最近<羅菌姫 インフル>とは関係なく、現実でインフルエンザが流行っているようですが、皆さんお元気でしょうか。
この時期の夜更かしは、健康的に良くないですよ。
と言いつつ、筆者がこの記事を書いているのは飲み会帰りだったりしますが。
しみずきさん、ウリューさんといった初期のブロガーさんと共に、遊々亭陣営で新年会をした帰りに記事を書くという暴挙に出ております。
筆者もほどほどに酔っており、デッキ案は頭の中にあるのに指先が動きませんw
筆者が都内在住のため、
- しみずきさん...地元へ帰還
- ウリューさん...ご実家へ帰還
- ねへ...徒歩で帰宅
という圧倒的アドバンテージを発揮する状況となっていますが・・・
ただ、後日正気に戻った時に記事を編集していて、「酔ってる割にはちゃんと書けてる」と感じました。
ピルルク
今回のテーマは「ピルルク」です。
年末年始にWBC等で勝てるようなLostorageデッキについて考えていたのですが、どうしてもピルルクがネックになってしまいます。
<APEX>等で流行っている正統派構築以外にも、<ロック・ユー>を絡めるショット型もあり、豊富なカードプールを活かした多彩な構築は本当に卑怯だと思ってしまいます。
なんで自分はピルルク使いじゃなかったんだろうか・・・?
なんて泣き言を言う前に、とりあえずピルルクで考えられる型を列挙しておきます。
りくさんが一番詳しいのでしょうが、型を整理する上でご参考になれば幸いです。
何が正統派なのかと言われると困りますが、フルハンデス&<MPP>で耐久力を高めつつ、じわじわと相手のライフを削る型を正統派と呼ぶことにします。
Lostorageレギュレーション下では<APEX>が使えず若干耐久力は落ちますが、それでも他のLostorageルリグに比べると高い耐久性を持ちます。
その中でも、下記3つのうちどれを主力にするかで構築が分かれそうです。
電機→元々のピルルクの十八番
水獣→超人気シグニ「<ダイホウイカ>」の地元
凶蟲→新規ピルルクの主力
<APEX>であれば電機軸に<ダイホウイカ>を積むのが主流でしたが、17弾のピルルクとの相性を考えると、凶蟲を軸にした型も考えられます。
まず《アロス・ピルルク N》の能力をおさらいしておきましょう。
LR アロス・ピルルク N |
カード種類:ルリグ カードタイプ:ピルルク 色:青 レベル:4 グロウコスト:青3 リミット:11 コイン:+3 |
【常】:このルリグはカード名に《アロス》を含むルリグにしかグロウできない。 |
凶蟲3枚捨てて1体バニッシュという能力をどこまで重視するかで分かれそうですね。
完全に無視して従来の構築を踏襲するか、凶蟲を少し入れてゲーム中1回程度使えるようにするか、凶蟲を大量投入して連発するか。
現状凶蟲で使えるシグニの種類は少ないので、3体捨ててバニッシュを完全に捨てるという構築もアリだと思っています。
<APEX>が抜けてアーツが1枠空くため、<ダークアート †M・G・T†>を投入することも考えられます。
<黒MGT>はアタックフェイズでの除去を主力とするママに非常に刺さります。
<MPP>とセットで立てればカンニングによる除去にも耐性が生まれます。
電機シグニの量や質を考えると、電機軸に<ダイホウイカ>を積んだ構築は相変わらず残るのかなと思います。
アロスピルルクの能力をフルに活用すべく、凶蟲を軸に構築した型も考えられます。
特に《幻蟲 §ユノハナ§》との相性が良く、アタック時除去で3体凶蟲を使えば「手札3枚以下」という条件を簡単に満たせます。
<オタガメ>を含め、手札から捨てることで効果を発揮するシグニが多いため、こちらもやはり<ダイホウイカ>が入りますw
現状使えそうな凶蟲の種類は少なく、下記位しか居ませんが、今後の新規情報次第ではもう少し増えるかもしれません。
C 幻蟲 §ヤゴ§ |
カード種類:シグニ カードタイプ:精生:凶蟲 色:黒 レベル:1 限定条件:- パワー:1000 |
【出】:カードを1枚引く。その後、手札を1枚捨てる。 |
<RFR>の互換が限定なしで登場しました。
序盤の手札交換は勿論、捨てられた凶蟲の能力を使うこともできます。
限定がないため、アイヤイで<ウォスラ>を捨ててエナチャといった使い方もできます。
限定のない手札交換といえば今まで<幻水 クマノミン>でしたが、こちらはドローするカードを確認した上で捨て札を選べる分、少し得です。
