ドローで残り1枚となった相手のデッキですが、見事に維持されてしまいました。
    筆者は(3)で<パイモン>の出現時能力が発動任意であることをうっかりしていました。
    強制であれば、<パイモン>のチャーム付与でリフレッシュに突入し、<フルフル>の効果が消えてしまいます。

    4回戦タマ 〇
    gp
    普通に削り、頃合を見て<轢断>→アサシン2面でとどめ。
    アサシン<マーライ>が止まりづらく、有利対面と言えるでしょう。
    (結果)
    個人2勝2敗
    チーム2勝2敗で予選落ち

    貴重なセレクター枠で勝ち越せず、まさかの戦犯となってしまいました・・・

    しかし、話はこれで終わりません。
    大会の帰り道、負け試合を振り返り、何とか勝つ方法はないものかと考えました。
    その時、とあるアーツが頭に浮かびました。

    「あれがあれば、1点分守れたから負け盤面で耐えられたのではないか?」

    そしてそのアーツは、極めて2アンと相性が良かったことを、その翌日知ることになります。

    という訳で今回はここまでです。
    後編では差し替えたアーツの答え合わせと、新生2アンの戦績をご紹介する予定ですので、お楽しみに(^-^)/

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