とりあえず1止めエルドラ用に4枚確保するか・・・
ちなみに蛇足になりますが、「§」は「セクション」と打てば変換できます。
《幻蟲 §ユノハナ§》
C 幻蟲 §ユノハナ§ |
カード種類:シグニ カードタイプ:精生:凶蟲 色:黒 レベル:2 限定条件:- パワー:3000 |
【自】:このカードが手札からトラッシュに置かれたとき、あなたの手札が3枚以下であなたの場に[凶蟲]のシグニがある場合、カードを1枚引く。 |
手札から捨てられた時、手札が3枚以下で自分の場に凶蟲シグニが居る場合に1ドローできます。
ピルルクの起動能力で減った手札を補給できるのは強いですね。
また、以下の手順を使えば、ドロー効果によりサメ連パンをサポートすることができます。
(場:<ダイホウイカ>、<アナベル>、Lv3以下の凶蟲1体/手札:ユノハナ/トラッシュ:<グレホザメ>)
(1)アタックフェイズ開始時に2ドロー
(2)凶蟲でアタック→<アナベル>でアタックし、バニッシュ時に<グレホザメ>を蘇生
(3)<ダイホウイカ>のアタック時に手札が3枚以下になるようユノハナ等を捨て、ドロー時に<サメ>効果で3体アップ
(4)3体でアタック
<ダイホウイカ>の能力だけで3枚ドローができるようになり、より連パンのパーツが揃えやすくなりましたね。
通常の凶蟲軸に<グレホザメ>と<アナベル>を追加するだけで組めるため、構築に取り込みやすい点は評価できます。
R 幻蟲 §サクラエ§ |
カード種類:シグニ カードタイプ:精生:凶蟲 色:黒 レベル:3 限定条件:- パワー:7000 |
【自】:このカードが手札からトラッシュに置かれたとき、あなたは[青]を支払ってもよい。そうした場合、このシグニをトラッシュから場に出す。 |
手札から捨てられた時に青1コストで蘇生する能力、トラッシュから出た時に相手の手札を見る能力の2つを持ちます。
蘇生と言えば<オタガメ>が代表格ですが、アロスピルルクはリミット11のため、リミットの関係でLv3しか場に出せない場合にはサクラエが居ると便利です。
手札を見る能力はおまけですが、アロスピルルクのピーピングを使うべきタイミングかを判断するのに役立ちます。

条件付きとはいえ、ダウンすることで1ドローすることができます。
簡単にアドバンテージを稼げる凶蟲は少ないため、凶蟲軸では必須パーツとなることでしょう。

最近買い取り価格が気分上々↑↑な<オタガメ>さんです。
筆者はオタガメループ用に4枚集めていましたが、まだの方は早めに集めておいた方が良いでしょう。
SR 大幻蟲 §スノセク§ |
カード種類:シグニ カードタイプ:精生:凶蟲 色:青 レベル:4 限定条件:ピルルク限定 パワー:10000 |
【自】:各ターンのアタックフェイズ開始時、あなたはカードを1枚引いてもよい。そうした場合、手札を1枚捨てる。 |
17弾のSRシグニで、クセのある能力を3つ持ちます。
1つ目は各ターンのアタックフェイズ時に1ドローした後に1枚手札を捨てるというもの。
2つ目は効果で自分のシグニが出る度に相手シグニをダウンさせるというもの。
相手のアタックフェイズまで維持できれば、手札を捨てて凶蟲シグニを出した上でダウン効果まで使えて強いですが、当然除去の標的になるでしょう。
3つ目は出現時に青1コストでトラッシュからLv3以下の凶蟲シグニを2体まで加え、その後手札を1枚捨てるというもの。
凶蟲シグニを手札に加え、そのまま捨てられるのは強いですが、出現時のタイミングで捨てて役立つ凶蟲シグニは多くありません。
総じて使用タイミングを選ぶ能力が多く、状況と噛み合うかによって強さが左右されそうです。
とはいえコンボ要素が強く、新規カード次第では更なる可能性を感じる1枚だと思います。
その他、オタガメの凍結効果を活かすという意味で、<コードアート I・Z・R・H>や<コードアート D・T・P>といった凍結状態を参照するシグニを入れても面白いかもしれません。
<コードアート B・E・C>は手札から捨てられた時に効果を発揮するため、凍結戦術をより強化することができます。
そんな枠があるかは知りませんが・・・
必殺<ロック・ユー>を使う構築です。
最近あまり見ないアーツのため忘れかけているかもしれませんが、基本的な事項として、繭の部屋の規制内容を理解しておきましょう。
・同時使用制限
<ロック・ユー>&<スピサル>→NG
<ロック・ユー>&<割裂>→NG
<スピサル>&<割裂>→OK
・枚数制限
<ロック・ユー>は1枚のみ
使う時は勿論、ショット型のピルルクを相手にする場合にも理解しておく必要があります。
割裂が見えたらロックユーは無い、ロックユーを1回使わせたら2発目は無いといった判断材料に使えます。
では具体的な構築の型の説明に移りましょう。
しみずきさんが昔記事にしていた型です。(参考:【WIXOSSデッキ】らいだぁ杯使用 シューティングピルルクver.SBH)
先攻フルハンデスは一度やってみたいです。
このままでも十分強いですが、可能なら最近のカードを取り入れて更なる強化を図りたいところ。
今なら<スズメダ>とかが入るか?と思ったら非LB枠は<バイジェ><ヘイケ><スカンダ>やら<クリシ>やらでいっぱいいっぱいですね。
サーバント&<TAP>に代わるLB要員が居れば良いのですが・・・
ベットにより少ないエナで防御ができるようになり、<龍滅>+<ロックユー>の詰めの精度が若干落ちましたが、それでも威力は健在です。
採用率が高そうなアーツだと<ネバーエンド>や<生生流転>辺りに注意です。
《霹靂閃炎》の登場により、<燐廻転生>を使いやすくなっています。
構築は大きく2通りが考えられます。
ST 霹靂閃炎 |
カード種類:アーツ コスト:赤3 色:赤 使用タイミング:メインフェイズ アタックフェイズ |
対戦相手のパワー15000以下のシグニ1体をバニッシュする。そうした場合、このカードをあなたのルリグの下に置く。 |
グロウダウンを織り交ぜ、低レベル帯のルリグにとどまることでグロウコストを節約し、<龍滅>+<燐廻>+<ロックユー>の8エナコンボを叩き込む構築。
多くのルリグ止めアーツは2エナ以上を要し、<龍滅>&<ロックユー>が決まれば<バインド・ウェポンズ>位しか防御手段がなくなり、高確率で勝利することが可能。
ライフ3点までは<集結する守護>を絡めて削る。
ノーパン気味でLv4へグロウし、<ロックユー>を絡めて一気にロングショットを仕掛ける型。
具体的には、ライフ6点の相手に3面要求+<燐廻>+<ロックユー>の攻めを仕掛け、万が一盤面を止められた場合でもトリプルクラッシュ×2を叩き込み、ライフを0にすることで次のターンの詰めに繋げる。
ハンデスを得意とするピルルクにおいてはルリグアタックを要求し続けることで詰め切れる可能性が高い。
《霹靂閃炎》は赤3コストとピルルクにとってはやや厳しいコストなので、色管理が重要となりそうですね。
後はエナの総量も不足しそうですし、燐廻に特化した構築になるでしょう。
<ブルーコードハート V・@・C>で<幻水 シャークランス>をアップし続け、スペルを連打してループを回す型です。
知り合いに使われたことがありますが、回りだすと余裕で2回目のリフレッシュに突入できるレベルで回りますw
デッキを回す中で<クリシ>を連打するため、フルハンデスは容易です。
相手の手札が多いようなら<V@C>の出現時能力で<SHOOTING>を拾って3ハンデスするという手もあります。
凄まじい勢いで手札が増えるため、ウェポン要素を絡め<弩砲 アヴェンジャー>から<ミカムネ>等を投げてライフクラッシュされることもあります。
ノーパンして先に4へグロウし、<アヴェンジャー>で盾を調整し、最後は<MPP>+<AMS>+<ウルバン>(<宝剣>ダブクラ付き)で<ロックユー>付きのロングショットを仕掛けます。
デッキの回転力は2ターン目以降も健在なので、仮に詰め損ねても<V@C>ループを再開して立て直すことは可能です。
盤面の除去力が乏しいことが難点でしたが、手札さえあればアロスピルルクの起動能力で除去が可能になっています。
いかがでしょうか?
Lostorageルリグで上記を全部相手にせなアカンのか・・・と思うと頭が痛くなります。
例えば先日ご紹介したボツリネス軸のナナシであれば、<PEEPING DECIDE>のハンデスが間に合わず、むしろピルルク側が大量ドロー&ハンデスを仕掛けてくる未来が見えます。
また、ママについても<黒MGT>やアロスピルルク起動でアタックを妨害されるとアーツの消費なく守られてしまいます。
何よりシューティング型に先攻5ハンデスを決められて立て直せるルリグは居るのか・・・?
とりあえず敵を知るという観点からこの記事を書きましたが、後は17弾で各ルリグが底上げ強化されることに期待ですね。
ではまた(^^)/